一迅社文庫アイリス編集部

一迅社文庫アイリスの最新情報&編集部近況…などをお知らせしたいな、

という編集部ブログ。

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こんにちは音譜

本日は「第4回一迅社文庫アイリス恋愛ファンタジー大賞」の審査結果発表をお知らせさせていただきます。

たくさんのご応募をありがとうございました。
編集部一同、心より御礼申し上げます。

発表につきましては、一迅社文庫アイリスのページから
「第四回一迅社文庫アイリス恋愛ファンタジー大賞審査結果発表」
をクリックしてご確認ください。

このたび受賞した作品の書籍化を、楽しみにお待ちください!

また、第1回から第3回までの受賞作品を続々刊行中ですアップ
刊行中の作品やこれから発売される作品の数々を引き続き、よろしくお願い致します。

刊行中のアイリスNEO作品はこちらからチェックできますキラキラ
          ↓ ↓ ↓ ↓
「一迅社文庫アイリス恋愛ファンタジー大賞 受賞作刊行!!」


※選考に関するお問い合わせやご質問にはお答えできません。
※選考の際、他の公募に応募中の作品は審査対象外になります。
※受賞者に対して、本賞についての質問や問い合わせはお控えください。
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こんにちは!

アイリスNEO8月刊も、もう直前!
本日も試し読みを実施いたします♪

試し読み第2弾は……
『四竜帝の大陸3』
四竜帝3
著:林ちい 絵:Izumi 

★STORY★
余興の失敗で異世界に召喚された鳥居りこ。彼女はそこで出会った、白い竜ハクの妻となり、異世界の常識に慣れようと四苦八苦していた。そんなある日、侍女のカイユが子供を出産するために、傍を離れたことで、りこはハクと青の竜帝と日々を過ごしていて……。
最強で最凶な竜の旦那様と旦那様に溺愛される平凡なりこの異世界新婚ラブファンタジー第3弾!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「ジジイに無視されたこの書類はな、おちびの大陸間移動についてのものなんだ」

 竜帝さんの淹れてくれた紅茶をいただきながら、これからのことについて大まかなお話しを聞くことになった。

「使えないジジイの代わりに俺様が説明するけど、小難しい部分は省くから……あちっ、まだ熱いな」

 女神様は猫舌なのか、お茶に何度も息をふきかけていた。それでもまだ熱いらしく、いったんカップをソーサーに置き……縁を指でなぞりつつ、我関せずなハクちゃんを青い眼で流し見た。
 う~ん、色っぽいです。ハクちゃんの審美眼がずれてて、良かった。
 ハクちゃんはこんな美人が目の前に居るのに、私に食べさせるお菓子選びに夢中だった。テーブルに置かれたクッキーの缶から、全く視線が動かない。竜帝さんが出してくれたクッキーの缶には十六種類も入っていたので、ハクちゃんは「我は非常に忙しい。今はりこに与える菓子選びが、移動の件より重要なのだ」と言って、会話に参加する気ゼロ。相変わらず超マイペースだった。

「あのな、おちび……<監視者>ってのは一番若い四竜帝の居る大陸を中心にして動くんだ。それはヴェルと竜族の古い盟約……盟約は難しいか? 簡単に言えば約束だな。だからジジイは、俺が生まれて直ぐに黄の大陸から移ってきたんだ」
「一番若い四竜帝の居る大陸に……」

 一番若い四竜帝の大陸に移るのが、ハクちゃんと竜族との約束?
 つまり、女神様が最年少四竜帝なのね? 青の大陸の前は黄の大陸に居たってことは、女神様の次に若い四竜帝は<黄>の竜帝さん……。

「まあ基本的な拠点がそこになるってだけで、大陸移動自由だ。だからジジイは青の大陸を中心に四大陸をふらふらのおん……い、いやっ、そのっ! りゅ、竜宮とかをふらふらしてんだが、以前とは状況が変わった。つがいのおちび自身が、ヴェルの居場所になるんだ。これは蜜月期の雄竜の本能的だから、俺様達四竜帝にもどうにもできない」

 状況が変わった……私がつがいになったから。なってしまったから……。

「お前が大陸を移動しないと、ヴェルも動かないんだ。だからおちびには、<黒>の所に移ってもらう。なんで<黒>の所かっていうと……<黒>はもうすぐ、代替わりするからだ」
「代替わり?」

 代替わりって、退位してその地位を誰かに譲るってことよね?

「<黒>はもうすぐ死ぬ。新しい<黒>になるんだ」

 え? 死ぬ!?

