2005年08月08日

入り口と出口

テーマ:方向性

  相場の入り口と出口、どちらが重要であるか皆さんはどう考えておられるでしょうか。

私自身は、入り口が重要だと考えておりますし、昔の相場師も恐らくそうであったと考えます。

一目山人の同郷、同時代の米相場師に村岡金一という人がいます。この人は晩年小林一三との親交深く、大阪財界での著名な人であったようですが、この人が小僧時代、先輩から次のように教えられたそうであります。

「10円の月給を3円なり4円なり貯蓄すれば10枚の米は楽に張れる。当たれば良し、外れれば又三四ヶ月辛抱してまた張るのだ。そうすれば誰にも迷惑をかける事なく一生懸命に相場の研究が出来るわけだ。一度思惑が的中すれば利食いは遅き程よく、損切りは早い方が楽だよ。」


相場の入り口は勿論「買い」だけではありません。「売り」もまた入り口でありますが、相場の離れにつき、その値幅を頂く、事を目的にする以上やはり入り口が大事だと言えるでしょう。出口の大事さは、それがそのまま次の買いあるいは売りを、限定してしまう事にありまして、ただ値幅を取れば良い、損切りをしさえすれば良い、というものではありません。よって一目均衡表では、確信の置けるポイントを入り口とするよう強調するのでありますが、これまでの日経平均株価の変動を見る限り、決してやさしいものではありません。


 強いて挙げるならば、6月27日以降の反発、6月9日は長期のモミアイ相場を見ていた私には乗れるポイントではありませんが、6月2日高値を越えたところで乗るのはかまいません。

ただこの入り口も、大きな目でみればやはり大きな値幅を狙える入り口ではありませんで、このようなポイントでの売買で仮に成功した事が、それ以上の値幅を見逃す結果となっては困るのであります。


さて日経平均株価は今日も安く、今後調整が悪ければ、前回コメントの計算値すら取れない相場となってしまいますので引き続き注意が必要です。

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2005年06月23日

三波動のこと  その3

テーマ:方向性

 ①鍵足は押し、戻りを極力無視する為の罫線である

 ②しかし、鍵足は押し、戻りを完全に無視して捉える事は出来ない


だから鍵足では何種類かの値幅の鍵足を併用して活用するものです。

以前、鍵足について述べたときに、記入する事自体が方向性を把握している事と同じである、と述べました。

記入できるという事はあらかじめ決めておいた値幅の押しを入れずに高値を更新しているか、戻りを入れずに安値を更新しているときであります。記入できないのは高値を更新してからその後鍵足の値幅でもみ合っているか、安値を更新して以後、もみ合っているかのいずれかでありますが、いずれにせよ判断保留の状態を意味します。(①)


この①の考え方のみ強調して、これを売買決定サインとして活用するならば、必ず騙しにあいます。どのような時かといえば、鍵足上に結果的には押し、戻りとして捉えねばならない変動が現れて、その値幅が(200円幅の鍵足であれば)400円以下の押しや戻りであるときであります。


これをどのように工夫すればよいか良く考えていただきたいのですが、一つの方法は、より小さな値幅で鍵足を記入して、その波形によって相場の転換を探る、という方法であります。これはホームページ上でも述べておりますが、上げ相場は必ず高値、安値の切り上げの波形を形成し、下げ相場は高値、安値の切り下げを形成していきます。小さな値幅での鍵足ではより多くの波形が出現する事になりますから、大きな値幅での鍵足で判断出来ない場所でも、より早く転換サインが現れる事になります。ただしこの場合でもだましを完全に避ける事は出来ません。

変動が規則的に高値安値の切り上げ、切り下げを繰り返してくれるものであれば問題はありませんが、当然のことながら、相場は突然変化するものであります。


ですからやはりこの様な罫線を使っての売買は結果的には勘であり、賭けでありまして、昔の相場師はこの事を良く知っていたのだと思います。勘を確かなものに変えるために手口を調べたり、経済状況を整理するということをやったのであり、賭けであるといっても試し玉で相場を確かめる配慮はしたでしょう。

