2011年12月01日(木)

Mon 111107 「サントリーニ明日出発」の計画を後悔 灼熱の1日へ(ギリシャ紀行25)

テーマ:ブログ
 9月1日、サントリーニ・イアのKATIKIESで目覚めたクマどんとしては、「何でここにもう3~4泊の予定にしなかったんだろう」と、マコトに後悔しきりである。だって、ついついケチってしまい、サントリーニはたった2泊で去らなければならない。ということは、明日朝にはもうチェックアウトなのである。
 クマ蔵の海外旅行の基本は、あくまで「何もしない」であるから、あっちからこっちへの移動も、できるだけしないように気をつける。理想は、同じ都市の同じホテルに2週間ずっと滞在して、ずっと何もしないでいることである。
サントリーニ南
(そろそろ炎暑の始まったイアの街、南方向。海の青さを見よ)

 何より煩わしいのはスーツケースの荷解きと荷造りであって、たった2都市間の移動でも、荷解きと荷造りに合計3時間もかかったのでは、バカバカしいにもほどがある。2009年5月のフランクフルト、2010年5月のリスボンや9月のバルセロナ滞在は、その意味では理想的であった。
 逆に、2009年のアイルランド&スコットランド旅行は「移動だらけ」の失敗作。今回のギリシャ旅行も、ミコノスの下降線ぶりとサントリーニの躍進を知らなかったとはいえ、うにゃにゃ、「サントリーニにたった2泊」は、かえすがえすも大失敗であった。
 「一都市にたった2泊」というのは、2005年早春にヨーロッパ40日大周遊を敢行したときの、ジェノバ以来のことである。ローマから列車で7時間かかって到着したジェノバでは、地元のヒトしか行かないレストランで思わぬ歓待を受け、今もなお記憶に留まる素晴らしい滞在になった。
サントリーニ北
(炎暑の始まったイアの街、北方向。やはり海の青さを見よ)

 「ホテル代が高すぎて、サントリーニにもう3~4泊していたら、今井君の薄っぺらい財布がカラッポになってしまいそうだ」と一昨日書いたけれども、ならばミコノスを完全にパスしてでも、サントリーニをせめてもう2泊増やすべきだった。昨日荷解きをして、今日の夜にはもう荷造りだなんて、信じがたい時間の浪費である。
町の風景
(灼熱のイア、全景。空の青さを見よ)

 だからこそ、9月1日朝の今井君は、真っ青な朝の海の風景を眺めながら、「近いうちにもう1度、サントリーニに来よう」と決意していたのだ。7月8月がシーズンのピークでホテル代が高騰するとすれば、5月はどうか。6月はどうか。9月末から10月上旬はどうだろうか。
 ミスマッチな2カ所を組み合わせるのもいい。前半1週間をイタリアのコモ湖かマッジョーレ湖、残り1週間をサントリーニ。真夏の昼間の炎暑は耐えがたいから、秋のはじめのリゾートに漂う寂しい気分がイヤならば、5月6月あたりが最高かもしれない。いや、ヘミングウェイみたいに、あえて「秋の初めのリゾートの寂寥感」を味わいにいくのも悪くない。
フィラ
(遠い断崖の上に、白くフィラの街が見える)

 朝9時のプールサイドでは、欧米人たちが早くも激しい場所取り合戦を始めた。まず中年男子が現れて、デッキチェアにペーパーバックスや雑誌を置くか、マイタオルを広げて、「ここは俺たちの縄張りだ」と主張する。彼が30分ほど待つうちに、彼女なり家族なりがアクビしながらノコノコ現れ、「何だ、こんな場所か」と、不満そうに身を横たえる。
 男子はiPadいじり、彼女や家族は分厚い本か雑誌、それが欧米人の定番のようである。せっかく目の前にサントリーニの素晴らしい風景が広がっているのに、何を好き好んでiPadの画面やくだらん雑誌記事に没頭するのかよくわからないが、とにかく欧米人は物を読むのが大好きだ。
看板
(近所の雑貨屋。アイスクリームの顔が憎々しい)

