2012年01月29日(日)

Wed 111229 鼻が詰まって元気が出ない ダリの街・フィゲラ探訪(バルセロナ滞在記21)

テーマ:ブログ
 たかがブログと思うだろうが、さすがに超ベテラン講師・今井中納言クマ蔵は、ブログを「たかがブログ」などと考えたことは余りなくて、常に人前に出して恥ずかしくないように力作に力作を重ねている。
 読者諸君が思ってもみないような厳しい推敲を重ねているのもその一端であって、すでに更新1500回近くになる全ての記事において、アカラサマに手を抜いたことは「1度もない」と断言できるほどである。
 たまに3年前の記事を読むと、「おやま、ずいぶん張り切って書いてますな」とビックリしたりする。段落分けの少なさがその証拠で、19世紀や20世紀の文学全集を四苦八苦しながら読んでいるのと同じぐらいの硬派な努力がないと、当時の今井ブログは読みこなせない。
ダリ美術館1
(フィゲラ、ダリ美術館を訪れる)

 しかしさすがに病気のときは「お願いだ、今日ぐらいは手を抜かせてほしい」と絶叫したくなる。2010年11月、網膜剥離の手術をして1週間入院した時もそう。1年に1回キツイ風邪を引くのもこの10年の恒例で、まず喉が痛くなり次に熱が出て、ブルブル震えながらトイレで激しく嘔吐すると、ブログの手を抜くぐらいは勘弁してほしい。
 「アナタの風邪はどこから?」と綾瀬ナントカに尋ねられなくとも、「ワタシは喉から」であり、「常に喉から」であって、特に「インフルエンザでさえ、律儀に喉から」なのである。だから12月ぐらいから喉の具合には気をつけていて、寒い日に外出する時にはハチミツのキャンディを必ず1個口に放り込む。
 まあ、これは一種の職業病だ。今井君の職業は、口を開かなければ1円も入らないし、声が出なければ稼ぎは皆無である。もちろん「本を書く」という逃げ道はあるが、いろんな理由があって現在の今井君は本を書くことに余り熱意を感じない。ちょっと意外かもしれないが、あと2~3年待ってくれたまえ。
フィゲラ駅1
(フィゲラ駅 1)

 今年の風邪は、珍しいことに喉ではなく鼻からやってきた。青や銀のベンザではなく、黄色のベンザから入らなければならない。しかし諸君、そんなバカバカしいことを言っている場合じゃない。一昨日あたりから、鼻が詰まり放題に詰まって、物を食べるのも困難だ。
 鼻が詰まれば、階段をちょっと昇っただけで息切れがする。夜眠っていても「口呼吸」だから、口の中も喉の奥もカラカラに乾いてすぐに目が覚める。読書するにも、口を開けて呼吸に専念しなくてはならなくなると、読書のほうはほぼ完全に上の空になる。
 英語講師として恥ずかしいことにならないように、今井君は休みの日も最低1時間は音読に精を出す。音読するのは英語の他に、スペイン語、フランス語、イタリア語、ドイツ語など。最近はロシア語の音読も頑張っている。
フィゲラ駅2
(フィゲラ駅 2)

 しかし鼻が詰まっている時の音読は、何とも情けない。こんなにフゴフゴ音読するぐらいなら、フトンにくるまって寝ていたほうがいい。音読が何より好きなクマ蔵としては、「音読より寝ていたほうがマシ」などという発言は、ほとんど「人生がイヤになった」と言っているに等しい。
 そのぐらい激しく鼻が詰まっている中で書いたのが昨日のブログである。マドリードかマドリッドか、マドリーかマドリか、マdリかマdリθか。モンセラートかモンセラットか。「そんなの、どうでもいいだろ」と捨て台詞を吐くのはカンタンでも、これだけキツく鼻が詰まっている中で、クマ蔵はほとんど命がけであの記事を書いたのだ。
駅前の噴水
(フィゲラ駅前の噴水)

