2008年08月01日(金)

Wed 080730 東進合宿第2ターム最終日 フェラーラ紀行1

テーマ:河口湖夏合宿
 東進合宿第2ターム最終日。昨夜からクラス90名全員が5時まで徹夜でテキストを総復習、最後の「まとめテスト」で90名全員が合格点をクリア、というより、97点以上を記録。平均点は99.8点になった。

 こういう結果が出ると勢いづくのが生徒たちである。朝5時以降も教室に残るかどうかは自由で、他人の意見は一切聞かずに自分の意思だけで決めるのだが、90%以上の生徒が最後まで残って勉強を続けた。これは完全に前代未聞である。朝6時、残った85人で声を合わせて音読。午前7時のリミットまで私も付き合って、最後の修了判定テストに備えた。

 午前10時から、クラス閉講式。第2タームのこのクラスは、第1タームに比較しておとなしめで、2日目ぐらいまでは心配させる部分が少なくなかったが、3日目からは一気に立ち直って、最後の盛り上がりは私も経験したことがないほどのものだった。

 スタッフも成長した。中山、田原、鈴木、秋本、山本、責任者の重信、開講当初あまりにも頼りなかったこの6名で、見事にクラスを盛り上げてくれた。最後の挨拶をしながら涙ぐむスタッフも多かったが、生徒とともに自分たちもこれほど成長してきたのだから、涙も頷けるものがある(写真はクラス閉講式、スタッフの挨拶の様子)。

 12時半から全体閉講式がある。その前に、生徒たちは私のサインを欲しがる。30分足らずで100人近い生徒たちにサインするのはたいへんだが、例の「宇宙征服。」だから、難しいことはない。これも講師の仕事である。

 どういうわけか「携帯の待ち受けにするから」と言って私の写真を撮りたがる生徒もいる。ワケが分からないが、ニヤニヤ笑いつつ一緒に写真に収まったりしているうちにあっという間に時間が過ぎてしまった。

 生徒たちが全体閉講式の会場に移動した後、スタッフは教室の後片付けをする。私はこういう「宴のあと」の雰囲気が好きである。スタッフを手伝ってスリッパなどを片付けながら、この5日間を振り返る。

 生徒もスタッフもあまりにも消極的だったから、2日目の昼に一喝して、そこから一気に頂点へ登り詰めた。こういうパターンもあり得るのだ。貼り出した最後の成績表を眺め、生徒たちの去った誰もいない教室のイスを眺めて、いいクラスだったことを実感する。

 あとは、第1タームと全く同じことである(080725参照)。短い全体閉講式があり、クラス最優秀者の西川さんを表彰し(彼女は3部門で表彰された)、講師全員が挨拶し、生徒全員で雄叫びをあげ、帰りのバスに向かう生徒をホテルロビーで見送った。

 気がつけば、明後日から8月である。久しぶりに外の光を浴びる生徒たちは一様に眩しそうである。残念ながら今日になって富士山は雲に隠れてしまったが、7月末の1番眩しい太陽を見上げて、彼らは満足気に帰っていく。

 完全に徹夜した90名ほどの私の生徒たちはまだ興奮が冷めない様子である。私からの指示で、彼らはバスの中でもテキストの復習に励むことになっている。気を失って眠るまで、テキストと睨めっこすること。気を失うまで、決して気を抜かないこと。

 もちろん、そうは言ってもそんなに長くは持たないのだ。バスが河口湖を離れて10分もしないうちに、彼らのほとんどは気を失い、テキストを抱えたまま、口をあけたまま、満足感で少しニヤニヤしたまま、やっとのことで思い切り眠れる解放感の中で眠りに落ちるのである。

 私も東京に帰ることにする。河口湖駅14時40分発の新宿西口行のバスに乗る。座席番号2C。途中の富士急ハイランドからバスは満員になって、私の隣には中学生ぐらいの娘を2人連れたお父さんが乗り込んできた。

 彼が汗を拭き拭きコーラのふたを開け、コーラが勢いよく吹き出て彼のお腹にこぼれ、彼があわててタオルでお腹を拭いているのを横目で見ながら、私も気を失うように眠りに落ちた。ちょうど生徒たちがみんな気を失った頃である。

