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手のひらの中のアジア
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November 30, 2007

◆雑誌『Tarzan』に掲載されました◆

テーマ:◎メディア掲載・書籍情報


雑誌『Tarzan』(マガジンハウス)にて、インドの紀行文が掲載されました。掲載されているのは、2007年11月のNo.501号 です。ブログとはまた一味違う形になっていると思いますので、ぜひぜひ、ご覧になってみてください!!


<参考サイト>↓

WEB-Tarzan 


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November 25, 2007

紅茶の里 イラムにて

テーマ:(13)ネパール

ネパール イラム


カカルビッタを出発後、東西を貫く幹線道路のマヘンドラ・ハイウェイを西へ10キロほど走り、そこから進路を北に変え、標高約1,300メートルにあるイラムという町を訪れる。


「ネパールのダージリン」と称されるこの町は、ダージリンティーならぬイラムティーの生産地としても有名な紅茶の里。その上質な味と香りは、ネパール国内外問わず、広く人々に親しまれているという。


山あいを抜けてくる高地ならではの澄んだ空気と一面の茶畑、山の斜面に沿って建つ民家。


メインストリートの両脇には、サモサや揚げ菓子を店頭に出す小さな食堂、駄菓子やジュース、文房具、生活用品などを扱う商店、色鮮やかな衣装・織物を商う呉服屋、靴屋に鞄屋、薬局、写真屋、といった様々な店が並ぶ。


ダージリンはもちろん、カルシャンやミリクの町並みにもよく似た趣きがある。


ネパール イラム

勾配のさほどきつくない坂道を、ゆっくりとした足取りで歩く。


ふと聞き覚えのある音が聞こえてきて、足を止める。


カタカタカタカタ・・・。


カルシャンの路地裏でお婆さんが奏でていた寂れたミシンの機械音―。


あれよりもう少し歯切れは良く、仕事のはかどりそうな音だ。正面には壁もドアもない開放的な店構え、そこで初老の店主がミシン台に向かっている。少し離れて依頼主の女性が、椅子に腰かけて仕上がりを待っている。


「ナマステ」


僕が両手を胸元で合わせて挨拶すると、


「ナマステ、ナマステ」


店主はにこやかな表情で2度、挨拶を返してくれた。


「どうも、こんにちは」


「いやいや、どうもどうも、こんにちは」


そんな日本語のやりとりによく似ていて、ほっと気持ちが和む。


ネパール イラムの裁縫屋


しばらく歩いていると、ほんのり漂う香ばしい匂いに鼻先をくすぐられて、また足を止める。少し先の並びの食堂から立ち昇る湯気、そこへ吸い寄せられるようにして店先へと足を向ける。


鉄鍋の中には、油に浸されジュワジュワと音を立てて踊るサモサ。

思わず生唾をごくりと飲みこんでしまうほど魅惑的だ。


じっと見つめる僕に、店主がこんがりキツネ色に揚がったできたてのサモサを一つすくいあげ、新聞紙にくるんで差し出してくれた。


僕はその場でいただくことにして、勢いよくかぶりつく。


が、これがとにかく熱い。あつあつのサモサを口の中でほくほくさせ、むせびながら、思わず日本語で「熱い、熱い」と声を上げてしまった。


それを聞いた店主が、どういうわけか、僕にこんなことを言う。


「アッチャ、ヒンディー。ネパリ、ミトチャ」


アッチャはヒンディー語だ。ネパール語ではミトチャというんだ、と。

(どちらもそれぞれ「おいしい」という意味)


話がよく噛み合ってないな、としばらく変に思っていたのだが、どうやら店主は、僕がヒンディー語で「アッチャ(おいしい)」と言ったのだと勘違いしているようだった。


僕はただ日本語で「熱っちゃ(熱い)」と発してしまっただけなのだけれど・・・。


「アッチャ」と「熱っちゃ」、おかしな言葉の取り違え。


いずれにせよ、僕はうまいと伝えたくもあったのだからそれでいいことにしよう。


ネパール イラムの食堂


立ち寄りついでに、家族で経営するこの食堂で食事をとることにする。


手元の時計は正午を少しまわった頃、昼食にもちょうどいい。

注文する品はあらかじめ決まっている。

ネパール本国に入ってからは初となるダルバートだ。


待っている間、店主がサモサを作る工程を実演して見せてくれる。あらかじめ出来上がっていた具材と皮をそれぞれ手にとり、慣れた手つきで器用に包み込んでいく。


感心しながら様子を見ていると、店の少年(店主の息子)が負けじと、自分のまかされている作業の工程を僕に見ろ見ろといって勧めてくる。


キッチンから青年が出てきて、そんな少年を一喝する。


「お前はうるさい」


そんな言いっぷりで少年のベースボールキャップをぐいっと押し下げると、目の前が見えなくなった少年は、「わぁわぁ!!」と叫びながら、―でも楽しそうに―、外へ飛び出していってしまった。


今度は代わりに、青年が僕をキッチンに案内してくれる。


これが俺の担当なんだ、といって見せてくれた大鍋にはおいしそうなダル(豆のスープ)がたっぷり入っている。もう一人の青年は軽食用の甘菓子を作っているところを、さらに別の青年はチャパティ用の生地をこねている自分の持ち場を、それぞれ見せてくれた。


