2008年09月15日(月)

Sat 080913 代々木上原から梅ヶ丘まで歩く 床屋での「使用前&使用後」 マッジョーレ紀行

テーマ:アーカイブ
 昨日は夕方から散歩に出た。夕方4時まで原稿を書いた後で、さすがにずっと部屋にいてムシャクシャしはじめ、クマがムシャクシャしたりするとだいたい碌なことにはならないから、ウロウロ歩き回りでもすればムシャクシャも解消するだろうと考えたのである。外は真夏の暑さで、その辺を歩いていたおばあちゃんによれば、今日は30℃まで気温が上がったのだそうである。9月も中旬、月は中秋の名月に近いが、台風はまだ来ない。ススキの穂も余り目立たないようで、まだ夏もセミたちも何とか生きながらえているのである。
 余りの暑さに、散歩は近場で済ませるのがいいと判断。代々木上原から、東大駒場の裏を通って、池ノ上。井の頭線を渡って、北沢八幡と森厳寺の間を抜け、客が説教されることで有名らしい「小笹寿司」のあたりから、北沢川緑道に入った。不思議なもので、歩いているうちに何故か元気が出て、いくら暑くてもいくら疲れても、もっともっとという気分になってくる。これも「調子に乗る」の効用なのである。結局、北沢川緑道を西に向かって歩ききって、梅ヶ丘の駅前まで来てしまった。

(写真上:「おやツキノワさん、お散歩ですか。いってらっしゃい」。怠惰なことに、肉球だけで挨拶するニャゴ姉さん。ネコとの付き合いが長くなると、肉球をつまんだだけで意思が通じ合う)

 梅ヶ丘の駅前まで、代々木上原から約45分の道のり。散歩にはちょうどいいコースである。まだ5時、陽も高い。大いに汗をかいて、大いに喉が渇き、全身全霊でひたすら生ビールを求めているのだが、まだ飲み屋に行くには早過ぎる。というより、こういう住宅街の駅前はどこの飲み屋も開店は6時であって、時間帯としては小規模な駅前スーパーマーケットで夕方の売り出しが始まり、値段の下がったダイコンやピーマンやシシャモを買うか買わないかで、おばあちゃんたちが迷いに迷う頃である。
 ちょうど通りかかった床屋に入る。飲み屋の開店まで1時間を駅前の床屋で潰して、1ヶ月ぶりの丸刈りにしてもらおうと考えたのだ。丸刈りは6mm。丸刈りの「使用前」「使用後」の比較はそれなりにショッキングな見ものである。「使用前」は頭の髪がすべて3cm程度に伸びてボウボウに伸び放題であり、ヒゲは髪の毛以上に伸びるのが速いから、ビールを飲むのにもお茶を飲むのにもみそ汁をすするのにもいちいちヒゲを両側に寄せなければならないほどになっている。その状況を「カールおじさん」と呼んだ超有名予備校講師がいるが、まあ鏡を覗き込めばその呼び方を否定することは出来ない。
 それが「使用後」になると、一瞬目をそらすほどの「オッカナイおじさん」または「ヤバいおにいさん」に変貌する。「使用後」に、どこかのビルのエレベーターで一緒になった子連れの母親が、コドモに向かって必死で「ダメよ」と囁いていたことがあるが、何がどう「ダメよ」なのかは、聞いてみなくても何となく分かる。使用前使用後のショッキングな比較については、ぜひブログでも写真で紹介したかったのだが、今日は写真を撮るのを忘れてしまった。非常に残念である。いったん刈り取ってしまうと、再びチャンスが訪れるのにどうしても1ヶ月必要だから、1ヶ月待ってもらう以外に方法はないのだ。

(写真上:丸刈りはいやだな、と考え込むナデシコ。丸刈りにしても、その地肌はこんな縞模様なのである)

 ま、仕方がない。そんな下らないことをいろいろに後悔しながら、ほぼ1ヶ月ぶりで梅ヶ丘駅前「へちもんや」で酒を飲んだ。たっぷり歩き、たっぷり汗をかき、しかも1時間床屋で頑張ったから、ビールの旨さは格別である。鯛かぶと酒蒸し、サザエの刺身、肉豆腐の石釜焼き、タコ吸盤焼きなど。特に鯛かぶとが旨くて、とにかく魚を食べさせれば驚嘆するほど上手だから、食後にはネコの職人さんが解体ショーでもやったかのように、キレイに透き通った鯛の頭蓋骨の残骸が並び、鍋の底の汁までネコが舐めたあとと見分けがつかないほどすっかりなくなっていた。

(写真上:深夜のナデシコ姫とニャゴ姉さん。さすが秋である。暖かいテレビの前を2人で奪い合う)

