2011年11月05日(土)

Thu 111013 休養日が休養にならない 3日目の目標は「無理をしない」(ギリシャ紀行7)

テーマ:ブログ
 昨日はホントに久しぶりに仕事が休みで、疲れきったクマ大師の大切な完全休養日になった。ただし、暢気に完全休養日といっても、目覚めたクマ君はまだ福岡のホテルのベッドの上である。これから羽田まで飛行機に乗って、羽田から代々木上原のネグラまで、さらに長い移動が待っている。
 11月4日の福岡は最高気温26.9℃。要するに27℃で、こりゃ真夏のような陽気である。完全休養日ならビールだっていくら飲んでも構わないから、まず空港のラウンジで4~5杯、「これ以上みっともないヒトはまず存在しません」という勢いで飲み干した。おお、卑しいねえ、このクマは。
ゼウス神殿1
(アテネ、ゼウス神殿からパルテノン神殿を望む)

 「さて、完全休養日でもあるし、これからプレミアムシートでお弁当をサカナにワイン3~4本行きますかね」である。まさに舌なめずりする気分で意気揚々と乗り込んだ。冬眠前にシャケの4~5匹も豪快に丸飲みするヒグマの気持ちが、これほどよく理解できる瞬間はない。
 ところが諸君、楽しみにしていた「お弁当」は出ない。チケットをよく見ると、「福岡発13時10分」とある。ANAプレミアムシートの昼のお弁当は「飛行時刻が12時から13時をマタぐ便でお出しする」という規定になっていて、13時10分発なら、どんなにお腹を空かせた腹ぺこグマが搭乗していても、絶対にお弁当は出ないのである。
 代わりに出てくるのは、マグカフェと「豆菓子セット」。Mac君の変換では「豆菓子」はどうしても「豆餓死」と出るが、この変換、実によく昨日のクマ蔵の気持ちを代弁してくれる。「こんな豆菓子じゃ、豆餓死しちゃうよ。がお&がおぉー」である。
 マグカフェとは、マグカップでサーブされるお飲物。これはJALと比較すれば格段に優れたサービスなので、クラスJの何とかシートに1000円出して乗っても、お飲物が紙コップじゃ安らぎも何もない。ANAなら、チャンとマグカップ。コーヒーでもコンソメスープでもマグカップで飲めば、豆餓死状態のクマもいくらか慰められるというワケだ。
パルテノン神殿
(ゼウス神殿からのパルテノン神殿、拡大図)

 羽田到着14時半。羽田からは品行方正にリムジンバスで新宿まで、新宿からもこれまた品行方正に小田急線で代々木上原。ようやく懐かしいネグラに帰り着いた時には、時計の針はもう17時に近かった。明日は神奈川県藤沢で公開授業、翌日は再び福岡。これで完全休養と言えるのかどうか、甚だ疑問である。
ゼウス神殿2
(ゼウス神殿拡大図。諸君、アテネの空の青さを見よ)

 羽田でリムジンバスに乗り込もうとしていると、係員の女性から「もしかして、今井先生ですか?」と尋ねられた。東進・千葉校で授業を受けていた大学生で、今はアルバイト中なのだという。
 うにゃにゃ。こういうところにも元生徒がいる。決して、油断して耳毛なんか抜いていたりは出来ない。ま、クマ大師は日本で一番上品な生き物だから、もちろん耳毛も鼻毛も抜かないし、もともとそんな下品な無駄毛は1本たりとも生えておらんがのぉ。ほっほ。
オリーブの実
(夏のアテネには、そこいら中にオリーブの実がなっている)

 さて、いよいよアテネは3日目に入る。滞在初日について書いただけで、すでに「ギリシャ紀行」は6回目が終わっている。この分でいくと、2週間のギリシャ紀行を書ききるのに70回ぐらいかかってしまう計算だし、Mac君は「けいさんだ」を変換するのに何度やっても「計三打」とボケてくるから、相手にしない訳にもいかない。80回、いや100回を覚悟してもらわなければならない。
 いったい誰に覚悟してもらうのかと言えば、もちろん読者諸君である。ギリシャ紀行が終わる頃、キミはどうなっているのだろう。シューカツ生諸君、そのころ内定はもらえているだろうか。受験生諸君、キミは志望校合格を勝ち取っているだろうか。
 そして何より、ギリシャ危機、イタリア危機、ヨーロッパや世界経済全体の危機は、解消されているだろうか。世界中の誰にとっても大切きわまりない数ヶ月が、今井クマ蔵のギリシャ紀行執筆とともに流れていく。「行く河の流れはたえずして、しかも元の水にあらず」であるね。
自分撮り
(自分撮りすると、ヒゲの白髪が少々目立つ)

