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手のひらの中のアジア
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February 28, 2005

中国・自転車旅行~ガチンコ チャリンコ 大レ-ス!!~

テーマ:(3)中国

陽江を出発後、陽西を経て、ディエンバイを目指す。

その途中での話。




陽西からディエンバイまでの80キロ。


僕はこの日もただひたすらに走り続けた。


その途中の田舎道。


僕の少し前を麦わら帽子を被ったお爺さんが、錆びに錆びた自転車に乗ってのんびりと走っていた。


しばらく進むと下りの坂道になってきた。下りになると僕の自転車は誰も漕がない限り、その誰よりも速い。


なぜなら、それは重いから。


別に何があるわけでもなく、自然の流れで、僕は前方を走るお爺さんを抜かして前に出た。平らな道になり僕がゆっくり漕いでいると、先ほど抜かしたお爺さんが僕を抜かしていった。この時はまだ何も意識はしていなかった。ただ麦わらのお爺さんが前を走っている、というだけのことだ。


またしばらく走ると再び下りの坂道になり、同じように僕はお爺さんの前に出た。


状況に変化が起きたのは、その後の平らな道になってからのことだった。


またもお爺さんが、今度は立ち漕ぎで僕を抜かしていった。


―何か変だ・・・・・・


試しに次の平らな道でお爺さんを抜かしてみた。すると、お爺さんは立ち漕ぎの勢いで三度、僕の前へ出てきた。そして後ろを振り返って、うすら笑みを浮かべて二ヤリ。


―なに?今、笑った・・・・・・?


それは、完全に僕に対する挑戦だった。


「なんぴとたりと、わしの前は走らせん」


表情にはそんな頑固さと、妙な自信までもが窺えた。


―やるのか、麦わらお爺!!


こうして僕と麦わらお爺のガチンコ大レースが始まった。


僕は再びお爺を抜かした。


相手は見た目80に近い爺さんだ。しかも自転車は錆びに錆びたオンボロ。挑んでくるとは飛んで火にいる夏の虫。かえり討ちにしてくれる。


再び前に出た僕は余裕の素振りで右肩ごしに後ろを振り返った。


するとお爺がいない。


―なにっ、どこへ消えた


ふと前方を見ると、なんとお爺がすでに僕を左からまきこんで抜かしていた。


―やろぅ・・・・・・


しかしここでいきり立っては相手の思うツボ。僕はあくまで知らぬ素振りでお爺の後ろにつけた。


しばらく進むと左に大きく曲がるカーブにさしかかった。


ここで抜かしてやるか、と思いスピードを上げると、お爺もまた立ち漕ぎで応戦してきた。それでも抜かしてやろうと抜きにかかった次のカーブ。


お爺が大きく道の反対側へ、つまり内側へ。そしてカーブが終わるところで再びもとの右側へ。


OUT IN OUT。


己のスピ-ドを殺さずに最短距離でカ-ブを制する高等技術。


―お爺、そんな高度なテクニックをなぜ・・・・・・


とても80のご老体の成せる技ではない。お爺はかつてこの辺では名を馳せていたライダーだったとでもいうのか。


そのまま前に出たお爺に、気づけば僕はだいぶ差をつけられていた。そしてそのまま道は登りへとさしかかる。道が登りになると僕は他の誰よりも遅い。


なぜなら、それは重いから。


完全にお爺のペースだった。どんどん差は拡がっていく。


―あぁ、やめだ、やめだ。こんなことして何やってんだか


遠ざかっていくお爺の後ろ姿を見ながら、僕はすっかり投げ出し気分になっていた。


しかし、お爺の姿が遠く遠く豆粒ほどになった頃、再びチャンスはやってきた。


前方に長い下り坂が見えてきたのだ。下りになればこっちのもの。僕は猛然とその坂を走り出した。豆粒ほどだったお爺の姿は、ビッグライトで照らされたかのように、みるみるうちに大きくなってきた。


お爺は完全に勝利者気分に酔い、ガニ股で悠々と自転車を漕いでいた。


―はっはっは、お爺!!ウサギとカメはどっちが勝つか知ってるか?


僕は爺さんに向かって言ってやりたかった。


―カメさんが勝つんだよ!!


いつから僕がカメさんになったのかわからないが、そんなことはどうでもいい。ついにその姿を捉えた僕は、そのままの勢いでお爺を抜き去った。


―はっはっは!!