 2007年9月4日、成田を昼過ぎに出発、いつものようにアリタリアの狭いエコノミー席にデカイ身体をはめ込んで、その身動きが取れない状況で12時間を耐え抜いて、ミラノ・マルペンサには17時頃到着。おお、またまたマルペンサである。何だかこの空港には昨日だったか一昨日だったかにもいたような気がしてならない。すっかり慣れてしまって、ほとんどこの空港で生活しているような気さえするが、ただ、今日はいつもより到着が遅い。宿泊先のホテルも、初めてのホテルである。大きなスーツケースを引きずって、夜のミラノ、それも怪しい人たちが少なくないチェントラーレ駅前とかドゥオモ付近を歩き回るのは避けたほうがいい。とにかく急いでミラノ市街に入って、ホテルを探さなければならない。
 スーツケースが出てくるのを待っていたら、Lago Maggiore(マッジョーレ湖)直通のプルマンがあるのを発見。「地球の歩き方」ではうるさくなるほど「バスをオススメ」しているのだが、プルマンとは、そのオススメのバスのことである。今回の旅行について日本で計画中には、このバスの情報は1度も出てこなかった。こうやってマルペンサ空港でマッジョーレ直通のバスを発見してみると、やはりこれはどうしてもバスがオススメである。3辺の長さの比が5:12:13の直角三角形で例えて言ってみれば、マルペンサからマッジョーレは5。マルペンサからミラノが12、ミラノからマッジョーレは13に該当する。わずか5で行ける湖に、わざわざ12でミラノへ、しかもミラノで1泊して、そこから13でマッジョーレに行くことになってしまった。おお、これではアホか間抜けか変人のようなものである。

(写真上:夕暮れのミラノ・スフォルツェスコ城付近。そろそろ怪しい人も見え隠れするようになる)

 しかしまあ、ものは考えようであって、マッジョーレ直行便のバスだってそれほど頻繁にあるわけではないし、ミラノに来るのも5ヶ月であって(このブログでは2日前にミラノを出発したばかりだが)久しぶりにドゥオモや何かにちょっと挨拶するのも悪くないだろう。いろいろ後悔するよりも、とにかく早めにマルペンサ・エクスプレスに乗って、ホテルにたどり着いたほうが良さそうである。
 終点ミラノ・カドルナ到着、19時半過ぎ。少し乗り換えに少し手間取って地下鉄でドゥオモ前、20時。既に日は暮れかけて、どんどん暗くなっていく一番イヤな時間帯である。宿泊先のホテルは「アンバシアトリ」、ドゥオモの裏通りにあるはずで、持参した昭文社版のガイドブックの地図にも、すぐ見つかりそうな場所に所在地が示されている。ところが、これがどうしても見つからないのである。確かにあるはずの暗い裏通りを、大きなスーツケースを引きずり、3回、4回、ぐるぐる回ってみたが、地図に記載されている場所にある雑居ビルはなんだか廃屋のような雰囲気で、少なくともホテルがテナントで入っているような感じではない。ネット経由で料金を払ったのは3ヶ月前だから、下手をすると経営破綻して夜逃げでもしてしまったのかもしれない。うぎゃ。こりゃ、困った。
 近くには馴染みのホテルGRAND DUOMOがある。そこに立ち寄って、そのフロントで「アンバシアトリ」の場所を聞くなり、うまく部屋が空いていれば1泊だけうまく押し込んでもらってもいい。そう考えてGRAND DUOMOに向かう。ところがそこも雰囲気がおかしくて、ホテルの看板が剥がされ、壁は崩れ、エントランスがあった当たりにはゴミが散乱し、酔っ払った15人ほどの集団がタムロして、タバコと缶のビールを片手に奇声を上げ、スーツケースを引きずってウロウロキョロキョロしている日本人のほうを興味深げに眺めている。一昨日書いた通り、ちょうどこの頃からこのホテルは改修中だったのである。おお、これは恐ろしい。ミラノの裏町のまん中で、立ち往生しかけている。そんな所でそんな集団に興味をもたれたら、だいたい碌なことにはならないから、すぐにその場を離れた。

(写真上:ミラノ、夕方の雑踏。エマヌエーレ2世のガッレリア付近)

 ま、疲労のせいで、度を失っていたのである。気がついてホテルに電話をかけると、フロントが出た。おお、経営破綻もしていなかったし、夜逃げもしていなかった。さすがに4つ星ホテルである。「地図にある場所にあなたたちのホテルが見つからない」というと、「英語がうまく話せない」という。「英語が話せる人はいないのか」というと「いま近くにはいない」。「場所はどこか」「うまく説明できない」「いま…の前にいるのだが」「そのあたりではない」「地図にあるビルの目の前にいる」「とにかくそこではない。説明できない」。押し問答をしているうちに、さっきの酔っ払い集団が私の財布に興味でももったらどうしてくれるんだ、と思うと、恐ろしくなってきた。こりゃ今回の旅行はたいへんなことになりそうだ、だから、マルペンサからマッジョーレへの直行バスを見つけておけばよかったのだ、と思ったが、もちろんいまさらそんな後悔は何の役にも立たないのである。

1E(Rc) Ewerhardt & Collegium Aureum:HÄNDEL/オルガン協奏曲
2E(Rc) チューリッヒ・リチェルカーレ:中世・ルネサンスの舞曲集
3E(Rc) Collegium Aureum:MOZART/EINE KLEINE NACHTMUSIK
SYMPHONY No.40
4E(Rc) Rubinstein:THE CHOPIN I LOVE
5E(Rc) Solti & Chicago:DEBUSSY
/LA MER・PRÉLUDE A L’APRE MIDI D’UN FAUNE
           RAVEL/BOLERO
6E(Rc) Bernstein & New York:/SHOSTAKOVITCH SYMPHONY No.5
7E(Rc) Rozhdestvensky & Moscow Radio:
BARTOK/DER WUNDERBARE MANDARIN
TWO RHAPSODIES FOR VIOLIN & ORCHESTRA
8E(Rc) Darati & Detroit:STRAVINSKY/THE RITE OF SPRING
9E(Cd) 東京交響楽団:芥川也寸志/交響管弦楽のための音楽・エローラ交響曲
10E(Cd) デュトワ&モントリオール:ロッシーニ序曲集
13D(DvMv) MUNICH
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