2008年09月13日(土)

Thu 080911 B組2008年版などの収録すべて終了 2007年4月ボローニャ旅行記終了

テーマ:アーカイブ
 今日で特設単科講座「B組2008年版」の収録がすべて終わる。1学期の収録が始まったのが6月半ばだったから、たった35回(1学期2学期で20回、それに夏期・冬期・直前講習それぞれ5回ずつが加わる)の授業収録に3ヶ月もかかったことになるが、途中に夏期合宿とか、長期にわたる講演会旅行とか、早稲田の過去問演習講座とか、関係ないかもしれないが北京オリンピックだの夏の甲子園だの、とにかく余りにいろいろなことがあった。収録が終わってふと気がつくと、夏が終わり、セミの声はコオロギの声にかわり、石垣島には大型台風が迫り、日は短くなって午後6時にはもうすっかり夕暮れである。

(写真上:ナデシコの右手の白い手袋。秋が近づくと、温かいテレビの前が好きになる)

 「B組2008年版」が、私の予備校講師生活で代表作の一つになったことは間違いない。今年収録の「C組2008年版」が英文法講座の代表作になったように、今度の「B組」は長文読解基礎講座の代表作である。代ゼミ時代には、同じテキストで1週間に10回も15回もの授業があったから、最後には自然に驚くほど上手に授業が出来るようになったが、東進ではすべてが「1回勝負」である。「うまくいかなかったから」と言い訳して何度も収録し直すようなことをすれば、職員の皆さんに多大な迷惑をかけることになるから、私は出来る限りすべての授業を「一発勝負」と考えて、収録し直しということは出来る限り避けている。90分の授業なら、収録時間も90分で、それ以上の時間をかけるようなことはしない。それでいてチャイムと同時に魔法のようにピッタリ範囲が終わるのである。ゲロ、また自慢かよ。うひょ。
 北野武によれば「お笑いの世界では、1発目がいつでも一番の出来」「何度やっても、結局1発目に勝つことは出来ない」らしいのだが、私も同じように「1発目信仰」を強固にいだいている。同じ教材で授業を繰り返すと「あれも付け加えたい」「これはこう説明すべきだった」と考えて、どんどん説明がくどくなり、くどくなれば逆にいろいろ矛盾をかかえ、教師本人の自己満足ばかりが先行して、生徒にとってはどんどん分かりにくくなる。余談に該当する部分でさえ、まず分量が増えすぎることもあるし、なぜその余談がここで入らなければならないのか、その必然性が薄れ、不自然さが拭いきれなくなる。要するに、流れが悪くなり、滞り、授業に対して生徒が夢中になりにくくなり、授業の効果は、教師の自己満足度に反比例して急速に低下するのである。

(写真上:「ツキノワさん、ブログそんなに書いて、大丈夫ですか。A4で2枚って、昨日宣言しませんでしたか。どうも3枚ぐらいになる予感がしますよ」と指摘するナデシコ。白い手袋で厳しくテーブルをたたいての指摘には、クマもたじたじである)

 今日で2008年度の授業収録はすべて終了、講演会を除けば、今日が仕事納めである。「ええっ、もう終わりなの?」と自分でも驚くが、D組20回、C組35回、B組35回、センター英語増補版4回、早稲田過去問演習4学部分、今年の授業収録の量は決して少なくない。これに参考書執筆、テキスト12冊作成、確認テスト作成、そういうことを合わせれば、今年も十分激務だったという実感がある。これに(まだ実数は確定しないが)年間70~80回の講演会、生徒からの手紙への対応、ま、なかなかよく働いているはずだ。
 で、夜は吉祥寺南口「須弥山(しゅみせん)」にて、日本酒を大量に飲んで、仕事納めをする。「9月11日に仕事納め」は確かに非常識かもしれないが、10月以降は講演会11本(まだまだ増える可能性あり)、参考書1冊執筆(完成したらもう1冊の可能性あり)、来年に向けてのテキスト&確認テストの見直し(新規テキスト作成の可能性あり)、仕事は実は山ほど残っているのだ。この辺で息抜きしても、神様は許してくれそうである。この店で飲んだ、福井の「白岳仙」秋田の「館の井」(ともに大吟醸)が秀逸。世間が「食の安全」「焼酎の安全」「日本酒の安全」で苦しんでいる中、うまい日本酒を堪能させていただいた。

(写真上:HOTEL GRAND DUOMO前から見た、側面からのミラノのドゥオモ)

