• 28 Mar
    • ”仕事を辞めてしまう8つの理由 (≧∇≦)”

      それほど偉いポジションにいる訳ではありませんが、 会社では数人のメンバーを抱える部署の責任者をしています。 今の立場になって、もう10年ほどになりますが、 これまでに何人ものメンバーがやって来て、去って行きました。 その度にいろんな経験、複雑な思いをしてきました。 「人を使う」というほど大したことはやっていませんが、 やはり「生身の人間」と協力して仕事を進めるのは難しいことです。 最近、またそんなことを考えていたところ、 お互いに読者登録している方のブログで気になる記事を見つけました。 ここで紹介しましょう。 私にとっては、生まれて初めてのリブログです。   社員(しかも優秀な社員)が辞めてしまう8つの理由が挙げてありますが、 読んでみると、確かになっとくできることばかりです。 その対策方法も書いてあります。 「8つの理由を否定するアクションを起こす」。 シンプルですが、実行するのはかなりハードルが高そうです。 さて、日本海軍の26、27代連合艦隊司令長官で、 太平洋戦争の発端となった真珠湾攻撃でも有名な 山本五十六(1884 - 1943)といいう人が、こんな格言を残しています。 「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」   「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」   「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」   特に一番上のものはよく知られており、 教育者やリーダーに必要な心得として取り上げられることが多いようです。 でも、最初に紹介したブログのアクションと同様に、 それを実行しようしてもなかなか難しいのが現実だと思います。 特に、「させてみせ」は一筋縄ではいきません。   「自分がやった方が早いし、正確な仕事が多い」という気持ちもわかります。 ただ、だからといって、全くやらせないとなると、進歩はありません。 任せていい人間か、任せていい案件かを見極める必要があるでしょう。 そのためには、相手の力量を知る必要があるし、 やらせる前に基本的な知識や技術を身につけさせなければいけません。 万が一のことを考えて、失敗をカバーするための準備や覚悟もいるでしょう。 やらせてみたはいいが、失敗続きにでもなったら、目も当てられません。 本人は自信は無くすし、仕事は進まないしで、 「やらさせない方が良かった……」と思ってしまう可能性も。 それ以前に、こちらの気力を削いでしまうのは、 やらせようとしているのに、本人に「その気がない」場合。 任せていい人間ではなかったに、任せてしまった方が悪い。 要するに、任せた方の見る目がなかったのかもしれません。 ただ、マンパワーの問題もあって、その人に任せざるを得ない時もあるでしょう。 いずれにしても、人に何かを教えたり、何かをさせたりするのは難しいことです。 とは言え、世の中には人に何かをさせて、 素晴らしい結果を上げているというケースはたくさんあります。 良い結果が生まれないということは、 結局のところ、やらせる側の能力の無さに帰するのかもしれません。 私個人の場合は、やはり私に、人の上に立つ資格がないのでしょう。 自分では努力してきたつもりですが、才能が無かったのか・・・ それとも努力が足りなかったのか・・・ 年度末を迎えた今、これまで以上に自信を失いつつあります。

