2011年05月15日(日)

Wed 110511 クマどんのドイツ語講座 物騒な雰囲気の中央駅 あなたの広場でお買い物

テーマ:ブログ
 ドイツの大きな街には、必ずハウプト・バンホフという名の中央駅がある。ドイツ語で書けばHauptbahnhof。略してHbf。Hauptは「頭、主要な」であって、Haupt-stadt(Stadtは「都市」)なら首都、Haupt-sache(Sacheは「事/物」)なら「一番大事なことがら」、Haupt-eingang(Eingangは「入口」)なら「玄関」である。
 そのEin-gangにしても、Gangが「通路」。その前のeinは「外から中へ」の方向性を示す接頭語で、英語の前置詞intoと思えばいい。だから、Ein-gangなら「外から中への通路」→「入口」。
 反対に「中から外へ」の接頭語はaus。英語のout ofと思えばいいが、それとGangがセットになってAus-gangなら、「中から外への通路」で「出口」。
 ついでに、英語のgangも語源はこれで、通路→行く→行列から「群れで行動する」→仲間・団体→ギャングと発展したものと考えられる。おお、面白いねえ。
 うにゃ、ホントにホントに、さすがドイツ語。単語1個1個がたいへん論理的に出来ていて恐れ入る。昔は「哲学にはドイツ語がベスト」といわれたものだが、さもありなん、であるね。
 Bahnhofは「駅」だから、Haupt-bahnhofなら「主要駅」ということになる。ついでにBahnは「鉄道」or「道」。Auto-bahnは「自動車の道」→「アウトバーン」だし、Hofは「館」。以上まとめてHaupt-bahn-hofは「主要な鉄道の館」。おお、さすがにドイツの人々の言葉である。
とらむ
(フランクフルト中央駅付近を走るトラム)

 しかし、初めて入ってみるフランクフルト中央駅は、大震災直後の東京の地下鉄以上に薄暗い。ゴミが散乱し、酔漢の叫び声が聞こえ、一見危ないヒトがタムロしていたりして、日本人の大好きな「治安は大丈夫?」という点では、とてもハウプト・バンホフの輝きはない。
 駅前も、同じように何だか物騒である。駅前で一番目立つのは、アイリッシュ・パブ。ここも昼前から酔漢がタムロし、道行く人々に怪しい視線を投げている。パブの中も、昼前とは思えない乱れようである。
 もちろん今井君は「昼前から乱れている」というのは得意な方だし、身に覚えがない方でもないが、初めて訪ねた街の中央駅前がこんなふうになっているのでは、まあちょっと腰が引けないことはない。何度も「入ってみるかね」と思ったが、結局2週間、一回もこの店を利用したことはなかった。
メリディアン
(フランクフルト中央駅そば、今井君が2週間滞在したル・メリディアン・パークホテル)

 中央駅から西に向かって3本の幹線道路が伸びている。そのうち真ん中が「カイザー通り」。フランクフルトの一番の目抜き通りで、コバルト・ブルーのキレイなトラムが頻繁に走っている。
 ただし、この3本の通りが3本とも、アジア諸国からの移民にすっかり占領されてしまっている。1本がトルコ系移民。もう1本は中国系移民。最後の一本がインド系移民、それに旧ソ連と東欧系の顔が混じる。
 見た感じでは、トルコ系移民が一番ハバを利かせていて、そこいら中がケバブの看板に占領され、ドイツに来たはずなのに、目立つのはビールでもポテトでもソーセージでもなく、空気はケバブのニオイに満ちている。ドイツ語よりも、見慣れぬ東欧系とトルコ系の文字が目立つ。いつか、イタリアのパドヴァ駅前でこういうのを見たが、久しぶりの雰囲気だ。
レーマー広場1
(レーマー広場)

 中央駅の地下に降りてみると、「物騒だ」「治安が悪そうだ」という実感がますます濃くなっていく。もちろん照明がしぼられて薄暗いせいであるが、同じ薄暗い地下街でも、バルセロナよりもリスボンよりも、もうワンランク「危険だ感」が高い。
 実際、滞在2週間のうちに、男たちが言い争う声を2回聞いたし、全速力で走って逃走する男の足音も聞いた。
 その地下街に「Ihre Platz」がある。この旅行中、ほぼ毎日通ったコンビニである。Ihreが「あなたの」、Platzは「広場」。おお、「あなたの広場」である。この恥ずかしいネーミングで、「危険だ感」が強くて、薄暗いコンビニに、結局毎日通うことになった。
 節約のため、ビールぐらいはレストランでなくて、このコンビニで買って飲むことにしたのである。同じ地下街にもう一軒、「亜洲なんとか」という中国系移民の店があったが、うーん、何だかもう1段階深い危険を感じて、ネーミングを我慢して「あなたの広場」の方をヒイキに決めた。
 「コンビニ」と言ってしまっては可哀想だが、では「スーパー」と呼べるかといえば、それはおだてすぎ。昭和40年代の日本の田舎によくあったような、街の八百屋や酒屋がちょっと模様替した程度のスーパーをイメージしてもらえばよくわかる。
大聖堂
(フランクフルト大聖堂。改修中だった)

 さて、そういう感じの中央駅前から、アイリッシュ・パブの客の視線に耐え、地下街の薄暗さに耐えて、繁華街・レーマー広場に出かける。徒歩でも20分かからないが、今井君の海外旅行では、トラムと地下鉄を可能な限りたくさん利用することにしている。
 というか、トラムと地下鉄に乗れば乗るほど、街への親しみが増すのである。バスは、むしろ中距離移動用。歴史の長い街ほど、バスの路線は複雑になりすぎていて、1週間や2週間ではなかなか親しみが湧かない。
 ニューヨークみたいにバスが直線に近い走り方をして、路線がだいたい予測できる街ならいいが、知らずに乗っているうちに「入り込んではいけません」という危険地帯に踏み込んでしまうような都市では、さすが乱暴なクマどんも、バスはやっぱり避けて通っている。
地下鉄
(フランクフルト地下鉄)

 フランクフルト地下鉄の場合、「地下鉄」と呼ぶことが憚られるほどのライトレールで、むしろ路面電車が間違って地下にもぐってしまったという感じ。いつかフランス北部のルーアン(ジャンヌ・ダルクの街である)で、ホントに路面電車がホンのちょっと地下にもぐるだけの地下鉄を見たが、フランクフルトの地下鉄はそれにほぼ近い。「どうして、キミは地下にもぐっちゃったの?」と慰めてあげたくなるほどである。
 滞在2日目の午後、今井君はフランクフルトの中心・レーマー広場に向かうのに、このカワイイ地下鉄を利用した。まあ、乗ってみれば立派な地下鉄である。街の規模から考えて、ライトレールに毛が生えた程度のこんな可愛いヤツで十分なのだ。

1E(Cd) Kirk Whalum:COLORS
2E(Cd) Solti & Vienna:WAGNER/DIE WALKÜRE 3/3
3E(Cd) Anne Queffélec:RAVEL/PIANO WORKS 1/2
4E(Cd) Anne Queffélec:RAVEL/PIANO WORKS 2/2
5E(Cd) Kirk Whalum:COLORS
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