2008年09月18日(木)

Mon 080915 秋田県の学力No.1と「スポーツ王国」 なんちゃって1流 マッジョーレ紀行

テーマ:ふるさと秋田
 8月から9月上旬のブログで、秋田県の衰退のことをたくさん書いた。高校野球の秋田県代表チームが11年連続で初戦敗退であること。昭和30年代の秋田県のスポーツがどれほど素晴らしい成績を収めていたかということ、全国一斉学力テストで秋田県がなぜトップであり、それなのに、なぜ大きな問題を感じるかということ。こういう問題についても、昨日書いた夏祭りを見に行ってその衰退ぶりを見ればその実態が如実にわかると思う。
 高校野球で11年連続初戦敗退などというのは、県関係者がもっともっと大きく扱ってしかるべきなのだ。11年、これを問題視しないで、何となく情けなそうにニヤニヤ笑って、それで終わりにしていいはずはない。春のセンバツではその11年間に秋田商が2回もベスト8に勝ち進んでいるとは言っても、やはり問題は子供たちがみんなテレビにかじりついて見ている夏の選手権大会だろう。

(写真上:クマに対抗するため、身体を鍛えることを決意したニャゴ姉さん。初心者だから、まずこのバーベルで腕の筋肉を鍛えていきたい。その目は、真剣そのものである)

 「11年連続初戦敗退」とは具体的にどういうことかと言えば、今の秋田の野球少年たちは、小学校に入学してから高校2年生まで、地元のセンパイが甲子園で勝ってコブシを突き上げる姿を1度も見ていない、そういうことである。幼稚園の年少さんから中学3年になるまで、秋田のお兄さんたちは1度も誇らしい顔を見せず、1度も校歌を歌わず、地元のニュースは1度も勝利を伝えなかったのである。日本の小中学生にとって、夏休みは、甲子園は、地域のお兄さんたちがどれほどカッコいいかを知り、お兄さんたちに憧れ、いつかあんなふうになりたい、そう決意する季節なのである。それなのに、秋田の子供たちはそういう経験をせずに11年間を過ごしたのだ。

(写真上:なかなかバーベルが持ち上げられない。こんなことでは、ダメなのだ。悩むニャゴ姉さん)

 あんまり秋田のことをたくさん書いたので、いまPCに「秋田、学力」または「秋田県、学力テスト」と入れて検索すると、最初のページに私のこのブログが出てくる。何しろ暢気にイタリア旅行記を並行して書いているから、こういう深刻な問題と一緒に「ヴェネツィア紀行」の文字も出て来てしまい、いかにも極楽トンボ日記みたいな感じだけれども、その極楽トンボ日記にこれほどたくさんヒットしてくるということは、やはりそれだけ「なぜ秋田県がトップなのか」「なんで秋田なんかが」「へ、ウソか間違いでしょ、あんな県が」という反応が大きいということである。
 こういう反応に、県民&県出身者こぞって大いに屈辱を感じ、大いに反発し、正しく反撃を始めたいと思う。学力テストももちろんトップを続けたいが、080829に書いた通り、「小学生でトップ、中学生で3位、大学受験で下位転落」のダウンスパイラルでは困るのである。中等教育の充実こそ、秋田県全体として取り組むべき課題だし、その一環として「もう一度、秋田県をスポーツ王国に」ぐらいの覇気を持ちたいものである。

(写真上:ネコの限界を知る知的で小さなナデシコ。ニャゴ姉さんみたいにバーベルで鍛えなくても、もっとネコに相応しい教育のあり方を探るべきである、というのがナデシコの意見。ニャゴ姉さんより、体重は2kgも少ない)

