2011年11月29日(火)

Fri 111104 ウニのトゲが痛い 少し惨めな気分でミコノスを後にする(ギリシャ紀行22)

テーマ:ブログ
 不用意にウニを鷲づかみにした自分の乱暴さを深く後悔するうちに、8月30日の夜は更けていった。対岸のオルノスビーチではいつもに輪をかけた激しいパーティーが続き、大音量ハードロックと喚声&嬌声が静まったのは、午前3時を過ぎた頃だった。
 午前3時にパーティーが終われば、そこからホテルに帰ってくる連中がいるわけで、午前3時半頃から今度はホテルでバカ騒ぎが始まる。ホテル中の多くがSASA'モドキなワケだし、SASA'やFREE SPIRIT の後継者になるべくウズウズしているようなヒトも少なくないのだ。
 そういう島の奥に、知らずに来てしまったクマ蔵が悪いのであって、こんなところで怒り心頭に発してフロントにネジこんだりしても、「知らないでノコノコやってきたアナタが悪いんです」と言い返されて終わりに決まっている。スゴスゴ引き下がる屈辱を味わうぐらいなら、最初から泣き寝入りしたほうがマシだ。
ビーチ
(ウニに刺された夕暮れのビーチ)

 この辺の惨めさを象徴するのが、昨日夕暮れにムラサキウニに刺された右手中指の痛みである。無理やり、力ずくでウニを岩場から引っ張りだそうとして、ツメと肉の間あたりに深くトゲを刺されてしまった。
 強いOuzoが残っていたから、まずそれでアルコール消毒を試みた。何度も強く吸ってみたが、トゲにはおそらく夥しい数の「カエシ」がついていて、ちょっとやそっと吸引されたぐらいで、スポリと抜けたりするヤワなものではない。
 傷口からは不気味な紫の色素が覗いて、「そのうち、もっと痛くなるよ」「どんどん、どんどん、痛くなるよ」と、どろどろイヤな予告を吐きかけてくる。「ウニさんを虐めようとした、当然の報いだよ」「この痛みで、当分パソコンなんかいじれなくなるよ」と言うのである。
 今井君はPC音痴だから、キーボードのたたき方も極めて不器用であって、両手の5本指を全部使ってブラインドタッチなんか出来ないのだ。主に使うのは、右手と左手の中指と人差し指である。
 タマに薬指も登場するが、まあ要するに変則も「ここに極まれり」な感じのキーボード操作である。ここまで不器用な打ち方で、3年半にわたって連日こんな長文のブログをアップしてきたこと自体が、自分でも奇跡的に思える。
最終日のKIVOTOS
(ミコノス最終日、KIVOTOSからオルノスビーチを望む)

 だから、右手中指の故障は余りに痛い。ブログを更新しようとしてキーを打ち続けていると、トゲが骨に向かって垂直方向の力を受ける。何のことはない、トゲをハンマーでガンガン指に打ちつけているのに等しい。まさに拷問である。
 Ouzoによるアルコール消毒も効かないし、「酸でトゲは溶けますよ」というネット情報による民間療法も、どうやら全く効き目がない。
 今井君にとっての特効薬は、お腹は「正露丸」、痛みは「ナロンエース」、皮膚関係はすべて「ムヒ」。この3つがあれば、世界中どこでも生きていける。この夜は、ムヒをタップリ傷口に盛り、その上からバンドエイド2枚を貼り付けて痛みに耐えた。「耐えた」どころではない。立派にブログ1本更新しのだから、まさに驚きである。
KIVITOSのお向かい
(最終日、KIVOTOS向かいのホテルを眺めつつタクシーを待つ)

 翌日午前、フロントからヤタラにしつこく電話がかかってくる。「タクシーを予約しましょうか?」「予約するのが無難です」「何で予約しないんですか」「予約しないとタクシーを保証できませんよ」「あなたのフライトは何時なんですか?」というのである。
 余りにしつこいので「アナタが何を言っているのか、理解できない」「だって、昨日も、一昨日も、直前にお願いしたら10分でタクシーは来たじゃないか」「何で今日だけそんなにしつこいんだ?」と反論。するとフロントも態度を硬化させて、「それなら、好きなようにしたらいいでしょ」みたいなことを言い捨てて、電話はプツリと切れた。
店番中のネコ
(店番中のネコに挨拶する)