      2
      テーマ:
  • 24 Mar
    • 池田学展 The Pen ―凝縮の宇宙―

      おとといのブログにも書きましたが、先週の3連休を利用して 佐賀県立美術館で開催されていた展覧会、 「池田学展 The Pen ―凝縮の宇宙―」を観てきました。   池田学は1973年佐賀県多久市生まれの画家。 (ちなみに私の姉の、高校の後輩にあたります) 2011年からカナダ、アメリカに長期滞在して制作を続けており、 今回の展覧会は、いわば地元での凱旋展になります。 地元出身で、最近はマスコミに取り上げられることも多く、 その作品の魅力を知って来場された方も多かったのでしょう。 今回の展覧会は、佐賀県立美術館史上最多の人が詰めかけたそうです。 (95,740人/それまでの最高は「ポーラ美術館展」の63,512人) さて、なぜそれだけの美術ファンがやって来たかというと、 ディテールは繊細でありながら、全体を見れば壮大さも感じられるからでしょう。 作品はすべて、わずか1mmにも満たない丸ペンのペン先から生み出されますが、 全体のサイズは、大きなものでは縦3m × 横4mにもなります。 その作品が、今回日本で初めて公開される最新作の「誕生」です。     この作品は、画家が米ウィスコンシン州マディソンのチェゼン美術館で 3年3カ月という長い歳月をかけて滞在制作したもの。 自然災害を乗り越え、文明が再生していく光景を壮大に描写しています。 ちなみにこの作品は展示エリアの最後に飾ってあるもので、撮影も可能。 そのため、ここにこうして作品画像を掲載できているというわけです。 この写真だけを見ると、それほど大きな作品には思えないかもしれません。 一部をアップで撮影したものも貼っておきましょう。     あまり上手い写真ではないので、わかりにくいかもしれませんが、 細部まで丁寧に、しっかりと描かれています。 上の画像ではロープのようなものを渡るラクダ(隊商)が見えますし、 下の方では、カモメでしょうか? 海の上を白い鳥が飛んでいます。 ちなみにこれた白い部分は、白色のインクを塗っているのではなく、 そこだけ色を使わずに、紙の白さをそのまま残しているのです。 最も、他の色の部分も「塗る」という作業はありません。 ベタっと塗りつぶしているように見えるところも、 細い線を何度も重ねて(引いて)、塗りつぶしたように見せているのです。 想像するだけでも気の遠くなりそうな細かい作業でしょう。 どの細部を見ても物語があり、観る人がそれぞれの想いを馳せる。 だからでしょうか、展覧会場では虫眼鏡を持って鑑賞する人も見かけました。 作品「誕生」も、こんなに近寄って観る人でいっぱい。 もちろん私も、他の展覧会ではできないぐらい近くで観ました。 また、この展示エリアには美術館側が用意した双眼鏡も置いてありました。 私は使いませんでしたが、人が多い時に遠くから鑑賞せざるを得ない人でも、 細部まで眺められるようにとの配慮なのかもしれません。 ちなみにこの「誕生」は、なんと1億3200万円という価格で、 佐賀県が購入すると決ったようです。 佐賀県立美術館のパーマネントコレクションになるのでしょうね。   さて、「池田学展 The Pen ―凝縮の宇宙―」は、 池田学の画業の全貌を紹介する、初めての大規模個展であり、 初期から現在までの代表作をほとんど網羅したものでした。 その他に資料として、幼少時に描いたスケッチなども展示されていました。 全てのエリアが写真撮影可ではなかったため、 多くの代表作をここで紹介することはできませんが、 一人でも多くの方に観ていただき、池田学のことを知ってほしいと思います。 ただ、佐賀県立美術館での展示は、残念ながら3月20日で終了しました。 でもご安心ください。 これから金沢と東京に巡回します。 金沢展は4月8日(土)~7月9日(日)まで。会場は金沢21世紀美術館です。 会期はちょうどゴールデンウィークにかかっているので、 金沢の城下巡りや、伝統工芸鑑賞とセットで観るのもいいのではないでしょうか。 東京展は9月27日(水)~10月9日(月)。会場は日本橋髙島屋です。 デパートですから、美術館とはひと味違った展示になるんでしょうね。 さて、佐賀県立美術館での池田学展に話を戻しましょう。 先ほど紹介した「誕生」の展示エリア以外にも、 作品を撮影することが許されたエリアがありました。 それが、「ミクロコスモス」と題された生き物たちの作品群です。     おなじみの動物から、一風変わった昆虫まで、 めくるめく池田ワールドがそこには広がっています。 少しだけ写真でお見せしましょう。               どうです? 精巧だけど可愛くで、迫力あるけどユーモラスだと思いませんか? 作品によっては、まるで水彩画のように見えるものもありました。     でも、近くでよーく観ると、細い線が何本も引かれているのがよくわかります。     こうして離れて観ても、近くで観てもそれぞれの楽しみ方ができることが、 池田作品の大きな特徴なのかもしれません。 この展覧会の図録としても使われている画集が発行されています。 タイトルは展覧会名とほぼ同じ「池田学 The Pen」(青幻舎刊)。     画集でも作品全体だけでなく、その細部をアップで写したものも掲載されています。 実は、この展覧会は雑誌「美術屋・百兵衛」No.40でも取り上げていますが、 その記事の中で「神は細部に宿る」という有名な言葉を引用しました。 池田作品を観ると、どうしてもこの言葉が思い出されるのです。 みなさんもぜひ金沢で、そして東京で、それを実感してください。 [おまけ] 展覧会の「ミクロコスモス」のエリアには、こんな作品もありました。     タイトルは「ミヅマスカラス」。 おそらく覆面レスラーのミルマスカラスから取ったものだと思います。 では「ミズ(ミヅマ)」はというと・・・ 私の予想では、池田学が契約しているミヅマアートギャラリーのオーナー、 三潴末雄さんを指しているのではないでしょうか。 この作品の隣にあった「弱肉強食」もまた、 額に「M」という字が入ったマスクを被る動物が登場します。 大手や老舗の画廊を食ってやろうとする、 ミヅマアートギャラリー(三潴オーナー)の気概でも示しているのか? 小さな画廊(REIJINSHJA GALLERY)を運営する会社の社員である私には、 ミヅマアートギャラリーはもはや「弱者」などではなく、 充分に「強者」であると思うのですが・・・ さて、どうでしょうか?

