不況になると口紅が売れる

~遊びゴコロで、世界を救おう!~


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お盆である。お盆といえば、墓参りである。

そこで、たま研での報告を前に、二代伊藤宗印の墓参りに行くことにする。

二代伊藤宗印は将棋家の中興の祖とされている。
特に詰将棋の技術的な改革により、その息子(宗看、看寿)たちとともに、詰将棋全盛時代を築き上げた。
詰将棋というと理詰めで作る感じもあるが、当時出回り始めたアマチュア作家の遊戯的作品の趣向も取り入れながら、芸の幅を膨らませていった面もある。
宗印さんこそ、「近代詰将棋の父」なのである。

実は江戸期の将棋家のうち、東京に墓があるのは伊藤家のみ。
墨田区横川の本法寺というところだ。押上と錦糸町の中間地点、JTの工場の裏あたりだという。

本殿側にはなく、隣の墓所を探すと、その独特の存在感を示す伊藤家の墓が見つかった。
とはいえ、墓に刻まれた文字はもはや剥がれ落ちており、「藤」の文字のみが辛うじて判別できる程度だ。
おそらく300年以上前の建立であり、当初は将棋の駒の形をしていたのではないかと思われる。





しかしここに、二代伊藤宗印のみならず、初代宗看、印達(早世の天才・五段)、三代宗看(七世名人)、看恕(七段)、看寿(贈名人)、得寿(早世)寿三(二代看寿)、七代宗寿らが眠っていると思うと、現代人としてなにやら申し訳ない気分にもなる。
今日に至るまで、将棋界や詰将棋界は、この伊藤家の人たちからどれだけの恩恵を受けていることか…。
将棋文化遺産のひとつである。将棋連盟的にも、なんとかならんもんですかね~。





というわけで、詰将棋界の発展を祈念しつつ、線香をあげさせていただく。
『ヒカルの碁』みたいに、宗印さんにとり憑いてもらって、毎夜詰将棋の家庭教師をしてくれたら嬉しいのになあ…(笑)、などとくだらない妄想にも走る。


本法寺へは、押上からだと「タワービュー通り」を使うと便利だ。
しかしこの通りには、実は何もない。日陰もほぼない。
東武鉄道による街づくりは「点」開発であって、「面」開発になっていないのである。




通りにあったのは、このトマソン的な謎の空間。
しかしここで休むと意外と涼しく、ほっとする。
なんか、授業をさぼってひとりで公園で本を読んでた高校生の頃に戻れた気分。




そして、お惣菜の「みたざき」さん。




なんとね、いまどきこの値段である。




何もないと感じるのは、店がないからである。
改めて歩いてみると、このあたりはやはり「職人の町」であることがわかる。

技術者として「ものづくり」に励むのは正しい、みたいな次元の低いマスコミ論調もあったが(いまだにそうだけど)、それだけでは食っていけないから苦労している。
技術者として技能を掘り下げるだけでなく、積極的に遊び心をとりいれて、その表現の世界を広げていくことが重要なのだ。
…そんなことを、300年前の名人は、ひっそりと教えてくれているのかも知れない。


スカイツリーができてこの辺りも、何もかもがノヘーっと、綺麗になりつつある。
しかし綺麗になってないところ、取り残されたところ、補助金なしでガンバってるところにこそ魅力を感じてしまうのだが…。
ま、へそ曲がりなんでしょうね。


野良猫が 街猫と呼ばれ 風天忌

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