2011年09月17日(土)

Mon 110822 ユーラシアの西の果て、ロカ岬を制覇しようと決意する(リシュボア紀行11)

テーマ:ブログ
 5月14日、ポルトガル旅行5日目の今井君は、
「そろそろ、ホントの西の果てを極める潮時かな?」
「5日目ともなれば、さすがに年貢の収め時だろう」
と判断。いよいよロカ岬を訪ねることにした。
ロカ岬1
(2010年5月14日のロカ岬。曇天だったのが残念)

 朝日新聞朝刊の4コママンガ「ののちゃん」の中で、プロのファド歌手を目指し、キクチ食堂で週末ライブを続ける女性キャラクターが「ロカちゃん」。そのロカちゃんの名前のモトが、おそらくこのロカ岬である。
 20年前にサトウサンペイ「フジ三太郎」が終わってから、いしいひさいちが始めた連載マンガの当初のタイトルが「となりのやまだ君」。人気がイマイチのまま、ジブリが目を付けて映画にもなったが、これも失敗。「やまだ君」は、いつの間にか「山田くん」に代わり、妹のののちゃんが主人公になって、現在に至る。
 しかし「ののちゃん」になっても、やっぱり人気はイマイチ。そのママ20年続いたことになる。夕刊・しりあがり寿「地球防衛家のヒトビト」の大ファンである今井君としては、「朝夕刊を逆転させてもいいんじゃないの?」と思うぐらいだ。中でも意味不明のキャラクターが、ロカちゃんと柴島クン一家。彼らが登場する朝のマンガはちっとも笑えない。
証明書
(ロカ岬到達証明書。岬の事務所に10ユーロ払えば、日付と名前入りで交付される)

 おやおや、話がどんどんそれていく。しかし、話というものは「それる」のがその本質であって、それること自体が話の醍醐味である。それる醍醐味を究極までエンジョイできないようなヒトは、窮屈。彼らはもともと活字文化の楽しみから排除されているのであるが、まあいい、そろそろ本題に戻して差し上げよう。
ロカ岬2
(ロカ岬風景 1)

 リシュボアは、ユーラシアの西の果てのようでいて、まだまだ「果ての果て」と胸を張れない、テージョ河の河口にすぎないのである。上には上があるように、西には西があって、大西洋に突き出たロカ岬の断崖に立って
「オレは西の果ての果てに来たぞぉ!!」
「この海の向こうは、もうおアメリカだぞぉ!!」
と絶叫しなければ、ホントにユーラシア大陸を極めたことにはならない。
 「そんな酔狂な行動に、何の意味がありますか?」と冷たく問いかけるヒトには、永遠の青春を理解することは出来ない。海に沈む夕陽を見るためだけに、ロカ岬なりサントリーニ島なりを目指す。おお、あまりに無意味であり、無意味すぎて素晴らしい。今井君の旅の目標=「何もしない」には、こういう無意味な行動の一切が含まれている。
 そういう行動に、夢よりも罪悪感や徒労感をいだいているようでは、あんまり老成し過ぎである。そんな疲れたアキラメこそ「トッツァン坊や」の証拠であって、若いのにそんな年寄りじみた感慨ばかりツイッターにツイートしていたのでは、どうせ大きな成長はない。
ロカ岬3
(ロカ岬風景 2)

 今井君の小学生時代は、海水浴は必ず日本海であった。秋田という街は、北の男鹿半島に向かって弓なりに広い砂浜が続いているから、海水浴には絶好の土地であり、しかも夕陽は必ず真っ赤に燃えながら海に沈んでいく。真っ赤に燃えた太陽を見ながら、昭和のオトナは美空ひばりを熱唱し、子供たちは「この海の向こうには、広い世界がある」と教えられて成長した。
 もっとも、そのとき周囲のオトナがあんまり感動して自分で涙を流すようではいけないので、実際の小学生男子の頭の中は、「コカコーラとファンタとどっちをねだるか」「ペプシとミリンダもいいな」「イカ焼きとフランクフルトのどっちが旨いか」、そういう選択肢でいっぱいになっている。
ロカ岬4
(ロカ岬風景 3)

 ついでだから書いておくと、コグマのころのクマ蔵は、コカコーラやペプシやファンタよりも「コアップ・ガラナ」が好き。貧乏でかつ厳しい家庭だったので、滅多なことでは炭酸飲料は出てこない。夏の冷蔵庫にあるのは、麦茶とカルピスのみであった。
 「コアップ・ガラナ」は、ある真夏の昼下がり、駄菓子屋の店先で友人とたった1度飲んでみただけである。その余りのおいしい感動に、その後クマは数百年間憧れつづけて、世界を西の果ての断崖まで旅するようになったのだが、何のことはない、日本の喫茶店大手「ルノアール」のメニューに堂々と載っているのでアール。
ロカ岬5
(大西洋の向こうはアメリカである 1)

 さて、すっかりオトナになったクマ蔵は、いよいよ西の果てロカ岬を目指す。コグマだったころの夕陽は日本海に沈み、「その向こうはロシア」だったが、いよいよ夕陽は大西洋に沈み「この向こうはアメリカ」なのである。おお、マルコ・ポーロとは正反対の向きに地球をグルリと回り、とうとうここまで来た。
 リシュボアからは、まずカイシュ・ド・ソドレ駅から国鉄の電車に乗って35分、終点のカシュカイシュから一般乗合バスに乗り換え、地元のヒトたちと40分。普通の日本人や韓国or中国人なら、団体ツアーバスで集団で乗りつけ「嵐のように現れて、嵐のように去っていく」だが、ヨーロッパの今井君は21世紀のマルコ・ポーロをやっているわけだから、そういう行動はすべて論外である。
向こうはアメリカ
(大西洋の向こうはアメリカである 2)

 なお、ガイドブックや地図によれば、駅名もカイス・ド・ソドレ、乗り換えの街もカスカイスである。スペルもCascaisだが、地元のヒトの発音をチャンと聞いてみると、どうしてもカイシュ・ド・ソドレだし、意地でもカシュカイシュである。
 しかし諸君、今日も長くなりすぎた。このごろは「A4版2枚まで」と自分で決めたはずの最長限度を無造作に破り続けている。おお、反省、反省、また反省であって、エルマーのぼうけんの続きは「また明日」ということにしたい。

1E(Cd) Bob James&Kirk Whalum:JOINTED AT THE HIP
2E(Cd) Paco de Lucia:BEST OF FLAMENCO GUITAR
3E(Cd) George Benson:LOVE REMEMBERS
4E(Cd) George Benson:MASQUERADE
5E(Cd) George Benson:TWICE THE LOVE
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