      5
      テーマ:
  • 22 Mar
    • 丸ペンで描く、繊細かつ迫力ある大画面(池田学)

      月曜日が春分の日ということもあって、先週末から今週にかけては3連休でした。 みなさんはどこかに出かけられたでしょうか? 私は久しぶりに、九州の実家に戻りました。 この年末年始が忙しくて帰れなかったこともあって、その代わりといった感じです。 ほとんどの時間を実家でのんびり過ごしていましたが、 1回だけ美術鑑賞にも行ってきました。 佐賀県立美術館で池田学さんの展覧会が開催されていたからです。   丸ペンにアクリル顔料を付けて紙に描くという池田さんの独特の技法。 去年から今年にかけてNHK-BSでドキュメンタリーが何度か放送されたので、 もしかしたらご存じの方も多いかもしれません。 今回の個展「池田学展 The Pen ―凝縮の宇宙―」は、 彼の最新作にして大作「誕生」をはじめ、   これまでに描いたほぼ全作品が展示されるということもあって、 かなり話題にのぼっています。 実際に会場に足を運んでみると、かなり多くの人が来場していました。 しかも一作一作を細部までじっくり観る人が多かったせいか、 私にしてはかなり長時間の美術館滞在となりました。 上に載せた「誕生」と動物や昆虫を描いた作品は、撮影もOKということで、 今回は展覧会のレポートながら、私自身がとった写真も掲載できます。     ちなみに上の作品のモティーフは、見ておぷゎかりのようにスローロリス。 こうして見ると、あらためて池田さんの描写力は凄いと思います。 残念ながら時間の都合もあって、今日はここまで。 池田学展レポートの続きは、また明日か明後日にお届けします!  

      4
      テーマ:
  • 17 Mar
    • 藤田美術館所蔵の中国美術が、総額301億円で落札される!

      藤田美術館所蔵の中国美術の名品が、オークションに出る! 去年の秋、衝撃的なニュースが美術界を震撼させました。   《青銅儀首饕餮文方尊》 紀元前13~前11世紀    藤田美術館は、大阪城の近くにある美術館。     春と秋の年2回だけ、古美術を中心とした所蔵品による企画展を開催しています。 ちょうど今も「ザ・コレクション」という展覧会が開催中(〜6月11日)。  国宝の「曜変天目茶碗」などの名品を観るチャンスです。   ちなみに藤田美術館は、この展覧会を最後に休館となり、 2020年の再開館を目指してリニューアルされるようです。 さて、クリスティーズのオークションに上場された 藤田美術館の中国美術コレクションですが、 現地(ニューヨーク)時間の3月15日に競売が実施されました。     結果は、売却総額2億6280万ドル(約301億円)という途方もない数字。 予定価格が150億円ということなので、約2倍ですね。 落札点数は29点。 乱暴な計算ですが、1点平均10億円となります。 競売前から注目を集めていた《六龍図》の落札価格は4,896万ドル(約56億円)。   陳容 《六龍図》(部分) 13世紀   今回上場された作品の中では、やはり最高額だったようです。 落札者についてはよくわかりません。 ただ、近年、オークションに上場される中国美術の多くが 中国の個人や企業によって落札されることが多いことを考えれば、 おそらく今回も中国の方が落とされたのではないでしょうか。 中国経済は減退気味と言われますが、まだ余力があるのかもしれません。   報道によると、藤田美術館は今回のオークションの収益を、 施設の建て替えなどリニューアルの費用に充てる予定だそうです。 東京オリンピックの年に新しい藤田美術館がどんな姿で現われるのか、 今から楽しみに待ちたいと思います。

