2011年06月19日(日)

Tue 110614 ケルン2日目、部屋はカレー臭 朝のライン河散歩 ホーエンツォレルン家

テーマ:ブログ
 ドイツ滞在12日目の朝は、ケルン駅前の安いホテルで始まった。昨夜遅く、駅前の屋台で勢いで購入してしまったカリー・ブルストのせいで、部屋の中はたいへんなカレー臭に包まれている。
 今井君はまだまだ若いクマであるから、カレー臭が加齢臭に変化する心配はないが、少なくとも「部屋の中がカレー臭に包まれている」という事態は好ましいことではない。ましてや「部屋が加齢臭に満たされた状況」などを連想すると、せっかくのケルンの清々しい朝もすっかり台無しである。
ラインとケルン1
(朝のケルン。大聖堂と、船の行き交うライン河)

 朝7時、荷物を部屋に置いたまま、ケルンの朝を散歩してくることにする。もちろん、「荷物を部屋に置いたまま」と言っても、もともとリュック1個しか持ってきていないが、たとえリュック1個でも、あるのとないのとでは散歩の爽快感が違う。
 今井君は「完全手ぶら派」。完全な手ぶらでこそ、人生は爽快である。まあ、あまり深遠な話にもっていくつもりはないが、ちょっと散歩に出かけたり、「ちい散歩」程度の小旅行に出るにも、あれこれ装備を固めなければ気が済まない用心深い人生は、クマ蔵は面倒だ。
 世の中には用心深い人がいて、就職するにも「資格で武装しないとコワくてたまらない」。就職するにも資格、転職するにも資格、結婚するにも資格、土地や貴金属を買うにも資格&資格。自ら好き好んで資格にガンジガラメになって、資格を取らないと1歩も前に進めない。ずいぶん臆病で重苦しい人生である。
ラインとケルン2
(ライン河の向こうに教会の塔が林立する)

 真夏のイタリアやスペインを歩き回るなら、そりゃミネラルウォーター1本ぐらい持参した方がいいだろうが、日本人中高年旅行者の独特の完全武装には恐れ入る。ボーシ、ジャンパー、水筒、斜めがけバッグ、サングラス。タオルに手ぬぐいにハンカチ。余程たくさん汗をかくことを予測したんだろうが、おぉ、重そう、つらそう、まさに満艦飾である。
 おそらく斜めがけバッグの中身は、ありとあらゆるコマゴマした財産でパンパンなんだろうけれども、それでは財産目録をハタザシモノに街を練り歩くようなもの。だからこそ、首絞め強盗みたいな悪者のターゲットになりやすいのだ。治安を心配する前に、とにかく手ぶらを心がけるに限るでござるね。
ラインとケルン3
(もう1度、大聖堂とライン河)

 ホテルから駅を横切って大聖堂の前に出る。大聖堂横のマクドナルドでコーヒーを飲んで、昨夜から残ってしまった酒の酔いを冷ます。マクドナルドは絶好の場所にあって、朝日に輝く大聖堂の尖塔を仰ぐことが出来る。
 もちろん朝のマクドナルドだから、雰囲気は世界共通。あんまり長居したくなるようなウキウキした気持ちにはなれないが、少なくとも酔いは冷め、カレー臭も消える。今井君の場合、何しろこういう髪型であるから、カレー臭が髪の毛にまとわりつくというような面倒なことにはなりにくい。念のため繰り返すが、クマどんと「加齢臭」のほうは、今のところ全く無縁である。
大聖堂
(ケルン大聖堂 ステンドグラス)

