2017-05-25 17:26:48

将棋コラム 「電王戦」が教えてくれたこと

テーマ:将棋コラム

将棋は宇宙だ!!
アイデス山口@アプリde将棋入門です。

少し時間が経ってしまいましたが、Ponanzaの2連勝で幕を閉じました。

個人的な感想ですが、人間の大局観を、コンピュータの局面評価の正確さが上回ったようなイメージを受けました。
第2局では佐藤叡王が人間的には自然な指し回しに対いて、Ponanzaの特徴である細い攻めを繋いでいく、という互いの持ち味が出たようなイメージです。
人間からすれば「悪くならないように指しているのに、気が付いたら差がついていた」といった感じでしょうか?

よく「人間は線で考えるが、コンピュータは点で考える」と言われます。
人間は「~となるだろうから、その時相手の持ち駒は○と○なら受けきれそうだ」と考えますが、コンピュータはその局面で最善の手を探しますので、流れは関係ないわけです。その局面、局面で最善手を探しているわけであり、それが細い攻めを見つけ出してくるわけです。

人間の大局観は、読みが進めば進むほど感覚に近いものが多くなり、その細い攻めを感覚的に「無理攻め」と受け取ってしまうんでしょうね。
それが正しく指しているつもりでも、気が付いたら悪くなっている、という理由になるのかな?と予測しています。
これは第2回電王戦の三浦九段とGPSの将棋もそういう感じだったように思います。

佐藤名人に2連勝ということは、すでにコンピュータに勝ち越せる棋士はいない、と考えても良いでしょう。
コンピュータが人間を越えたことになり、棋士の存在が危うくなるとかいう話もよく出ますが、新たなフェーズに入った、と考えても良いと思います。

コンピュータと対戦するということに関して言えば、ガチンコ戦はなくなるにしても、エキシビジョン的なものではまだまだできるでしょう。
逆に「人間がどういうルールでやればコンピュータに勝てるか?」という視点も出てくるので、森下九段がやった「継ぎ盤あり」とか、合議制とか、一般人を含めた集合知なんてのも面白いかもしれません。タッグマッチ形式のようなあるかもしれません。
叡王戦が正式な棋戦として昇格したので、前哨戦とかで様々な形式で行われることを期待します。

あとはプロ棋士の研究はもちろんのこと、指導にも活かしていけるでしょう。
将棋の普及、特に「初心者、初級者を挫折させない」というのが、私の永遠のテーマですから、
その強くなったコンピュータ将棋をどう指導に活かしていくか?それが私の作るべき将棋アプリになっていくと思います。
これもコンピュータが人間より強くなったことで、信頼ができることです。

このように新時代の将棋がどうなっていくかは、楽しみという以外にないですね。

最後に、
この電王戦は、私にとっても将棋を始めて間もない頃に始まったので、より興味を持たせてくれました。
電王戦でしのぎを削ったことが、歴史の爪痕だけじゃなく、今後の新たな時代を作り出した、と言えると思います。

まだ電王トーナメントもあるし、世界コンピュータ選手権もあるし、コンピュータの発展はまだまだ続くと思います。
その発展を幅広い分野で活かしていくことになるでしょう。

1つの時代の変わり目だと思いますが、次はどんなことが将棋界で起きるか、とても楽しみです。
 

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