2012年01月06日(金)

Wed 111207 ランブラス通りを南下する1 語学教師のバカ話(バルセロナ滞在記3)

テーマ:ブログ
 2010年夏、バルセロナの今井君が「山盛り治安情報」を何となく恐れながら第1歩を踏み出したのは、バルセロナ一番の目抜き通り「ランブラス通り」である。旅行用のスペイン語暗記例文集にもたびたび登場するぐらいだから、バルセロナ旅行者でこの通りを知らない者はない。
 ただし、暗記例文集への登場の仕方は、あまり芳しいものでないことも多い。
「ランブラス通りでパスポートを失くしました」
「ランブラス通りで強盗に財布を奪われました」
「ランブラス通りで購入した時計がすぐに故障してしまった」
「強盗は5~6人の男でした」
「助けて!! ドロボー!! あの男を捕まえて!!」
「近寄らないでください!! 興味ありません」
の類いの例文が次々に出てくれば、カヨワイ旅行者の足はすくむ。
ランブラス
(バルセロナ、ランブラス通り)

 もっとも、「助けて!!」「ドロボー!!」の類いをホントにスペイン語で叫ぶかどうか、暗記例文集の編集者はもう少し冷静に考えたほうがよくはないだろうか。そういう時は日本語で十分、英語なら十分すぎるぐらいである。
 そういう本には余計なバカ話やウンチクも多い。例えば、手許にあるガイドブックには「アルハンブラは、スペイン語ではhを発音しないので『アランブラ』になります。アルハンブラでは通じないこともあるので、ご用心を」とあるが、諸君、アルハンブラで通じないことなんか、まず考えられない。「ご用心を」でも何でもないのだ。
 例えば山手線に乗っているキミの肩を、笑顔の欧米人旅行者が親しげにポンとたたき、
「すみませーん、イカボクロに行きたいんですケド…」
「あのー、おばあちゃんに人気の、スゲモってまだですか?」
「スンジュークに着いたら、教えてくれませんか?」
「シビーヤまで、あと何駅ですか?」
と尋ねたとする。もちろん池袋に巣鴨に新宿に渋谷である。それをイカボクロと発音したところで「イカボクロ? 知りませんね。イカにホクロなんか、あるわけないでしょ?」と言い返す、異様に意地悪な日本人が存在するだろうか。
メリディアン
(2週間連泊したル・メリディアン・バルセロナ)

 前にも書いたことがあるが、
「南欧でメニューのことはカルタと言います。メニューと言うと定食の意味。うっかり『メニューください』と言うと定食が出てきてたいへんなことになります」
みたいなバカ話も、いまだに語学教師の口から語られている。
 諸君、そんな珍奇な事件なんか決して起こらない。「メニューください」と言えばメニューがチャンと出てくる。万が一非常識に意地悪なウェイターが
「メニューって、定食のことです。アナタが定食と言ったから、定食を持ってきました」
と言い張るなら、別に困ることはない。目の前に出されたその「定食」なるものを、黙ってムシャムシャ食べてしまえばいい。決して「たいへんなこと」になんかならないのだ。
サンジュセップ
(バルセロナ、ホテル近くのサンジュセップ市場)

 さて、閑話休題。空港からのバスが到着するのがカタルーニャ広場である。ここが北の端の出発点で、ランブラス通りはほぼ真南の港に向かって緩い下り坂をどこまでも降りていく。
 坂を降りはじめてすぐ、右手に見えてくるのが2週間連泊したル・メリディアン。メリディアンにはフランクフルトでもお世話になったが、今井君の発音が悪いのか、このフランス語のホテル名がタクシードライバーに1発では通じない。
 そもそも、フランス語の冠詞「ル」が運転手からみて予想外なのだ。向こうは「お、日本人だ。英語でくるぞ」と身構えている。そこへ「ル」で来られたのでは、相手だって度肝をぬかれてしまう。
 ちょっと押し問答があって、「仕方ない、ここはスペインだ。思いっきり巻き舌で行っちゃおう」と覚悟を決める。こうなれば、もう「LとRの区別が大切です」も何もない。
「rrrルrrr、メrrrリrrrディアン, ポルrrrファボールrrr」
スペインに到着してすぐの頃は、このぐらい思いきって巻き舌にする。「ご用心」なんかどうでもいいから、ひと昔前の電話になったつもりで、ひたすらRRRRRRR♡、もう一つオマケにRRRRRRR♨、気取りなんかサッサと捨たほうが、よりスムーズに快適スペイン生活が始まる。
たまご
(市場のタマゴ屋。ズラリと並んだタマゴが壮観である)

 ホテルを出て2ブロック南下すると、右側に「サンジュセップ市場」がある。Mac君の変換は何を隠そう「傘寿節婦市場」。傘寿とは80歳のこと。節婦とは「ミサオが正しく行動がしっかりした女性」。
 Mac君の頭の中では、サンジュセップが「今や80歳、ミサオが正しく行動がしっかりした女性」と解釈される。おそろしや&おそろしや。あんまりその辺で出会いたくない、なかなか物凄いバーチャンであるね。
 それが市場の名前であるとすると入り込むのに2の足を踏むが、サンジュセップ市場については近いうちにキチンと1章をもうけて、写真もたくさん掲載しながら詳述しようと思う。ヨーロッパの他の街の市場とはハッキリ異質、カットフルーツとフルーツジュースがズラリと並べられた、いかにもリゾート風な風景が面白かった。

1E(Cd) Weather Report:HEAVY WEATHER
2E(Cd) Jan Garbarek:IN PRAISE OF DREAMS
3E(Cd) Kenny Dorham:QUIET KENNY
4E(Cd) Jan Garbarek:IN PRAISE OF DREAMS
5E(Cd) Jan Garbarek:IN PRAISE OF DREAMS
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