高らかな笑いが心の中で止まらなかった。お爺の悔しさあふれる顔はどんなものか。僕は余裕をもって後ろを振り返った。


すると、なんということか、お爺は道を外れて道の脇の家で自転車を降りていたのだ。


―なっ・・・・・・汚いぞ・・・・・・不戦勝だ、不戦勝。俺の勝ちだ!!


僕は自分にそう言い聞かせた。しかし結局のところ、どこかすっきりとしないまま、僕と麦わらお爺のレースは幕を閉じたのだった。.


ただ黙ったまま、僕は道の脇に自転車を寄せてお爺の姿を見送った。


80歳の中国人お爺と僕とのガチンコ・チャリンコ大レース。


さっさと家の中へ入ろうとしているお爺に、僕はこう言うしかなかった。


「お爺、今日のところはみのがしてやるよ」

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February 26, 2005

中国の自転車屋~修理屋魂~

テーマ:(3)中国

中国広東省広州を出発してから一路西へ。


鶴山、開平、陽江を経て、陽江の街を出発する時の話。




陽江の街を出発して5キロ地点。


まだ市内を抜けてもおらず、ちょうど国道325号線に出たあたりだった。


ボフボフボフ・・・・・・。


気の抜けるような音とともに自転車が沈み込んだ。この旅に出て初めてのパンクにみまわれたのだ。


祝!!初パンク!!


などと陽気なことを言っている場合ではない。


朝の出だしからやる気の削がれるような出来事に、気分はハイパーコースター並みに一気に底まで落ちた。


―なんでこのタイミングで・・・・・・。


僕にとってこれは、たかがパンク、と片づけられるほど簡単な問題ではなかった。僕はこのような長期の旅に自転車を持ってきておきながら、自転車についての知識というものをまったくというほど持ち合わせていない。初歩の初歩であるパンク修理の手順さえもおぼつかない自転車旅行者なのだ。


そもそもパンク修理を自分でやったことさえない。いざとなったらメンテナンスの本を見ながら、ゆっくり覚えつつやればいいと思いながら出発したのだが、いざその場面に出くわすとこれほど気分が落ち込むこともない。しかも、やる気満々の朝一番というこの時間帯という状況が、嫌味なほど出鼻をくじく絶妙なタイミングである。せっかくがんがん前へ前へと進みたい時に、僕のおぼつかない手作業ではいったい何時間かかるかわからない。


憂鬱めいた気分になりながら、僕は仕方なくメンテナンスの本をバッグから取り出した。


立ち止まっていると、もの珍しさからか、周囲に人が集まってくる。この非常事態下では、この群衆も単に目障りでしかない。


どこかへ行ってくれ、と思いながら、僕は彼らと目を合わせないようにしてじっとメンテナンスの本を見ていた。すると皆が口々になにやら言い始めた。指をさしながら僕に向かって何か言っている。よく聞いてみると、どうやらすぐそこに修理屋があるということらしい。


期待感が募る一方で、「中国の自転車屋じゃなぁ・・・・・・」と、微妙な気持ちだった。


自転車の修理屋はあちらこちらの道の途中でよく見かけるもので、自転車・バイク王国ならではの光景だった。


店に着くと修理屋は二人。今後もう動くかどうかも怪しいようなバイクをせっせと直していた。僕の自転車を見せると、少し全体を見まわした後、彼らは何も言わずにパンク修理を始めた。


―頼むから修復不可能なほどに破壊することだけはやめてくれ・・・・・・。


そんな心境で僕も不安ながらに側で作業を見ていた。


しかし、この失礼きわまりない気持ちを土下座をもって徹回し、深く謝罪したいと思ったのはそれからすぐのことだった。


驚くべき手際の良さ、器用な手つき、チュ-ブを外し、穴を見つけるとそれをふさぐ作業。もう一度空気を入れ、漏れがないかを確認する。最後にポンポンと叩いて修理の終わったタイヤを僕に見せた。


