ムサビ生×加藤一訓2017 ⑧裂

テーマ:
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花:ヘリコニア(ロブスター)、シュロ
器:松岡亜実作ガラス花器


裂け目をモチーフにした円柱状の花器です。高さが1070㎜あるかなり大きな作品です。


この力作には個性が強い花が似合いますね。


振りかざすと強力な魔法が使えそうなヘリコニアの花を裂け目から大きく立て、足元には工芸工業デザイン学科では石膏で回転体を作るときに芯に巻きつけるシュロ縄の材料となる繊維が樹皮から採れるシュロの葉を添えました。


花物ひとつ、葉物ひとつでいけばなを構成する手法を一花一葉と言います。


器のインパクトに対抗する攻撃力高めの一花一葉をやらせていただきました。


以上8作品に対する花と器の掛け算をお楽しみいただけましたでしょうか。


このブログがガラス専攻3年生のみなさんのこれからの制作に、またこれから花器を作る方の参考になれば幸甚です。



最後に、工芸工業デザイン学科ガラス研究室教授の大村俊二先生、助手の五十嵐桃子さん、教務補助の柴田有紀さん、ガラス専攻3年生のみなさん、デモンストレーション並びに展示をご覧いただいた方々に心から感謝いたします。

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ムサビ生×加藤一訓2017 ⑦波

テーマ:
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花:アレカヤシ、オンシジウム(ハニーエンジェル)、モカラ(カリプソ)、デンファレ(ジャクリーントーマス)
器:斎藤ちひろ作ガラス花器


水をモチーフにした花器です。南の海を四角く切り出してきたような色合いが美しいです。


デザインチェックの際にダイナミックな水のスケッチもあったので、器の静的な水とは逆の動的な水を花で表現してみました。


オンシジウム、モカラ、デンファレを彩り豊かに器へ挿し、それを足がかりにして大きく矯めたアレカヤシの葉を波が被るように立てました。


サーフィンで波がパイプ状になった時の中の空間を「グリーンルーム」と言うそうですが、それを意識して活けました。


花と器で描き出すトロピカルな夏です。
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ムサビ生×加藤一訓2017 ⑥積

テーマ:
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花:ポピー、コリヤナギ
器:山川由布子作ガラス花器


「積み器」をコンセプトにしたレイアウトを自由に楽しめる花器です。寒色系の色合いが美しいです。


建築物のようにレイアウトして使ってみました。このままだと花を立てにくいので、撓めたコリヤナギを足掛かりにして暖色系のポピーを活けました。


寒色系の器に暖色系の花、ガラスの硬さにポピーの花の柔らかさ、水平垂直で構成された器に曲のある植物…。無機物と有機物が対比しながら豊かな世界を構築しています。



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