「イヤイヤながら」という風情で始まった合宿だったが、こうして講師が率先して幸せの中で気を失って終了することになる。写真は、生徒が去った教室。合宿終了直後のこの余韻には、思わず泣きそうになる。

 4月18日、午前中フェラーラを見て、午後からラヴェンナに移動する予定である。私のダイエット計画では「朝食をしっかり」ということになっているから、朝早く起きて朝食のレストランに出かける。部屋の匂いは酸っぱくても、たとえ自己申告でも4つ星のホテルである。朝食はそれほど悪くない。
 ハムもチーズも何種類か並んでいるし、ベーコンとタマゴは温かいのを食べられる。食べようと思えばケーキも数種類用意されている。見本市開催中ということで、一見してビジネスの客が多いが、別に申し訳なく思う必要はない。さすがにシャンペンは出ていないが、その分たっぷり3食分ほど平らげて、昨夜の空腹の仇を取った。

 今回の旅行には、5日分のイタリア国鉄パスを購入した。各駅停車での移動が多いし、移動も短距離ばかりだから、パスを買っても元が取れるかどうかギリギリのラインなのだが、いちいち切符を買う必要がないのがパスの強みである。

 ミラノなら自動販売機が何台もあるし、イタリアの自動販売機としては珍しくキチンと機能しているから、切符を買う手間は気にならないのだが、地方都市ではそうはいかない。「窓口に並んで切符を買う」ということになれば、非常識なほど時間がかかるのである(Mon 080616参照)。下手をすると電車に乗り遅れる羽目になったりする。地方の電車は本数も少ないから、乗り遅れたら大変なことになる。

 というわけで、10日間なら好きな日を5日選んで使用できる鉄道パスを日本で購入してきた。これもまた水戸黄門の印籠みたいなものである。決して怠けることなく回ってくる検札係に「これが目に入らぬか」というポーズで差し出せばいい。

 ただし、パスには不便な点もあって、必ずパスポートを携帯しなければならない。パスを見せるときに必ずパスポートも提示しなければならないからである。いろいろ悪い人もウロツイているイタリアの真ん中で、いつも胸ポケットにパスポートを入れているというのも危険な話である。心中穏やかではないが、やむを得ないものはやむを得ないから、旅行中ずっと心中穏やかではない状態で通すことにする。

 ボローニャ発8時55分、フェラーラ到着9時半。途中の小麦畑も輝いて見えるほどよく晴れて、フェラーラは汗ばむぐらいの暖かさである。上の写真はフェラーラ駅前。国鉄の駅からフェラーラ中心部まで20分ぐらい歩くのだが、こんなによく晴れるとこの20分の散歩がまた楽しみである。

「地球の歩き方」では、また定番のように「遠いからバス利用がオススメ」となっているが、店を開きはじめた花屋を眺め、駅に急ぐ地元の人たちを眺め、運が良ければ地元のおばあちゃんに挨拶してもらい、挨拶を返し、うさん臭げなおじいちゃんの視線を避けながら細い路地を抜け、小学校の脇、アパート群の裏、およそ観光客のいないそういう道を抜けて急ぎ足で歩いていく、そういう散歩の楽しみを満喫しない手はない。

 とは言っても、フェラーラにいられるのは3時間半しかない。たったそれだけの間に、イザベッラ・デステが生まれ、サヴォナローラが生まれ、アルフォンソ・デステが活躍し、ルクレツィア・ボルジアが嫁いできた、

 ルネサンスの鮮やかな花のようなこの街をくまなく探検しなければならない。路地の向こうに巨大なエステンセ城の真っ赤な姿が見えてきた感動は大きかったが、この街の探検に3時間半しか予定しなかった自分の計画に、早くも少し後悔を感じはじめていた。写真、エステンセ城の前で激しいポーズで市民に語りかけているのは、サヴォナローラの像である。


1E(Cd) Harnoncourt:BEETHOVEN/OVERTURES
2E(Cd) Kempe & Münchener:BEETHOVEN/SYNPHONIE Nr.6
3E(Cd) Karajan & Wiener:BEETHOVEN/MISSA SOLEMNIS①
4E(Cd) Karajan & Wiener:BEETHOVEN/MISSA SOLEMNIS②
5E(Cd) Furtwängler & Vienna:BEETHOVEN/SYMPHONY No.7
8D(DvMv) THE INSIDER
11D(DvMv) KINGDOM OF HEAVEN

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