2008年09月28日(日)

Sat080927四谷、神保町、銀座、新橋。「運転見合わせ」について「相互乗り入れ」について

テーマ:旅など
 急に涼しくなったのと、このごろの運動不足のせいで少し肩が凝ったのとで、ちょっと長い散歩に出かけようと決めた。昼すぎに代々木上原を出て、小田急で新宿、新宿から中央線で四谷。土曜日の昼間だというのに、中央線快速は通勤電車並みに混雑していて、マトモに息も出来ないほどである。またどこかで電車の「運転見合わせ」があったのかもしれない。
 最近の「運転見合わせ」の頻度は、常識からみてもほとんど理解しがたいほどである。先週の金曜日、所用(彼岸の墓参り)で鶴見の総持寺まで出かけてきたが、午前11時、まず代々木上原の駅の掲示板(いまだに「電光掲示板」と呼ぶらしい。「電光」ですよ「電光」。みなさんどう思います?)で「JR横須賀線が運転見合わせ、小田急線で振替輸送実施中」。まあ、これは関係ないから、千代田線で明治神宮前駅までは無事。ところが原宿で乗り換えた山手線が何かの理由で「しばらく運転見合わせ」。それでもたどり着いた品川駅で今度は「京浜東北線が、東京駅での人身事故のために、運転見合わせ」。しばらく何の放送もなくて、10分も待たされたあげく、「次の電車は、秋葉原を出たところ」。その放送にも「山手線の線路を使用して運転中」とか、乗客にとって何の意味もなければ利益もない、言い訳めいた説明ばかり入る。舌打ちしながら、京浜急行に切り替えて、予定より40分も遅れて鶴見到着。これではせっかくの墓参りも、墓参りに集中していられない。

(写真上:ニャゴロワの驚くべき表情。データがないので、3年前の写真から紙焼。評判が良ければデータを探すが、ニャゴ姉さんは輪ゴムがキライで、輪ゴムを近づけるとこういう表情でガンをとばす。「運転見合わせ」の掲示を見た瞬間のクマさんの表情とそっくりである)

 墓参りを済ませての帰り、今度は「常磐線で運転見合わせ」。まあこれは関係なかったが、JR常磐線と地下鉄千代田線・小田急線の「相互乗り入れ」をしているせいで、千葉や茨城で何かあると、千代田線や小田急まで止まってしまうことがある。ついこの間も「我孫子駅構内での信号故障のために、小田急線のダイヤに乱れ」があった。小田急沿線の住民にとっては、「我孫子ってどこ?」「取手?柏?それって何?」という感じであって、もちろん逆に柏や松戸の人から見れば「唐木田行きって何?」「本厚木ってどこ?」というのが本音。余程の事情でもない限り、唐木田の人が我孫子に行くことも、柏の人が本厚木に出かけることも、おそらく滅多にないのである。そういうほとんど無関係の土地どうしを無理やり「相互乗り入れ」で結びつけて、その結果2時間も3時間もかかる遥かな土地の「信号機故障」だの「人身事故」だの「ドアの不具合(要するに「閉まらない」とか「開かない」とか)」だの「電車に落書き発見」だの、そういうことで電車を全部止めてしまう。もともと、キチンと運行する能力もなくて、しょっちゅう国土交通省から厳重注意を受けているクセに、何でもかんでも思いつきで結びつけて「相互乗り入れ」などするから、こんなに混乱が続くのである。
 その「厳重注意」なるものをした所管官庁の大臣というのも、また素晴らしい大した度胸の持ち主が選ばれて、ついさっきまで大臣という肩書きで(これを書いているのが9月28日14時である)驚きの発言を繰り返していた。大胆な発言に驚きすぎて、新幹線が東京-大宮間で動けなくなり、その原因がまた不明で、だからしばらく「運転見合わせ」なのだという。こういう大臣は、早めに運転を見合わせてくれて、まさに慶賀の至りである。普段何を考えていても構わないが、考えていることを公衆の面前で全部吐き出してしまうというのは、露出狂である。「国交相、ブレーキの不具合で運転見合わせ」みたいな見出しが新聞に出るのも、楽しいかもしれない。

