2012-01-27

『写真レンズの基礎と発展 (クラシックカメラ選書)』と『こだわりのレンズ選び (2)』

テーマ:カメラ・レンズ
 
 SONY SAL1650


 レンズの仕様を見るときにMTFとレンズの構成図を読む必要があります。というか、それくらいしか確かなものは無いのだよ。

 MTFはネット上の情報で間に合いますが、

MTF曲線とは

MTF(Modulation Transfer Function)は、レンズ性能を評価する尺度のひとつで、被写体の持つコントラストを像面上でどれだけ忠実に再現できるかを空間周波数特性として表したものです。図の横軸に像高(画面中心からの距離mm)をとり、縦軸にコントラスト値(最高値を1)を示したものです。




このMTF曲線は、絞り開放時の空間周波数10本/mm(1ミリの中に白黒の組が10組)に対応する曲線を赤線で、空間周波数30本/mm(1ミリの中に白黒の組が30組)に対応する曲線を緑線で示しています。10本/mm の曲線が高いほど(1に近いほど)コントラストがよくヌケのよいレンズとなり、30本/mmの曲線が高いほど(1に近いほど)高解像度でシャープなレンズといえます。また、S方向(サジタル方向:放射方向)とM方向(メリジオナル方向:同心円方向)の特性が揃っているほど自然な描写が得られボケ味のよいレンズとなります。

シグマ

MTF曲線とは
MTF(Modulation Transfer Function)は、レンズ性能を評価する指標のひとつで、レンズの結像性能を知るために、被写体の持つコントラストをどの程度忠実に再現できるかを空間周波数特性として表現したものです。
オーディオの分野では、原音の情報を機器が如何に忠実に再生するかを周波数特性を用いて判断しますが、光学の世界では空間周波数(Spatial frequency)を用います。空間周波数(本/mm)は1mmあたり何本のパターンがあるかを示します。
ここに掲載のMTF曲線は、空間周波数を特定の値(10本/mmと30本/mm)に固定した状態で、横軸に像高(画面中心からの距離mm)をとり、縦軸にコントラストの値(最大値1)を示したものです。各レンズに対応するMTF曲線は、絞り開放の場合に対応し、空間周波数10本/mmに対応する曲線を赤線で、空間周波数30本/mmに対応する曲線を青線で示しています。
軸外像高では非点収差の影響でS方向(サジタル方向:放射方向)とM方向(メリジオナル方向:同心円方向)で、コントラストの変化が異なってきます。一般に、10本/mm の曲線が1に近いほどコントラストがよくヌケの良いレンズになり、30本/mmの数値が高いほど高解像なレンズといえます。
なお、レンズ性能につきましては、ボケの評価や、色にじみ等 、MTFでは判断できない評価項目もあります。従いまして、MTFは性能を評価する尺度のひとつとしてご利用下さい。
Nikon



MTF特性図の見方
MTF特性図の見方
MTF特性図とは

解像力とコントラストの例MTFとは、Modulation Transfer Function の略で、コントラスト再現比によるレンズ性能評価方法です。オーディオ機器などの電気系の特性評価として周波数特性がありますが、これは原音に対する、[マイクロフォン→録音・再生回路→スピーカー]による再生音の忠実度を表すもので、高忠実度のものはハイファイ(high fidelityの略)と呼ばれています。

レンズも同様に「光学信号の伝達系」と考えた場合、光学系の周波数特性が測定できれば、光学信号が忠実に伝達されているかどうかを知ることができます。レンズでいう周波数とは、1mm幅の中に正弦的に濃度の変化するパターンが何本あるかという意味で特に「空間周波数」と呼ばれ、電気系のHzに対し、「○○line per mm」あるいは「○○本/mm」と示されます。

本ホームページに掲載のMTF特性図は、横軸が画面中心を0とした像高(画面中心からの対角線上の距離/単位・mm)、縦軸がコントラストとなっており、10本/mmと30本/mmのMTF特性が示されています。MTF特性図上の10本/mmのカーブが1に近いほどコントラスト特性がよく、ヌケの良いレンズとなり、30本/mmのカーブが1に近いほど高解像力を備えたシャープなレンズとなります。シャープで抜けのよい高性能レンズであるためには、両者でバランスが取れていることが大切ですが、一般的に10本/mmのMTF特性が0.8以上あれば優秀なレンズ、0.6以上あれば満足できる画質が得られると言われています。
Canon


 構成図というのはレンズの数/種類・配置のことです。

 レンズの発展史は、主としてツアイスとライカの製品の歴史でもあります。

 レンズは何群何枚という風にいくつかのレンズがグループをなし、合わせて一枚のレンズのように機能します。

 一枚だけだと虫眼鏡みたいに画像がゆがんでしまうんです。

 色とか形とかのゆがみを補正するために何枚ものレンズを重ねて補正します。

 重ね方にも歴史的な改良の積み重ねがあり、名前があったりします。

 ライカは明るさごとに名前をつけていますが、ツアイスは重ね方毎に名前をつけています。

 そして、定石とも言うべき定番の重ね方もあったりします。

 今は、重ね方にも特許があったりしますので、重ならないように千差万別の種類が出来ています。

 凸レンズ凹レンズが、くっついたり離れたり、何故そのような配置になったのかを知っていると、

ひょっとしたらレンズの開発者の意図も汲めるようになるかもしれません。

 その構成図は、なかなかまとまった情報がありません。

 また、なかなかこれという書籍資料というものもありません。

 ぼくが知る限り、レンズの構成を学ぶという点では以下の2冊が良いんじゃないかと思います。

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 残念ながらこいつは古書でないと手に入らないようです。少し古いですが良く纏まっています。著者は元ミノルタのレンズ開発をしていた人です。

写真レンズの基礎と発展 (クラシックカメラ選書)/小倉 敏布

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 これは、個別紹介は少し古いレンズが多いですけれど、「??mmレンズの知識」という記事にその焦点距離のレンズの歴史やしくみについて有益な解説があります。

こだわりのレンズ選び (2)/著者不明

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ネットの情報としては、Dr.マスダの写真レンズ教室が良く纏まっています。

 入手のしやすさでは以下のものかもしれませんが、内容が難しいわりに解説が簡素で少々情報不足かもしれません。

レンズのしくみ (図解雑学シリーズ)/中川 治平

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