あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

 
昨日の雨の影響で朝は靄のため富士山を拝むことができませんでした。
日没の富士山を見ることができましたが、一部雲がかかっていました。
昨年は半年間ブログをさぼってしまいましたが、今年は少しずつ更新したいと思います。
よろしくお願いいたします。

 

大変ご無沙汰しております。

 

 

今日はアンティークオルゴール演奏会のお知らせです。

 

来週10月8日(日)に第3回アンティークオルゴール演奏会を開催することになりました。

 

クリニック内にある7台のアンティークオルゴールとシンギングバードの演奏を行います。

 

演奏会は、①10時~ ②11時30分~ ③14時~ の3回行う予定です。

所要時間はそれぞれ1時間程度を予定しています。

 

会場が狭いため、各回入れ替え定員制とさせていただきます。

 

もちろん入場無料ですが、予約制となります。

 

当院の受付スタッフにお名前と参加人数をお伝えください。

 

予約は ☎ 029-860-6090 にお願いいたします。

 
 
最近はアンティークオルゴールを置く公共施設がどんどん減っており、オルゴール博物館の閉館も相次いでいます。
 
ましてや、茨城県内にはアンティークオルゴールに触れることができる場所はほとんどありません。
 
ご興味のある方は、是非この機会にアンティークオルゴールの音色をお楽しみください。
 
 
※ なお大変申し訳りませんが、当日は駐車場の無料券の発行はいたしかねますのでご了承下さい。
 

 

 

美容外科の症例数

テーマ:

病院における年間の手術件数や検査件数は、信頼できる病院を選ぶ際の一つの指標とされています。


癌や心臓手術などの高度な技量を要する手術の件数や、心臓カテーテル検査などの危険を伴う検査の件数などは、現在ほとんどの病院が公開しています。


症例数が多ければ手術や検査を行う医師の技術力が向上しますし、数の多さによって一定の技術水準が保たれ、安全で良い結果の医療を提供できるようになります。


大きな病院の場合は、医師が一人しかいないということもなく、医師以外のスタッフもたくさんいる中で医療が行われますから、上級医師の腕はますます安定し、若い医師には上級医師がサポートして技術は継承され、上達しない医師は淘汰されていきます。


評判の良い病院には患者さんも集まりますから、症例数もますます増えることになります。






それでは、美容外科においても症例数の多さは信頼の指標となるでしょうか。


残念ながら美容外科の症例数は一般病院における症例数と同じように扱うわけにはいかないと思います。


もちろん高い技術力によって患者さんを増やしている信頼できる美容外科も一部にありますが、症例数の多さを誇る美容外科の多くは、広告によって患者さんを集めているだけといっても過言ではありません。


腕がいいから患者さんが増えるのではなく、広告にお金をたくさん使ったクリニックに患者さんが集まるのです。


そのようなクリニックでは腕のよい医師よりも、腕は悪くてもいいから売り上げをたくさんあげる医師の方が優遇されます。


広告費には莫大なお金がかかるので、とにかく売り上げを維持する必要があり、本来必要のない施術まで勧められることになります。


1日にこなす仕事量(ノルマ)も多くなり、患者さん1人にあてる時間が短くなり、手抜き診療になる可能性もあります。


医師がすべき診察や説明を医師が行っていると時間がもったいないので、本来医師がすべき仕事を看護師やカウンセラーと称する無資格者が行うクリニックも多く存在します。


看護師やカウンセラーが手術方法を勝手に決めて手術がセッティングされ、いざ手術という時になって初めて患者さんが医師の顔を見るなんてこともあるようです。


とは言え、広告を全く行わないでいると派手な広告を行うクリニックに患者さんがみんな集まってしまい経営が成り立たなくなってしまうので、どの美容外科でもある程度の広告活動は行っています。


広告の内容も重要で、リスクなど本当のことを書くと患者さんが来ないので、いいことばかりを宣伝するクリニックが勝ちとなります。



症例数が多いと患者さんが信用してくれると考えるためか、美容外科では症例数を過大に宣伝する施設が多いように感じます。


中には明らかにウソだとわかる症例数を書いているクリニックもあります。


TVの宣伝で有名な最大大手の美容外科クリニックの症例数にはさすがにウソはないと信じていますが、どのような施術を含めての症例数なのかよくわかりません。


いわゆる大手と呼ばれる美容外科のほとんどは多くの分院を持ちチェーン展開しているので分院が多いほど症例数が多くなるのは当然であり、症例数が多いからと言って高い技術力に裏打ちされているわけではありません。