(写真上:真夜中のニャゴロワ孤独な後ろ姿。彼女だって、いろいろ悩みがあるのだ)

 話をもとに戻せば、まず交通機関は(特にJRであるが)「運転見合わせ」という言葉のつかいかたをやめるべきである。「見合わせる」という動詞は「実行することを控えて、しばらく様子を見る」ということである。「体調が悪いので、旅行を見合わせる」「台風が接近しているから、運動会の実施を見合わせる」というようにつかうのが正しい。つまり「実行は可能だし、その能力も十分にある。しかしいろいろな事情を考慮して、しばらく差し控える」ということである。信号故障、ドアの不具合なら、「運転不能」である。「できるけれども、しないでおく」のと、単に「できない」ということを故意に混同させて、そうやって責任回避するようなことはしない方がいい。予備校に通う高校生だって、「出来ません」と素直に告白すれば、そのぶん悔しさも大きくなり、悔しいからこそ、近い将来出来るようになろうと努力するものである。出来ないヤツが「出来るんだけど、やらないでおきます」などと言い訳している姿は、ただ単に見苦しい。

(写真上:箱にさえ入れば、全ての悩みを忘れられるニャゴロワ。悩みの多い人ほど、こういう箱をたくさん見つければいいのだ)

 もう一つ、やたらに思いつきで「相互乗り入れする」という発想をかえること。相互乗り入れなどというものは、思いついた人の自己満足のためにするものではなくて、相互に乗り入れられる沿線住民の要望に基づき、沿線住民の幸せのためにするものである。ほとんど交流がない2地点を「そこに線路があるからつないじゃおう」と思いついてつながれても、お互いが迷惑である。
 地下鉄副都心線をつかって、東急東横線と西武池袋線を相互乗り入れする計画が進行中だというのだが、これが不必要な計画の典型。清瀬や所沢や小手指と、日吉や綱島や東白楽と、勝手につないでおいて「東久留米で起こった人身事故のせいで、東横線は運転を見合わせる」とか、逆に「元住吉–日吉間の信号機故障の影響で、この電車は石神井公園駅でしばらく運転を見合わせる」とか、乗客が皆で「はあ!?」「それって、どのあたりなの」と質問しあうようなことになることは必定なのである。そういうことは、すでに東武伊勢崎線と東急田園都市線の相互乗り入れでも起こっているし、湘南新宿ラインもその典型であるが、長くなるから、それは明日のブログで書くことにする。東横線からは、新宿か池袋まででOK、そこから先につなぐ必要はない。西武線からも、渋谷まででOK。そこから先に行く人は、乗り換えればいいだけのことである。

(写真上:マッジョーレ湖、モッタローネ山頂で。スキー場だから、リフトもある。その先はアルプスの山々)

 というわけで、散歩であるが(その散歩について書くつもりだったのだ)、四谷→麹町→半蔵門→神保町→竹橋→丸の内→銀座→新橋→内幸町→日比谷のコース。途中昼食をはさんだり、神保町の書店に立ち寄ったり、丸ビルをウロウロしたりしたから、日比谷にたどり着いたのは4時半すぎ。4時間もウロチョロして、股関節が少し痛むほどである。
 13時過ぎ、半蔵門「よしだ」で親子丼の昼食。玉子が生煮えすぎてほとんど生玉子のまま。これではまるで「やっぱり、たまごかけごはん」である。店内を見回したところ、どうやらおでん屋さんらしい。おでんは、まあ旨そう。機会があったら、たくさん酒を飲んでも誰も批判的な目を向けてくることのない時間帯にきて、事故米をつかっていない焼酎をゆっくり1本飲みながら、おでんを堪能したいと思った。ただし生玉子は勘弁してほしい。

(写真上:マッジョーレ湖、モッタローネの山頂から。反対側のオルタ湖を望む)

