しかし、今回、コンポートと言いつつ、コンポートしたのはタイの方です。
缶詰を使いました。
《Longan in syrup》
--THAI AGRI FOODS PUBLIC COMPANY LIMITED--
内容量:565g
原産国:タイ

お気に入り登録している *中国セレブさんのブログ*で春に見た‘ロンガン’という果物の缶詰を業務スーパーで発見し、購入してしまいました。
以前、仕事関係でこの缶詰、見せて頂いたような気がするのですが、はっきり憶えていません。
中国南部や東南アジアで多く栽培されているようです。記憶が正しければ、生の果実はまだ輸入許可が下りていないので缶詰や乾燥ものでしか日本ではお目に掛かれないとおっしゃっていたような・・・。
生の果実は *中国セレブさんの龍眼の記事_05/04/06log*で見せて頂いてくださいませ。茶色の小さな梨のように見えます。
中国セレブさんがおっしゃっていらしたように、ほんとに、ライチに似た食感でした。果肉は白色のものとピンク色のものがあるそうです。ピンク系の方は2~3日しか日持ちがしないので加工することはできないそうです。栽培されている農園の方が自家用に植えて楽しんでいるとのこと。ピンク系の方が美味しいそうです。そう言われると食べに行きたくなってしまいます。タイ、行きたいですね。

生の実の皮をむき、白い果肉を少しめくると、中から大きな黒い種が出て来るそうですが、その様子が龍の眼に見えることからこの名が付いたと言われています。缶詰は種抜き加工してあったので、実際に見ることは出来ませんでした。その種にはサポニンが含まれる為、石鹸や洗髪剤として利用することもあるようです。
検索してみたら*完熟龍眼(ロンガン)100%蜂蜜/楽天市場*を発見しました。
龍眼のハチミツは輸入できるのですね。黒に近い色をした蜜です。濃厚で美味しそうです。

中国では万能薬として名高く、漢方薬にも利用されているそうです。眼精疲労に利き、解毒作用もあるそうで、物忘れ防止の薬効もあるとされています。乾燥葉や花はハーブティーとして利用されているそうです。香りはアールグレイで有名なグレイ伯爵がラプサンスーチンと言う独特の芳香を持つ紅茶の原型である希少な茶葉と出会い、薫香する前の茶葉そのものの香りを龍眼に喩えたそうです。その香りを再現するためにブレンドされ香り付けされた紅茶がアールグレイだと言われています。ベルガモットと龍眼の香りは似ているのでしょうか?グレイ伯爵を虜にした龍眼の香りもとても気になります。

ロンガンは葉、花、蜜、果実、種、香りと、余すところ無く利用できる優れた植物なのですね。
知れば知るほど、缶詰の中味をザザッと器にあけて、ただ食すというのは勿体ない気がしてきました。
そこで・・・・・


《龍眼と白キクラゲのコンポート*グラニテ添え》
--handmade--

今まで、写真を眺めるだけで満足し、作ったことの無かったレシピ本から
初めて一品作ってみることにしました。

 食後の誘惑
  —キハチの看板デザート
  清水 康生 (著)
  単行本(ソフトカバー)
  ¥1,470(税込)
* Amazonの書籍紹介pageへ*


...のレシピを参考にして作りました。
そうです。あの【KIHACHI】のレシピです。

P.50の‘ライチーと白キクラゲのコンポート’と
P.56の‘グラニテ’のレシピを参考にしてアレンジしてみました。

白い半透明の果実‘ロンガン’のコンポートと白キクラゲを一緒にシラップに漬け込み、同じシラップから作るグラニテを添えます。
白のグラデーションを楽しむデザートです。
ポイントに赤いクコの実を散らします。

缶の中のシラップは丸々使いました。
そして、レシピの分量まで水を足し、グラニュー糖を大さじ5杯加えて味を整えました。レシピよりも更に甘さ控えめだと思います。
しかし、缶詰一缶丸ごと使った分量でレシピの割合を変えたので、物凄い量が出来上がってしまい、4日間堪能することになりました。

量もたくさんあることから、作って3時間ほどした時に1回目を食べてみました。レシピには冷蔵庫で一昼夜置くと書かれてあったのですが、我慢できませんでした。
しかし、白キクラゲを食べて、一昼夜置く意味がよく解りました。
ちょっと、生臭いようなきのこ独特の風味が感じられて、デザートとは言い難いものでした。
静かに匙を置きました。

そして、一昼夜置いたものを食べてみました。
全く違います。
全体の味が、すっかり纏まっていました。

白キクラゲはシラップのあっさりとした甘味をまとい、ヒラヒラとした形状は見た目にも美しく、コリコリとした食感が絶妙でとても面白いアクセントとなり、この一品を惹き立てる役目を担っていました。
クコの実は、シラップで一度煮ているので全体にプックリとシラップを含み、乾燥のものとは全く違った食感と柔らかな甘味に変化しています。
グラニテは、ただ、シラップを粗いシャーベットに仕上げたものですが、舌の上でひんやりと溶ける感覚が夏のデザートとして、とても嬉しい効果です。添えてみて大正解でした。次回作るときはライムの風味をプラスしても良いかもしれません。
龍眼だけで食べるよりも、かなり楽しく堪能することが出来たと思います。



白キクラゲはその昔、中国で不老長寿の妙薬として珍重されていたようです。
生える木によって効能が分かれ、桑の木に生えたものは増血作用が期待され、動脈硬化の予防や産後の滋養強壮などに効くと言われています。また、ザクロの木に生えたものは扁桃腺や肺結核、エンジュの木に生えたものは痔や下血の治癒が得られると言われています。
この白キクラゲはどんな木に生えたものでしょう?
気になります。
どの木に生えたものでも強精剤に使われる程、鉄分やカルシウムが他のキノコよりも、ずば抜けて多いそうです。
(余談ですが、フランス語のキクラゲは直訳すると‘ユダの耳’です。何だか、キリスト教的にイメージ悪い名前ですね。ヨーロッパではニワトコの木によく生えるそうで、ユダ、そうです。紛れもなくキリストを裏切ったとされるユダのことですが、そのユダはニワトコの木で首を吊って死んだと言い伝えられているので、この名が付いたそうです。いっぺんに食べたくなくなりますね。このキクラゲは他の木に生えたものだと信じておきましょう。)

クコの実は肝臓に作用して脂肪がたまるのを防ぎ、ホルモンの分泌を盛んにし、強壮や疲労回復に良いとされています。

よって、このデザートは薬膳的に考える事も出来ます。
若返りのデザートと言ってもいいのではないでしょうか?

*KIHACHIsite*
検索してみたら、ありました。

大阪には昔、ソフトクリーム店しか無かったのですが、あっという間にケーキのテイクアウト店や無国籍レストラン、イタリアンレストランが出来ています。でも、レストランのメニューは全体的にお高く、敷居がとっても高いので、行ったことありません。
黒ゴマのソフトクリームやフルーツのロールケーキ、とっても美味しいと思います。
まず、カフェを作ってくれたらいいのに。
近畿地区在住の方々、そう思いませんか?
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