その一方、個人クリニックが必ずしも信用できるわけでもありません。


以前、「ワキガ手術の経験数3万人以上」と豪語する先生がいらっしゃいました。


ワキガ手術専門のクリニックならあながちウソとは言えない数字ですが、その先生はワキガ以外にも美容外科・美容皮膚科をはば広く行っているはずの先生でした。


医師歴30年弱の先生でしたが、まだ美容などを手掛けていない初期研修の時を含めて3万件を30年でこなしたとして、1年に約1000例手術した計算です。


実際にはその先生は週に2日の休診日を設けていましたが、仮に1年365日休みなく働いたとして1日約3件程度手術しなければなりません。


ワキガの手術は丁寧に行えば約2時間、どんなに手抜きをしても1時間強はかかります。


毎日ワキガ以外の仕事を一切しないのであれば達成できる数字かもしれませんが、その先生にはワキガ手術以外にもたくさん行うべき仕事がありました。

 

一人で診療している限りは、どう考えても3万件などあり得ない話です。





ワキガに関連して。


ワキガ手術を行っている美容外科の中に、手術後の傷跡がとにかく酷いというクリニックが実在します。

茨城県内の病院に勤める形成外科の医師の間で、どうしたらこんなに酷い傷跡ができるのか話題になったことがあります。


形成外科や美容外科で普通にワキガ手術を行っている医師の場合、仮に手術後に血腫などの合併症が起こったとしても、そこまで酷い傷跡が残ることはまず考えられません。


どんな手術をしたらここまで酷い傷を作ることができるのか誰にも想像がつかないというような傷跡なのです。

 

結婚式の直前にそこでワキガ手術を受けてしまい、予定していたウェディングドレスが着れなくなってしまった上に新婚旅行にも行けなくなってしまったという気の毒な若い女性もいました。


そのクリニックは「ワキガ手術件数〇千件」をうたい、経験豊富なことを宣伝しています。


宣伝している症例数が本当かどうかわかりませんが、仮にその数が本当であるとすれば、それだけ多くの人が気の毒な目にあっていることになります。


本来同じ手術を数多く行えばどんどん上達するはずですが、あくまでそれは研修をしっかり受けて基礎がしっかりできている医師の場合の話です。


基礎的な技術や考え方を知らないまま開業してしまうと、症例を重ねても進歩がありません。


以前、同じ失敗を繰り返す「リピーター医師」という言葉が流行りました。


リピーター医師には自分がレベルの低い医療を行っているという自覚がありませんから、ずっと同じことを繰り返し続けます。





「○○の症例数が日本一」など、何にでも「日本一」をうたうクリニックが多いのも美容系クリニックの特徴の一つです。


具体的な数字や根拠を示さずに、勝手に「日本一」を名乗っている場合がほとんどです。  


癌や心臓病などの手術件数は、大きな病院であればデータを公表していますから客観的にどこが「日本一」の症例数か調べることができますが、美容治療に関しては施設ごとのデータはほとんど公表されていないので、症例数はどこが日本一かなんてことは美容に携わる医師にも本当のことはわかりません。  


仮に、I2PLに関して「I2PL治療で日本一」とうたうクリニックがあったとしても、日本でI2PL治療を行っている施設で症例数を公にしている所はほとんどないのでどこが「日本一」かなんて本当の事は誰にもわかりません。

仮に「日本一」を名乗る医師がいたとしたら、それは胡散臭いとしか言いようがありません。


またこれも仮定の話ですが、「私ならどんなシミでもI2PLで治せます」というようなことを主張する医師がいたとしたら、私はその医師を全く信用できません。  

一般の人ならその言葉を信じてしまうかもしれませんが、医師が聞いたらすぐにばれるようなウソを公言できるセンスが理解不能です。


ウソで患者さんを集めて収入を増やせたとしても、約束した効果が得られなかった時、どう言い逃れするのだろうかと不思議に思います。    






そういえば以前、日本一でもなく、世界一でもなく、「自分は宇宙一手術が上手い」と患者さんに豪語する美容外科の先生がいました。


初めは冗談だろうと思っていたのですが、本人は本気で患者さんにそのように言っているようでした。


その先生と一緒に働いていたスタッフたちはその先生の腕を知っているわけですが、誰もその先生の手術を受けたいとは思っていないようでした・・・


とにかく世の中にはいろんなお医者さんがいらっしゃいます。