本コンテンツをご覧になるには、Flash Playerプラグインが必要です。FlashのWebサイトよりインストールしてください。



bloglank


手のひらの中のアジア
QRコード
BLOG QR
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>
August 21, 2007

インド・ミリクの日々~手作りモモの味~

テーマ:(12)インド

インド・ミリク モモ作りに挑戦


インド ・ミリクで過ごす最後の夜。


父パダムの提案により、家族全員で夕食にモモを作ることになった。


今回作るモモは、チベット文化圏で食される、いわゆる「蒸し餃子」。
Buff(水牛)、Veg(野菜)、Chikien(鳥)などいろいろな種類が楽しめる。


この日のシャルマ家では、肉を食べないおばあちゃんに合わせてベジモモ、そしてもう一つは水牛の肉を使い、バフモモを作ることになった。


午後、ボミカとサーガル、ウッジャルとともに部屋で歌をうたっている間、モモの皮を作るため、小麦粉、塩、水などを使って練り込む作業をするパダム。挽肉やたまねぎ、キャベツ、しょうが、にんにく、各種調味料を練り合わせてモモのあん作りをするお母さん。


ボミカとサーガルの歌声、ウッジャルのかき鳴らすギターのジャカジャカが最高潮になった時、下準備を終えたお父さんのパダムが部屋に入ってきて、ぴたっと音が止んだ。


三人が三人とも口を開けたまま、一時停止ボタンでも押されたかのように振り向きざまに止まった姿がおかしくて、僕は思わず吹き出してしまった。


さぁ、お前たちの出番だぞ、というパダムの一言で、いよいよ全員でのモモ作りが始まる。


いいところで止められてしまった子供たちは、最初こそ不服そうだったが、キッチンへ移動するとすぐに腕をまくってやる気になった。


インド・ミリク モモ作りに挑戦 父パダム インド ミリク  シャルマ家のキッチン
インド・ミリク モモ作りに挑戦 次男サーガル インド・ミリク モモ作りに挑戦 娘ボミカ

インド・ミリク モモ作りに挑戦 お母さん


作業はまず僕から始まる。

といってもその役割はいたって単純だ。
小麦粉を練り込んで作られた塊を少しずつちぎり取って、2、3センチ程度の団子を作るだけ。


しかし、これがなぜか難しい。


「だめよ、アンカル。大きすぎるわ」


「だめだよ、アンカル。小さすぎるよ」


ボミカとサーガルのチェックはとても厳しい。
何度も何度も僕はやり直しをさせられる。


それでもなんとか二人の合格サインが出た団子を、今度はボミカとサーガル、パダムがめん棒を使って薄い円状の生地に伸ばしていく。


出来上がった生地に、お母さんが先ほど作ったあんを詰込んで餃子風に閉じ、蒸し器に並べる。


20数個のモモが並んだところで蒸し器を火にかける。


インド ミリク モモ作成中


それから10分。


蓋を開けると、もくもく沸き立つ湯気とともに、ほんのり色づいたモモの姿が現れる。


いい香り。


お腹がぐぅっと鳴った。

インド ミリク 手作りモモ


先に食卓で座っていたウッジャルとおばあちゃんに加わり、全員が席につく。


両手を合わせて祈りを捧げてから、できたてのモモをひとくち。


じゅうっと溢れ出てくる肉汁とともに喜びが体中にしみ渡る。


手作りモモの味を噛み締めながら、僕は最後の夜を堪能した。


また一つ、帰ってくる場所が増えた。


そんなことを思いながら、翌朝、僕はボミカとサーガルを学校まで見送ったのを最後に、この町を出発した。


シャルマ家のおばちゃんと孫たち
AD
いいね!した人  |  リブログ(0)
August 17, 2007

インド・ミリク~僕たちの日々~

テーマ:(12)インド

インド・ミリク ボミカとサーガル
インド・ミリク ウッジャルと僕 インド・ミリク 子供たちと過ごす時間 インド・ミリク 泣きやまないボミカ
インド・ミリク ボミカとサーガル インド・ミリク ボミカとサーガル、兄ウッジャル インド・ミリク お母さんとウッジャル
インド・ミリク ボミカとサーガル


上段: ボミカとサーガルを僕の自転車に乗せて。


中段1:(左) 僕とウッジャル。ウッジャルの部屋で。
:(中)ウッジャルとボミカと。湖ほとりの公園で。
:(右)泣きやまないボミカ。涙は女の武器?


中段2:(左)教会へ向かう途中の道で。
:(中)教会の中、3人は仏様のポーズ?
:(右)制服のウッジャルとお母さん


下段: ボミカとサーガル。小さな町の大きな木の下で。

AD
いいね!した人  |  リブログ(0)
August 15, 2007

ボミカ・シャルマ その2

テーマ:(12)インド

インド・ミリク お父さんとボミカ、サーガル


遊園地内の出店で、僕はボミカとサーガルにプレゼントを買ってあげることにした。


二人はそれぞれ欲しいものをあれやこれやと手にとっては、やっぱりあっち、やっぱりこっち、といった様子で店の端から端まで行ったり来たりする。


そんな二人が最終的に選んだもの。


ボミカは、65ルピー(180円程度)のナースのお仕事セット。透明の四角いケースの中には、プラスチックやゴム製のメス、ハサミ、聴診器、救急箱などが入っている。いわゆる"おままごとセット"だ。サーガルは、30ルピー(80円ちょっと)のおもちゃのヘリコプター。プロペラをネジのように卷き、床に置いて離すと、カタカタ音を立てて走り出すブリキのおもちゃだ。


