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肛門のかゆみ

テーマ:ブログ
2008-07-20 11:47:24

肛門のかゆみを訴える患者さん。原因は?

続発性肛門掻痒症、原発性肛門掻痒症(原因不明)がある。

続発性肛門掻痒症の原因疾患
1.肛門疾患(痔核・痔瘻・裂肛・直腸炎)。
2.寄生虫(蟯虫・毛しらみ・疥癬など)。
3.肛門真菌症(カンジダなど)。
4.肛門周囲皮膚炎(軟膏・消毒薬・石鹸など) によるもの。
5.全身疾患(糖尿病・肝硬変など)によるもの。
6.婦人科疾患(慢性膣炎など)によるもの。
7.薬(抗生剤の服用)によるもの。
どの場合でも肛門周囲を不潔にすることや湿った状態を続けることでますます悪くなります。

《治療法》
原因がどうであれ、肛門を清潔にすることが大切。
排便後はウォシュレットなどでよく洗い、なるべく乾燥させるようにします。
肛門を清潔にするために石鹸や消毒薬を使用する場合は、皮膚炎をおこさないように、自分の皮膚に合うものを選択することが大切です。
かゆみが強い方は、内服薬の痒み止めを使ったほうが良い場合もあります。
軟膏を塗布した場合、治療のために使用した軟膏でますます症状が悪化することもありますので、できれば薬局・薬店で相談されたほうが良いと思います。
ここまで試みたけれど改善されないときは、ぜひ専門医の診察を受けましょう。いずれにしろ、肛門のかゆみを感じたら、適切な薬を使用をしなければ良くなりません。



肛門(こうもん)周辺のかゆみは、程度の差こそあれだれでも経験するもの。部位が部位だけに、かゆみがひどくても市販のかゆみ止めに頼る人が多いが、逆効果を招くケースもある。肛門周辺にかゆみを伴う病気は多いので、まず皮膚科を受診して原因を究明したい。

● 多いカンジダ症

 肛門周辺にかゆみを伴う病気は代表的なものだけでもカンジダ症をはじめ、痔疾(じしつ)、硬化性委縮性苔癬(たいせん)、フォアダイス病、直腸や子宮など下腹部のがん、蟯虫(ぎょうちゅう)症、尖圭(せんけい)コンジローム-などがある。また、アトピー性皮膚炎でもちょっとした刺激で肛門周辺がただれることがある。
 このほか、これといった原因疾患がなくとも太っていて左右のしりの肉が密着している人が座ったまま仕事を続けて蒸れたり、女性では生理用のナプキンなどでかぶれを起こしたりする。
 多いのはカンジダ症、痔疾、肥満者のかぶれなど。なかでもカンジダ症は赤ちゃんやお年寄り、あるいは糖尿病の人に起こりやすいという。
 カンジダは皮膚や粘膜などに常在するカビの一種。通常は人体に害はないが、抵抗力が落ちたときなどに疾患をもたらす。

● 常に清潔保つ

 カンジダ症の症状はかゆみはもちろんのこと、肛門や陰部が少しただれたようになり膿疱(のうほう)といってうみをもった小さなぶつぶつが生じる。このため下着が汚れる。
 いずれにせよ、少しかゆい程度では我慢したり市販のかゆみ止めを使う人が多い。しかし、かゆみの原因によって治療法は異なる。素人判断で市販薬に頼っていると、ただれやかぶれがひどくなるなど逆効果になりかねない。
 実際、症状がこじれてから受診する人が多いのだが、ただれがひどくなると痛くて歩けなくなる。また、浸出液がたんぱくに変性し血管やリンパ管を通じて全身に運ばれ、一種のアレルギー反応を起こして体中に湿疹(しっしん)が広がることもある。
 さらには、直腸がんなど重大な病気を見逃す危険性もある。肛門周辺にかゆみを覚えたときは、恥ずかしがらずに皮膚科を受診して原因を究明してもらうことが大切だ。
 また、高齢化社会を迎え寝たきり老人が増えているが、こうした老人はカンジダ症とおむつかぶれを併発しやすい。看護する人が小まめにおむつを取り換え、常に清潔を保つようにしたい。


きちんとお風呂に入って洗っているのに、肛門のかゆみがとれません。どうしたらいいでしょうか(20代 女性)
肛門にかゆみが出る病気はいろいろありますが最も多いものは、肛門周囲の皮膚炎を起こしている場合です。
 