完璧だった。


あっけにとられていた僕は慌てて値段を訊ねたのだが、彼らの返答はまたしても予想外のものだった。


「不要(プーヤオ)、不要」


金はいらない、と言って、またすぐに他のバイクの修理に取りかかったのだった。


彼らにとってこんな作業は造作もないことだったのだ。


「そんな修理は何万回とやってきた」


無表情な顔の向こうに、そんな誇りさえうかがえた。


さらには日本では絶対に有料のものを、無料でいいだなんて。何と言って礼をすればいいかわからないでいた僕にむかって、修理屋は最後に初めて笑顔を見せ、親指を立てた。


それから一日、息をふき返した自転車はいつも以上の走りを見せた。


僕は、中国の自転車修理のレベルに対する認識を改めなければならなかった。


今日ここに、中国の修理屋魂を見た気がした。

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February 12, 2005

中国広東省広州・清平市場~食は広州にあり?~

テーマ:(3)中国

中国の春節を広東省の広州で迎えた時のお話。



ある日、珠江の中洲に位置する「沙面」という地域を訪れた。


広州駅から自転車で20~25分、タクシーだと15分くらいの場所にある沙面は、慌しく喧騒に包まれた広州駅前とは別世界、西洋風の町並みやお洒落なカフェ、バーなども見られ、珠江の川沿いには緑の街路樹が並び、ゆっくりするには恰好のスポットだった。


川沿いから、一歩街なかへ入り込んだところに「清平市場(チンピンマーケット)」という自由市場がある。その土地の人々の生の生活を垣間見ることができるこうした市場を散策するのはとても楽しい。ましてや「食は広州にあり」とまで言われる広州だ。果たして何が見れるのか、好奇心は膨らむばかり。


碁盤の目のように区画されている通りを、大通りから小さな通りへ入ると、ずらりと商店街が並ぶ。さらに奥へ進むと、市場らしい雰囲気の店々が見えてくる。魚介類や干物といったものが売られている店舗から、かわいらしいウサギや猫、犬、小鳥たちを売る店までが雑多に並ぶ。


ペットショップかと思いきや、これらもれっきとした食材用の品である。生々しい。歩くにつれて、次第に店頭には亀やらヘビやらおかしな生き物になってくる。さらに奥へ進むと、今度はゴキブリのような光沢を持つ虫の大群やサソリのバラ売りなど・・・・・・。


売っている店舗の人物まで妖しくなってくる。サソリ売りの店主は、箸でサソリを摘まんで周囲の人々に差し出してくる。


「いらない、いらない!!」


手を払いながら必死の形相で断る見物客を見ながら、店主はにんまりとした表情を見せる。周囲の視線が自分のところに集まったのを確認するようにして、今度は箸で摘まんだをサソリをそのまま口の中へ・・・・・・。


―えぇっ!?サソリって生で食えるのか!?


僕を含めた誰もが仰天しながら、その様子の行く末を窺っていた。次の瞬間―。


「イデッ!!」


苦痛に顔を歪めた店主に一同、のけぞるようにして思わず大笑い。店主の体を張った芸当は果たして成功だったのかどうか。まぁ、毒はないようなのでよかったけれど。


それにしても市場へやってきている家族もよく見ると怪しげなものだ。


犬や猫を抱きながら「よしよし」といった感じで一見可愛がっているように見えるのだが、実際はどんなものか。きっと夜になれば一変するのだ。


無表情で斬首刑のごとく、包丁でストンッ・・・・・・。


母はニヤリ、まだかまだかと待つ子供。サソリつまみに父、晩酌。


「机と人間以外は何でも食べる」という中国人の噂は、ここでは妙に現実味を感じさせる。恐るべし広州家族。


時期によっては狸や鹿なども並ぶというこの市場は、小さな子供たちにとってはヘタな動物園に連れて行くよりもいいかもしれない。


「食は広州にあり」


いや、もとい。


「ショックは広州にあり」


とでもいった方が在る意味的確だったかもしれない。


清平市場はまさに「珍品市場」だった。

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February 11, 2005

勝手に中国・広州宿情報

テーマ:■勝手に宿情報
中国広東省広州で拠点にしたのは広州駅前に隣接するようにして建つ「広東国旅酒店(広州国際青年旅館)」。正式なユースホステル。

何やら中国には青年旅館的なユースを名乗る宿が結構あるのだが、会員証が使えるのはもちろん正式なところだけ。

広州駅を背にして左にある建物。まぁ正面から見たら駅の東側、右か。シングルで一泊60元。2004年までは50元だったらしいが、2005年からは値上がりしたようで、130、140円増くらいか。非会員は118元からと記載があった。ドミトリーは聞かなかったが、パンフレットを見る限りでは二段ベッド二つの4人部屋のようだが。僕は何せ自転車と大きな荷物が複数あるので今のところ基本的にはシングルにしている。