 クマさんとしては、珍しく朝食を食べながらも、ひたすら海の風景を眺めつつ、彼ら欧米人の趣味がフシギでならない。高い崖の上だから波の音は聞こえないが、こんな素晴らしい朝の太陽の下で、何で読書なんだ? 何でここと別の世界に没頭できるんだ?
 もっとも、「だって、オメエだって、メダマ焼き食ってんじゃねえかよ」「パンを咀嚼してるじゃねえかよ」とツッコミを入れられれば一言もないので、確かにあの朝のクマどんは、サントリーニの朝のメダマ焼きの旨さに夢中になっていた。
いぬさん1

いぬさん2
(灼熱の太陽にアキラメ顔のイヌさんたち)

 朝10時、何もかも燃えあがるような炎暑がそろそろ始まった。たった2日しか滞在できないワケだから、今井君はいつもの基本方針を忘れて、サントリーニの迷路の街を散策しに出かけることにした。
 路上のイヌたちは、すでに全てをあきらめて気力なく横たわり、日陰を探す努力さえ放棄したようだ。「もしかして、甲羅干し?」と尋ねたくなるほど、あえて日なた中の日なたに寝転がって、突き刺すような日光を全身に集めているイヌもいる。虫眼鏡のレンズをかざせば、すぐにもケムリを上げて燃え上がりそうである。
いぬさん3
(階段をマクラに昼寝するイヌさん)

 午後1時、あまりの灼熱に耐えがたくなったクマどんは、まずアイスクリーム屋でピスタチオのアイスを1個購入、近くの教会の木陰に腰掛けて一息ついた。
 ヨーロッパの街で日本人が暢気にこんなことをしていれば、「小銭くれないか?」というヒトたちが目ざとく見つけて近づいてくる。ギリシャやポルトガルみたいな危機の国に限らない。ドイツでもフランスでもイタリアでも同じことである。
小さな教会1
(小さな教会 1)

 相手がコトバが分からないと困るのだろう、最近は几帳面に切り取った紙片を準備している。紙片にはキレイな文字で短文が書かれている。その文面は、
「コドモが3人いて、住む家も職もない。アナタが邪魔だと思っている小銭を私にくれれば、その小銭が私たちを救うことになる」
が基本。それが若い女子なら「コドモが3人」の部分を「弟が3人」のバリエーションもある。イタリアの場合、その紙片に小さい景品がつくことがある。綺麗にラップされた景品は、ケータイのストラップみたいな物が多い。紙片には、イタリア語ばかりか英語版もあって、何だか「至れり尽くせり」の感がある。
小さな教会2
(小さな教会 2)

 サントリーニでは、こういうヒトビトも見かけない。ヨーロッパとしてはこれまた画期的なことであって、ここを開発し管理している不動産&観光業者か、地元の商店会のヒトたちが徹底的に気を配りながら、ディズニー的な夢のリゾートの雰囲気を決して崩さないように努力を続けている証拠である。
小さなレストラン
(小さなタベルナで。遠い断崖の上に白いフィラの街。欧米女性のたくましい腕も真っ赤に焼けている)

 午後2時、それでも灼熱の陽光に耐えきれなくなった今井君は、タベルナに入って軽い昼食をとることにした。ホントは、我慢しておくべきだったのだ。このあと17時には、昨日見つけておいた夕陽スポットのタベルナに入って、3時間飲み食いしながら夕陽を堪能しなければならない。
 17時から3時間ぶっ続けで飲食しなければならないのに、14時の段階で何かお腹に入れてしまうのは、あまり好ましくないだろう。中学生男子だった数百年前の今井君なら、午後3時にラーメン大盛りを食べても、5時にはもうお腹が空いて、6時にはドンブリ飯を4杯も5杯も平らげたものだ。しかし今や、年齢数百歳の老いたクマさんは、すっかり小食になっている。
ナポリタン
(注文したスパゲッティ。昭和食堂の見本風に撮ってみた)

 しかも、注文したパスタは、写真のようなシロモノ。20年昔の早稲田大隈通りの食堂でだって、こういうレトロなスパゲッティにはなかなかお目にかからなかった。まさに昭和ニッポン独特の「ナポリタン」である。「懐かしさに胸躍る」みたいな、おかしな感激があった。

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