さて、おフランス初日はベルサイユ宮殿に行ってきましたよ。ご存じの通り、バロック調の宮殿でパリの南西22キロの場所にあります

モンマルトル近くにあるホテルから地下鉄に乗って途中一回乗り換えて最寄の駅から歩いて数分でした。
ボクが海からもらったもの-2 この日は日曜日だったので、現地の人も多くてダダゴミでした。写真の列を見ても分かる通りです。もう一時間早く来るべきだった。

ボクが海からもらったもの-1 中はルーブル美術館を彷彿させるような展示物がひしめいています。さすがにルーブルには適いませんけれど。

ボクが海からもらったもの-5 そう、このダヴィッドの作品「ナポレオンの戴冠式」なんて迫力ありますよ。

ここで、えっ?と感じた人はゲージツ通です。そう、「ナポレオンの戴冠式」はルーブル美術館に展示されています。
では、これはニセモノ?ではありません。当時は有名な絵を複数制作するのはボクが海からもらったもの-4 普通のことで、ベルサイユのものは習作です。
ただ、ヴェルサイユの作品は皇后ジョゼフィーヌの後ろに控える女性陣の中に一人だけピンク色の服を着ています。そのピンクの服の女性左から二番目のポーリーヌ(ジョセフィーヌの妹)です。
ボクが海からもらったもの-3 なぜ一人だけピンクの服を着ているのかというとその女性をダヴィッドが愛していたらしいというロマンチックな説もありますが、それはただの俗説で、実際には、当時の法律で複写画はどこか一点以上違うように描かなければいけなかったからです。相手が美貌と奔放さで知られたポーリーヌだけにロマンチックな説も捨てがたいです