2012年01月02日(月)

Fri 111202 初夢 ラグビーがつまらない アテネの夜の泥酔グマ(ギリシャ紀行39)

テーマ:ブログ
 さて、新しい年も無事に明け、たいへん穏やかなお正月で、たいへんおめでたい。あんまりおめでたいので、クマ蔵どんはそのおめでたさを祝おうと、1月1日は遠慮なくたっぷりお酒を楽しみ、ところかまわず惰眠を貪り、枕にだらしなくヨダレを垂らしながら初夢を楽しんだ。
 その初夢の中で、何故かクマ蔵はたくさんの生徒を前に数学の授業を試み、授業は見事に成功して拍手喝采を浴びた。「こりゃ、英語の授業より数学の授業のほうが達成感が大きいな」と仲間どうし祝杯をあげたところで目が覚めた。
 1月2日、時計は13時14分。元日の夜から2日早朝にかけてみた夢を初夢と呼ぶが、だらしないクマ蔵の初夢は半日ほど後ろにずれ込んだことになる。1日23時から2日2時半まで、酒臭い息をニャゴに吐きかけながらソファでゴロ寝していたから、もしかすると真の初夢はソファの上で見ちゃったのかもしれない。しかしその部分の記憶は一切ないから、今年の初夢は「数学の授業大成功」ということにしていいだろう。
深夜の衛兵1
(アテネ・シンタグマ広場、深夜の衛兵交代 1)

 あんまり寝すぎると、目が覚めてもしばらく呆然としているしかない。肉体的にも「起きているって、どういうことだっけ?」という記憶が戻らないし、あまりにダラしなく寝坊した自分への反省から、精神的にも打撃が大きいのである。
 でもまあ、こういうのもあながち悪いことではない。年が明けた途端に「今年こそは!!」と鼻息荒く猛ダッシュなんかすれば、今頃は早くも今年最初の挫折に打ちひしがれ、「仕方ない。もう一度書き初めして、スタートし直そう」などということになりかねない。2012年1月2日、今井君はまだ今年一度も挫折していない。
深夜の衛兵2
(アテネ・シンタグマ広場、深夜の衛兵交代 2)

 目が覚めて、呆然としたまま「ラグビー大学選手権・準決勝」の2試合を眺めて、余りのつまらなさに愕然とする。今年もまた何度も何度もいろいろなことに愕然とするだろうが、まぎれもない「今年の初愕然」である。
 まず、観客が少なすぎる。準決勝でこんなにガラガラな国立競技場は初めてミタ。「見た」を「ミタ」と書くのは、昨年暮れからの流行だから、許してくれたまえ。こんなガラガラは、最近あまりミタことがない。大予備校の春期講習で、「300人の大教室に30人」という愕然とすべきガラガラはよくミタが、大学選手権準決勝はいつも満員。大歓声にプレーする選手同士の意思疎通が出来ないほどなのだ。
 しかも、ゲームがFW一辺倒でつまらないことこの上ない。ボールはまるで動かず、ダンゴになった大男たちが10人以上地べたに横たわって、クンズホグレツを延々と繰り返すばかり。最後はひときわデカイ肉体の「留学生」が力ずくでトライを奪う。シャープなプレーなんか、期待するほうが間違っている。
 こんなにワクワクしない試合が2試合連続したのでは、ファンが著しく減少し、国立競技場がガラガラで、せっかく入場料を払った観客が途中からゾロゾロ帰りはじめるのも当然とミタ。日本代表の半分がカタカナ名前の外人部隊じゃ、日本からこのスポーツ自体が消えてしまうのも、もう時間の問題とミタ。おや、しつこいです?
 余りのことに、クマ蔵も憤然とテレビを消して、風呂に飛び込んだ。今年もクマ蔵は「長風呂大王宣言」をしたい。自分の惰眠のダラしなさとラグビーのダラしなさに憤然としながら、文学全集の1冊をフタの上に広げ、2時間の超長風呂を満喫した。
ポップコーン屋1
(アテネのポップコーン屋)

ポップコーン屋2
(これで「ポップコーン」である)