みなさん肛門がかゆいと不潔が原因ではないかと風呂場で一生懸命に肛門をこする人がいますが、これは返って逆効果です。皮膚炎は擦る事によってより一層悪化する為に決して擦ってはいけませんし、石鹸も使わない方が望ましいくらいです。(本当に不潔な場合は除きますが、使用するならば刺激の少ない中性石鹸がよろしいです)
 
そして、自分の病態にあった軟膏を塗る必要があります。軟膏はいわゆる皮膚炎に対するものでいいのですが、原因が真菌(カビ)である場合は、まず真菌をやっつける軟膏を先に数週間塗る必要があります。
 
またかゆみの原因が直腸肛門の疾患(いぼ痔,切れ痔,痔ろう,肛門腫瘍など),性行為感染症(梅毒,淋菌,コンジローマ,クラミジア,ヘルペスなど),婦人科的疾患(膣炎などの波及),肛門皮膚の癌である可能性もありますので、痒みが持続する場合は自分で解決せず、早めに肛門科か皮膚科への受診をお勧めします。


肛門周囲の皮膚のかゆみ(肛門そう痒症)には、多くの原因があります。たとえば、乾癬(かんせん)やアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患、糖尿病、肝臓病といった内臓疾患、肛門皮膚垂や排膿性瘻などの肛門疾患、ボーエン病などの癌があります。また皮膚に塗布された麻酔薬やさまざまな軟膏、あるいはせっけんに含まれる化学物質によって生じた接触性皮膚炎などのアレルギー反応もこの原因になります。真菌、細菌、寄生虫(ぎょう虫、まれに疥癬やシラミ)が肛門につくとかゆくなります。また、抗生物質、特にテトラサイクリンの副作用としてかゆみが出現することもあります。

香辛料、かんきつ類の果物、コーヒー、ビール、コーラ、ビタミンCの錠剤も、排便のときに肛門を刺激し、かゆみを生じます。排便後に便がきれいにふき取れていなかったり(特に大きな外痔核がある人)、逆に肛門部をふきすぎたり、せっけんでゴシゴシこすったりすると、かゆくなることもあります。パンティーストッキングやきつい下着(特に綿以外の下着)を着けていると、蒸れて暑い日にはかゆくなります。また不安などの心理的なストレスもかゆみの原因となり、不安‐かゆみ‐不安の悪循環(不安があると掻き、掻くことが刺激となって感染症を起こし、この刺激と感染症がさらにかゆみをもたらし、掻くことでさらに不安が募る)に陥ることがあります。

治療

排便後、肛門部を脱脂綿や柔らかくなめらかな紙、ティッシュペーパーなどできれいにふきます。この際、温水で湿らして使うとよいでしょう。コーンスターチや少量のタルクを含有したパウダーを振りかけると早く乾燥し清潔が保たれます。ステロイド薬のクリームやミコナゾールなどの抗真菌性クリーム、鎮静薬の座薬が用いられることもあります。かゆみの原因となるような食物は症状が改善するまでは控えます。衣服はゆったりとしたものにし、寝具も軽いものを使用します。症状が改善せず癌の可能性があれば、皮膚のサンプルを採取して検査します。

肛門が痒いという訴えは、肛門科では比較的多いものです。


<原因>
肛門の皮膚炎の原因は大別して、二つあります。真菌(水虫などかびの仲間)によるものと、薬品による化学的な刺激によるものです。
前者は俗称でいうなら「おしりのインキン」です。中年男性だけでなく、女性にも悩んでいる方が多い病気です。
後者の 化学的な刺激としては、石鹸によるもの、痔の軟膏の副作用、汗もによるもの、薬のアレルギーによるものなどがあります


<予防>
おしりの風通しをよくするようにムレルジーンズなどはひかえましょう。下着は化学繊維をさけ風通しのよい木綿にしましょう。座るお仕事の方はまめに立つようにしてお尻をむれさせないようにします。お風呂の時、おしりはお湯で洗うだけにしましょう。潔癖症で石鹸で肛門を洗うのは逆効果です。痔の軟膏を使っていてかゆみが出たら中止しましょう。大きな外痔が悪化の原因の場合は切除をすすめます。かく事自体で病変が広がりますの。かゆみ止めを使いましょう。下痢をしないようにし、下痢をしたら排便後はウヲシュレットで清潔を心がけましょう。


