日本人って、海老好きですよね。
久々のブログですが、今日は知らない方が良かったと思われるかもしれないエビの事情と、粋ラボで使う天然エビのお話です。
スーパーや外食で見るエビ(エビフライ、エビの天ぷら、海老カツ、エビの刺身など)
輸入養殖のエビはほとんどの場合添加物まみれです。
そして日本に出回るエビの91%が輸入です。
どんな添加物か、、、
保水剤(pH調整剤、酸味料、リン酸など)
ぷりぷり食感をいつまでも楽しめます。
エビチリとか、海老チャーハンとか、エビフライとか、もうプリップリですよね。
抗菌剤(養殖時の餌に入ってるため、表記なし)
養殖の時に病気が発生しても大丈夫なように、餌には抗菌剤が含まれます。
養殖は大きく分けると2種類
粗放養殖=広い場所で放牧のように養殖されるタイプ
集約養殖=池やプール、水田などで満員電車のように養殖されるタイプ
成長促進剤(餌に入ってるため、表記なし)
これはエビだけの話ではありません。
魚はもちろん、野菜や家畜にまであらゆる場面で使われる成長ホルモン剤。
一部ではこの影響が胎児や幼児の成長に大きな影響を及ぼすとも言われています。
酸化防止剤
エビの色を保つ、発色を良くするために使われます。通常、エビは酸化して黒ずんできます。
ざっとこんな感じで、食品の裏側にはいろんな薬品の働きで、いつまでも劣化せず、見た目も美味しそう。欲しい時にいつでも手に入る。という世界が成り立ってるんです。
食べ物には旬があり、育つのには時間がかかるのが本来です。
さて、そんなエビ事情ですが、
ほんとに安心して食べられる全く薬品を使わない天然エビを輸入している会社があります。
パプアニューギニア海産。
311までは宮城に工場がありましたが、震災で工場は流され、壊滅状態。
しかし、志しを高く持ち続け、
大阪に拠点を移して再起させた会社さんなのです。
最近では 《生きる職場》という本も出版され、工場でのフリースケジュールが話題になっている会社でもあります。
5年ほど前、工場長が粋ラボに来店して下さった縁があり、今回初めて大阪の工場見学に行って来ました!
自然溢れるパプアニューギニアで元気いっぱいに育ったエビを、捕獲してから船の上で選別し、急速冷凍することにより、鮮度が全然違います。
1度も解凍されることなく届いたエビを加工し、再冷凍。
工場内にも薬品や添加物は一切なく、
洗浄は全てシャボン玉石鹸。
環境汚染を徹底的に考え、
働く人たちの幸せも考え、試行錯誤しながら仕事されている姿に、共感、感動いたしました。
そんなパプアニューギニア海産のエビ
7月からメニューに登場します
工場の前には、オーガニックや自然食のセレクトショップがあり、オーガニックコーヒーが飲めます☕️
工場長、北斗さんの著書。
オススメです!
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