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2005年06月22日

三波動の事  その2

テーマ:方向性

 罫線の転換サインについては色々と語られる事が多いのでありますが、その語られ方は「実線が先行スパンを超えたから上げ」、「遅行スパンがもぐったから下げ」といったものが多く、あたかも転換サインが、相場変動において客観的に存在するかのようにイメージさせるものがほとんどです。


祖父の一目山人が均衡表ではこうだ、と述べているコメントは、均衡表及び、その思考法が身につききっていない人のコメントとは質が全く異なるのであって、少なくとも、今現在の変動をこう考えるから、遅行スパンの悪化という現れ方を下げと判断する。という言い方をすべきであります。


 話はそれましたが、転換サインを単なる売買決定サインとしてのみ捉える事の問題点は、相場変動を「上げ相場と下げ相場が交互に存在するものである」というイメージで捉えてしまいがちな点にあります。

この事がなぜ問題かといえば、短い押しを下げ相場、戻りを下げ相場と判断してしまう可能性があるからで、騙しのない転換サインというものはありえないということです。

 これは相場変動をサイクル論で捉える場合も同様でありまして、単なる時間関係の一致を相場の転換サインとして捉えるべきではありません。


 さてこれまで何度か鍵足について述べましたが、「押し、と戻りを極力無視して相場の方向を把握する」という事がこの罫線の本来の目的でありまして、値動きを方向として認識せざるをえない、という認識能力の本質を良く理解している罫線であります。

相場変動において、「押し」「戻り」という概念で捉える事は、実は方向性の判断を保留している状態をつくる事であり、あるポイントが押しであったと判断できて初めて上げを判断するのでありまして、これは離れにつくことと同じであります。

鍵足については山人も原著で「小なる波動論」と述べておりまして、この考え方、活用方法を知る事は、均衡表理解に有意義でありますので鍵足の波動論について明日コメントします。

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2005年06月21日

三波動のこと  その1

テーマ:方向性

 昨日、6月18日の勉強会の補足をする。と書きましたが、実際のところあまりきちんと整理できていません。基本数値について述べた後、相場の離れに付くことについて説明し、波動論へ、と考えていたのですが、18日勉強会で私の話を聞いた人は判りにくかったと思います。このブログはおくばりした資料の続きとしてお読みください。


 配布資料ではモミアイ離れのポイントをモミアイの中心的価格に置くか、モミアイの高値、あるいは安値に置くかで、その相場に対する判断の根拠は変わってくる事を述べております。

下げて来た相場がモミアイを演じてそこから離れていくとき

①高値を離れのポイントとする②モミアイの中心値を離れのポイントとする③安値を離れのポイントとする

という3つが考えられますが、③の場合三波動構成を見て、相場の下げ止まり、あるいは処理が足りない事を認識した上でなければ、このポイントを離れと見なせません。


上への離れを確認する為には少なくとも下げ止まりとの認識は必要でありますし、下に離れるときには、この事自体安値を更新している状態ですので、これは鍵足や新値足と同様の考え方でありますが、離れと同時に三波動の時間関係、計算値でおおよその見当をつけるべきであります。


②の場合、これは一目均衡表の各線を押し、戻りとして捉える事と考え方は同じです。相場が出発するときには、均衡表のいずれかの線が出発点となる、という事はある期間の半値(モミアイの中心値)が相場の出発点となると言う事であります。


①は上に離れるときには、新値足、鍵足と同様の思考であり、下に離れる時には、戻りの限界として見ている事になります。この場合均衡表では遅行スパンの現れ方を皆さんチェックしているはずであります。


さてこの3つの離れ方を念頭に置いた所で、波動論の意義について考えていきたいのですが、ここで罫線の転換サインについて整理しておく必要があります。

長くなりますので続きはまた明日。

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2005年04月07日

方向性が大事4  鍵足のこと  

テーマ:方向性

 相場の格言に「頭と尻尾はくれてやれ」というのがあります。同じ意味で「天井売る馬鹿、底買う馬鹿」というものも、良く聞きますが、要するに離れで儲けなさい、ということでありましょう。

 

  私は本質を離れて教条主義に走る格言マニアが大嫌いですので、あまり格言集などは読みません。ですから上の言葉は正確ではないかもしれませんが、この格言は罫線の転換サインの本質を良く表していると思います。