 平成生まれの秋田県人にとってはもう伝説にすら残っていないだろうが、080805に書いた通り、昭和30年代から40年代までは秋田は自ら「スポーツ王国」を名乗っていたのだし、実績だってキチンと積み上げていた。2006年夏に、ナマハゲを応援団の先頭に押し立ててTDKにかほが都市対抗野球で全国優勝した時、県出身の中高年は皆、昔を思い出して「当然だ」と感じ、しかし青少年は皆「何かの間違いだ」と呟いた。中川が投げた秋田経法大付、水沢が投げた金足農、2つの甲子園ベスト4はもう20年以上昔のことであって、桑田&清原の世代のことである。高山の秋田商や松本の秋田経大付が優勝候補だったのはもう30年前である。まして大久保が投げた秋田高校のベスト4は、40年以上前のこと、東京オリンピック時代のことである。秋田工のラグビーが全国制覇を続けていたのも、もはや記憶の彼方、秋田県人でさえ「知らない」どころか「ほんと?」と聞き返されかねないのだ。そろそろ、この辺が、限界のような気がする。及ばずながら、何でもいいから応援したいと思う。ま、とりあえずこういう場所で書いて、せめて記憶が風化するのだけでも防いでいきたい。

(写真上:朝のミラノ・ドゥオモ。午前のミラノは、9月上旬でも肌寒い。屋上へのエレベーター乗り場はこの下あたりである)

 9月5日、前夜の大騒ぎで疲れきって眠ったのが逆によかったらしく、6時半にはもう起きて、朝食会場に向かう。「朝食はしっかり」の方針は前回・半年前のボローニャ紀行の時と変わらない。日本から大量の味噌汁・カップ麺・コーンスープ・スナック菓子の類いは持参しているが、これはマッジョーレ湖での朝食用である。マッジョーレで7連泊するヴィラ・アミンタVilla Amintaは、私の旅行としては珍しく5つ星。「5つ星に7連泊」などというぜいたくは初めてだから、精一杯節約して「朝食なし」の宿泊プランを選択した。朝食付きだとどうしても1泊500ユーロ以上になってしまうのであるが、「朝食なし」で、しかも格の下がる「離れ」の部屋を選べば1泊380ユーロ。7連泊以上だと、1泊分が無料でサービスされるから、1泊あたりの宿泊料金は当然グッと下がる計算である。もともと私は1箇所に連泊して、そこから近くの都市に連日小旅行を繰り返すスタイルの旅行が好き。しかも1泊分サービスなら、この「朝食なし、離れ、7連泊」はベストの選択だったと考える。

(写真上:なんちゃってオブジェその1。ヴェネツィアにて。「ありゃりゃ、何を間違っちゃったんだ」というイタいオブジェがイタリアには多い。真面目そうなゴンドリエが、何だか悲しそうである)

 ヨーロッパ旅行では「4つ星ホテル」がベストだと思う。「3つ星」だとバスタブがないことが多い。この年齢になって、バスタブなしはさすがにきつい。「シャワーだけ」のそのシャワーカーテンがバサバサはずれてきたり、シャワーのドアがはずれて外に水が流れ出したり、そもそもそのお湯が出なかったり、隣の部屋の物音が冗談かと思うぐらいに聞こえたり、冷蔵庫がなかったり、ま、若いうちならそのぐらい我慢して旅行するほうが本人の成長のためにもいいと思うが、中年のオジさんがその種のドタバタを繰り返している図は、惨めそのものである。
 それに対して「5つ星」「最高級」「ラグジュアリー」の類いは、第1に、恥ずかしいというか、気恥ずかしい。朝食のレストランで既にドレスアップした客がいたり、いちいち部屋にフルーツのバスケットがサービスされたり、頼みもしないのにものすごい花束が飾ってあったり、オジさんの旅行にしては、派手すぎるというか、妙に華々しいのである。第2に、そういうホテルは「どこに行ってもみんな同じ感じ」でつまらない。コモ湖のヴィラ・デステ(080703から080712参照)のレベルまでいけば、さすがによそとは全く比べ物にならない思い出に残るけれども、大都市の1流ホテルなどというものは、東京でも大阪でもNYでパリでも大差はない。後になって爆笑するようなエピソードは一つも残らないのが普通で、要するにあまり面白味がないのだ。

(写真上:なんちゃってオブジェその2。ヴェネツィアにて)

