2010年01月13日(水)

Fri 091225 まず1日券を手に入れる ガイドブック情報はアテにならない&脅しすぎだ

テーマ:ブログ
 で(すみません、昨日の続きです)、初日のスケジュールは「初日なんだから」ということで、まずウィーンのmustめぐりということにする。そのために、何といっても不可欠なのは「メトロ1日券」。これ1枚あれば、地下鉄でも路面電車でもバスでも何でも遠慮なく乗れて、ヨーロッパ旅行でいちいち面倒な「コンポステ」もいらない。
 「コンポステ」とは、地下鉄でも何でも乗車前にホームの機械でキップに刻印を入れてキップを有効にすること。ヨーロッパの多くの街で、今でもこういう昔ながらのシステムが残っていて、これを忘れると高額の罰金を徴収されることがあるので大いに気を遣う。その点、24時間券なり72時間券なりを買って、最初にコンポステしてしまえば、もうそういうことに気を遣う必要はないから、とにかく1日の最初にすることはそういう1日券を買ってコンポステしてしまうことである。

(ウィーンのトラム1)

 もっとも、こういう話もヨーロッパではだんだん過去の笑い話になっていくかもしれない。2009年5月にフランクフルトを旅した時には、もうコンポステは過去の話になっていて、地下鉄のホームでも国鉄のホームでも、コンポステの機械は完全に撤去されていた。もっていたガイドブックには、2009年の最新版であったにもかかわらず、相変わらず「コンポステをうっかり忘れないようにご用心」「忘れると高額の罰金をとられるからご用心」と記載されていたが、ホントにすっかり過去の話。10分もホームをウロウロしながらコンポステ機を探しまわったあげく、他の乗客に尋ねてみると「何ですか、それ?」「は?コンポステ?そりゃ何ですか?日本の伝統芸能?それともアニメのタイトル?」みたいな不思議な顔で、ガッツリ肩をすくめられたのであった。

(ウィーンのトラム、国立オペラ座前で。正午すぎだが、すでに空は夕暮れの気配が漂っている)

 同じように、ロンドンだってもう主流はオイスターカード。日本のSuicaとほぼ同じもので、機械が圧倒的にゴツいのと、すでに壊れかけていたり擦り減ってしまった機械が多いのがSuicaとの違いであるが、このカードを使えばマジメに1枚1枚キップを買うよりずっと安くつくのはSuicaよりずっと優れている。マドリードは「ディエス・ビアッヘ」、パリは「カルネ」、まだまだそういう回数券が主流だから、コンポステももう10年ぐらいは続くだろうけれども、消滅への道筋はもう見えているような気がする。

(ウィーン地下鉄3号線)

 ま、この日ホテルを出たのが11時半、晴れていたけれども驚くほど気温は低くて、手袋をはずして写真を撮っていると、昨夜と同じようにあっという間に手が痺れるほど痛くなる。ホテルから大通りを5分ほどのシュテファン・プラッツの駅に降りて、メトロ24時間券を購入。約6ユーロ、800円。高いようにも思うけれども、1回券が1.7ユーロだから、4回乗ればモトはとれる。これで気兼ねなくいくらでも電車に乗れるなら、それに越したことはないだろう。
 購入場所についても、ガイドブックだと「ホテルのフロントでも購入できる」と記載されていることが多いが、経験上、ホテルのフロントでこういうものを買おうとすると、「変なヤツだ」という表情を返されることが多い。結局、鉄道のキップは駅で、美術館のチケットは美術館で。要するに「もちは餅屋」ということであって、「…でも買える」という情報に踊らされるとイヤな気分にさせられることが多い。

(ウィーン地下鉄4号線)

 パリの美術館の多くで使える「カルト・ミュゼ」は、例の長蛇の列に並ばずにどんどん美術館に入れるから大いに便利であるが、「地下鉄の駅でも購入可能」というガイドブック情報は残念ながらアテにならない。「大きな駅なら買える」かもしれないが、小さな駅の窓口で「カルト・ミュゼください。3日券!!」と勢い込んで要求してみると、ホントにイヤそうな、ホントに迷惑そうな、ホントに「ヘンタイ!!」と言わんばかりの表情で追い払われる。
 では、大きな駅ではホントに買えるかと言うと、そうでもない。正しくは、「大きな駅の中の、10カ所ほどの窓口のうち、1つか2つのごく限られた窓口で、駅員さんの機嫌が奇跡的によかったら、もしかすると販売していただける可能性もなくはない」というのが正確な情報である。

(ウィーン地下鉄1号線、シュテファン・プラッツ駅)

 日本人の旅行者はもともと気が小さくて、ちょっとしたことで気持ちが萎えてしまい、すぐに団体のツアーバスに助けを求める旅行に切り替えてしまいかねない。窓口で冷たく肩をすくめられただけで「やっぱり団体のほうが気楽」という結論になりやすいのだ。ガイドブックを書くような人も、できればそういう日本人の気質を考慮してほしい。みんながみんな厚かましく要求できるわけではないのだ。
 カルト・ミュゼなら、あまり人気のない、行列のできていない小さな美術館の窓口で買えばいい。気が抜けるほどカンタンに手に入って、その爽快感に思わず歌い出したくなる。
「厳しい検札にご用心!!」
「スリや置き引きにご用心!!!」
「ニセ警官にダマされるな!!!」
「多発している首締め強盗にご用心!!!」
「日本人旅行者だけを狙う強盗が急増中!!!」
その他、旅行者を震え上がらせるビックリマークの洪水でガイドブックをドロドロにする前に、「もちは餅屋でね」という正確な情報を掲載するように心がけるべきである。これでは、ガイドブックに脅されてどうしても旅行がおっかなびっくりになってしまう。少なくとも、今のように必要以上に脅かされ続けたら、ただでさえなかなか見かけない個人の日本人旅行客が、ますます減ってしまいそうである。
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