      9
      テーマ:
  • 14 Mar
    • ニーゼと光のアトリエ

      先週末、映画を観てきました。 作品タイトルは「ニーゼと光のアトリエ」(写真はパンフレットより)。     ハリウッド超大作のように派手な映画ではないので、 ご存じの方は少ないかもしれません。 実在の人物が登場する、現実の出来事を基にした話で、 映画そのものも静かに、淡々と進みます。 ただ、観賞後にいつまでも心のどこかに残る映画です。 とはいえ、感動を押し売りするような作品ではありません。 公式サイトのコンテンツを使って、映画のストーリーを説明します。 (画像はパンフレットをスマホで撮影しました)     ショック療法が当たり前とされ、精神病院が患者を人間扱いしていなかった時代に、 画期的な改革に挑んだ女性精神科医ニーゼの苦闘を描いたブラジル映画。 1940年代のブラジル。精神病院で働くことになった医師のニーゼは、 患者に対するショック療法など、暴力的な治療が日常茶飯事な現実に衝撃を受ける。 男性医師ばかりの病院で身の置き場も少ないニーゼだったが、 患者を病院の支配から解放するため、患者たちに絵の具と筆を与え、 心を自由に表現する場を与えようと試みる。     つまり、精神病患者の治療の一環として、アートを取り入れた医者の話。 そんな彼らの絵画や彫刻は、アートそのものとしても高く評価されます。 (まだその言葉はなかった時代でしょうが、いわゆる「アール・ブリュット」です) ヒューマンドラマであると同時に、アートフィルムとしての側面も持っています。   主人公ニーゼ役は、ブラジルの名女優グロリア・ピレス。 監督はドキュメンタリー出身のホベルト・ベリネール。 2015年・第28回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、 最高賞の東京グランプリと最優秀女優賞を受賞しました。 (ただし、当時のタイトルは「ニーゼ」)   早いところでは昨年末から上映されていたようですが、 ちょっと昔でいうところの「ミニシアター系」の映画だけに、 上映地域や館、上映時期はまちまち。 3月下旬や4月に入ってから上映予定もあるので、 興味のある方は、公式サイトをチェックしてみてください。 私が行った映画館は大阪の十三という街にある小さな映画館。 同じビルに入っている第七藝術劇場には何度か行ったことがありますが、 このシアターセブンという館は初訪問でした。     座席数36とかなり小さな館ですが、居心地は悪くなかったです。 派手な映画ではなく、印刷枚数が少なかったせいか、 カラフルな本物のチラシではなく、コピーしたものしかなかったのは残念でしたが。       さて、私がこの映画のことを知ったきっかけは、 編集長を務めている雑誌「美術屋・百兵衛」の連載している ヤマザキ ムツミさんというライターの原稿を読んだことです。 4月23日発行のNo.41に掲載されるコラムなので、 すでに発行されているものではありませんが、 編集作業の中でいち早く読んで、興味を持ったのでした。 ある意味では役得と言えるかもしれません。 普通に過ごしていれば、こんな映画が公開されていることに、 まったく気付かなかったかもしれませんから。 ちなみに映画の紹介文にも出てくる精神科のショック療法の代表的なものが、 あの、悪名高き「ロボトミー手術」。 映画好きの方なら「カッコーの巣の上で」を思い出されるのではないでしょうか。 ストーリーの最終盤でジャック・ニコルソン扮する主人公が施された処置です。 おおざっぱに言ってしまえば、ロボトミーとは「脳を切り取る手術」のこと。 複数の手術方法があり、頭蓋骨に穴をあけ、長いメスで前頭葉を切ったり、 眼窩からアイスピックを打ち込み、神経繊維の切断していたようです。 当時はMRIなどあるわけもなく、勘を頼りに切り取っていたと言われています。 これにより、精神疾患の症状が見られなくなったそうですが、 当然のことながら副作用もあります。 知覚や知性、感情といったものを司る部分を切り取るということは、 精神疾患だけでなく、知性や感情もなくなってしまう。 つまり、人間性を喪失させる恐ろしい手術だったのです。 もちろん、現在ではロボトミー手術が行われることはありません。 しかし、驚くことなから、この方法の発明者でポルトガルの医師エガス=モニスは、 「ある種の精神病に対する前頭葉白質切截術の治療的価値に関する発見」として、1949年にノーベル医学・生理学賞を受賞しました。 ノーベル賞を受賞するような画期的な発見・発明も 数十年後のその有用性が疑われるばかりか、危険な技術として 最終的に闇に葬られる可能性もあるという教訓でしょう。 その反対に、今はまだ人々から認められない発見・発明であっても、 将来喝采を浴びるものがあるかもしれない。 そう考えて、我が身の不遇を嘆いている人は、希望を持って生きて行きましょう。  

      8
      テーマ:
  • 10 Mar
    • 号外! えっ、ポール・マッカートニーが?!

      今朝、会社に向かう途中で号外を配っていました。 何か事件かと思ってもらってみると、紙面に「ポール・マッカートニー」の文字が! ジョンやジョージに続いて、とうとうポールも…… と思いながら、こわごわその号外を見つめてみると、 大見出しも文字は「決定!4月25日 ポール武道館」を書いてありました。     単に来日公演を告知する記事だったようです。 最近は「えっ、これも号外扱い?」というような話題が多く、 今回も「号外はさすがにやり過ぎでは?」と思いました。 そして、新聞を裏返してみて、目に飛び込んで来たのが・・・     これは、完全に広告ですね。 本物の号外ではなく、「号外」風に作ったチラシだということでしょう。 まんまと騙されてしまいました。   さて、この広告に書かれた武道館ライヴは、 「ワン・オン・ワン ジャパン・ツアー」のひとつのようです。     4月27・29・30の東京ドーム会場のチケットはすでに売り切れており、 武道館での公演も予定されていたものの、日時はまだ決まっていなかったものが、 今回4月25日に確定したということでしょう。 ちなみにチケット料金はSS席100,000円というからビックリ! S席80,000円、A席60,000円、B席40,000円といずれも高価です。 C席だけはなぜか2,100円。 仮に私が行くとすればC席になりそうです。 京セラドーム大阪まで「Out There! Japan Tour 2013」を観に行った時は、 チケット料金もまだ1万円ちょっとだったような記憶が・・・ さて、そのポールが絵を描いていることをご存じでしょうか?   最初の妻リンダと田舎生活を送っていた1983年頃から絵を描き始めたポール。 ウィレム・デ・クーニングとの友情を深めたことから 彼の「アクション・ペインティング」に傾倒していきます。 抽象画がメインで、絵の具をしたたらせる画法を使ったり、 時には絵画を切り刻んでだこともあるようです。 1990年代の終わり頃から、個展を開催して作品を発表。       2000年には、画集「Paul McCartney: Paintings」も発表しています。     あれだけの人物だけに、ポールには当然、公式サイトがありますが、 アート専門のポールのサイトMcCartney Artも、それとは別に存在します。 おそらく本人は、かなり本気でアートに取り組んでいるんでしょうね。 彼の音楽のファンとしては、音楽に専念して欲しい気持ちもありますが。 残念ながら今回の日本ツアーは東京だけのようなので、行けそうにありませんが、 次に関西圏に来てくれるのなら、もう一度いってみたいと思います。     (おまけ) 実はビートルズには、メンバー4人が合作した絵が一つだけあります。     1966年の日本(武道館)公演の際に、ホテルに缶詰になった4人が、 女性をイメージして描いたと言われる「Image of a Woman」。 左上がジョン、右上がポール、右下がジョージ、 そして左下はリンゴが描いた部分。 それぞれの個性が出ているかどうか・・・さて、どうでしょう?