 神保町では「矢口書店」と「一誠堂」をみた。「矢口書店」は映画・演劇・脚本の専門古書店で有名。キネマ旬報がほぼ全巻揃っていたり、明星・平凡・スクリーン・ロードショーなど、そういう雑誌が天井までズラッと積み上げられているのは壮観である。目の前にあった雑誌を開くと、昭和14年の「アタス」。ありゃま、何をなまってるダ。「アタシ」でしょ、とか、そんなボケかたをしている場合ではない。「もとい」「おっと」「いけね」(080920参照)、これは、横書きを右から読んで「スタア」である。
 昭和14年の段階では、まだ「敵性言語」などといって欧米の映画を禁止するところまでは、軍国化が進んでいなかったのであろうか。平気で欧米の「スタア」の写真と「口絵」が掲載されている。「口絵」は、写真を原版にして手書きされた絵である。昔、昭和50年代までの映画館の前にはこの種の巨大な絵が飾られていたものである。伊藤整、高見順、石川達三、執筆陣も超一流、戦後の日本文学史を飾る錚々たるメンバーが名を連ねている。「おしるこ屋」の広告が目立ったり、化粧品の派手な広告が競い合っていたり、中には「銀座で一番猟奇的な喫茶店」の広告があったりして、まだまだ十分平和を謳歌している雰囲気。何なんだ?「猟奇的喫茶店」って。ただし、丹念に雑誌をめくっていくと「慰問袋を戦地に送った」という記事も見つかって、次第に切迫していく戦争の重さはシミだらけの紙面に隠しきれない様子である。

(写真上:パレスホテル近くの公園、人工の滝の裏側から。水しぶきは冷たく、雲は暗い)

 神保町から竹橋、竹橋からパレスホテルと進むうちに、空はすっかり曇ってしまい、少し肌寒くなってきた。その暗い曇り方は、1ヶ月前に連続したゲリラ豪雨の雲と似ているが、さすがに夏の華やかさは消えている。噴水の水しぶきの冷たさも、少なからずゾッとするような冷たさにかわっている。何だか寂しくなりながら、銀座。銀座H&Mはいまだに入店規制が続くほどの大混雑で、よせばいいのに2時間でも3時間でも列に並んで入店の順番を待っている。その行列を眺めながら歩いていたら、いつの間にか右に博品館劇場、目の前には新橋駅、右に曲がったら正面に霞ヶ関ビル。まさに昭和のど真ん中に入り込んでしまった。

(写真上:日比谷、東京宝塚劇場。カフェの横で発見した意味のよく分からないオブジェ)

 内幸町で右に折れ、日比谷公園を左に見ながら日比谷まで戻って、最後は東京宝塚劇場。もちろん宝塚には何の関心もないので、下のカフェでハイネケンを1本飲んで、長い散歩を締めくくろうと考えたのである。このカフェはいまどき禁煙席よりも喫煙席を優遇しているのが面白かった。私は喫煙者ではないが、余りにも冷遇され続けている彼ら喫煙者はかわいそうである。たまには喫煙者優遇の場所があるのも、また楽しいものだ。このカフェでは、禁煙席が店の外、どこかよそのビルのロビーに間借りしているのである。だから空調が言語道断に弱い。仕方がないから何か不思議な工夫をして、席の横に不思議なノズルが突き出して首を傾げている。こんなに涼しくなってもう空調なんか必要ないのに、こんな旧式の空調がヒッパリ出されてクビを傾げながら働いている姿は、大いに楽しげである。
 千代田線で帰宅、17時半。

1E(Cd) Four Play:FOUR PLAY
2E(Cd) George Benson:TWICE THE LOVE
3E(Cd) George Benson:THAT’S RIGHT
4E(Cd) Solti & Wiener:MOZART/GROßE MESSE
5E(Cd) Rilling:MOZART/REQUIEM
6E(Cd) Jochum & Bavarian Radio:MOZART/THE CORONATION MASS
7E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART 46 SYMPHONIEN 1/10
8E(Cd) Böhm & Berliner:MOZART 46 SYMPHONIEN 2/10
11D(DvMv) THE GODFATHER
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