「黒の竜帝さん、死んじゃうんですか!? びょ、病気!?」

 そんなっ、死んじゃうなんて……。

「いや、老衰だ。まあ、すぐにぽっくり逝くわけじゃねぇけど。<黒>の次に歳食ってんのは<赤>だけど、あのおば……<赤>はまだまだ現役だ。だから、おちびは……かなりの期間を次代の<黒>の城で過ごすことになる」

 かなりの期間? 竜族は長命種だから、人間の私が寿命を迎えるまでにはもう代替わりはない。  私は黒の竜帝さんの大陸で、寿命を迎える事になる。女神さま、貴方は優しい人だから、ハクちゃんの前で私の寿命……死を口にするのを避けてくれた。

「……そうなんですか。このお城には、ずっとは居られないんですね……」
「黒の大陸は、人間同士の大規模な戦が最も多い大陸だ。竜族も戦と無縁ではいられなくて……俺様は、おちびには青の大陸の方が性に合ってると思ってんだけどな……あんな物騒な大陸に……すまない」

 竜帝さんは青い眼を伏せ、頭を下げた。……駄目よ、女神様。そんなことをされたら、私は黒の大陸に行くのが怖くなってしまう……不安になってしまうから。
 黒の大陸って、いったいどんな大陸なんだろう? 竜帝さんは黒の大陸に、良い印象を持っていないみたい。でも、行かなきゃならない。ハクちゃんの、<監視者>のつがいになったのだから。

「いいえ、ハクちゃんと一緒なら、私はどこでも大丈夫です!」

 大陸を移るってことは、カイユさんやダルフェさんともお別れしなきゃならないの? あ……考えるだけで悲しくなってくる……寂しい、すごく寂しい。

「移るのは、今すぐじゃない。<黒>が死んでからだっていいんだ。時期や移動方法は四竜帝で話し合って、おちびに負担のないよう計画を立てるから安心しろよ? どこの大陸に移動しようと、これからも竜族はお前を大事にするし、<監視者>のつがいを利用とする人間からも守ってみせる」

 女神様は、これ以上はないというほど柔らかな笑みを浮かべた。その微笑みに見惚れる余裕が、今の私にはなかった。

「……はい。ありがとう、竜帝さん」
「おちび……」

 私が今、何を思い考えているか。優しい彼には、きっと分かってしまっている。
 黒の大陸に移って、私はそこでハクちゃんと生きて……数十年で彼をおいて、逝く。私がいなくなった後のことを、彼も他の四竜帝の皆さんも今から考えてるはずだ。私が年老いて死んだら、ハクちゃんはどうどうするんだろう? ……ハクちゃんは、どうなっちゃうんだろう?