      3
      テーマ:
  • 09 Mar
    • 岡本太郎現代芸術賞20周年記念展開催!

      岡本太郎の死後、パートナーであった岡本敏子は、 「太郎を次の時代に伝えるのが私の仕事」と言って、すぐ行動に移しました。 真っ先に取り組んだのが、岡本太郎記念館の開設とTARO賞の創設です。   東京・南青山の瀟洒な住宅街にある岡本太郎記念館では、   今も岡本太郎が大きく手を広げて、来館者をあたたかく迎えてくれます。     TARO賞(岡本太郎現代芸術賞)は、記念すべき20回目を迎えました。     現在、太郎の生地・川崎市にある川崎市岡本太郎美術館では、     「第20回 岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」展が開催中。[~4月9日(日) ] 岡本太郎賞(大賞)を受賞した山本直樹の《Miss Ile のみた風景》や     岡本敏子賞の井原宏蕗《cycling》などの受賞作を鑑賞できます。     さて、その岡本太郎現代芸術賞20周年を記念した企画展 「TARO賞20年/20人の鬼子たち」が、 3月12日(日)から6月18日(日)まで岡本太郎記念館で開催されます。   これまでTARO賞に入選してきた410組の作家の中から、 入選後もめざましい活躍を見せる“20人の鬼子たち”による作品を展示。 一筋縄ではいかない作家たちの濃密なアート空間を堪能できる貴重な機会です。   参加作家は、宇治野宗輝、梅津庸一、大岩オスカール、オル太、風間サチコ、 加藤翼、加藤智大、金沢健一、キュンチョメ、斉と公平太、サエボーグ、 関口光太郎、天明屋尚、東北画は可能か?、ながさわたかひろ、西尾康之、 村井祐希、山口晃、吉田晋之介、若木くるみの20名(組)。   そうそうたる顔ぶれの中で、私が特に注目したのは斉と公平太。 どちらかと言えば、オカザえもん(写真左)やLOVEちくん(写真右)といった     ゆるキャラの作者としてのイメージが強い斉とですが、 2005年の第8回岡本太郎記念現代芸術大賞展で特別賞を受賞しており、 今も現代美術家としての活動を続けているれっきとしたアーティストなのです。 彼の現代美術作品を少しだけ紹介しましょう。   (「宇宙の法則」マケット 2016年)   (「ユーレイの海馬」のためのドローイング 2016年)   (個展でのインスタレーション風景 2014年)   先日、私の住む大阪の繁華街で岡崎市(愛知県)のPRイベントであり、 岡崎市の非公認キャラクターであるオカザえもんもイベントに参加していました。 たまたま通りかかった私は、オカザえもんと一緒に記念撮影!     インスタグラムならぬ「オカスタグラム」です。   おそらく「TARO賞20年/20人の鬼子たち」に出展される斉と作品は、 オカザえもんとは異なる現代アートではないでしょうか? ゆるキャラではない彼の世界を覗いてみたい気もします。   ■TARO賞20年/20人の鬼子たち■開催概要 会場:岡本太郎記念館 住所:東京都港区南青山 会期:3月12日(日)〜6月18日(日) 時間:10:00~18:00(最終入館17:30) 休館日:火曜日(祝日の場合は開館)、年末年始 料金:一般620円、小学生310円 TEL:03-3406-0801 URL:http://www.taro-okamoto.or.jp/   ■第20回 岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)展■開催概要 会場:川崎市岡本太郎美術館 住所:神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 会期:開催中~4月9日(日) 時間:9:30~17:00(入館は16:30まで) 休館日:月曜日(3月20日を除く)、3月21日(火)、3月22日(水) 料金:一般700円、 高・大学生・65歳以上500円、中学生以下は無料 TEL:044-900-9898 URL:http://www.taromuseum.jp/