家に帰ると、二人がそれぞれ手に持っていた品物を、すぐにお父さんのパダムが見つけた。


パダムは子供のしつけには厳しいのだ。挨拶から始まって、手洗いやごはん前の間食のことまで、とにかくきちっとさせるのがシャルマ家の常。人からそんな気安くプレゼントをもらったりすることに対しても同じ考えなのかもしれない。


「おい、どうしたんだ、そのおもちゃは」


眉間に皺を寄せた怪訝な表情に、ボミカとサーガルの二人はどきっとしたように立ち止まった。


「アンカルが買ってあげたんだよ」


"僕はちゃんと断ったけどね"と言いたげに、一緒にいたお兄ちゃんのウッジャルが代表してお父さんに告げる。そのままウッジャルは壁に立てかけてあったギターを手にとってベッドの上に腰を下ろした。"あとは知らないよ"といった様子でウッジャルがギターをかき鳴らし始めると、お父さんのパダムはため息をつき、隣に並んで力なく腰を落とした。


お父さんが言葉を失っているそのタイミングを、娘は見落とさなかった。


「アンカルがプレゼントしてくれたのよ、パパ」


さっとそばにすり寄ったボミカは、どんな怒りもさめてしまうほどとびっきりの笑顔でそう言った。


「ね、アンカル」


僕が困りながらも"うん"とうなずく隣で、パダムがさらに呆れた顔を見せる。


「プレゼントって、おまえたち・・・・・」


そんな様子で腕を組んで思わず唸る。


「いくらかかったんだ、いったい」


パダムは、今度は僕の方を向いて訊ねた。


「サーガルのが65ルピーで、わたしのは30ルピーよ、パパ」


僕が答えるよりも早く、とっさにそう答えたのはボミカだった。しかもちゃっかりしている。ボミカの方が高価な物だったのに、お金をたくさん使わせた悪者はサーガルになっているのだ。悪びれた様子も見せず、ボミカはそれをさらりと言ってのけた。


腕を組みながらお父さんのパダムがまた唸り、悪者に仕立てあげられたサーガルはというと、ヘリコプターのおもちゃに夢中でまったく聞いちゃいない。


ボミカが僕の方をちらっと見て、


「内緒よ、アンカル」


そんな仕草でウィンクをしてみせた。


もちろん僕は何も言わなかった。というより、言えなかったといった方が正しいかもしれない。僕は思わずお父さんのパダムと同じように唸り、 そして心の中でこう思うのだった。


この子には、"やっぱり" 勝てない、 と。

AD
いいね!した人  |  リブログ(0)
July 04, 2007

ファンタジーランド

テーマ:(12)インド

インド・ミリク 観覧車


ある日、ボミカとサーガル、ウッジャルと一緒に遊園地に行った。


といっても、小さなミリクの町に一時的に設営されただけの特設遊園地。

日本で見られるテーマパークのような大きな遊園地には程遠いけれど、デパートの屋上で見られる子供の遊技場よりは大きいといった規模だ。


インド・ミリク 遊園地ではしゃぐサーガル


ちょっと遠出をすればいくらでも遊び場のある日本とは違って、ボミカにとってもサーガルにとっても、このミリクにできた遊園地はきっと唯一のファンタジーランド。


一回20ルピー(50円程度)の観覧車や、10ルピーのメリーゴーラウンドは、僕にとってちゃちなおもちゃでしかないけれど、ボミカとサーガルにとっては夢の世界なのだ。


夢中で乗り物に乗っている二人が時々僕に向かって大きく笑顔で手を振ると、おもわずこちらまで顔がほころんでしまう。


インド・ミリク メリーゴーラウンド


「ったく、おまえらいつまでたってもガキだぜ」


そんな様子で外から眺めていたお兄ちゃんのウッジャル。

それを見ていたら、なんだかおかしくなった。

ウッジャルだってほんとは乗りたいくせに。

きっとボミカとサーガルは言うだろう。


なんだかんだ言って、三人は仲良し。

そんなシャルマ家の子供たちを見ていてふと思った。


この小さなファンタジーランドで夢を見させてもらっていたのは子供たちではなく、むしろ僕だったのかもしれない。


インド・ミリク ボミカとサーガル

いいね!した人  |  リブログ(0)
July 03, 2007

インド・ミリクの小学校

テーマ:(12)インド

インド・ミリクの小学生
インド・ミリクの小学校 インド・ミリクの小学校

インド・ミリクの小学校 インド・ミリクの小学校


(写真)※縮小画像のため、多少荒くなっています。

◎上段:サーガルのクラス(左端がサーガル)。エリートクラスなのか、このクラスの男子たちは、なぜかみんな賢そうに見えた。もちろんサーガルも・・・。


◎中段左:家庭科のような授業でしょうか。女の子たちが一生懸命編み物をしているところ。


◎中段右:木造の校舎、椅子、机。すべてのものがシンプルなのはここでも同じ。


◎下段左:ヒップホップ系?のパフォーマンスでおおはしゃぎ。きっと一番うるさいクラス・・。


◎下段右:ボミカのクラス(一番前、左端がボミカ)。ボミカはクラスのアイドルのようでした。

いいね!した人  |  リブログ(0)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。