勝負脳
人間の持つ才能や能力を最高に発揮する脳
3つの本能 生きたい・知りたい・仲間になりたい
この本にも書かれていたが、「仲間になりたい」という本能はかなり強いと思う。
「知りたい」という欲求も「仲間でありたい」という本能の前では力が弱いことが多いと思う。
単純に、勉強ができない、という状況で、何かの拍子に「おもしろい!」と思っても、仲間がそうでなかった場合、その「知りたい、勉強したい」という欲求は押さえこまれるということがあると思う。
「生きたい」という本能でさえ、自分に所属できる場所がないと自らそれを絶ってしまうことからも、「仲間になりたい」という所属欲求はこのなかでも特に強いのではないかと思う。
自己保存の本能
過剰に(自己保存の本能)反応するとそのことによって自分が傷つくという相反する二面性の機能が組み込まれている。
子どもがゲームに集中しているときに、親に横やりをいれられたときに、その状態を過剰に保存しようとして、怒りを使って、結局自分も相手も傷つけてしまう、という感じかな。自分が疲れてまで、
統一・一貫性の本能
統一・一貫性を求める脳の働きが、その物事が正しいか否かより、数の多い方に統一・一貫性を働かせ、物事の成否をゆがめてしまうことがある。
「みんなスマホ持ってる!」というのは、スマホを持つことが正しいかそうではないかということよりも、周りとの一貫性を求めるために起こること、とも考えられる。
途中で新しい情報が入ると、「統一・一貫性」の本能にしたがい、新しい情報に則って働き出してしまう。
イベントがある日に、実際は雨が直近に降っただけで、それまでしばらく降っていなかったとしても、「最近のイベントはよく雨が降りますね」といわれてしまうと、そちらのほうに思考がいってしまう。言葉の最初よりも、最後(新しい情報)に脳が動いてしまうというのは、これにあたるかな?
そのほかに様々な「勝負脳」にするための具体的なやり方が書いてあった。
いくつかは新鮮だなぁと思ったけれど、やはり背景にある専門性や実体験の多さに基づいた記述が一番力があるように感じた。
これと心理的な側面を繋ぎ合わせることで、さらに「勝負脳」はレベルアップすると思う。
ちなみにこれが私の学習内容。
ふざけているわけではありません。
これでがっつり脳の残っています。
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