      3
      テーマ:
  • 07 Mar
    • 鑑定団効果で再注目される曜変天目茶碗

      「曜変天目」と呼ばれる希少な茶碗があります。 黒釉の下地に大小の瑠璃色あるいは虹色の光彩の斑紋が散在する美しい茶碗で、 この世に現存するのは3点だけで、南宋時代(12〜13世紀)に中国で焼かれたもの。 しかし、すべて日本国内にあり、国宝に指定されています。 (静嘉堂文庫蔵、藤田美術館蔵、龍光院蔵) もう1点、MIHO MUSEUMには重要文化財に指定された曜変天目茶碗がありますが、 国宝3点とは異なり、曜変は内面の一部に限られるため、 この天目茶碗を「曜変」と呼ぶかどうかは議論が分かれるところです。 なお、天目茶碗とは、天目釉という鉄釉をかけて焼かれた陶器製の茶碗を指します。   3つの国宝「曜変天目茶碗」のうち、私が観たことのあるのは藤田美術館のものです。     3点の中では静嘉堂文庫の通称「稲葉天目」が最高と言われることが多いようです。 実際に稲葉天目を観たことはないため、あくまで印象でしかありませんが、 藤田美術館のものも、それに負けず劣らず美しい逸品だと思います。   一方、最近「第4の曜変天目か!?」と話題になったのが、 テレビ東京系で放映中の「開運!なんでも鑑定団」に登場した個人蔵の茶碗。     番組では本物と判断され、2,500万円という鑑定結果が出ています。 それに対する初期の反応は「世紀の大発見!」的なコメントも多かったものの、 曜変天目の復元(再制作)に永年取り組んできた陶芸家の否定的な意見などもあり、 今では賛否両論、どっちに転ぶかわからなくなってきました。 ちなみに藤田美術館コレクションの基礎を築いた藤田伝三郎男爵が、 曜変天目茶碗を購入した時の値段は当時の金額で5万3800円。 現代の価値に換算すれば、4〜5億円に相当するとのこと。 仮に鑑定団に出た茶碗が本物だとしても、鑑定額の2,500万円は安すぎますね。   さて、現在、藤田美術館(大阪市)でこの曜変天目茶碗を観ることができます。     現在開催中の展覧会「ザ・コレクション」に出品されているからです。 私もさっそく先週末に行ってきました。 道をはさんで向かいにある太閤園という結婚式場には行ったことがありましたが、 藤田美術館には初めての訪問になります。 開館から60年以上経つこともあって、少々古びた印象も持ちましたが、 堅牢な建物や多宝塔のある庭などに風情がある、いい美術館ですね。         藤田美術館は、1954年に開館した由緒ある美術館で、常設展はなく、 春と秋に3か月ずつある企画展で国宝9件、重文52件を含む数千点の名品を公開。 古美術ファンにとっては知る人ぞ知る存在なのです。 もちろん今回も展覧会場(美術館内)は全て撮影禁止。 そのため、無料あるいは安価で手に入る資料類で展示内容を紹介しましょう。 まずはチラシの表面と裏面から。       チラシ半分のサイズ(A5)で、12ページの小冊子が200円で売ってあったので、 それも買ってきました。     中には出品作品の一部が載っています。         ただし、注意してください。 この展覧会は前期と後期の2会期に分かれているので、 ここに掲載されている作品がすべて一度に鑑賞できるわけではありません。 例えば、国宝に指定された作品が6点もある、ある意味で日本一の画家・雪舟。     彼の「自画像」として知られるこの作品を観ることはできませんでした。 後期(5月2日〜6月11日)のみの出品です。   ちなみに曜変天目茶碗は前期、後期とも鑑賞可能な通期展示。 眺めていると、星がいっぱいの夜空に吸い込まれそうな気分になるこの名品を、 ぜひ実際にその目でご覧になってみませんか? 昨日も紹介したように、この時期は大阪市立東洋陶磁美術館で、 「油滴天目」と呼ばれるもう一つの天目茶碗も展示されていますので、     見比べてみるのもいいかもしれません。 また、例年この時期には、大阪造幣局の桜の通り抜けも実施されます。 今年の日程はまだ発表されていないようですが、 おそらく4月初旬から中旬にかけてになるのではないかと予測されます。 美しい天目茶碗と桜、両手に花といきませんか?   ■FUJITA「ザ・コレクション」■開催概要 会期/2017年3月4日(土)~6月11日(日) 時間/10:00~16:30(入館は16:00まで) 休館日/毎週月曜日と3月21日(火) ※3月20日と造幣局桜の通り抜け期間の月曜日は開館) 料金/一般800円、高校・大学生500円、小学・中学生300円 会場/藤田美術館 住所/大阪市都島区網島町10-32 交通/阪JR東西線「大阪城北詰」駅下車、3番出入口から徒歩約2分 URL/http://fujita-museum.or.jp/