 「ふえー♨」「ふえー、天国&天国♨」と奇声を発しながら、缶ビール1本を一息で飲み干し、ようやく人心地ついてラグビーへの憤懣を忘れ、今年の初ブログ更新を思い立った。諸君、今井君はブログ上のクマ蔵を、ギリシャ旅行最終盤、プラカ地区「アレカの店」でワイン2500ml飲み干してフラフラになったところで、年を越して置き去りにしておいたのである。
 さすがのクマ蔵でも「2時間でワイン2500ml」は許容限度を超えていたらしい。「らしい」などというのがそもそもゴマカシなので、今井君みたいな超ベテランになれば、飲む前から「これは明らかに限度超え」だと分かっている。
 分かっていて限度を超えたら、超えたことの責任も自分で背負わなければならない。そこまでハッキリ意識しながら、それでも「今日は限度超えもいいかな」と判断する。ベテランとは、そういうものである。
 だから、潔く白状すると、あの日あの後の記憶がほとんどない。気がつくとアレカの店を出ていたし、気がつくとプラカ地区からホテルに向かう暗い坂道を歩いていたし、気がつくとシンタグマ広場の暗がりで開かれていた政治集会のど真ん中に立っていた。「記憶がない」とは、そういう一瞬一瞬のイメージが画像として残っていても、その正確なつながりがつかないということである。
アテネのくまどん
(深夜の国会前で自分撮り。この段階で記憶がない)

 政治集会は、100名規模のものもあれば、20人か30人の規模の小さいものもある。発言の意志ある者はマイクの前に列を作って、自らの窮状を訴え、仲間たちの窮状と決意を吐露し、やがて全員でシュプレヒコールを始める。
 シュプレヒコールになると、「プロのアジテーター」「煽動屋」が前面に出てくる。ギリシャのシュプレヒコールには「3・3・5」の独特なリズムがある。片手のコブシを天に向かって突き上げながら、
「かきく、くけこ、さしすせそ!!」
「たちつ、つてと、なにぬねの!!」
「はひふ、ふへほ、まみむめも!!」
と叫ぶわけだ。
小暴動のひとびと
(小暴動の人々)

 今井君はプロの煽動屋は好きではないが、マコトに真剣に国の将来を憂い、マコトに真剣に同志の連帯を訴え、マコトに真剣に自らの窮状を訴える市民の表情に感動してしまった。鳥肌の立つような高揚した気持ちで「これは、彼ら彼女らの討論に参加するしかない」と思いつめ、「訴える者の列」に並ぼうと何度も決意しては、迷い、逡巡し、悩んだ。
 ギリシャ語はもちろん話せないが、単純な第3文型と第2文型に徹し、修飾語を可能なかぎり排したリズミカルな英語なら、ギリシャ人の多くが賛同してくれそうな気がした。
「SVO、SVC、SVOMM!!」
3・3・5のリズムなら、こうしてカンタンにマネできるわけだ。しかし、どうしても逡巡から抜け出せない。リズムは出来ても、話すべき内容がないし、話すのに不可欠の自分の立ち位置が確保できないのだ。立ち位置とは? もちろん「主張」「テーマ」「立場」のことである。
 逡巡を繰り返すうちに、酔いが回った。何しろ「2時間で2500ml」の酔いである。この大ベテランを、自省心と記憶をなくすほど酔わせた酔いである。強烈な酔いは、無思慮で無謀な行動に逆にしっかりブレーキをかけてくれた。
ホテルから
(翌朝、最終日も朝から炎暑のホテル前)

 こうして「気がつくと寝床の中の穏やかな朝」「つらい二日酔いの真っただ中」。要するに、ごく普通の日本の中年オジサンと同じ平和な朝を迎えていた。明後日は帰国だから、アテネで過ごす最終日がこうして平穏に明けた。

1E(Cd) Bill Evans & Jim Hall:INTERMODULATION
2E(Cd) John Dankworth:MOVIES ’N’ ME
3E(Cd) Duke Ellington: THE ELLINGTON SUITES
4E(Cd) Rubinstein:CHOPIN/MAZURKAS①
5E(Cd) Rubinstein:CHOPIN/MAZURKAS②
total m10 y1646 d7603
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