約4万年前にロシア南部で未知の人類が暮らしていた可能性の高いことが、独マックスプランク研究所などの分析で分かった。発見された地名からデニソワ人と命名された。約104万年前に現生人類やネアンデルタール人と共通の祖先から枝分かれし、独自に進化したらしい。25日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。

 研究チームは、ロシア南部のアルタイ山脈にあるデニソワ洞穴で見つかった指の骨片を分析した。細胞内の小器官「ミトコンドリア」からDNAを取り出し、塩基配列を特定、現生人類やネアンデルタール人、チンパンジーなどと比較した。

 その結果、骨片は約104万年前に現生人類やネアンデルタール人と共通の祖先から枝分かれした新しい人類のものと結論づけた。また、骨片が出土した地層の年代が4万8000~3万年前だったことから、4万年前まで存在していたことも判明した。

 人類の起源はアフリカと考えられている。約190万年前、猿人から進化した原人がアジアへ移動。原人は、約47万年前にネアンデルタール人の祖先と現生人類の祖先にそれぞれ進化したとされている。チームは「未知の人類はユーラシア大陸で、他の人類の祖先と近接して共存していたようだ」としている。【元村有希子】

【関連ニュース】
古代人の生活体験を 8月に1泊ツアー
世界の雑記帳:4万年前に「未知の人類」、ロシア南部で小指の骨発見
人類のふるさとアフリカ

カーナビ番号記載義務化…盗品ネット転売防止(読売新聞)
神崎元公明代表、引退へ 自民離れ加速 坂口副代表も検討(産経新聞)
法人税下げ、参院選公約に=大塚内閣府副大臣(時事通信)
築地移転ストップも、民主が用地費削除案決定(読売新聞)
押尾学、接見弁護人に弱音 ファンの差し入れ「支え」(産経新聞)
AD