均衡表の勉強について | 一目均衡表日記

均衡表の勉強について

月曜日のラジオでは日経平均株価について次のような内容でお話しました。


先週変動では6月20日を変化日とし6月4日安値が底堅いかどうかを見たい。

日足均衡表の表れかたを重視し交わるであろう基準線と転換線、遅行スパンと相場実線の値段が大事としました。

基準線と転換線が現在重視する昨年8月9日陰線安値水準よりも下で交わる事は予め予想しうる事でありまして遅行スパンと実線の交わりも8月9日水準より下で交わるようならこの底値モミ(中段であるかもしれません)はより下の水準が意識されるという事になります。

先週変動で20日までに6月4日起点の三波動E計算値を達成するようならば8800円以上の水準で遅行スパンと実線は交わる事となり、同時に6月4日からの上昇そのものを上げの第一波動と見なせる可能性が出てきます。結果的にはN、V見に会う計算値、僅かに達成できず判断つきかねるというものでした。

ただし20日高値更新あればE計算値は達成する事となるでしょうし、変化週の高値決まりを否定する事となるのであります。


今週は週足均衡表を重視。

先行スパン下限は今週から3週間8,800円水準に位置し、高値更新は先行スパン内に入り込む事につながります。

また週足転換線は今週8852、来週8723、再来週8693まで下げる事が予想される事となり、週足基準線までの上昇は当然あって良いという事になるわけです。

また再来週は丁度今年1月16日からの上昇力を見せた週から26週目という事ですから6月20日からの下落が成されてしまうようでは仮に7月第二週から反発したとしてもよほどの上昇力を見せねば遅行スパンも悪化してくるという事になります。

したがって結論とすれば20日高値更新はしばらく相場は崩れないとの結論になりますし、下げるケース8,650円割れでは特に警戒を要すという事になるのであります。

現時点では6月変化月は高値決まり、安値決まり何れも可能性が残る為下げるケースでは警戒としか言い得ないのでありますが、均衡表そのものから判断できる事は出てくるという事です。


さてここで一般的な誤り、誤解の2つ目となりますが

2、直感的判断と論理的判断は異なる


という事になるでしょうか。

直感的判断から瞬間的に論理的組み立てが成される、あるいは論理的に整理した事から直感を得ることが大事でありますし、原著ではこのようなことを意識せずに出来るようになるぐらいは勉強して欲しいと書かれているわけですがあまりにも直感が全てのような捉えられ方で均衡表を勉強するひとが多いような気がします。



今日の変動はあまり良くはありません。

ユーロドルは25日は重要変化日ですから安値決まりの可能性は残すものの更に28日高値決まりで下げるようでは下げ相場が明確化する可能性は高いと見ます。

ドル円相場のコメントで邦銀関係者が年末90円を予想しているという記事を見ましたが、こういうコメントは害しかないからやめた方がいいです。


勉強会のご案内を

日時 6月30日土曜日 午後1時から5時(途中休憩2回)

場所 貸し会議室内海101号室http://www.kaigishitsu.co.jp/company/access.html

会費 10,000円

講師 細田哲生


尚土曜日開催の会費は予めお振込みいただく形となります。


お申し込みはこちらから

 http://www.ichimokukinkouhyou.jp/service/study.html