産婦人科クリニックの計画から完成、改善まで

産婦人科クリニックの計画から完成、改善まで

産婦人科クリニックの移転新築工事計画の始まりから、完成、そして使いながらの改善に、今現在も携わっている、1級建築士事務所イデア建築デザイン事務所の代表、吉村正一郎が、始まりから今現在までの経験を話していきます。

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土地賃貸について、詳細を打合せするため、地主さんと交渉する事となりました。

土地賃貸の形式として、借地権設定を公正証書を作り、取り交わす事となりました。

今回の場合、クリニックの他、医院長先生の住宅も併用しているので

事業用定期借地権で契約する事が出来ないので

定期借地権で契約する事となりました。

一定期間、賃貸期間を決めて契約して、契約期間が切れる前に、継続か、解約か話し合う事としました。

保証金として、予定建物を、契約期間が切れた後、解体して更地にする時の。解体費用分を地主さんにお渡しする事としました。

賃貸料も、クリニックという事で、割安で契約して頂きました。

契約開始は、工事着工の月からとして、契約を結びました。


これまでで、発生した費用は、

予定建物を解体した場合の費用とした、保証金です。

移転先の土地を、医院長先生、事務長様に見て頂き

近隣に気になる建物があったのですが、

北側に、大規模スーパーの駐車場

東側に、市営の野球場があり、その廻りに桜が咲く公園がありました。

その上、東側の公園との境に、区画整理により、道路がつく事がわかりました。

おおむね、気に入って頂き、話を進めてほしいと指示を頂きました。

広さ、地域が決まったところで、土地探しに入りました。

不動産業者に頼むのが一般的ですが、より広く情報を得るために、私の方でいろいろとあたりました。

まず、インターネットで探しました。
でも、土地の規模が大きいことで少なく、あったとしてもネットに載っている情報はどちらかというと、条件がわるく、いわゆる、売れ残っている土地でした。
このことから、インターネットで探すことはメインとしては考えず、時折、確認程度にしました。

次に、クリニック様の『ここがいい』という土地を聞き、そこの地主さんを法務局で探し、直接交渉することをしました。しかし、地主さんにすると、突然のことで借地にすることなど考えていなかったので、断られました。

次に、JA関連で、農家の方の情報を集めました。不動産の情報に載ることがない情報でしたが、規模が小さかったり、タッチの差で、別の業者に契約されたりして、探すことができませんでした。

次に、知り合いの会社経営者の方々に、地主で貸してもいい方がいないか教えていただく様、お願いしました。
すると、不動産情報にもない、どこにも情報が出ていない、条件にすべてあっている土地がありました。

そこで、医院長先生、事務長様に紹介して、土地を視察に行きました。
借地を探すにあたり、

必要な広さ

希望の地域

を決めます。


必要な広さは、14床の入院施設のクリニックと、50坪強の住宅部分、そして駐車場スペースで

700坪から800坪程度と決め、


希望の地域は、現在のクリニックの位置からほど近い、大通りに面していないところと決めました。


クリニックにほど近い理由は、職員さんが通勤するにあたり遠くなることで退職することが考えられることと、今までの患者さんの対応を考えてのことでした。
はじめに、移転先の土地探しからはじまりました。

まず、土地を、買うか、借りるかです。

医院長先生、事務長様の今後の計画を聞き、

長期計画の基づき、どちらが良いかを話し合い、

今回の場合、土地を借りることで、土地を探すことになりました。