      2
      テーマ:
  • 06 Mar
    • 注:決して「石鹸置き」ではありません

      先週末は、台北 國立故宮博物院の至宝を観てきました。 会場は、大阪のシテ島(←言い過ぎですね)とでもいうべき中之島にある 大阪市立東洋陶磁美術館です。     ちなみに写真の左側にある銅像は、かつて大阪市長を務めた關一(せきはじめ)。 大阪市を南北に貫く道路、御堂筋をつくった人です。 このシックな建物の中で、3月26日まで開催されているのが、下の展覧会。     中国北宋時代(960〜1127)末に宮廷用の青磁を焼成した 汝窯を代表する青磁水仙盆の名品を紹介するものです。 水仙盆6点のうち5点が台北にある國立故宮博物院の収蔵品で、 うち4点は海外初公開となる貴重な品です。 ただし、その中の1点は北宋時代のものではなく、 18世紀に清の皇帝が景徳鎮の官窯で焼かせたオマージュ作品。 また、6点の中でただひとつ日本に伝えられたものがあり、 それは現在、大阪市立東洋陶磁美術館の収蔵品となっています。 なお、この展覧会については雑誌「美術屋・百兵衛」で取り上げましたが、     2月12日にNHKの日曜美術館(「幻の青磁 千年の謎」)でも紹介されました。 おそらくそのためでしょう、かなり多くの来館者が詰めかけていました。   6点それぞれに大きさや形が微妙に違い、見応えはあります。 観るまでは「まるで洗面所にある、石鹸入れみたい」と思っていましたが、 実際にはそんなことはなく、優美で上品な、素晴らしい名品でした。 特に、その澄んだ青空を思わせるような色には目を奪われました。 (この微妙な色の違いが、特に興味深い点でした) しかし、当然ながら会場内は撮影禁止。 残念ながら、写真は撮れませんでした。 その代わりと言ってはなんですが、2階(展示フロア)のロビーに、 記念撮影コーナーが設けられ、巨大な水仙盆のパネルがありました。     同じロビーには、近年つくられた水仙盆も飾られています。 陶芸家・島田幸一の青磁水仙盆です。       島田はサラリーマンとして働いていた頃に台湾の故宮博物院で見た器に感銘を受け、 その再現を目指し、40歳を超えてから陶芸家になりました。 彼は静岡県島田市の地でその再現に半生をかけ、 900年の時を超えて、失われた美と技法を完璧に現代に蘇えらせたのです。 残念ながら昨年(?)お亡くなりになりましたが、 その情熱と研究の成果は、こうして後世まで末永く残ることになります。 ロビーにはもうひとつ、展示がありました。     おそらく水仙の部分までやきもので作られているのだと思います。 説明はなかったように記憶しているので、詳細はわかりませんが・・・ ただ、すぐそばの壁には、こんなパネルが貼ってありました。     実は北宋時代の青磁水仙盆の裏にも、上のような漢詩が彫ってあります。 その素晴らしさに感嘆して、思わず詠んでしまったのでしょう。 人は究極の美に触れた時、詩人になるのかもしれません。   特別展以外の展示もなかなか見応えがありました。 特に国宝「油滴天目 茶碗」は必見! 油のような斑紋の美しさは、やはり本物を観ないとわからないと思います。 ■特別展「台北 國立故宮博物院―北宋汝窯青磁水仙盆」■開催概要 会場/大阪市立東洋陶磁美術館 展示室J 会期/2016年12月10日(土)~2017年3月26日(日) 時間/9:30〜17:00(入館は16:30まで) 休館日/月曜日、3/21(火) 観覧料/一般1,200円、高校生・大学生700円     中学生以下・大阪市内在住の65歳以上は無料 TEL/06-6223-0055 URL/http://www.moco.or.jp/exhibition/current/?e=366

      6
      テーマ:
  • 03 Mar
    • 4月、銀座6丁目に大きなかぼちゃが登場!