 大聖堂の後ろがライン河。カエサルの「ガリア戦記」以来、延々と世界史の舞台の中心であり続けたライン河である。本来なら、朝の寝ぼけ面のクマどんがほっつき歩いたんではバチが当たりそうだ。今井君は「寝ぼけ面」だからまだ許されるが、「寝ぼけヅラ」が前や後ろにちょっぴりズレたオジサンなんかは、この歴史のヒノキ舞台では完全に論外である。
 快晴、晴れわたった空に鳥が飛び交い、橋の欄干でおそらくカワウと思われる黒い鳥が翼を乾かしている。たいへん長閑な朝である。ただし、歩道と並んで橋の上には鉄道が走っており、間近を満員の通勤通学電車が行き交う。朝のつらそうな表情は万国共通。暢気に散歩なんかしているのが申し訳ない。
ファリナハウス
(1709年から営業の香水店「ファリナハウス」)

 ライン河の向こう岸まで渡った橋は「ホーエンツォレルン橋」。ドイツの名家ホーエンツォレルン家にちなんでの命名と思われる。諸君、諸君は記憶していないだろうが、今井ブログでは「ホーエンツォレルン家」について既に一度言及している。2010年8月22日の記事である。右欄「ブログ内検索」で「ホーエンツォレルン家」を検索してみたまえ。
 検索も面倒な人のためにカンタンに書いておくと、今井君が高校生だった数世紀前のこと、高校の世界史の授業第1回に、このホーエンツォレルン家が登場した。すぐそばの秋田北高校から転任してきたばかりの畠山仁先生が担当。おお、2011年TBS日曜劇場を先取りした、「仁」その人である。
ドーナツ屋
(人気のドーナツ屋)

 長く女子高校で教えていらっしゃった畠山先生は、深い溜め息を続けざまにつく話し方が特徴。ワンセンテンスごとに深く、1文節ごとに浅く、「ハー」「フハ」と溜め息がリズミカルに混じる。
 世界史の第1回、いきなり宗教改革から入って、当時のドイツの政治宗教情勢の話が始まった。ホーエンツォレルン家が登場したのはその時である。
「私なんかは、フハッ。『ホーエンツォレルン』ではなくて、フハッ。『ホーエンツォル・レルン』という発音のほうが、フハッ、正確だと思っています、フハッハー!!」
マジメな今井君は、ノートにしっかり万年筆で「ホーエンツォル・レルン」と大書したものだ。おお、高校2年の若いクマどんは、万年筆でノートをとっていた。数学が出来なくなった原因は、あれかもしれないね。
山積みドーナツ
(山積みされたドーナツ。おお、こりゃ太りそうだ)

 ケルンの街を11時まで歩き回って、ギリギリでホテルに戻り、12時チェックアウト。ところが、カウンターのお姉さんが「このクレジットカードがうまく機能しません」と困った顔をする。旅行中いつも使っているVISAであるが、海外ではこういうことも覚悟しておかなければならない。
 思い当たるのは、鉄道チケットの自動販売機で、何度か操作ミスを繰り返したことである。何かの理由で1度ブロックされると、機械クンたちは「このカードは怪しい」とガンコに信じ込み、意地でもブロックを続ける。ま、不正使用防止ということなら仕方ない。
 幸いAMEXも1枚ポケットに入っていた。「海外でもカード1枚で大丈夫」というのは、あくまでカード会社の宣伝文句。2枚もってないと、いろいろ思いがけないトラブルが起こる。
 電車の時間まで1時間、中央駅前のスタバで粘って、午後2時の新幹線ICEでフランクフルトに戻った。
ケルン駅構内
(ケルン駅。駅の巨大看板にもKölnisch Wasser「ケルンの水」とある。フランス語「オーデコロン」は意地でも使わない)


1E(Cd) Goldberg(v) & Lupu(p):SCHUBERT/MUSIC FOR VIOLIN & PIANO 1/2
2E(Cd) Goldberg(v) & Lupu(p):SCHUBERT/MUSIC FOR VIOLIN & PIANO 2/2
3E(Cd) Jennifer Lopez:ON THE 6
4E(Cd) Jessica Simpson:IRRESISTIBLE
5E(Cd) Preston:BACH/ORGAN WORKS 5/6
total m70 y535 d6500
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