千葉市消防局(北山洋一局長)に大規模災害やテロによる災害といった特殊事案にも迅速に対応できる「特別高度工作車」が配備された。水圧で鉄扉などを切断する「ウオーターカッター」をはじめ、煙や有毒ガスの排気作業もできる「大型ブロアー」などを装備、千葉県としては初めてとなる高機能車両だ。同消防局の隊員らが4月の運用へ向け、操作の習熟訓練を行っている。

 特別高度工作車は、平成17年のJR福知山線脱線事故で、火花が出る切断機などが使えず救出作業が困難になった経験を踏まえて誕生した。

 車両は国が約7062万円で購入し、千葉市に無償貸与された。すでに東京消防庁やさいたま市、広島市消防局などに配備され、千葉市を含め計19台が導入されている。

 特別高度工作車の最大の特徴は、細かい粒状の研磨剤を混合させた高圧水流で鉄板やガラス、コンクリートなどを切断する「ウオーターカッター」装置で、関係者によると、厚さ20ミリ前後の鉄板も切断できるという。

 火花を出さないため、危険物や可燃性ガスが充満した場所でも作業できる。

 また、コンクリートなどに穴を開けて、高圧水流で消火作業もできるようになる。

 車体後部には直径1・25メートルの「大型ブロアー」が搭載され、1時間に最大21万立方メートルを送風できる。併せて水を噴霧状に飛ばすことができ、無風時には約60メートル先まで放水できるため、広範囲な消火作業も可能だ。

 市消防局では、4消防署に配置する特別救助隊員が操作にあたり、本格運用に向けて連日訓練を重ねている。

 同消防局の伊東裕二消防司令補は「優れた機能を備えており、活躍が期待できる」と語る。特別高度工作車は花見川消防署(同市花見川区)に配備され、災害時などに出動するほか、総務省消防庁の要請により、各地の都市へ応援出動するとしている。

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