 その間には、1つの危険な小惑星が、地球と月の距離よりももっと地球に接近しながら通過するのだという。地球をカタストロフィに巻き込みかねない小惑星も、それでも暢気にギリシャ紀行を書き続けるクマ大師の勇姿に圧倒され、低くコウベを垂れて静かに通り過ぎるに違いない。
 若き血の諸君にはなかなか納得できないだろうが、いつの世でも大切なことは、ひたひたと打ち寄せる波のように、同じ努力をひたむきに継続することである。おお、さすがにクマ大師じゃ。言うことがジジサマらしく、余りに陳腐でアホらしいのぉ。かっかっか。
欧米人家族
(欧米人家族。ゼウス神殿の大きさが分かる)

 アテネ3日目のクマ大師は、熱中症の瀬戸際に迫った昨日の反省に立ち、「無理はしない」を大方針に掲げた。コアラやパンダやミツユビナマケモノでも達成可能な、いかにも安易な方針である。
 部屋を出たのがすでに昼近ければ、方針はすでに半分達成されている訳だし、もっと極端なことを言えば、方針達成のためにはこのまま部屋で大口開けて寝ているだけでいい。むしろそのほうが、論理的に考えても、方針なり目標なりの実現には近いのである。
 デフレの中の日本企業には、この意味できわめて論理的な行動を20年近く継続してきた者も少なくない。ただしこの場合、「何もしない」という選択には、一見実に論理的なようでいて、実際には「世間の指弾に耐える」という大きなエネルギーが必要になる。「何もしないで嵐をやり過ごす」のは、見た目以上の精神的負担やエネルギー消費が伴うものである。
倒れた柱
(神殿の倒れた柱。鳴門巻か、伊達巻玉子か)

 まして、クマ蔵はいま危機の真っただ中のアテネを旅しているのである。「熱中症予防のために何もしない」の行動選択には、世間の指弾=「アイツ、何やってんだ?」ばかりでなくて、「自分が自分を責める」という自己攻撃の危険も内包されている。つまり、
「ボクはいったい何をやってるんだ?」
「ボクって、つくづくダメなヤツなんじゃないか?」
「ボクの存在意義って、何なんだ?」
「レゾンデートルがないなら、生きていても無駄だ」
の類い。1950年代以降、2000年近くまで、日本の純文学青年たちを駆り立てた、二目と見られぬ暗い衝動の復活である。
相変わらずの海綿
(またまた海綿を売っている)

 そんなことになるのはさすがにイヤだから、焼けつく強烈な夏の太陽が、この日もアテネの街を「これでもか!?」と照らし続ける中、昨日見残した「ゼウス神殿」から見ることにした。
 予定では、午後2時ぐらいまでゼウス神殿の木陰に腰を下ろして、真昼の殺人的太陽をやり過ごし、少し涼しくなったところでプラカ地区に移動する。
アドリアヌスの門
(アドリアヌス門。ゼウス神殿とプラカ地区の間に立つ。ここでも、アテネの空の深い青さを見よ)

 プラカ地区はアテネの下町で、土産物屋や庶民的な飲食店が立ち並んでいる。そこでどこか1軒ヨサゲな店を選んで、ギリシャ料理にギリシャワインを注文すれば、純文学的自己否定衝動=「ボクはダメなニンゲンだ」だって、うまくやり過ごすことが出来るはずだ。こう考えて、8月25日の狡猾なクマ大師は、すでに黒コゲになりつつあるアクロポリスの麓、広大な「ゼウス神殿」をまずゆっくりと1周した。
プラカ地区のネコ

ドアストッパー
(プラカ地区のネコ。「ドアストッパー」のつもりのようだ)


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