ひととおり食堂を見てまわってから席につくと、店主の奥さんだというまだ若いお母さんが、まぁまぁ一息おつきなさい、とでもいった感じでチャイを運んできてくれた。


ネパール イラムの食堂


チャイを飲みながらさらに待つ間、今度は店にいた少女が僕の向かいの席に腰を下ろした。


水色の花柄模様のワンピースが、彼女の艶やかで張りのある黒い肌によく似合っている。右腕に腕輪、両耳にはピアスとお洒落に着飾ってはいるけれど、まだあどけなさを感じさせるこの子は10歳そこそこといったところだろうか。


彼女はテーブルの上に頬杖をついて、しばらくの間じっと僕の様子を眺めていた。最初は何だか僕の方が気恥ずかしくて、目が合うたびにさっと逸らしては食堂を意味もなく見回したりしていたのだけれど、何度か続くとそれもぎこちない気がしてきて、僕は思いきって声をかけてみることにした。


「サンチャイチャ?」


元気?と僕が言うと、今度は彼女の方が恥ずかしそうに後ろにいたお母さんの方を振り返る。


「ほら、元気かって訊いてるよ」


そんな様子でお母さんは笑いながら娘に促す。


彼女は僕に背を向けたまま両手を椅子の上につき、体を左右に揺らしてもじもじしている。後ろで一本にまとめた彼女の長い髪と耳もとのピアスが、体の動きに合わせてかすかに揺れている。


しばらくして、心を決めたかのようにゆっくりと向きを戻した彼女に、僕はもう一度声をかけてみる。


「ラムロォ チャ?」


グッド?と。


一呼吸おいて、彼女ははにかみながらも首を横に傾げる(OK、肯定を表す)仕草で、うんと答えてくれた。


言葉を口にはしなかったけれど、十分に気持ちが伝わってくるグッドな笑顔だった。


ネパール イラムの少女


ようやくのこと、銀のプレートに盛られたダルバートが運ばれてくる。


小さな器に入った煮くずれてとろりとしたダルを、その都度ご飯にかけてトルカリ(野菜)と混ぜて食べる。さらにアチャール(漬物)も混ぜて口へ運べば、じわっと広がる香りと味。


店内では、相変わらず陽気に歌いながらサモサ作りを続ける店主の姿。


店に戻ってきてからも走りまわってはなんやかんやと食堂を賑わす少年。


温かいチャイを銀のプレートに載せて客のもとへ運ぶお母さん。


キッチンの裏で大鍋に入ったダルスープをかき混ぜる青年と、出来上がった甘菓子をショーケースに並べるもう一人の青年。


向かいの薬局のお母さんが、泣き喚く赤ちゃんを抱き、店にやってきた。


隣の商店のおじさんが、そんな赤ちゃんをあやそうと話しかける。


端の方に座ってその様子を静かに眺めるお婆ちゃん。


奥の座席でチャイを片手に談笑する老人たちとその笑い声。


そんな食堂の光景を見まわしながら、あらためて、


「あぁ、この町に来て良かった」


と僕は思った。


ネパール ナマステ
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November 25, 2007

グルジア・トビリシ

テーマ:◎その他

アゼルバイジャンで続いていたオーバーステイの日々・・・。


あれから数日後、首都バクーにある外務省の担当部署にて、手続きが終わりました。


結果から言うと、オーバーステイの罰金というのは払わずに済みました。


事前の話では50~100ドルの支払いを命ぜられると聞いていたのですが、これがまったく無し。


「新たに40ドルを支払ってビザを取り直す」という手続きのみで終わったのは、不運続きの数々の出来事の中で、唯一の幸運だったかもしれません。


もう用事のないアゼルバイジャンでわざわざ一ヶ月ビザを、しかも今更もらったところで何の意味もないのですが、こればかりは悔しいけれど致し方なく・・・。


気を取り直してまた動き始めました。


今は、グルジアに入国。

首都のトビリシに滞在中です。


政情悪化でデモ頻発、一時、非常事態宣言が出されるほどの緊迫状態が続いていましたが、16日の解除以降、そして僕が辿り着いた時には、すでに収束していました。どこでそんなことがあったんだ?と思うほど、町は通常どおりに見えます。


治安が悪い、悪いと聞いていたトビリシですが、思ったよりも大丈夫です。


噂どおり、チーズパンとワインが美味です。

安いワインは1リットルで150円くらい。

なかなかイケます。。


この季節、雨が多くて日一日と寒くなってくるのが辛いところですが、

それでもグルジア、なんだか楽しませてくれそうな気がしています。。

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November 16, 2007

アゼルバイジャン・バクー

テーマ:◎その他

近況報告

只今、アゼルバイジャンの首都バクーに滞在中です。


当初の予定では、もうとっくにグルジアかアルメニアにいるはずだったけれど・・・。先月のアゼルバイジャン入国後、もうすぐ一ヶ月が経とうとしているのに、なぜかスタート地点のバクーガーン