<治療>
皮膚炎の原因が何かを診断することが一番大事です。真菌なら水虫の薬を使います。他の原因でしたら、ステロイドや炎症を抑える軟膏を使います

1日中、皮靴を履かなければならないビジネスマンの水虫がなかなか治らないように、座っているお仕事の方の肛門の皮膚炎もなかなか治りません。肛門の皮膚は体の中で「最も過酷な環境にある」といえます。気長に治療を続けましょう・・・

<注意>肛門の湿疹の大部分はこのようなカビか化学的刺激によるものなのですがまれに皮膚ガンのこともあります。ぺージェット病、ボーエン病といわれるもので通常の湿疹と区別しにくいものです。これは私たち肛門科よりも皮膚科の先生のほうが得意です。肛門科に診てもらっているが湿疹がよくならないという場合は皮膚科の先生にも相談すべきです。


肛門の痒みの疾患

肛門皮膚の疾患 接触性皮膚炎、皮膚湿疹、皮膚真菌炎、薬物性皮膚炎、乾癬、皮膚腫瘍
性行為感染症 梅毒、淋菌症、尖圭コンジローム、クラミジア症、単純ヘルペス
直腸肛門疾患 痔核、痔ろう、 裂肛、直腸脱、肛門陰窩炎、肛門機能低下、肛門変形、 直腸炎、直腸潰瘍、ギョウ虫、腫瘍、肥満による擦過
アレルギー疾患 食事アレルギー、軟膏薬物反応
婦人科疾患 膣炎、帯下、子宮脱、更年期障害、ホルモン分泌異常
全身疾患 糖尿病、甲状腺機能異常、肝炎、肝硬変、黄疸、貧血、尿毒症
悪性全身疾患 白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫
その他 老人性掻痒症、精神障害、放射線性直腸炎


肛門瘙痒症 (肛門掻痒症・こうもんそうようしょう)

皮膚に原因がないのにおしりがかゆくなる病気です。
でも、かゆくて掻いたりこすったりしていると皮膚がボロボロになり、湿疹化します。 これは掻くことによって自分で作った湿疹です。皮膚病ではありません。人にうつったりもしません。

【 肛門掻痒症の対処法 】

ひどくならないうちに肛門科の専門医へ!

市販の軟膏などを使用せず、早めに受診しましょう。 間違った薬をぬるとかえって症状が悪化します。 また、治療のためにぬった軟膏でかぶれることもあります。 自己治療せず、まずは受診しましょう。

» 「肛門科の選び方」について

【 肛門掻痒症の詳しい説明 】

何ともいい加減な病名ですが、肛門が痒い病気を総称してこのように呼びます。
ですから原因が違ってもみんな同じ病名が付けられてしまうことにもなりかねません。
正しい診断が大切です。

1.皮膚病ではありません

自分で掻いて作った湿疹です。アトピー性皮膚炎のように体の内側から吹き出して出来る湿疹とは違います。 皮膚は正常なのに、掻いてボロボロにしてしまっただけです。
掻きむしることによって皮膚に傷が出来たり、赤くなったり、 いよいよひどくなると皮膚全体が腫れて盛り上がったようになり、色も白っぽくふやけたようになります。 こうなると慢性化し、治療にも時間がかかります。

2.痒みの原因は便です

ではなぜかゆくなったのでしょう?かゆいから掻きむしってしまったわけですよね。
痒みの原因は便です。診察すると肛門の中や直腸に便がたまったり、残ったりしています。 たとえ毎日便が出ていても、すっきり出ずに中に残っていれば便秘です。 便の刺激でかゆみが引き起こされます。

最初はおしりが何となくムズムズ、もぞもぞする感覚から始まります。
そこでトイレットペーパーなどでこすって拭いたり、ウォシュレットで念入りに洗ったり、 入浴時に石鹸で肛門を洗ったりして摩擦を加え洗いすぎるようになります。
石鹸洗浄・過洗浄により皮膚は乾燥し、かゆみはさらにひどくなっていきます。
洗うという行為がエスカレートしていき、掻きむしるようになります。
初期の頃は入浴後から就寝前にかゆみを感じるケースが多いですが、 ひどくなると寝ている間に無意識に掻くようになったり、 夜だけではなく一日中かゆみを感じるようになります。

