目標を達成するためにその3? | 合格のための勉強ブログ

目標を達成するためにその3?

 さて、その2まででやるべきことはリストアップできています。しかし単純にそれを片端からやっていくのがいいかというと、それは違うと思います。やはり、時間がかかる科目、比較的短期間に仕上がる科目など、科目による特性がありますし、自分の得意不得意、出題の傾向なども踏まえてやるべきことに優先順位をつけていかなくてはいけません。

 また、その中で本当にやるべきこと、やらなくてもいいことが見えてきたり、もっとこういうやり方をしたらいいのではないか、などアイディアも浮んでくると思います。

 ちょっと話がわかりにくいですね、まあ今回の話は別に前回の続編と捉えなくても良いかもしれません。とにかくそのときにやるべき勉強と、やらなくてもいい勉強、やらないほうがいい勉強があるわけです。受験では勉強に使える時間も限られていますから、できるだけ良い勉強をしたいものですね。

  まず、効率の良い勉強というのは(僕は基本的に受験勉強の効率を時間対効果で考えています)当然少ない時間で大きく得点力をアップさせられる勉強です

 逆に効率的でない勉強というのはたくさん時間を欠けてもあまり効果が上がってこないような勉強法です。

 こういう点を踏まえながらどんな目標点を取るためにどんな勉強をしていったらいいのかを考えて欲しいと思います。

 例えば受験生の中には必死に漢字の勉強をする人がいます。もちろんそれはそれでいいと思います、漢字は比較的確実に安定した得点を見込める分野だと思います。特に、全体の点に占める漢字の得点の比重が高い方(例えば短大志望や1科目受験で現代文しか出ない方など)は漢字を勉強したらいいと思います。

 しかし漢字の比重が少ない方が漢字の勉強をすることはあまり効率的とは言えません。漢字の勉強には結構時間がかかってしまいます。ところが多くの場合漢字の問題はあまり出ませんし、やらなくても全くできないという人はあまりいません。

 例えば10点満点の漢字をコンスタントに5点前後取っている人がいたとします。この人は漢字の比重がよほど高くない限り漢字の勉強をせずに他の勉強をしたほうが良いと思います。残り5点をアップさせるために漢字の練習をすると、とても時間がかかってしまう上に確実に伸びるとは限りません、漢字の数はとても多いですからやったものが出るとは限りません。それにどんなにうまくいっても5点前後のアップにしかなりません、これはあまり効率的ではないでしょう。

 ちなみに文学史はもっとそうです、よほど好きな人やどうしてもそこで点が欲しい人、もうほかは完璧だという人(まあそういう人は勉強しなくてもいいわけですが)以外はやってはいけない分野だと思います。

 そういう勉強をするくらいなら、同じ国語でもずっと短い時間でずっと高い効果を得られる古文や漢文(これらは特に短期にアップさせられる科目です)を同じ時間勉強したほうがずっと得点は伸びていきます。

 さらに試験科目に英語がある人ならば英語の長文勉強をすることで英語を得意科目にすることができ総合点をかなりアップさせることができます。特に英語は比重の高い学校が多いですし、実は得点が伸びやすく受験で勝負をかけるべき科目です。また、ブログで紹介している長文勉強をやれば英語の能力が全体的に伸びていきますからこの勉強が総合得点を伸ばすのには特に向いていると思います。

 というように同じ時間勉強しても伸びる勉強、伸びにくい勉強があります。そういうことも意識しながらできるだけ効率の良い勉強をしていくことが必要だと思います。

 おそらく国公立の文系の人で文学史や漢字を勉強していた人はとても少ないと思います。科目数が多ければ多いほど効率的に勉強をしていかなくてはいけませんからこういったことを良く考えるようになります。

 もちろん私大にしても短大にしても合格に必要な点というのは学校にもよりますが、それでも完璧に近い出来を要求されることはほとんどありません。

 ですから無理に全ての勉強をする必要は無いのです。

 例えば僕はセンターの化学は70点くらいでよかったので、20点分の分野は全く勉強していませんでした。勘であたらない限りどんなに頑張っても80点が最高ということです、その20点を狙うために化学の勉強をするよりも他の勉強に時間を割いたほうが合格の確率が高まるという判断をしたわけですね。これは今でも僕の受験時代にした好判断の一つだと思っています。

 ここまで極端にする必要もないかもしれませんが、やるべきところをしっかりとやる、切るべきところをしっかりと切る、という風にメリハリをつけてやる必要があると思います。

 ちょっとだらだらとしてしまい、話が途中でずれだした上にわかりづらいかもしれません。申し訳ないです、ポイントポイントでも掴んでいただければと思います。

 ちなみに、僕は受験科目に英語が入っている方ならまずは英語を伸ばしてそこで勝負することをお勧めします。それから国語で古文や漢文がある人はその2科目は比較的短期で得点を伸ばしやすい科目なのでぜひやっておくことをお勧めします。そして苦手科目は早めにつぶす、以前も書いたように苦手科目で負けない、そして得意科目で勝つ、ということが重要です。また、文系であまり勉強時間がない人は地歴で勝負しようと思わないほうが無難だと思います。得点に安定感があり確実に稼げる科目ではあると思いますが、勝負科目にするには時間がかかりすぎます、現役生は英語で勝負、と僕は考えています。

 勉強をしてもあまり確実にレベルアップするとは言い切れないのが現代文だと以前から言ってきましたし、今もそう思っていますが、最近少しずつその考えが和らいできました。もちろん時間をかけるべき科目ではない、という意見は全く変わっていないのですが、生徒に現代文を教えながら(生徒は現代文がとても重要な受験になるので勉強せざるを得ません)現代文を伸ばす勉強がわかってきたような気がします。今度そのことについては触れたいと思います。

 長々とした駄文になってしまいましたが一つでも二つでも役に立つ部分を拾っていただければ何よりです。

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