今日はフグの毒のお話。。
河豚と言えば「毒」なのに、
毒のお話をするのを忘れていた～！！！！
フグ毒の名前は「テトロドトキシン」
フグの学名であるテトロドンと毒のトキシンを合わせて命名されました。
テトロドトキシンは無色、無味、無臭で
毒性は青酸カリの１０００倍とか
マフグ一匹の毒で３０人の人間が死ぬそうです。（コワー！！）
そんな強力な毒を、どうして河豚は持っているのか？
研究が進められ、最近は、ふくは根っからの毒魚ではない。
というの説がもっとも有力です。
つまり、
テトロドトキシンはフグが自分の体内で生合成して作るのではなく、
食べる餌に毒があり、
それが食物連鎖的に蓄積されて体内に溜まっている。
ということです。
そしてフグはストレスを与えられると、体表から毒を放出し、
敵を避けているようです。
養殖のフグには毒はない？？
それならば養殖のフグには毒が無い。とういう風説ありますが、
確かに陸地内の水槽にて毒のない餌を与え続ければ、
無毒のフグを作る事が可能です。
しかし海に網の囲いをして養殖されたフグですと、
網の間から毒化プランクトンや毒化した貝類などが侵入してきて、
養殖フグがそれを食べるという危険性があります。
養殖フグが天然フグによって毒化される
無毒の養殖ふぐと有毒の天然ふぐを一緒の水槽に入れておくと、
養殖ふぐが天然ふぐに襲いかかり、
そして、その養殖ふぐが毒を持つようになるそうです。
上記のように、ふぐはストレスを与えられると、
表面からテトロドトキシンを放出するため、
無毒の養殖ふぐが有毒の天然ふぐに襲いかかるというのは、
天然ふぐが持っている毒を、
自分の毒にしようとする行動だと思われます。
夢の完全無毒フグ！！温泉フグって知ってますか？？
海なし県である栃木県で温泉育ちの「温泉トラフグ
」の養殖が進められています。
オゾンの投与や紫外線の照射による殺菌効果があってか、
食品分析会社からは「無毒フグ」のお墨付きも貰っているとか！！
海水に良く似た成分の温泉を使い低エネルギーで、
安心安全のトラフグを養殖するというプロジェクト！
海で育てるのと違い、冬季も水温を保ちやすいので、
出荷サイズに成長するのに海上だと１．５年かかるところが、
１年で出荷サイズにできるそうです
昨年の２月から栃木県那珂川町の飲食店では、
温泉トラフグを楽しむ事ができるそうで、
私もぜひ！！食べてみたい♪
温泉トラフグ取扱店舗→http://www.town.tochigi-nakagawa.lg.jp/22kankou/22kankou_02sin/2011-0823-1534-52.html
養殖でも大変高価なトラフグ
のコースを５０００円から楽しめるようです。
味も、モチモチしていてとても美味しいとか！！！
まだ、みがきフグの販売はしていないようですが、
身欠きフグにして東京の飲食店で流通できたら素晴らしい！！
と思っています。
そうすれば身欠きフグで起こす食中毒のリスクは０（ゼロ）になりますし、
お値段も安くなるので、
安心、安全、安いという「三つの安」を、
トラフグのコースで実現する事ができるんです。
近いうちに栃木県に行って、温泉フグについて調べ、
東京に流通できるのか聞いてきたい！と思っています。
現在、山形県でもプロジェクトが進められていて、
陸地育ちのトラフグちゃんは至る所でスクスクと育っているようです♪
山形新聞の記事はコチラ
記事によるとグループが温泉フグを外部に卸す場合は、
天然物に比べ約3割ほど安い1キロ当たり6000～7000円の価格設定を目指しているそうです。
もしも！！もしも！！！
このブログを読んだ温泉フグに関するお仕事をしている方がいましたら、
ぜひメッセージ戴けましたら嬉しいです
私、行政書士（登録申請中）わたなべゆかは、
東京の身欠きふぐを推進すると共に、
お客様の安心安全を確保するため、
「温泉トラフグ」を応援します！！！！！！
2012年3月29日に行われる都議会にて、東京都ふぐの取扱い規制条例の一部を改正する条例が議決される見込み！東京の飲食店で身欠きふぐを扱えるようになります。（10月施行予定）
飲食業専門行政書士として身欠きふぐ取扱の推進と、故郷の千葉県での条例改正を陳情したいと思います！
実家は千葉県成田市にある「酒処 飯岡家-iiokaya-」
ニッポンの飲食店を盛り上げる為に頑張ります
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