もちろん、ずっとここにいたわけではなく。



僕は確かにアゼルバイジャンの旅を終え、グルジアへと繋がる国境にたどり着いた。


難なく通過できるだろうと思いながら、いや、実際には通過できる、できない、なんてことさえ考えもしなかった。すでに頭の中は次の国のことだけ。


そこへイミグレの職員がやってきて、僕を別室に連れていった。


入るやいなや、荷物検査が始まり、自転車の修理道具や部品、衣服、洗面道具、地図といったものを一つ一つ念入りに調べ始める。カメラの電源を押して勝手にシャッターを何度も押したり、MP3のボタンを意味もなくあちらこちら押してみたり。これまでにもイミグレではこういったことがよくあったけれど、毎度のことながらイライラさせられる・・・プンプン


半ば検査を終えた頃、一人の職員が僕に向かって唐突に言う。


「お前のビザは、もうすでに死んでいる」


「はぁはてなマーク


お前のビザ有効期間は15日間だった、と。僕は呆れるどころか、何をたわけたことを言っているのだ、と憤りさえ感じた。散々無駄な取り調べを受けたあげくに、わけのわからないことを言われて冗談じゃない、とメラメラ


ドンッいったいこのビザのどこに15日なんて書いて・・・・・・あ、あった


頂点に達しようとしていた怒りは突如失速し、僕は言葉を失った。
二重に押されたスタンプとスタンプの間に、小さく「15」という数字があった・・・。


バ、バカな・・・叫び


思わず頭を抱え込んで叫びたくなった。


僕はてっきりビザの有効期間が一ヶ月だと思い込んでいた。


数ヶ月前から僕が入国する直前に至るまで、出会った旅行者たちからの情報では、周辺国であろうと空港であろうと「一ヶ月ビザ、40ドル」で取得可能と聞いていた。情報は流動的とはいえ、二、三日程度で変わるほどひどいものでもないだろうと思っていた。


空港での取得時、当然のように僕は40ドルのみを用意した。
入国審査官も当然のように無言で40ドルを受け取り、スタンプを押してパスポートをよこした。


ここが分岐点。


念のため確認、という作業を怠った自分のミスといえば、それまでだけどしょぼん


飛行機に載せてきた自転車が無事かどうかで頭がいっぱいだったんだ、という言い訳など後の祭り。途中で発見するどころか、入国以降アゼルバイジャンを出国しようとしたその時まで、まるで気がつかなかった・・・。


オーバーステイはこれまでにも何度かある。たいていは国境で超過滞在分の罰金を支払ってすんなり?と出国。でもここでは、「バクーに戻れ」と僕は指示された。数週間かけてようやくここまで来て、もう目と鼻の先に次の国があるにも関わらず、スタート地点に戻れというのは何とも受け入れ難い。スゴロクじゃあるまいし。


バクーへ戻り、オーバーステイの処分を受けた後、さらにまた出国のために国境へ戻ってこなければならないなんて、考えるだけでもうんざりしてしまう。それだけは避けたい僕は、必死で食い下がった。が、バクーに戻れの一点張り・・・。


現実を受け入れざるを得なかった。


大カフカス山脈の南麓、山々に囲まれたこの辺りは、雨が降っていたこともあり、手はかじかみ、鼻水が止まらないくらい寒い。降りしきる雨の中、何だか何もかもどうでもよくなって、ずぶ濡れになりながら自転車に乗って走り始めた。しかも西ではなく、東へ。バクー方面に逆戻りという屈辱。この時の空しさといったらもういいようがない。


10数キロ戻った一番近い町を通りすぎ、さらに何キロか進んだところに、廃墟のようなバスターミナル(改装中)があった。それが唯一の救いだったかもしれない。そこで、その日のバクー行き夜行バスが待機しているのを見つけた。ほったて小屋のようなチケット売り場で訊ねてみると、出発は午後10時。時計を見ると午後3時。思わずため息がこぼれる・・・しょぼん


でももう選択肢がこれしかなかった。周辺には何もなく、相変わらず雨は降り続き、凍えてしまうほどの寒さ。7時間、どこへも行けず、食事をする気も起きず、本を読んだりということなどあるわけもなく。綺麗なお姉さんのことでも想像しようと試みるもぜんっぜんだめ。ただぶるぶると奮えながら、ひたすらにバスを待ち続け・・・。


と、まぁ他にもいろいろあったけれど、とにかくそんなこんなで僕は結局アゼルバイジャンの首都バクーにいるというわけです。


各機関をたらいまわしにされながら、まだ諸手続きは終わらず、オーバーステイ中の日々を送っています・・・あせる


予定は未定。


はたして今後、どうなることやら・・・汗

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November 15, 2007

◆朝日新聞に掲載されました!!◆

テーマ:◎メディア掲載・書籍情報


朝日新聞に掲載。。


11月8日付の朝日新聞千葉県版に、旅のこと、出版に関する記事が掲載されました!!自分のことのような、自分のことではないような、、、。相変わらず実感なく、他の人の記事を読んでいるような心地でしたが(笑)


ありがとうございました。。

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