 4つ星、というのは「なんちゃって1流」であって、1流ぶっているのに実際にはいろいろあからさまな穴が見えるのが楽しいのだ。ミラノ駅前のSPRENDIDOは、テクニックなしではドアが押し開けられないほど重たかったり、シャワーヘッドを引っ掛ける金具が突然スポッと壁から抜けてしまったり、地下鉄が通るたびにその轟音で起こされたり、見事ななんちゃってぶりが最高に楽しかった。ミュンヘンのプラッツルは、「環境に優しくない人は、電気のスイッチをつけっぱなしにしなさい」とか「環境に優しくない人は、水を流しっぱなしにしなさい」とか貼り紙がしてあって、まあ確かにその通りなのだが、そのイヤらしい言い方だけでも既に十分に「なんちゃって1流」だった。ウィーンのアストリア、マルセイユのローム・エ・サン・ピエールROME ET St. PIERRE、ともにその古色蒼然としたエレヴェーターを見た瞬間に19世紀にタイムスリップしたような爆笑気分を味わえた。ニースのウェストエンドも、ネグレスコなどプロムナード・デ・ザングレPromenade des Anglaisの超一流ホテルに囲まれているくせに、落雷があった早朝3時に全館非常ベルが鳴り響いて止まらなくなったり、テーブルも従業員も足りなくて朝食に長い長い長ーい列が出来て、従業員同士がケンカしたりしていた。

(写真上:なんちゃってオブジェその3。ミラノにて)

 こうやって「なんちゃって1流」を楽しむ余裕がありさえすれば、「4つ星」こそ旅の醍醐味なのだ。従業員だって、男子はインド移民、女子は東欧とロシアからの移民。ヴィラ・デステみたいに地元イタリアの美男美女が並ぶのも勿論悪くはないけれども、移民労働者のまだ何となくたどたどしい言葉を聞きながら、なんちゃってぶりを楽しみ、グローバルな雰囲気を楽しめるのが4つ星である。

(写真上:なんちゃってオブジェ・その4。ミラノにて。うーん。)

 というわけでミラノの4つ星、しかも「なんちゃって4つ星」と思われるアンバシアトリの朝食を大いに楽しんだ。朝食会場のレストランは3階のフロント横にあって、7時に降りていくと、もう7割ぐらいの席が埋まっている。ヨーロッパ全域からのビジネス客が多い。イギリス人と思われるイギリス英語の男性が、移民労働者と思われる中高年女性従業員を相手に、好きなだけイタリア語の練習をしているのが面白かった。私の後ろの席だったが、彼は私が記憶しているだけでも「グラツィエ・ミーレ・セニョーラ」を少なくとも10回は繰り返したのである。決してグラツィエだけでは終わらせないのだ。とにかくチャンスがあれば「グラツィエ・ミーレ・セニョーラ」を全部、キチンと言ってみる。内気で余りたくさん口を動かせない日本人は、ああいうのを真似るといいのだ。紋切り型の挨拶でもなんでもいい。出来る限り長いセリフを、恥ずかしがらずにたくさん口に出していってみれば、その言葉言葉に独特の口の筋肉が鍛えられ、かつ彼自身も従業員も「今日はたくさん話して、たくさんコミュニケーションして、楽しかった」という思い出しか残らない。「迷惑だった」などというイヤな記憶は、こういう場面からは決して残らないのである。

(写真上:ミラノ・ドゥオモの屋上。ここは何故か日本人密度が高い)

 ドゥオモの中で1時間。その後6ユーロ払ってエレベーターに乗り、ドゥオモの屋根からのアルプスの眺めを楽しんで1時間。9月上旬だが、さすがにアルプスに近いだけのことはあって、午前のミラノは肌寒いほどである。ホテル・アンバシアトリに戻ってチェックアウトしたのは、11時過ぎだった。

1E(Cd) S.フランソワ& クリュイタンス・パリ音楽院:ラヴェル/ピアノ協奏曲
2E(Cd) Paco de Lucia:ANTOLOGIA
3E(Cd) 寺井尚子:THINKING OF YOU
4E(Cd) Ono Risa:BOSSA CARIOCA
5E(Cd) 村治佳織・山下一史&新日本フィル:アランフェス交響曲
6E(Cd) Kirk Whalum:IN THIS LIFE
7E(Cd) Kirk Whalum:CACHÉ
10D(DvMv) DREAMGIRLS
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