 鍵足は記入する事自他が、相場の方向を確定するものである、と以前述べました。この場合の鍵足の転換サインは高値、あるいは安値を記入した時に出現する事になります。例えば200円幅の鍵足では、下げて来た相場が、200円以上の上げを演じて始めて安値が、また上げてきた相場が200円以上の下げを演じて始めて高値を記入する事が出来ます。機械的に転換サインを売買決定サインとしたときには、安値から少なくとも200掛ける2で400円以上の上げ幅がなければ、絶対に利益が出ない事は相場をやらなくてもわかることであります。転換サインどおりの売買ならば、初めから頭の200円と尻尾の200円を捨てているといえるでしょう。これは、値幅を変えたり、鍵足の波形をル買った場合も同様でありまして、結局は、転換サインの出現直後の相場の離れが大きければ大きいほど、楽に利益し、モミアイ相場が自分の想定どうりに行かないほど損失が出やすいものなのです。基本的には、罫線の転換サインというものの考え方は、鍵足と同様の思考法であります。

 

  一方で移動平均線や、その乖離率を使うものもありますが、この考え方自体は、平均値を一種の相場水準として捉えるものでありまして、やはり、モミアイと離れの関係をしっかりと理解する事なしに成績を上げる事は難しいと思います。

 

 とはいえ、モミアイと、離れ、上げ相場、下げ相場とモミアイ相場を厳密に定義づけして分けることは先ず不可能であります。なぜならば、人間の認識、がこれには大きく関わってくるからで、それならばどのような工夫をすべきか、真剣な人ならば当然考えるのでありまして、だからこそ均衡表では三波動を基本とする事を理解して頂きたいと思います。

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2005年04月05日

思うこと

テーマ:方向性

相場の方向は上げか、下げしかない、ということは誰もが理解できる事ですが、だからといってこれを正しく判断する事は容易ではありません。

 私は昨年から一目均衡表原著の読者でない相場関係者と接する機会が多くなりましたが、自分自身で判断出来るポイントとそうでないポイントをはっきりと分けていない人が多いのにはショックでした。私はマネージメントが大事という風潮を否定するつもりもなく、むしろ非常に大事だと思っていますが、相場の方向性について理解する事なしにマネージメントなどありえないと思うのです。先日友人から、先物のデイトレーダーが数ヶ月こつこつ増やしてきた利益を寄り付きから数十秒で溶かしてしまったという話を聞きました。雇われて相場を張る人は、与えられた資金を、色々な制約の中で増やして行かねばなりませんので、わかる時だけ相場を張る事は難しいかもしれません。しかし果たして一般者がプロと同じように相場と接していなければいけないでしょうか。私にはその点がどうしても理解できないでいます。

 日ばかりだけでなく、中国株投資なども、今現在の位置で直ちに投資せねばならないのか、色々な話を聞くに付け疑問に思います。例えば買いから入る以上は、少なくとも、下げの反発力を期待するか、上げ相場を期待するかのいずれかでありますが、下げ過程の半値戻しすらしていない相場を何故上げと期待できるのかが良くわかりません。少なくともはっきり確信できる判断方法を自分自身で身につけなければ、具体的な成果を上げ続けることは難しいと思うのです。


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2005年04月01日

相場の勢い

テーマ:方向性

 一目均衡表読者でもある友人が、29日に株を買って失敗したようであります。彼は非常に勉強熱心ですので、自分の失敗の理由は良く分かっていると思いますが、おそらくは天井圏特有の値動きに乗るつもりであったのだと思います。大事な配慮が欠けていたのでしょう。

 それは、相場の勢いはどうか、という直感的な判断でありますが、具体的には、転換線を直ちに上抜く、あるいは下抜くという現れ方を見て判断するものと言えるでしょう。

3月23日の安値は基準線で止まっておりまして、ここから3日間、安値を割っては降りません。ですから、直感的な判断として、3月7日高値からの調整終了の可能性を考える事自体は決して間違いではありません。しかし、同じく23日から転換線が上値を圧迫し続けているのでありまして、調整後上げていくのならば、必ず転換線を上抜いていかねばならないはずです。ですから、単なる値動きを期待して買いに入るにせよ、転換線を上抜いて、相場の勢いを確認してから本来は入っていくべきなのであります。

