天満神社(福島県須賀川市前田川) | ゴシュインデイズ

天満神社(福島県須賀川市前田川)

天満神社(てんまんじんじゃ)。



福島県須賀川市前田川に鎮座。
御祭神は菅原道真公。
社格は指定村社。



久安三年(1147年)六月二十五日、京都の北野天満宮より御分霊を奉斎したのがはじまりだと伝えられている。

その後、元和六年(1620年)四月、野火により御本殿並びに幣殿、拝殿が焼失。
同時に禰宜の住宅まで類焼したため、旧記について不明となってしまう。

宝永二年(1705年)、拝殿を造営。
正徳六年(1716年)、当村庄屋・遠藤七郎兵衛勝利という人が菅原道真公を崇拝する事大変篤く、自ら京都に上り、宗源宣旨(正一位天満宮)の贈位を請い奉った。
その後、六月二十五日に進位式を奉ったのだという。

元文五年(1740年)、当村の大庄屋兼郷士・遠藤瀬兵衛清房という人が自費をもって御本殿を造営。
八月二十七日に遷宮式を執行したという。

天保九年(1838年)には『岩瀬郡惣社 天満宮』の御神位を拝した。


その後、明治の世となると惣社号を廃止し、『村社天満神社』と称し、学問の神として崇拝されたのだという。








【 狛犬 】
鳥居の手前の狛犬。
頭が平べったい感じの造形ですね。


【 鳥居 】
石造りの鳥居。
やや小ぶりな大きさです。


【 参道 】
参道を進んだ先の石段。
こちらは登りきってから見下ろしたところ。


【 手水舎 】
石段を登りきった先、参道左手の手水舎。
なんだかすごいピンボケ画像に。。。






【 拝殿 】
そしてこちらが拝殿。
拝殿前の石灯籠はなんだかポストみたいな造形でちょっと面白いですね。
扁額には江戸時代の社号である『惣社天満宮』の名が刻まれておりました。








【 本殿 】
こちらが御本殿。
ところどころ、補修が施されているようです。
天神さまなので、御神紋はもちろん『梅鉢紋』。


【 境内社 】
本殿裏手にあった境内社。
資料によると、八坂神社、白山神社、若水神社、雷神社、稲荷神社、熊野神社、豊年神社、琴平神社、志那都神社、御中神社、淡島神社、大山祇神社が境内末社としてあるそうです。


さてさてさて。
無事お参りも済みまして、御朱印をお願いします。
実はこちらの天満神社さん。
鏡石鹿島神社さんの本務社なんですね。
こちらが本務社で、鹿島神社は兼務社。
でも常駐しているのは鹿島神社、という。なかなか珍しい形だと思います。

で……実は須賀川市には天満神社が複数ありまして、どちらの天満神社か分からなかったため先に御朱印を頂いて、その際に場所を確認させて頂いてお参りしました。
なので、今回は通常のプロセスとは逆だったりします。



そして頂いた御朱印がこちら。
印の紋様が素敵ですね。
神職の方によると、天満神社のほうが本務社だというのはなかなか知られてないらしく、天満神社の御朱印は滅多に頼まれないんだとか。



◆神社への地図




◆神社の情報

天満神社   てんまんじんじゃ

御祭神 : 菅原道真公
社格等 : 指定村社
鎮座地 : 福島県須賀川市前田川宮の前57