昨日と今日、一般質問で9人の議員が、質問に立たれました。


何れの議員も、当面する市政の課題を取り上げられ、それぞれ実のある議論が展開されました。


特に、イオンの郊外出店問題は、まちづくり三法の改正もあり、イオン側の出店の真意や私のまちづくりの姿勢を糺されました。


イオン側の出店の真意は、現行法による駆け込み出店ではなく、改正後の地区計画制度を導入して、地元地権者を始め商業界などの関係者と時間をかけ誠意を持って話し合い、理解を得てから、立地規制された地域での都市計画提案を出したいとしております。


私のまちづくりの姿勢は、私どものような地方小都市が、行政を継続するにはおのずと選択肢は限られると思います。

合併を選ぶか、独自の地域活性化策で生き残りを賭けるかであります。


私は、鯖江市民が、合併の道を選択せずに、自主・自立・単独での新しいまちづくりを目指すとしたことを、重く受け止めております。


まちづくりは、定住人口の増加と、併せて交流人口を増加させることにあると考えております。それでは、この二つを満足させるにはどうすべきかですが、


いま、鯖江市の中心市街地活性化を考えた場合、広域商業核のような交流機能を導入し賑わいを取り戻す方策が考えられますが、現実的にはそれだけの資源となると弱いものがあり、交流人口の増加を狙う中心市街地活性化は非常に厳しい状況と言わざるを得ません。


しかし、これらの施設を鯖江市の中心市街地に形成しようが、郊外部に形成しょうが、近隣市町としては、地域の消費を吸い取るような商業施設の立地は喜ばれる話ではありません。それでは、そのままでいいのかでありますが、市民の皆様のご意見をお待ちしております。


何れにしても、福井市を始め近隣の市町の中心市街地再生とは競合は避けられず、衝突する可能性も否定できません。また、広域調整の強化による、県知事の協議同意の際の近隣市町の意見の行方は、自明の理であるように思い ます。


市にとっても、近隣市町との連携・大型店撤退後の問題・オーバーストアによる競争・テナント契約・交通渋滞・優良農地の減少・周辺環境の悪化・雇用問題・税金対策等々数え上げればきりがないほどの問題山積。


今後、商工会議所の委員会・県の方向性・近隣市町の動向を見極めながら慎重に対応してまいりたいと考えております。