 トップアスリートがシノギを削るスポーツの世界となると、そういう話も冗談ではすまなくなる。NHKと新聞業界がコッソリ意地の張り合いになったりするのも、今井君は理解できる。
 ホンの4~5年前、1人のテニス選手をめぐって、本国の発音に忠実に「クライシュテルス」と呼ぶか、それとも国際化時代の英語帝国主義に屈して「クリスターズ」と呼ぶか、実は相当に激しい火花が散っていた。
 この火花の世界、新聞業界は「本国の発音に忠実」派。一方のNHKは英語帝国主義。さすが「英語で話さナイト」であって、もう20年以上昔のこと、新聞業界がこぞって「シュテファン・エドベリ」と呼んでいたサーブ&ボレーの貴公子を、NHKだけは意地でも「エドバーグ」で通していた。
 じゃあシュテファンはどうなったか、英語ふうにスティーブだったか、ということになると、鼻づまりに苦しむ今の今井君は記憶をハッキリさせることが出来ない。
 この問題は実に難しくて、どんなに英語帝国主義のNHKでも、「死と変容」のリヒャルト・シュトラウスをリチャード・ストロースと発音して「英語で話さナイト」とニヤニヤ笑う勇気はないのである。ま、鼻づまりのせいにして、早く寝るに越したことはない。
EROSKI
(フィゲラにもあったスーパー「エロスキー」。イトーヨーカドーとソックリのマークも楽しいが、何しろ「エロスキー」という発音がたまらない)

 バルセロナ滞在1週間目、バルセロネータの「海老大王」やAmbos Mundosにちょっぴり飽きてきた今井君は、ダリの街フィゲラスを訪れることにした。ダリが生まれたのもフィゲラス。生涯を閉じたのもフィゲラス。彼自身が建設に関わったダリ美術館もフィゲラスにある。
 フィゲラスの綴りはFigueres。スペイン語の発音ならフィゲレスなはずだが、どのガイドブックを見ても、カタカナ表記はフィゲラス。「現地の発音に忠実に」という原則は、なかなか守れないようだ。しかも、今井君が注意深く耳をすまして聞いてみると、現地のヒトの発音は「フィゲラ」。最後のsは発音しない。
長蛇の列
(バルセロナ・サンツ駅の長蛇の列。罵声も飛んでいた)

 フィゲラには、バルセロナ・サンツ駅から準急で1時間半である。特急Talgoも走っているが、何しろ本数が少ないから、30分に1本の準急MDに乗る。しかし諸君、新幹線や特急の乗車券ならVIP待遇でカンタンに買えるのに、MDとか各駅停車Rに乗るには、チケット売り場の長蛇の列に並ばなければならない。
 この長蛇の列、滅多なことでラチがあくと思ってはならない。ま、30分近くの余裕を見込んで並ばないと、チケットが買えた頃には、予定の電車はとっくの昔に出てしまっている。自動販売機も数台設置されているが、そっちは誰も並んでいない。なぜ並んでいないかと言えば、もちろん「そんなものを相手にしていたら、もっとラチがあかない」からであって、結局は我慢して最初から列に並ぶほうが早い。
ダリ美術館3
(ダリ美術館)

 並んでいるヒトビトの従順さは驚くべきものがあって、今井君が業を煮やして「こんなことならフィゲラ行きは諦めよう」と決意するころになってやっと、「何やってんだ」「早くしろよ」と罵声が飛びはじめる。確かに、やっとチケットを買えたのは、乗る予定のMDが1本も2本も出発した後だった。
 クマ蔵はダリには余り興味がないので、フィゲラはダリ美術館の外観を楽しむだけの目的で出かけた。美術館の中身は、一応ダリへの義理で見ただけである。義理チョコならぬ義理ダリであるが、まあそれも好みの問題だから許してもらうしかない。
ダリ美術館4
(義理ダリ)

 フィゲラの街もそうだったが、行きの電車も帰りの電車もいわゆる「変わった人」が多くて、品行方正なクマ中納言は1日中困惑が続いた。何しろ駅は暗いし、電車は落書きだらけだし、シートも黒ずんでいて、電車の中でのんびり昼寝というワケにもいかないのである。
 スペインの「変わった人」は、中年のオジサンが多い。帰りの電車の変わったオジサンは、すこぶる元気な声で1人会話を続けるヒトだった。彼は今井君の後ろにいて、元気な会話が続くワリに会話の相手の声が聞こえてこないのを不思議に思っていたら、彼は結局1人きり。フィゲラとバルセロナ・サンツの中間の駅で、実に元気に降りていった。

1E(Cd) 村田陽一:SOLID BRASS Ⅱ
2E(Cd) Norah Jones:COME AWAY WITH ME
3E(Cd) Jessica Simpson:IRRESISTABLE
4E(Cd) Sirinu:STUART AGE MUSIC
5E(Cd) Savall:ALFONS V EL MAGNANIM/EL CONCIONERO DE MONTECASSINO①
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