 指もズキズキするし、寝不足だし、惨めな気分でKIVOTOSをチェックアウトすることになった。さっきの電話のせいでご機嫌の悪いフロントに、知らんぷりでタクシーをお願いすると、15分ほどでいつものタクシーがやってきた。
 「空港へ行くもんだ」と決めて走ってきた運転手に、「飛行機ではなく、サントリーニ行きの船に乗るんです。南バスターミナル近くのタクシースタンドまで行ってください」と告げると、これまたご機嫌が悪くなって、無言で急発進。おお、こんなんじゃ、ミコノスの評判は遅かれ早かれ地に落ちるような予感がする。
最終日のヨルゴ
(ヨルゴの店から、穏やかな港の風景を望む)

 あんまり惨めな出発をするのはイヤだから、船の時間まで「ヨルゴの店」で時間をつぶすことにする。巨大なスーツケースを引きずっているから、申し訳ない気がしたけれども、早速「ちょっと、ちょっと!!」と声をかけてくれて、スーツケースも巧みに隠してくれた。
 ミコノス最後のイカとヒツジをかじり、またまたMythosと白ワインをグビグビ飲み干して、壊れかけていたクマ蔵のご機嫌は元通りになった。いまだにバブル気分が抜けず高飛車になって島の評判を落としているヒトと、ヨルゴ一家のように勤勉にコツコツ努力を続けているヒトと、この島はいま真っ二つに分かれているようである。
最終日のカラマーリ
(ヨルゴの店の締めくくりに、またまたイカを注文する)

 午後2時、ヨルゴに別れを告げ、店から徒歩10分ほどの船着き場に向かう。フェリー乗り場はすっかり寂れて、コンクリートの壁と屋根があるだけ。売店もトイレもなく、ゴミが散乱した状態だが、それでも日陰を求めてたくさんの乗船客が集まってくる。ほとんどの客の目的地がサントリーニ島であって、ここから高速艇で3時間、途中いくつかの島を経由して、サントリーニ到着は6時すぎになる。
アントニーニ前
(お世話になった「アントニーニ」付近)

 船での移動では、スバシコイ行動がどうしても必要。何よりも問題なのは、下船時のスバシコサである。
 ミコノスのタクシー事情を詳細に書いたから、分かってもらえるだろう。今井君が心配しているのは、サントリーニ島到着後、宿泊先のホテルまでの移動手段である。船の客が約300人。サントリーニのタクシーがミコノス並みに少ないとすれば、到着した港でスバシコク行動しないと、タクシー移動はまず不可能である。
くらげさん
(高速艇の船着き場近くには、たくさんのクラゲが泳いでいた)

 タクシーがダメなら、バス移動になる。港のある町から、宿泊予定のホテルのある街まで直通バスはないから、乗り換えが必要。初めて訪れる島で、巨大スーツケースを抱え、1時間に1本あるかないかのバスを乗り継ぐなんて、できれば遠慮したい。経済危機の真っただ中だから、治安だってどんな感じかわからない。
 そうなると、今の今井君に課せられた課題は「目的地に到着次第、タクシーを求めて突っ走ること」。たくましい肉体の欧米人をかきわけて先頭で突っ走っていくのは難しいから、一番の戦術は最初の段階でトップに躍り出ることである。
寄港地
(サントリーニ行きの高速艇は、途中ナクソス島に寄港する)

 最初から最後までトップに立って突っ走るのが、受験でも旅行でも人生でも、だいたいにおいて最善の策なのであって、スタートで遅れをとった者が「大逆転!!」「メークドラマ」「メークミラクル」などというのは、作戦としてあまりオススメできない。
 勝負の9割はスタートラインで決まるのだ。そろそろ受験勉強を始めようと思っている高1高2の若い諸君、時は、まさに今である。猛烈にスタートダッシュをかけたまえ。
 大学受験でそれができなかったばかりに苦労している受験生諸君、合格通知を受け取るその日が、まさに大チャンスだ。入学式までの1ヶ月で学部4年間(6年間)の運命が決まる。今日がその4年分のスタートラインだと考えて、4年分の猛ダッシュをかけたまえ。「受験まで残り○○日」という切羽詰まった発想で行き詰まっていたキミも、この発想の転換でエンジンがますます力強く回りはじめるはずだ。

1E(Cd) Stan Getz & Joao Gilberto:GETZ/GILBERTO
2E(Cd) Keith Jarrett & Charlie Haden:JASMINE
3E(Cd) Ann Burton:BLUE BURTON
4E(Cd) Harbie Hancock:MAIDEN VOYAGE
5E(Cd) Miles Davis:KIND OF BLUE
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