2016年2月10日

 インターネットはまさに「ゲームチェンジャー」だと思う。 昨晩のTVニュースで何度も流れた「宮崎謙介衆院議員が記者の質問から走って逃げる映像」は、あっという間にSNS等で拡散され、未来永劫(?)、サイバースペースに居座る。 何年経っても、何かある度に蒸し返され、繰り返し発信されるだろう。

 地元の有権者の反応は、思った以上に厳しい。
 
 宮崎代議士自身のためにも、夏に参院選挙を戦う仲間のためにも、何より選挙で一票を投じてくれた支援者の方々のためにも、一刻も早く自らの言葉で「真実」を説明したほうがいい! そうじゃないと、周りは「週刊誌に書かれたことが全て事実だ」と思ってしまう。  

 「正直こそ最良の策」だ。 本人が説明を逃げている間に、「次々、新しいネタが暴露される」みたいなパターンは最悪だ。

 政治家も、けっして後戻りすることのない「ネット社会の進化」の功罪を受け入れ、その中で身を守り、かつ活用していく術を身に付ける必要がある。

 午前8時。 党本部で行われた宇宙・海洋開発特別委員会「排他的経済水域(EEZ)に関する法整備推進ワーキング・グループ」(座長:山本一太)の第2回会合に出席した。

 会議の冒頭、「第1回会合の意見交換等も踏まえ、法案の2つの骨格(海の安全保障に関する部分と海洋産業振興に関する部分)のうち、『EEZ内の外国船の調査や構築物の設置を規制する』部分を先行して議論したい」と説明。 異論は出なかった。

 続けて、外務省から「EEZをめぐる日中間のこれまでの交渉の経緯と現状」について、海上保安庁から「EEZにおける取り締まりの現状と法的根拠」について説明を受けた。 

 第2次安倍政権の内閣府特命担当大臣として、海洋政策を所掌した。 EEZに関する法整備は、閣議決定された海洋基本法にも盛り込まれた。 内閣全体、すなわち安倍首相の意思だ。 何としても形にしなければならない。

 関係省庁はこぞって慎重。 身内からも必ず足を引っ張ろうとする議員が現れる。 が、2本の対北朝鮮経済制裁法も、新JICAの創設も、戦って実現に漕ぎ着けた。 同様に、このEEZ法案を進めるには覚悟が要る。 少し凶暴にやらないとダメだ。

 ここ数年、「安倍総理に迷惑をかけたくないシンドローム」に囚われてすっかり牙を抜かれている自分自身に辟易としていたところだ。 ハッキリ言っておく。 どこかの役所が「陰で法案を潰すような裏工作」をしたら、ピンポイントでど真ん中から反撃する!!

 午前9時過ぎ。 選挙制度改革に関する合同会議に遅れて飛び込んだ。 「答申を尊重すべき」という意見が多かったことにホッとした。 安倍総理自身に慢心や油断は一切、ない。 が、「一強多弱」の状況が続く中で、「党」が、「個々の議員」が、やや傲慢になってはいないか? 常に自問自答していく必要がある。

 午前10時30分から経産省、内閣府のレク。 中小企業庁による「ものづくり関連の補助金」については、改めて書く。 この予算、もっと応援しないと!

 昼12時。 「自民党クールジャパン戦略推進特命委員会」の幹部会。 平将将明・委員長代理、三原じゅん子・事務局長、山下貴司・事務局長代理、小林史明・事務局次長、三宅伸吾・事務局次長等に集まってもらった。 5つのPT座長も正式決定。 いよいよ来週から新チームが始動する。

 20時。 自民党本部1階の「カフェスタ」で、「山本一太の直滑降ストリーム@cafesta」の生放送が始まった。 毎週水曜夜のレギュラー番組としての記念すべき初回の番組ゲストは、日本を代表する大物俳優、津川雅彦さんだった。 安倍晋三・名宰相論から、文化外交、日本の映画産業振興まで、様々な話題で盛り上がった。

 視聴者の反応も抜群に良かった。 恒例の番組直後ユーザーアンケートでは、「とてもよかった」と「よかった」を合わせて95%。 津川さん、お忙しいところ時間を作っていただき、本当にありがとうございました! 

 津川さんが対談の中でおっしゃっていた「日本の仏像(国宝)の魅力を世界に発信する仕組みづくり」は、クールジャパン特命委員会でも検討したいと思います。 ぜひ、また「直滑降ストリーム」に来てください!! 


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」