センター試験1日目終了の親の心得 | 母の立場の医学部受験記(浪人・再受験・現役・反抗期)

母の立場の医学部受験記(浪人・再受験・現役・反抗期)

1番目の子は大手予備校一浪で国公立。2番目の子は現役で国公立。3番目の子は反抗期の末、大手予備校→理系学部入学→休学し私立医学部専門予備校→再受験 で3人とも医学部へ進学しました。
大学入試センター試験と相性が悪いし、反抗期はすさまじいしのトホホな体験談です。

現在の大学入試センター試験は、二日間に渡って行われます。


理系受験生にとって、初日の地歴公民・国語・外国語という文系科目は体力と気力の勝負です。


上位国公立受験者にとっては、別に初日が文系科目だろうと理系科目だろうと、

あまり関係ないのかもしれません。


しかし我が家の子供のように、どんなに真面目にコツコツやってみても

(注・そうじゃなくて受験した者もおりますが)

どうしても点数が取れない受験生にとってみれば、

夕方の18時すぎまで文系科目を受験し続けるのは拷問に近いと思われます。


現役時代の子供達は、試験会場までの往復は貸切バスでした。


さらに学校集合解散だったので、帰宅は20時過ぎ。


そりゃもう、初めてのセンター試験の時は、

帰宅が遅くて途中で何かあったのかとハラハラしました。


無事に帰って来た子供の顔を見て、つい出てしまう言葉。


どうだった?


実はこれ、禁句。禁句。禁句。


学校でも、

「1日目の帰りのバスの中で試験の出来は話題にしない」という鉄則があったようです。


翌日に気持ちを切り替えて,前日を引きずらないで理系科目を受験できるようにとのことです。

もちろん、解答速報を見るのも禁止。


それを知らなかった私はつい聞いてしまいました。


「どうだった?」


あまりに普通に帰ってきた一番目の子供の初めてのセンター試験。


あまりに普通に帰ってきたので、「これは感触が良かったのだ」と、勝手に考えてしまったのです。


子供に、聞かないように、言わないように、考えないように、

1日目を振り向かないように学校で言われていると知らされ、「しまった」と思いました。


2番目の子、3番目の子の時は、その苦い思い出があるので、

帰ってきたら余計な言葉を発せず、


温かいご飯とお風呂を用意し、できるふだけリラックスできるように

努めました。


でも、心の中はうずまいていました。


どうだった? どうだった? どうだった? どうだった? どうだった?


顔で笑っても、心の中はぐるぐる「どうだった?」の嵐。


母親は女優にならねばと思いました。