2012年01月08日(日)

Fri 111209 ラグビーと高度成長期 「の」の字の形の龍を描く(バルセロナ滞在記5)

テーマ:ブログ
 ついさっきまで、テレビでラグビー大学選手権決勝を眺めていた。大好きな早稲田は準々決勝で負けてしまったから、久しぶりに暢気なテレビ観戦になった。
 昨年は国立競技場の正面スタンドで絶叫していたし、3年前も早稲田の劣勢が伝えられる中、No.8豊田キャプテンの大活躍に酔っていた。ヒイキのチームが決勝に出ていなければ、こんなに気楽な午後の80分を過ごせるのだ。捨て鉢ながら、これもまたマコトに結構なことである。
 スタンドのガラガラぶりは、とても近い将来ワールドカップを開催する国とは思えない。呆れながら、実はガラガラにした責任の一端が自分にあることに気づかない。何故いつもの年のように国立競技場に出向かなかったのか、自分でも大いに反省すべきなのだ。
海岸風景
(バルセロナ海岸風景、マジョルカ行きフェリー港付近で)

 「展開ラグビーが見たい」「ボールを大きく動かす高速ラグビーが見たい」とか、キレイゴトを並べているけれども、実はヒイキのチームの敗戦が悔しいだけなのだ。新興チーム台頭がイヤで、早稲田・慶応・明治に同志社、ヒイキの伝統校を応援したいだけなら、ラグビーファンを名乗る資格はない。
 あれだけ批判され、観客席をガラガラにした責任さえ問われかねないFW一辺倒の戦い方を、最後まで貫いた監督・選手とも、とりあえずは称賛に値すると信じる。
「大男たちが這いつくばってモゴモゴうごめいているだけ」
「結局は外国人留学生の身長と体重で決まり」
「つまらない。体重の重いモン勝ちじゃん」
と文句を言うのは、要するに弱虫の遠吠えに過ぎない。
 ならばその「大男のモゴモゴ」を打ち破る戦略なり戦術なりを、シロートの我々も考え抜き、居酒屋で、パブで、飯を食い&酒を酌み交わしながら語り合おうではないか。ワールドカップ開催が迫る中、小学生のころからラグビーを見続けたシロート代表・今井君の役割はそこにある。
 国民&シロートみんなで「いったいどう戦えば留学生を封じ込めるか」「身体の大きさの違いをどう克服するか」を真剣に議論し合う。そこにしか、世界で勝てる戦略&戦術は生まれてこないのだ。
エビ大王
(バルセロナ海岸に出現したエビ大王)

 そうはいうものの、何だか寂しくなった。午後4時、バルセロナ滞在記を書きながら、何かの拍子にふと「バルセロナ♡バルセロナ」と口ずさんでみたのも、おそらく感傷のせいなのだ。松任谷由実「地中海の感傷」冒頭部分である。
 ググッて見ると、1978年発売のアルバム「紅雀」に収録された一曲。おお、今井君がまだラジオの深夜放送にかじりついていた、暢気なオコチャマ時代である。早稲田は大西鉄之助の展開ラグビー全盛期。SOのイケメン本城、バックスに吉野&津布久、ボールはいくらでも動き回った。
 ラグビー人気も全盛。早慶戦や早明戦のチケットは、滅多なことでは手に入らないプラチナ・チケットだった。同じ松任谷由実の「NO SIDE」がヒットしたのが(これもググッてみると)1984年。同じアルバムに「BLIZZARD」が入っていて、なるほど高度成長期とラグビー人気&スキーブームはピッタリ重なっていたのだ。
背面図
(エビ大王・背面図)

 で、「バルセロナ♡バルセロナ」であるが、冒頭部分しか知らないので、早速YouTubeで確認。懐かしさに涙が流れるとともに、たちまちYouTube三昧になってしまった。画面に次々に現れた曲は、
 ① 柴田まゆみ「白いページの中に」
 ② 門あさ美「ファッシネーション」
 ③ 丸山圭子「どうぞこのまま。」
若い諸君、勉強の手をちょっとだけ休めて、この3曲+松任谷由実「NO SIDE」「BLIZZARD」「地中海の感傷」を聞いてみたまえ。他のどんな資料や史料より、高度成長期の本質が体感できると信じる。
オブジェ
(海岸には他にもさまざまなオブジェが立つ)

 さて、読者諸兄はすでに気づいていると思うが、今回の「バルセロナ滞在記」は、これまで今井君が書いてきた数々の旅行記とは趣を異にしている。
 リシュボア紀行の時も、ギリシャ紀行の時も、プラハやブダペスト滞在を書いた東欧3都市旅行記の時も、今井君は「編年体」「日記体」が好き。出来るかぎり「○月△日、クマ蔵は…」という形式で整然と書きたいのである。
 しかしバルセロナについては、あえて日記的編年体を避けて書き出した。何しろ相手はバルセロナ。ミロとダリと、ピカソとガウディの街である。「整然と」というKUSO-MAJIMEな姿勢で書ききれる相手ではない。
 垂直に交わる直線は、有毒な時間の溶液に溶けて歪曲される。永遠に交わらないはずの平行な2本の直線が、マジメな人間をあざ笑うようにクネクネ捩れながら何度でも交わってみせる。ならば、この街の記憶を語る今井君自身も、記憶をある程度デフォルメして見せなければならない。
もう一度コロン
(もう1度、コロン君。諸君、空の青さに感激したまえ)

 そこで今井君は、バルセロナの街の真ん中「カタルーニャ広場」にまず筆を下ろし、いったんランブラス通りを一気に南下して右折する。そこから筆は一気に円を描いて、時計回りに街をグルリと一周する。つまり、バルセロナの街に大きな「の」の字を描いてみせようという、めでたいお正月の「書き初め的戦術」である。
 「よく理解できない」というキミは、本屋に走って「地球の歩き方 スペイン」を買ってくるか、ググってバルセロナの地図をダウンロードするかして、今井君の企画がチャンと「の」の字を描くかどうか、確認したまえ。
 昨日までの4回で、「カタルーニャ広場から海岸に向かってランブラス通りを一気に南下」の部分は終わっている。「ここで右折。時計回りにグルリと円を描く」がここから始まる。つまり、①モンジュイックの丘とミロ美術館 → ②グエル公園 → ③サグラダ・ファミリア → ④バルセロネータ。
 「の」の字がしっかり書けた時点で、「画龍点睛」という感じで中心部の「カサ・バトリョ」「カサ・ミラ」「サンジュセップ市場」を書く予定。だって諸君、今年は辰年だ。書き初め代わりのバルセロナ滞在記が、「画龍」=つまり龍の絵を描くことになるのは、当然ではないか。

1E(Cd) Jan Garbarek:IN PRAISE OF DREAMS
2E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART/46 SYMPHONIEN④
3E(Cd) Corboz & Lausanne:VIVALDI/GLOLIA KYRIE CREDO
4E(Rc) Dorati & Detroit:STRAVINSKY/THE RITE OF SPRING
5E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART/46 SYMPHONIEN⑧
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