「……」

 缶の中に並んだクッキーを瞬きもせずに見ているハクちゃんの横顔を眺めていると、どこからか陶器がぶつかるカチカチと小さな音……あ、私? 音は私が持っているカップとソーサーから出ていたことに気が付き、慌ててそれをテーブルへと戻した。
 女神様の視線を感じ、震えている手を膝の上で重ね合わせ、ぎゅっと握った。

~~~~~~~~(続きは本編へ)~~~~~~~~
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こんにちは!

もうすぐで、アイリスNEO9月刊の発売日♪
発売に先駆けて、試し読みの公開をしたいと思います!

試し読み第1弾は……

『魔法使いの婚約者3 偽りの騎士に誓いの花冠を

著:中村朱里 絵:サカノ景子

★STORY★
花祭りに王都が浮き足立つある日。
旦那様で美しき王宮筆頭魔法使いのエギエディルズに、昼食を届けに来たフィリミナ。
彼女は、王宮で出会った不思議な青年に、エディとの思い出の栞を取られてしまい…?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「栞をお返しください!」

 そう。奪われた栞は、未だ青年の手にあるままなのだ。何が「もう行っていいよ」だ。まったく何も良くはない。

 踝まである長い外套の裾を颯爽と捌いてどんどん歩いていってしまう青年の後を慌てて追いかける。ちっとも止まってくれそうにない青年の様子に、私はバスケットを右手に抱え、左手を伸ばして彼の外套を掴み、勢いのままに引っ張った。その手触りは心地良いもので、やはりこの外套は上等なものだったのか――なんて、納得している場合ではない。

 私が思い切り引っ張ったために、青年の外套は、まるで蝶が羽化する瞬間の蛹のように、ずるりと青年から剥がれ落ちる。前世から染み付いた、貴族にあるまじき一般人根性のせいか、反射的にその外套が地面に落ちないように抱え上げていると、「やれやれ」という、笑みを含んだ穏やかな声が耳朶を打った。

「強引なお嬢さんだ。近頃の娘さんは皆、君のように積極的なのかな」

 泰然とした口振りに、思わず目を瞬かせ、ようやく露わになった青年の姿に言葉を失う。

 最初に目に飛び込んできたのは、その見事な白金の髪だった。膝裏まであろうかというくらいに長い、真っ直ぐなその髪は、白とも見紛う程に見事な淡い金髪で、さらさらと青年の背に自然に流されている。私よりも歳上であろう青年の歳の頃は二十代後半くらいか。どこか浮世離れした整った顔立ちは甘く、市井の人間にあるまじき気品に溢れている。その、美しいと評して相違ない顔立ちは、私の知っている誰かにどこか似ている気がするのだが、今はどうしてもそれが誰なのかピンとこない。そんな美しい青年が纏う、贅沢な真白い生地をたっぷりと使った衣装は、彼が女神に仕える者――すなわち神官であることを示している。

 青年の顔をまじまじと見上げると、彼は至極優しげに笑みを深めた。この笑顔を見せられれば、男女問わず、自然と青年の言うことを聞いてしまいそうだ。私とて、あの男の美貌を見慣れていなければ、このまま「申し訳ありませんでした」と引き下がっていたかもしれない。
 じっと青年を見上げたままでいると、青年の瞳が、光の加減できらりと輝いた。

「――ッ!」

 息を呑んだ。その瞳の色に、遅れて気付く。光の加減で金色にも見える、花の蜜を固めたかのような琥珀の瞳。

「もしや、御身は……」

 その瞳を見れば、最早もしやも何もないのだが、それでもそう口にせずにはいられなかった。光の加減で金色にも見える琥珀色は――それは、王家の血筋に連なる者の証だと、国中の誰もが知っている。

 呆然とその瞳を見上げている私に対し、青年は変わらず穏やかに微笑んだまま、私の手から外套をその手に取り戻し、優雅な仕草で羽織ってみせる。

 その様子をただただ見守っていることしかできないでいると、何やら忙しない足音が近付いてくるのが聞こえてきた。

「おや、もう見つかってしまったようだね」

 そう呟く青年の視線の先を追いかけて、私は再び目を瞬かせた。

「姫様? エディ?」

 常に余裕を持ち、泰然と構えていることを良しとする二人らしくもなく、足早に黒蓮宮の奥から駆け寄ってくるのは、我が国が誇る生ける宝石たるクレメンティーネ姫と、王宮筆頭魔法使いにして我が夫であるあの男だった。

 相反する絶世の美貌を誇る二人が駆け寄ってくるその光景は、こんな状況でなかったらうっとりと見惚れてしまっていたかもしれないが、生憎今はそんな場合ではなかった。

「叔父上! ようやく見つけましたわ」
「やあ、クレメンティーネ。久方ぶりだ。ますます美しくなったんじゃないかい?」
「……お久しゅうございます、叔父上。叔父上は相変わらずでいらっしゃるようで何よりですこと」

 青年のことを「叔父上」とお呼びになった姫様は、両腕を腰にあて、その柳眉を吊り上げていらっしゃる。「何よりですこと」と言いつつ、姫様は喜びというよりも怒りの方が先に立っていらっしゃるようだった。

 そこでようやく私は、先程青年の顔立ちに対して抱いた既視感について合点がいった。性別や年齢の差異こそあれども、青年と姫様のその白百合のような優美な姿顔立ちは、どこか似ているのだ。

 なるほどだからか、と、まるで現実逃避のように思っていると、男が私の方を向く。我知らず身構える私に、男は何故か苛立たしげに問いかけてきた。

「フィリミナ、何故お前がこの方と共にいる?」
「ええと、不可抗力と申しますか、わたくしにもよく解らないと申しますか……」

 要領を得ない私の言葉に、男の整った眉が顰められる。だが、そんな顔をされても……というのが、私の掛け値無しの本音だった。私とて好き好んでこの青年と一緒にいた訳ではないのだから、勘弁してほしい。

 そんなことを考えている私は、明らかに困ったような表情を浮かべていたのだろう。男は小さく溜息を吐いてみせた。そんな溜息を吐かれても、困るものは困るのだ。この状況は私にとっても不本意なのですよ、と言っても、きっとこの男は信じてはくれないだろう。

 ままならない現状についつい私も内心で苛立ちを募らせていると、突然青年が、ポンッと手を打った。

「まあとりあえず、立ち話も何だから、どこかに腰を落ち着けようじゃないか」
「……」
「……」
「……叔父上。僭越ながら申し上げますが、それは叔父上が仰っていい台詞ではないと思いますわ」

 姫様の言葉に、内心で深く同意する。私の隣に立つ男もまた、きっと同様なのだろう。眉を顰め、渋い表情を浮かべている。姫様は姫様で、怒りを通り越した呆れの表情を隠しもしていない。

 そんな私達に囲まれながらも、青年は笑みを崩さずに、「まあそう言わずに。案内してくれないかな?」と言ってのけた。触れたら壊れてしまいそうだと見る者に思わせるであろう繊細な見た目に反する神経の図太さは、失礼ながら姫様と同じだと思わされた私であった。

 
~~~~~~~~(続きは本編へ)~~~~~~~~

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