 変化日後の反発力を良くチェックせねばならない理由も同様でありますが、ただ漫然とチャートを見ていて分かることではけしてありませんので、良く研究ください。

 先日から為替のコメントフォーチュンキャピタル社ホームページ上で始めております。今後為替についてはここでコメントしますが、為替をしない方も是非御一読下さい。

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2005年03月27日

転換サイン その2

テーマ:方向性
 罫線の転換サインについて、私自身はモミアイ離れを示唆するサイン、という捉え方をしています。天井、底、押し、戻りも一種のモミアイと考えるならば、納得がいくのではないかと思いますが、一目均衡表の転換サインははたしてどうでしょうか。

 基準線と転換線の交差、遅行スパンと相場実線の交差、等いろいろとありますが、結論から言えば、これらも結局はモミアイの離れを見るものと言えるでしょう。この事を理解するにはやはりモミアイ相場に対する理解が必要ですが、難しく考えずに、ある価格を相場水準として、その相場水準からの値幅が同程度で高値、安値を形成している変動と考えればよいでしょう。そうしますと、均衡表の基準線、転換線、先行スパン(52日間の半値を26日先行)の3本はその線自体が相場水準として働いている可能性があると理解できるでしょう。このことはグラフを書いている人ならば直ぐに実感できる事なので多くは述べません。
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2005年03月26日

転換サイン

テーマ:方向性

 私はテクニカル分析がどういうものであるかは良く知りませんが、罫線の転換サインを、単純に売買決定サインであるかのようにコメントする人は多いようであります。このような人たちは、転換サイン>上げ相場>転換サイン>下げ相場>転換サイン、というように転換サインさえ把握出来れば相場の方向を確信できるとイメージしがちであります。実際にその通りにならなければ「罫線の騙し」の一言でかたずけるようでは罫線はいつまでたっても相場の道具にはなりえないと思うのですが、皆さんはいかがでしょうか。

 一般的に転換サインは、相場の転換時に必ず出現するものであります。しかし出現自体が転換を確約するものではありません。転換サインが出現しても、相場の転換とならない場合、その時点で相場がもみあっていることを意味します。これはごく当たり前の事でありますが、転換サインで売買をする場合、成功するのは、転換サイン出現後、相場がその方向へ大きく離れるときであり、失敗するのは、転換サインの出現前後の変動がモミアイであるにもかかわらず、その間の変動を離れと見誤って乗ってしまったときでありましょう。だからこそ、昔の相場師は相場の方向性を大事にし、本当にわかる瞬間を大事にしたのでありますが、わかる瞬間には転換サインは売買決定サインそのものとなる事を皆さんにも理解して頂きたいのです。
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2005年03月25日

方向性が大事 その3

テーマ:方向性

 方向性とは非常に曖昧な言葉であります。相場の方向と言えば、上げか下げしかないのでありまして、一目均衡表であえて方向性と言うのには2つの理由があります。一つは非常に複雑な問題なので何れ述べる事としまして、今日は一点のみコメントします。

 一目均衡表という図表の優れた点は、一旦上げ相場、下げ相場となった時に、それぞれの線が押し、戻りのポイントとして機能する事でありますが、この様な変動は波動論的に言えば三波動Nの連続する変動であると言えます。少なくとも上げ相場における押しを下げ相場と判断しない事、下げ相場の戻りを上げ相場と判断しない事が、相場で大きな失敗をしない唯一の方法でありますが、その為には第一波動、第二波動を見て、第三波動を相場の方向として判断する、という配慮が必要なのです。意識の上では、単なる値動きで儲けるつもりなのか、それとも明らかにNを形成しつつあるもので儲けたいのかはしっかりと分けるべきでしょう。

 今日、何かのコメントで、平均株価は基準線で止まっているので来週から大きく上げる、というものを見ましたが、私自身は3月7日までの上げ方を見て、またここまでの下げ方をみて、これから上げるとは論理的には判断できません。後4日間3月7日高値を更新できなければ基準線自体も上に向かってくるわけですから、値動きに乗るにせよはっきり判るところで判断すればよいと思います。

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