10月25日から台湾入りをして、約3週間ほどの仕入れを終えて帰ってきました

仕事としては今回とても運がよく効率的に欲しい茶が見つかったので良かったのですが、今季全体としてはかなり厳しい状況でした

 

毎回厳しい厳しいと言っていると狼少年に思われてしまうかもしれませんが、本当にここ数年の気候状況は悪いのが現実です

 

今回に関して言えば気温がとにかく高く、冬茶の冬らしさをどこに見出せばよいのか、という根源的な問題にぶつかったといえます

 

一般に台湾茶のクオリティシーズンである春と冬ですが、そもそも冬茶のアドバンテージとは気候の恩恵によるものであり、その気候が得られないとなると品質が伴わないので思わず価値を見直したくなる状態です

 

ただそれであっても冬茶の価格が下がったりするような事は少ないと思われます

 

冬茶の収量が元々少ないことと、季節的に台湾もこれから茶が売れるシーズンに入ることから需要と供給のバランスが崩れることは起こりづらいからです

ともあれ世の中の多くの消費者は冬茶に期待を寄せ、愛好する人々が大勢いる事も事実です

 

今回の仕入れポイントとしては、上記にあげたような冬茶らしさをどこに見出すかが、一つのポイントであったように思います

 

春茶にはない冬茶の優れた長所、この点を理解した上でどういった茶を仕入れるか、淹れる側ならどういう淹れ方が望ましいのかを考える起点になるはずです

ついでにお知らせです

 

12月4日(日)、東京は経堂にある『茶泉』で冬茶の最新レポートのイベントをやります

 

まだ残席あるようですのでご興味ある方はぜひご参加よろしくお願い致します

 

http://www007.upp.so-net.ne.jp/chasen/

 

詳細は上記リンクからご確認お願い致します

今回のセミナーでは冬茶の話だけではなく、茶のお金にまつわる話もしようと思います

 

販売者にとってタブーとなりがちなコストの話。そろそろこのあたりの生々しい話をしたいと思っていました

 

台湾の茶産業の未来を考える上でもとても重要な話であり、それこそお金のことですからライブだからこその内容といえます

 

このお茶はどうしてこの価格なのか、皆さんが普段から疑問に思っていることにお応えします

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とうとう名古屋の烏龍茶講座も十回目を迎えることになりました

年に2回のペースなのでゆっくりですが、あぁもう十回目なんだなぁとしみじみとした気持ちになります

今回話すことは多くなりそうです。皮肉な事に気候に恵まれない年ほど、伝えたい内容は豊富になります

ものづくりには何事も因果があって、それは現場にいなければわからない事は実に多いです

特に天候の問題は断片的に耳にしたとしても、それが具体的にどれがどうなって品質的にどういう結果になるのか、はわかりづらいものです

アバウトに品質は良くないらしいや凶作だったという情報を受け取ったとしても、それだけではただのバッドニュースに過ぎません

原因を突き止めること、対策を講じること、その最も重要な意義は“考える”という過程にあります

セミナーとは私がただひたすらに情報を与える時間ではなく、自分自身がその機会をきっかけに何かを掴む時間であると思います

とりわけ今回のテーマである“節気”はとても興味深いものです

日々の暮らしにおいて季節は切っても切り離せないものだし、それは人間だけでなく自然界全てのものに影響があります

あるいは現在使われているカレンダーの成り立ちなど過去に遡りつつ、その意味について考えたいと思います

開催日時:7月17日(日)
開催場所:愛知県スポーツ会館 名城公園北側 1F
http://www.spokan.sakura.ne.jp/access/access.html
アクセス:地下鉄名城線名城公園から歩いて5分 無料駐車場あり
参加費:3000円

時間帯:朝の部(10:00~12:00)
昼の部(14:00~16:00)
夜の部(17:30~19:30


ご興味ありましたら、ご参加のほどよろしくお願いいたします

連絡先:TeaBridge2012@gmail.com
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5月も中旬を過ぎ、春茶前線は現在梨山が最盛期を迎えています

今年の気候の影響は考えていた以上に厳しいものでした

台湾や中国の農民が特に大事にしている“節気”という考え方はとても重要なのだと体験した年

おおざっぱに言えば春夏秋冬の区分を示すものですが、さらに細かく24の節気に分けられます

これは日照時間の長さなどに関係し、そのタイミング(節気)に何をすべきかを示すものです

とりわけ農業はこの天候の変化を重視している為、台湾では今でも旧暦を参考にして物事を決める事が多いように思います

今年はこの節気から大幅にずれた生産となった為、思ったような品質を得られにくい年なのです

ただその中でもわりとズレ(遅れ)が少ないものが比較的に良茶が多かったように思います

今年はおそらくこの節気というのがキーポイントになりそうです

節気に合わせれば成熟度が満たないものが多く、成熟度に合わせれば節気が過ぎる

今年はどの海抜帯でもこのジレンマに悩まされました

極端なことを言えば、同じ茶園でも一日違えば味が大幅に変わるなどという現象は今年とりわけ多かったように思います

例えば立夏(5月5日)を過ぎた後は急激に夏茶のような品質を感じるようになり、春茶らしさが日に日に失われていくのを実感しました

全体の傾向としては、春茶らしい味わいの強さや香りといったものは感じづらく、良く言えば春茶によくありがちな強すぎる味わいはないのであっさりとした印象の茶が多いと言えます

日本人の消費者の多くが求める台湾茶の華やかな香り

今年の難点はこれが求めにくいところでしょう。もし今年の茶の中で香りが良いものがあれば、それは大変貴重な良茶だと思ってよいと思います

ここ数年は極端な気候に悩まされたり、社会の大きな変化が品質に悪影響を与えたりと、このブログでもバッドなニュースばかりを伝えています

本当は明るいニュースを皆さんにお伝えしたいと思っていますがこれが現実です

ただその中でも懸命に歯を食いしばって頑張っている人々がいる事もお伝えしたいと思っています

私自身、そういった人々にこれまで幾度も救われてきました。そして私の仕事はそういった人々の思いを茶にのせて伝える事だと思っています


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通知が二つあります

5月28日(土)、29日(日) 京都で吉田山大茶会があります

私は例年通り、茶泉ブースでお茶を淹れておりますのでお気軽にお立ち寄り下さい(当日先着順で予約受付やっていますのでお早めに)

もう一つは6月12日(日)に経堂の茶泉で毎回恒例の『台湾春茶の最前線』という講座を開催します

ブログやFacebookでお伝えしている内容よりも更に深い内容と実際に試飲して頂く事でさらにわかりやすい内容となっています

時間 ①午前 10時~12時
②午後 13時30分~15時30分

参加費 3000円


まだ空きがございます(特に午後)ので、もし興味がございましたらばご参加よろしくお願い致します

TeaBridge2012@gmail.com
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