 4月24日Duomo駅近くのホテルHOTEL GRAND DUOMOに宿泊。名前の通り、ミラノの壮麗なドゥオモの目の前であり、レストランからはドゥオモの側面が手に取るように眺められる。「5つ星」だが、すっかり古びてしまい、2008年に全面改装する。確かにカーテンも黒ずんでいるし、地下鉄が走るたびに客室で轟音が響くのも問題だろう。チェックイン時にフロントクラークが盛んに日本語で話しかけてくれるのも楽しいホテルで、改修の間はミラノでの宿泊に使えなくなってしまうのが残念である。
 チェックインが4時半だったが、ミラノの4時半はまだ日が高い。4月でも、日没が8時頃、暗くなるのは9時頃である。4時間もあればmust回りには十分だから、酒を飲んで1日潰してしまう愚を避けるためにも、早速部屋を出ることにする。ドゥオモ正面は改修中で鑑賞に値するものではなかったから、すぐに中にはいって(セキュリティも2~3年前に比較してずいぶん基準が緩くなったようである)、ステンドグラスを見上げて過ごすことにした。前回ここに入ったのは2005年3月。あの時はミラノ滞在は予定になかったが、急に思い立ってジェノヴァから電車で日帰り旅行をした。ずいぶん強行軍をしたものだが、ミラノからジェノバに帰って、夜10時過ぎに入ったジェノヴァ・ブリニョーレ駅前のレストランも忘れられない思い出である。マッシモという名前のウェイターの対応が温かったことも記憶に残っている。

(写真上:ドゥオモのバラ窓。次にくる時は、このバラ窓が綺麗にとれるカメラがあったほうがいいかもしれない)

 ドゥオモを出てもまだ真昼のような(正確には真夏の真昼のような)明るさで、日もなかなか暮れそうになかったから、「最後の晩餐」のあるグラツィエ教会Santa Maria delle Grazieまで歩くことにした。徒歩で20分ほど。到着したときには6時を過ぎていて、もう中には入れなかったし、もともと「最後の晩餐」は予約制で、2ヶ月も3ヶ月も前に電話で予約しなければ見ることは出来ない。ま、今回は教会の建物と、「教会の壁を隔てて、すぐ近くに、余りにも身近に、あの絵が存在している」という迫力ある実感だけ満喫して立ち去ることにした。「最後の晩餐」を見るのは次に来る時でいいだろうし、またすぐに来ればいいのだ。

(写真上:夕陽の中のグラツィエ教会Santa Maria delle Grazie。「最後の晩餐」を見るのは、結局2008年4月のコモ湖旅行の時になる。080623参照)

 残りは、ほとんど日常のウォーキングと変わらないスピードでミラノ中心部を歩き回った。スカラ座から、モンテナポレオーネ周辺を過ぎて、少し道に迷ったが、

(写真上:道に迷う前に見つけた怪しい寿司屋「PARCO」。いつかヨーロッパで見つけた「なんちゃって和食屋」の特集を組みたい)

「オメノーニの家」Casa degli Omenoniまで。ホテルに戻ったところで日が暮れて、これで今回の旅行は終わりである。

(写真上:夕暮れの「オメノーニの家」Casa degli Omenoni)

 4月25日、いつもなら、旅行の最終日にも書き留めておきたい事件が1つ2つ起こるのだが、今回は何事もなくきわめてスムーズに締めくくりを迎えた。翌日も快晴、HOTEL GRAND DUOMOの「まあ豪華」ではあるが、シャンペンの気配もない少し寂しい朝食をとる。出発を控えていることもあって、少し控えめにしなければならないから、もちろんシャンペンなんかが同席してもらっては困るのであるが、しかしいやしくも5つ星のホテルの朝食で、あいつの顔が見えないばかりか、あいつが近くにいてくれる気配もなく、しかもウェイターもウェイトレスもあいつを連れてきましょうかという素振りさえない。最大の友であり最大の敵でもあるあいつが、その気配さえ消している状況で、旅行の締めくくりをしなければならなかったのは、やはり寂しかった(080705&080708参照)。ホテルは改修に入る直前、従業員も少なからず寂しげで、シャンペンどころではなかったのかもしれない。

(写真上:ミラノ・スカラ座。次回はここに入り浸ることも考えている)

 以上、10日にわたったボローニャ紀行は終わりである。ボローニャ空港到着のすったもんだから、酸っぱいホテルでの滞在、フェラーラとパルマでの人生の危機、ラヴェンナの中高生集団、サン・ルーカへのポルティコの道、「トゥット・ディ・ラ!!」、パドヴァのサンタントニオ教会、眠りこけたブラーノ島の昼下がり、サンマルコの夜のミニコンサート、思い出は尽きず、これまでの様々な旅行に決して引けを取らない素晴らしい10日間だった。マルペンサ発15時。翌朝10時過ぎに成田着。成田も快晴だった。
 ただ、ダイエット中だったのが、少し残念。次回のイタリアは2007年9月のマッジョーレ湖旅行であるが、そこでは完全にダイエット抜きで、食事の面でも楽しいイタリア旅行記にしたいと思う。

1E(Cd) Lenius:DIE WALCKER - ORGEL IN DER WIENER VOTIVKIRCHE
2E(Cd) Bernstein & New York:BIZET/SYMPHONY No.1
OFFENBACH/GAÎTÉ PARISIENNE
3E(Cd) Prunyi & Falvai:SCRIABIN/SYMPHONY No.3 “LE DIVIN POÈME”
4E(Cd) Knall:BRUNNER/MARKUS PASSION 1/2
5E(Cd) Knall:BRUNNER/MARKUS PASSION 2/2
6E(Cd) Akiko Suwanai:DVOŘÁK, JANÁĈEK, and BRAHMS
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