テレビ、エアコン付き、シャワー(ホット)・トイレは共同。部屋はオートロックで、しかも自分では開けられない。朝から晩まで各階に常駐スタッフがいて、入りたい時は頼んで開けてもらう。面倒くさいと言えば面倒くさいが、セキュリティが厳重といえば厳重だ。

面倒臭さにかまけて、ちょっと隙間を開けて鍵がかからないようにしてトイレ行った時でさえ、

「あんたトイレの間に誰かに入られたら困るでしょ!!」

といった感じで怒られる。

このスタッフがシャワーやトイレをいつもよく掃除をしているのでこの辺は清潔だ。シャンプーやボディソープもある。トイレットぺーパーは部屋にある。今時、部屋が汚かったり、紙がない、設備が整っていないなどすると、客足の減りが顕著に現れるようで、周辺の宿も皆、セキュリティや衛生面には力を入れているようだ。改築するところも多い。

一階ロビーには喫茶店と売店がある。売店は安くはないが、おばさんはなかなか愛敬があって面白い。広州駅前の通りはHUANSHI ROAD。駅前のこの通り沿い数100メートルにはいろんな店が並んでいてショッピングにも便利。旅行会社も宿の隣にある。まぁ駅でも、旅社でも様々なチケットを手配できる。インターネットカフェは歩いて15分くらいのところにある。ここでは説明しづらいが宿のフロントで聞けば、地図を参照しながら教えてくれる。一時間3元。日本語対応は基本的にしていないが、なんとかやりくりして、一台、日本語IMEをインストールして使えるようにした。入り口を入って右側の7台目。おそらく今後利用する人がいればお試しを。設定が残されていれば。保証はありません。

広州の宿、周辺は100元前後が多い。下は50元くらいからか。。とにかく宿自体には困らないところ。広州東駅前までいくと、さらに30~40元程度の宿があると聞いた。それでも拠点を考えると、越秀公園も10分程度あであるし、やはり広州駅前が便利かと。女性にもオススメかと。

あくまで私見なり。

「広東国旅酒店(広州国際青年旅館)」
179,HUANSHI ROAD,West,Guangzhou
TEL;0086-20-86666889
E-Mail;gdtourist@fm365.com
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February 02, 2005

勝手に中国・珠海宿情報

テーマ:■勝手に宿情報
中国広東省珠海での宿泊は「珠海国際学生旅館」。いわゆるユースだ。
50元~あるようだが、この時期は60元。それでも7~800円程度だ。

どんなにオンボロかと思いきや、高級リゾートの中にある一施設で雰囲気はかなりゴージャスだ。
この部屋はドミトリーでニ段ベッド4つの8人部屋だったが、他に宿泊客はいないようで、一人で占領状態だった。
テレビ、エアコン、ホットシャワーにバスタブまであり、60元としては破格の値段だ。
日本の学生寮やセミナーハウスなどは論外、日本のユースより全然良い気がする。

珠海の中心、拱北からは自転車で15~20分かかるので歩くと3、40分かかるだろうか。まぁバスも出ているようなので不便ではない。

いくつもあるリゾート内の宿泊施設の部屋は皆コテージ風になっていてなかなかお洒落だ。
リゾート内はかなり広く、入口から宿にいくには園内循環バスを使う。
宿から出るときも電話でバスを呼ぶ。
僕は自転車だから自由で楽だったが、徒歩の旅人には少々面倒臭いか。

それでもセキュリティーは厳重、スタッフ対応もいい、静かな環境はその面倒臭さを気にさせない。

リゾートの外には食事できる場所もある。
だが買い物も含め拱北ほど充実はしていない。
拱北に宿があれば一番いいのだが、たくさんあるものの如何せん高い。

招待所と呼ばれる安宿も中国語さえ日常会話レベルで話せれば交渉次第で日本人でも泊まれるようだ。
宿自体はいくらでも溢れている。

3~4件あたったが多少、カビくさい部屋もあったものの40元くらいからなので、言葉さえ話せればまぁこちらでもよかった。
が、話せないから断られた…。

街の人はほぼ100パーセント英語もわからない、中にはイングリッシュという言葉さえ知らない人もたくさんいたほどだ…。
中国語を話せるようになりたい…と強く思うばかりである。

いずれにせよ、珠海ユースはすばらしいので、十分オススメだ。

中国広東省珠海市吉大石花東路
TEL:07563333838
E-MAIL:rsv@zhuhai-holiteI.com
http://www.Zhuhai-holitel.com
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