不況になると口紅が売れる

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3.「人間同士の闘い」を表現・伝達する多様な方法を考案し、実践する

 

長年の将棋友達が、「タイトル戦において一番大事なのは、両対局者が何を食べたか、である」と主張して止まない。

かつてはこれを聞いて、みんなバカにしていたものだが、ようやくここにきて彼の慧眼・先見の明が理解できるようになった。

 

そう、プロ棋士の対局とは、人間同士の闘いにほかならず、そこに焦点を当てた報道の仕方、伝え方がこれまで以上に大事になってくる。

コンピュータは天ぷら定食やバナナを食べないわけだ。

昼食に注文したメニューこそが、対局者の意気込みや午後の闘いに賭ける想いの表現なのである。

 

もっとも最近のタイトル戦ネット中継では、昼ご飯のメニューやらスイーツやらがことさら話題になるわけだし、「将棋めし」(月刊コミックフラッパー(KADOKAWA刊)連載、松本渚作)も好評とのことだ。

 

もちろん、食の分野だけ採り上げればいい、というわけではない。

対局や着手に対する対局者の想い(つまり、冷静な思考を妨げる雑念)があること、そしてそれを知ることでファンは熱狂する。

将棋漫画は今や乱立気味の観もあるが、対局者の思考や感情を伝達するうえで格好のメディアであり、棋士による監修という形でリアリティを高め、作品の精度アップに寄与している。

また、一部の棋士においては、個人的にSNSなどで手の解説、対局の感想などをファンに伝えるコミュニケーションを行ってきた。

 

NHK杯では事前インタビューを流しているが、本当にやってほしいのは「対局中インタビュー」である。

もっと聞きたいのは「対局中のつぶやき」をTwitterで流す生中継だが、まあこれは、ほとんど難しいだろうな(笑)。

 

新聞の観戦記も大幅に見直した方がよい。

「手の解説」は、マニアがネットで調べられる仕組みを用意してあげて、新聞の将棋欄はもっと、人間としての棋士の側面にフォーカスした記事であってほしい。

そういう意味で「将棋ペンクラブ」には期待が集まるのだけど、どうせなら「将棋メディア人クラブ」と領域を広げてNPO化したらいいと思う。

将棋の魅力を伝えるのはいまやテキストメディアだけではなく、映像、マンガ、ゲーム、インターネット…と広がってきている。

そうした仕事に従事する人たち全体で、「伝え方」を議論すれば、もっと斬新なアイデアも出てくると思う。

例えば、将棋メディア人クラブ大賞で、「橋本八段のニコニコ動画でのネット解説」が受賞したり、というようなことも起きてくるだろう。

 

先日、日本将棋連盟から「悠久の棋譜」シリーズが発売された。

「手書きの棋譜」100局をダウンロードできるというデジタルコンテンツだが、またしても連盟らしい商売だよね、って気がするのは私だけか(笑)。

ただ、あえてデジタル化しない「手書き」という着想はいいと思う。

私が提案したいのは、埋もれてしまうような名局を「手書きの棋譜」とともに、記録していた「奨励会員の感想」を載せて出版するという形式だ。

「将棋年鑑」のような機械的な棋譜集ではない、人間の闘いの記録になるのではないか。

 

「対局」という、めっちゃ面白くてエキサイティングなはずのコンテンツをどう伝えるべきか。

伝統的な「棋譜」の形にこだわらず、新たな時代の新たな表現形式が求められていると思うし、そこに着目して表現者を支援する仕組みを早急に立ち上げる必要がある。

 

 

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