シリーズ第三弾は、千日尼御前御返事(平成新編御書・1252ページ)です。

 

法華経は大王なり、大日経・観無量寿経・真言宗・浄土宗・禅宗・律僧等は彼々の小経によて法華経の大怨敵となりぬ。而るを日本の一切の女人等我が心のをろかさなるを知らずして、我をたすくる日蓮をかたきとをもひ、大怨敵たる念仏者・禅・律・真言師等を善知識とあやまてり。たすけんとする日蓮をかへりて大怨敵とをもわるゝゆへに、女人こぞりて国王に讒言して伊豆国へながせし上、又佐渡国は流されぬ。ここに日蓮願して云はく、日蓮は全く誤りなし。設ひ僻事なりとも日本国の一切の女人を扶けんと願せる志はすてがたるべし。何かに況や法華経のまゝに申す。

(現代語訳)

  法華経は大王(第一)である、大日経・観無量寿経・真言宗・浄土宗・禅宗・律僧たちはそれぞれ小経であるから法華経の大怨敵となる。だから、日本の一切の女人たちは自分の心が愚かになっていることを知らないので、我(女人たち)をたすけようとしている日蓮を敵だと思い、(法華経の)大怨敵であるはずの念仏者・禅・律・真言師等を善知識と誤ってしまっている。(それゆえに)たすけようとしている日蓮をかえって大怨敵と思っているから、女人たちはこぞって国主に讒言(ざんげん・他人を陥れるための告口のこと)して伊豆の国に流し、また、佐渡の国に流される。日蓮は願って云った、日蓮は全く誤りなし。たとえ僻事(ひがごと・道理に合わないこと)であっても、日本国の一切の女人をたすけたいと願う気持ちは捨てることができない。いかに況や法華経の経文の通りに申しているのである。

 

法華経と言うのは唯一女人成仏の叶う経です。

 

法華経以外では女人の成仏はできません。

 

日蓮(大聖人様)は、日本国の女人たちに法華経を弘め、成仏できるようにしたいと願っているにもかかわらず、日本国の女人たちは他宗の教えを正しいと思うばかりに日蓮(大聖人様)を”敵である”として国主に讒言したことから伊豆や佐渡に流罪になっています。

 

日蓮大聖人様の願いはただ一つ。

 

法華弘通

 
なのです。
 
顕正会の浅井昭衛氏の論を弘めることは目的ではありません。