男山八幡神社(福島県南相馬市鹿島区) | ゴシュインデイズ

男山八幡神社(福島県南相馬市鹿島区)

男山八幡神社(おとこやまはちまんじんじゃ)。

 


ゴシュイン☆デイズ -まったり御朱印あつめの日々-

 


福島県南相馬市鹿島区に鎮座。

御祭神は誉田別命(ホンダワケノミコト)、息長足姫命(オキナガタラシヒメノミコト)、建御名方命(タケミナカタノミコト)。

 

社伝によると、第五十五代・文徳天皇の御代、仁寿元年(851年)に陸奥守となった藤原朝臣興世が羽州平定後、当地に建立したようだ。

 

社頭の案内板に御由緒が書かれていたんだけど、文字がかすれていて全部は読み取れませんでした (´・ω・`)

男山八幡ということは、おそらくは石清水八幡宮からの勧請なのでしょう。たぶん。

 

 

 

さてさてさて。

鹿島御子神社 を後にして、同じ鹿島区の男山八幡神社へ。

車で5分ちょっとで着いたと思います。

 

こちらの神社は陸奥守の藤原興世という人が創建したということなんですが、陸奥守というとどうしても霊山神社 の御祭神・北畠顕家卿が連想されてしまいますねえ。

 

特にこの時期、北方謙三の『 破軍の星 』という北畠顕家卿が主人公の小説を読んでいたので。


で、その霊山神社のある伊達市霊山町なんですが……

報道等にもある通り、霊山神社から相馬方面に向かう途中の地点、霊山町小国地区というところがいわゆる『ホットスポット』として特定避難勧奨地点に指定されました。

 

 

そのような地点となったのに、行われた除染活動というのは……

 

 

7月中旬にもなって、ようやく実験的に民家三軒の除染を実施しただけのようなんですよね。

しかも、伊達市およびボランティアの方々、そして地域住民が主体となったもの。

 

一体事故から何ヶ月が経ったと思っているのか。

 

そして、事故を起こした当事者はなぜ活動に参加すらしないのか。

むしろそのような活動が実施されるのならば、社をあげて社員たちを派遣するべきなのではないか。

費用弁償すればそれで済むとでも思っているのでしょうか?

かかった金さえ出せば、それで済むと。

不義理もここまでくると、感覚を疑うどころではなく、正気の沙汰ではないと感じてきます。

 

 

 

東京電力による人災のせいで、20キロ圏内は立ち入り禁止になりました。

 

 

 

その地域には多くの神社が鎮座しており、戻る見込みも立っていません。

 

神社が心の拠り所であるというのならば、神社本庁は堂々と脱原発を掲げ、一刻も早く神職・氏子ともにもとの場所へ戻れるよう要請するべきなのではないでしょうか。

 

神々のおられた場所を穢し、地域のコミュニティの中心であった信仰のお社を奪った原発政策、そして東京電力を大々的に批判するべきではないでしょうか。

これは政治的信条が保守であるかそうでないかとは無関係な問題です。

原発によって多くの神社・氏子崇敬者が実際に被害にあっているわけですから。

こういう時に神社本庁が動かずして、何の本庁か。

 

 

 

 

さて、話を男山八幡神社に戻して、境内の様子へ。

 

 

 

 


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     【 鳥居 】

石造りの明神鳥居。

こちらは鹿島御子神社さんと違って、鳥居は無事でした。

鹿島御子神社さんはそんなに多くなかったようですが、津波の水が境内まで来たようなのでそれの影響も大きかったのかなあ。


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     【 参道 】

鳥居の真下から見た参道の様子。

多くの奉納旗が風にはためていて、にぎやかですねえ。

そういえば奉納旗の社号は『男山八幡宮』なんですね。


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     【 手水舎 】

参道左手にある手水舎。

水を湛えた石は八角形でちょっと素敵。

八角形なのは八幡様だからとか、そういうのも関係あるんでしょうか。


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     【 子育て獅子 】

手水舎のとなりにある、子育て獅子の石像。

八幡様というと戌年の守り神ということもありますけど、まるっきりライオンな像って珍しいような。

というか、ライオンって猫科の動物だったような気がするんですが……

 

ただ、こちらの男山八幡神社。

 

安産の御利益が大きいようなので、安産→子育て→獅子はわが子を千尋の谷に突き落として這い上がってきたものだけを云々……ということなんでしょうね。


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     【 子宝いぬ 】

拝殿手前、右側にある子宝いぬ。

犬の像の周りには干支が書かれた玉があるようで。

自分の干支の玉を撫でると子宝に恵まれるとか。

子宝の御利益のある神社ではたまに見かけますよね、子宝いぬ。

東京の水天宮でも同じものを見かけました。

 

ちなみにおいらは、相手がまだ居ないので玉は撫でませんでいた(´・ω・`)

 

 


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こちらは拝殿右手にある卯年の大絵馬。

 

どうやら、この㈱原町サインさんが毎年奉納されているようで。

昨年末の新聞で記事を見た気がします。


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     【 旧御神木 】

こちらは拝殿右側にある旧御神木。

平成十年に倒木したようで、今は根本だけになっていました。


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     【 拝殿前の左右の狛犬 】

大きな目、まんまるとした手、大きな頭で二頭身。

なんだかポケモンとか、そういうキャラクターになってそうな造形の狛犬。

手の辺りが可愛くて良いと思います。


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     【 拝殿 】

向拝の屋根が立派でどっしりと構えた拝殿。

こちらの神社もやはり相馬地区の他の神社同様、相馬氏の九曜の紋が刻まれています。

拝殿にかけられた紫色の幕も風格があって素敵。


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     【 本殿 】

屋根がすごく立派な本殿。

木材の様子から見ると、最近補修されたのでしょうか。

本殿の周りは高い木々に囲まれていて、清々しい雰囲気。

 

 

 

さて、無事にお参りも済んで、社務所へ。

 

 

 

御朱印をお願いします。


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で、頂いた御朱印がこちら。

お参りに行った時は、宮司さんがお留守で、おばあちゃんに対応して頂きました。

 

 

 

……が、いつも御朱印で押してらっしゃる社号の印が見つからなかったらしく、

 

「ごめんなさいねえ、今宮司が留守なもんで神社の名前の入ったハンコが見当たらなくて……(;´・ω・)

 

 代わりにお正月の時とかに押す菊の紋のハンコになっちゃったけど、これを押しておいたんで……」

 

とのこと。

 

いやあ、こちらが宮司さんが留守の時に来てしまったのに、なんだかかえって申し訳ないです(´・ω・`)

逆に珍しい印を押して頂いてしまって。

 

 

次回は宮司さんがいらっしゃる時にお参りしなおしてみたいと思います(`・ω・´)

 

 

 

 


 

 

 

■ 男山八幡神社への地図



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◆ 神社の情報

 

 

 

 

男山八幡神社     おとこやまはちまんじんじゃ

 

 

 

御祭神 : 誉田別命、息長足姫命、建御名方命

 

社格等 :

鎮座地 : 福島県南相馬市鹿島区寺内字八幡林147