3.肛門掻痒症と間違えやすい病気

接触皮膚炎

いわゆる「かぶれ」です。肛門のかぶれの原因として多いのは、 市販の軟膏、ナプキン、肛門専用のスプレー、消毒薬、ウエットティッシュなどがあります。 これらのものは使用しないで下さい。また、脱肛や痔瘻からの分泌物でかぶれる場合もあります。 その場合は脱肛や痔瘻の治療をしなければ皮膚炎も治りません。

皮膚カンジダ症

いわゆる「カビ」です。「水虫」のようなものです。 もともとカンジダという真菌は正常な皮膚にも少しだけ存在するのですが、 体の抵抗力が落ちると増殖します。痒みはほとんどないか、あっても軽度のことが多いです。

ぎょう虫症

子供の時に肛門にセロハンを当てて検査したのを覚えていませんか? 最近は少なくなりましたが時々あります。明け方にかゆくなるのが特徴です。 湿疹などの皮膚変化は見られないことが多いです。お近くの保健所かないかにお問合せいただき検査して下さい。 ぎょう虫を駆除する薬を内服すれば治ります。

皮膚癌

まれに肛門に発生した皮膚癌でかゆくなることがあります。 長い間、湿疹だと思って治療していたら実は癌だった…というケースもあります。 1ヶ月以上たっても肛門周囲の湿疹が治らず、痒みがおさまらなかったり、 症状が悪化するようでしたら一度、肛門科の専門医か皮膚科専門医を受診しましょう。

尖圭コンジローマ

ヒトパピローマウイルスによる感染症で、主に性行為を介してうつる病気です。 人にうつったり、他の場所にうつったり広がったりしますので早めに受診しましょう。

【 肛門掻痒症の治療 】

■ 便秘の治療

かゆみの原因は便ですから、便が肛門にたまったり残ったりしないよう、毎日便をすっきり出しましょう。 いくら温水便座で肛門の外側をきれいに洗っても、中が便まみれだったらきれいになるはずがありません。
たとえ便がすっきり出た!と思っても、実際にはすっきり出ていない状態を「直腸性便秘」といいます。 これを治さなければ、いくら軟膏をぬっても一時的にかゆみがおさまるだけで根本的な治療になりません。 便秘の治し方は人それぞれです。ご自分に合った治療法を指導してもらいましょう。

■ 塗り薬

症状のひどい場合はステロイド外用剤を使います。
副作用を心配される方がおられますが、 正しく使えば副作用は出ません。
「ちょこちょこダラダラ」使っているとステロイドがクセになり、 離脱できなくなります。
またステロイドは急にやめるとリバウンドが起こるので、 お薬の濃度を落として徐々にやめていきます。そうすれば副作用は出ません。途中で塗り忘れたり、 塗るのをやめたりすると治療が振り出しに戻ります。
また、「治った!」と思っても「かゆみがない=治った」とは限りませんので、確認の診察は受けましょう。

■ 正しいおしりの手入れ
a) 掻かない!こすらない!
いくら薬をまじめに塗っていても、掻いていては治りません。 掻かないように薬を処方してありますので、強い意志でもって掻くという行為を抑えて下さい。 またトイレットペーパーでゴシゴシこすって拭くのもやめましょう。押さえ拭きが原則です。
b) 洗いすぎない!
温水便座はなるべく使わないで下さい。使用する場合は水圧と水温を一番低く設定し、 5秒以内で終わって下さい。すっきりきれいに便が出ると、温水便座など使わなくてもきれいになります。
c) 乾燥させない!
皮膚が乾燥すると痒みを感じる神経が増殖して皮膚表面まで伸びてくると言われています。 つまり「皮膚が乾燥するとかゆくなる、痒みを感じやすくなる」のです。 温水便座の乾燥モードなんてもってのほか!使わないで下さい。
d) 薬品はいっさい使わない!
石鹸を含め、消毒薬、薬局で売っている肛門のスプレー、 ウエットティッシュなどはいっさい使わないで下さい。 入浴時に石鹸のついたタオルで肛門を直接ゴシゴシ洗うのはやめましょう。 背中を洗った石鹸の泡が下に落ちていきますのでそれで十分です。

