西堀って・・・
テーマ:テレビ番組戦隊シリーズの戦隊メンバー他登場人物にはいろいろなレトリックがあります。
たとえば、デカレンジャーでは探偵小説作家名+お茶の名前。
野村胡堂+梅昆布茶で胡堂小梅とかね。
マジレンジャーは
小津のまほうつかい
きうらば
とからさ
だったし。
ボウケンジャーでは、
明石 暁(あかしさとる)
伊能真墨(いのうますみ)
最上蒼太(もがみそうた)
間宮菜月(まみやなつき)
西堀さくら(にしほりさくら)
というメンバー。
伊能真墨は伊能忠敬から、伊能忠敬は千葉県佐倉の人、江戸時代中期に伊能図といわれる日本地図を作製された方。この方の非凡であったのは磁極の北と真北が違うことから「北極星」を北として測量をした。
最上蒼太は最上徳内から。最上徳内は江戸中後期の人で、当時の蝦夷(北海道)、千島、ウルップ諸島、樺太などを調査し、とうじのアイヌ人の生活などを調査、待遇改善などした人。
この人かいなければのちの間宮林蔵の偉業もなかったといえる。
間宮菜月は、もちろん間宮林蔵から。間宮林蔵は間宮海峡(当時樺太は島であるか半島であるかが同定されていなかった)を含む樺太、沿海州の踏破をし、のちに蝦夷図(北海道地図)を完成させます。
シーボルト事件のとき、シーボルトは樺太が島であることを間宮林蔵による地図を観て驚いたそうです。
とまあ、ここまでは江戸期の有名な探検家、といってもいいでしょう。
では、明石暁は?
明石はおそらく明石元二郎大佐(のちに大将)から。
この人物、日本のスパイ養成施設陸軍中野学校出身。日露戦争のときには後方攪乱のためヨーロッパに潜入し、ロシア帝国への不満を持つ各民族、階級等にとりいって反乱をおこさせ、満州でおこなわれた日露戦争の正面にも影響を与えたという人。ってただのスパイじゃないかとおもうがさにあらず。
この方をモデルに山中峯太郎という小説家が「敵中横断300里」という冒険小説にしたてたのが有名。
駐独武官が単騎ロシアを突破するというもの。
で、西堀さくらは?
西堀は、西堀榮三郎氏から。この方は、やはり探検家といえる存在で、戦前から京大の中国の白頭山遠征をしたり、雪山賛歌の作詞家としても有名。
戦後は第一次南極越冬隊の隊長を務め(プロジェクトXでもやってたね)、マナスル登頂などをされた方です。
ということで、実在4人、半架空の人物(明石)1人ということですな。
欧米なら、ヴェルヌの一連の作品とか、ハガードのアラン・クォーターメインとかいらっさるわけ(つうか、世界を植民地にしたのがすべて探検だった・・・)だが、
日本には冒険、探検小説といわれる分野がそれほど多くないのがこういう結果になっているのかも。
ちょろっと頭に浮かぶのが香山滋の「人見十吉」くらいだものな。