肛門周囲の皮膚のかゆみは肛門掻痒症(そうようしょう)といいます。お尻の谷間は清潔さを保ちにくく、かぶれたりすることが多い場所です。

 しっしんなどの皮膚炎や、真菌症など、さまざまな原因があります。この方は痔の悪化に伴ってかゆく
なったということですが、痔の場合は肛門からの分泌液が周囲の皮膚を刺激してかゆみを引き起こすことがあります。

 また、せっけんで洗うことで皮膚炎を併発し、かゆみが悪化していることも考えられます。せっけんに含まれる化学物質が肛門周囲の皮膚を刺激し、かゆくなることもあるのです。

 肛門掻痒症は原因によって効果がある薬が異なるため、まず肛門科や皮膚科を受診し、原因を正確に把握しましょう。しっしんや皮膚炎の場合はステロイド入りの軟こうが有効ですが、真菌の場合は抗真菌剤の軟こうが必要。痔が原因なら痔の治療が優先されます。


 かゆいからといって、手でかくと皮膚がさらに荒れ、余計にかゆくなります。そのようなときはかゆみを抑える作用がある抗ヒスタミン剤ののみ薬が有効です。また、精神的なストレスがかゆみを増幅させることもあるので、安定剤を服用することもあります。

 肛門掻痒症の予防は、お尻を清潔にしておくことが一番。ただ、せっけんやアルコール入りのウエットティッシュなどは使わず、湯や水で洗い流すぐらいにしておきましょう。

どんな病気か


 肛門周辺部を中心にかゆみ(掻痒)を伴う病気の総称で、原因のつかめない特発(とくはつせい)性肛門掻痒症と、何らかの原因が存在する続発性(ぞくはつせい)肛門掻痒症とがあります。
 男女比はおよそ2対1と、男性に多くみられます。

原因は何か


 続発性肛門掻痒症の原因には痔核(じかく)、痔瘻 (じろう)、肛門皮垂 (こうもんひすい)、肛門ポリープ直腸脱 (ちょくちょうだつ)、寄生虫などがあり、分泌物や便汁の付着のほか、下痢・便秘症でも皮膚刺激や皮膚炎が起こります。かくことで、さらに肛門が傷つき、雑菌や真菌(しんきん)(カンジダ菌、糸状菌)の感染が生じてひどくなります。
 そのほか、糖尿病や肝硬変(かんこうへん)、精神・神経的な要因によるものもあります。
 最近は紙で拭きすぎたり、温水トイレで肛門の奥まで洗いすぎることで発生する事例が増えてきました。

症状の現れ方


 入浴や就寝後、体が温まるとかゆみが増強することが多く、無意識に局所をかきむしるようです。急性期では肛門周囲のただれ、発赤やはれが強く、べとべとして出血することもあります。慢性期では皮膚が厚く硬くなり、色素沈着で黒ずんできます。

検査と診断


 まず肛門を診察し、痔核、裂肛 (れつこう)、痔瘻肛門ポリープ直腸脱過敏性腸症候群 (かびんせいちょうしょうこうぐん)など、大腸肛門病の有無を検査します。
 真菌類の検索は治療の選択上重要で、肛門部から分泌物を取って、水野・高田培地などで培養します。女性の場合、腟から肛門にかけて垂れたようにただれている時は腟炎 が考えられます。幼児、学童では蟯虫症 (ぎょうちゅうしょう)を疑い、セロファンテープ法で検査します。
 肛囲湿疹(こういしっしん)が難治性の場合、パジェット病(悪性化もある)との区別のため、肛門組織の顕微鏡検査が必要です。

治療の方法


 原因となる病気と局所病変を同時に治療します。
 局所に対して、ステロイド軟膏、抗真菌薬軟膏、抗生剤入り軟膏、抗ヒスタミン軟膏、亜鉛華(あえんか)軟膏などを用います。真菌症に対しては、ステロイド薬は一般的に禁忌とされていますが、実際の臨床では、抗真菌薬とステロイド薬を混ぜて外用すると80~90%に有効で、速効性があります。
 特発性肛門掻痒症では、キニーネやペプシンの肛門周囲への局所注射が有効とする報告もあります。

病気に気づいたらどうする


 香辛料や、コーヒー、アルコールなどの刺激物を避け、安静を保ち、睡眠を十分にとってください。肛門部の清潔保持は重要ですが、排便後の過度な肛門洗浄、石鹸の使用はひかえてください。
 1週間でよくならなければ、肛門専門医にかかってください。

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