      六本木にある国立新美術館で開催中の展覧会、「草間彌生 わが永遠の魂」。 私が編集に携わっている雑誌「美術屋・百兵衛」最新号でも紹介しました。     「美術屋・百兵衛」ではこれまで何度か草間彌生を取り上げてきました。 例えば、2011年7月に発行したNo.18では、彼女のふるさと長野を特集。 表紙にも、もちろん草間作品を使いました。   草間作品がたくさんある松本市美術館も取り上げています。     ちなみにこの館の中に設置されたジュースの自動販売機は、 驚くことなかれ、草間カラーの水玉があしらわれていました。     六本木の草間展は、去年の若冲展ほどではないものの、混雑しているようです。 そこで狙い目は、金曜日の夜。 通常は10:00〜18:00の開館時間が、金曜日は20:00まで延長されるのです。 知らない人も多いようで、この日に限っては以外と空いていることも。 東京で働いておられる方は、仕事帰りに寄ることもできそうですね。   さて、かつて銀座松坂屋のあった銀座六丁目の土地に、 この4月、新しい商業施設がオープンします。 その施設の名前は「GINZA SIX(ギンザシックス)」。 延床面積は、銀座最大級となる約14万8,700平方メートル。 「Life At Its Best〜最高に満たされた暮らし〜」をコンセプトに、 飲食からビューティ、ファッションまで全241テナントを集積。 そのうち半数以上の122店舗が旗艦店、11店舗が日本初出店、 4店舗が世界最大級、65店舗が新業態となるという話です。 さて、このGINZA SIXでは、現代アートとのコラボレーションも展開されます。   草間彌生『南瓜』イメージビジュアル ©YAYOI KUSAMA   施設中央の吹き抜け空間には、オープニングを飾る森美術館の監修のもと、 草間彌生の新作インスタレーションを期間限定で展示。 (2017年4月20日[木] ~ 2018年2月25日[日]) 彼女らしい大きなかぼちゃが登場するようです。   草間彌生『南瓜』イメージビジュアル ©YAYOI KUSAMA   また、エレベーターホール等のパブリックスペースには、 注目のアーティスト、大巻伸嗣、船井美佐、堂本右美の作品が常設展示されます。   その他にも館内2カ所にある、高さ約12mの壁面(リビングウォール)には、 チームラボと、植物学者でもあるパトリック・ブランが手掛ける作品を展示。   チームラボ『Universe of Water Particles on the Living Wall』イメージビジュアル   さらに上顧客のためのラウンジ「LOUNGE  SIX (ラウンジシックス)」内には、 世界的な現代美術家・杉本博司の作品が展示されるそうです。 私がここで杉本作品を目にすることはなさそうですが、 せめて来年の2月までには、草間作品を観に行きたいと思います。 さて、このGINZA SIXがあるのは銀座六丁目。 同じ銀座六丁目には、私が務めている会社が運営する REIJINSHA GALLERYという画廊もあります。     地下1階にあるので、なかなか場所がわかりにくいかもしれませんが、 画廊スペースは銀座にしては広い方で、 関係者の私が言うのもなんですが、真っ白な空間が美しく 展示された作品がよく映える良い空間だと思います。     4月20日にGINZA SIXがオープンすれば、さらに盛り上がりそうな銀座。 ぜひREIJINSHA GALLERYにもお立ち寄りください。 ■GINZA SIX■ 開業日/2017年4月20日(木) 住所/東京都中央区銀座六丁目10-1 時間/物販・サービス10:30~20:30    飲食11:00~23:30(店舗により異なる) ■REIJINSHA GALLERY■ 住所/東京都中央区銀座6-7-2 みつわビルB1 交通/東京メトロ銀座線「銀座」駅 B3 出口より徒歩1分(宝石店ミワのB1) 開廊時間/12:00〜19:00 休廊日 /日・月・祝日 TEL /03-6215-6022 FAX/03-6215-6029

      5
      テーマ:
  • 02 Mar
    • 1300年の歴史を持つ温泉街、武雄のアートイベント

      武雄市は、佐賀県の西部に位置する市。 町の中心には開湯以来1300年経つ武雄温泉があります。 温泉のシンボルは、辰野金吾が設計した楼門。     辰野は東京駅や日本銀行本店の建築家として有名な人です。 私は、小学3年生から中学1年の多感な時期に、この町に住んでいました。 楼門は通学路からすぐの所にあり、 いつも横目でこの建物を見ながら登下校していました。 その武雄市、数年前に市立図書館の運営をTSUTAYAに委託したことが話題に。 当時の市長が辞任してここしばらくは、その手の話をあまり聞きませんでしたが、 市街地エリアを中心に新たな賑わいを創出する地域創生プロジェクト、 『TAKEO MABOROSHI TERMINAL』を昨年7月に立ち上げていたようです。   そして、この3月11日から20日までの10日間、 入場無料のアートイベントが開催されることになりました。 『TAKEO MABOROSHI TERMINAL』のクリエイター滞在プログラム「MABOROSHI STAY」を利用した作家の作品を、 武雄温泉通りの既存施設や空き店舗を会場にして発表するのです。 題して『MABOROSHI EXPERIMENT―マボロシ実験場―』。 参加作家は、石版画家のそだきよし、写真家の山口雄太郎、 現在美術作家の菅隆紀、太湯雅晴、画家の福嶋さくら、進佳那子、 漁師でライターの畠山千春、劇作家の石神夏希、 イラストレーターのたかくらかずき、編集者の武田俊ら。   (進佳那子作品)   (そだきよし作品)   (山口雄太郎作品)   武雄に住んでいた頃は、アートに興味もなく、 この町にどんな美術資源があるかどうか考えたこともありませんでした。 (この楼門の背後にある桜山にはよく登ったものですが) 今回の『MABOROSHI EXPERIMENT―マボロシ実験場―』に行けるかは、 仕事などのスケジュールの都合上、難しいかもしれません。 ただ、プロジェクト自体はまだまだ続くものと思うので、 都合が合えば、ぜひ参加してみたいと思います。   ■MABOROSHI EXPERIMENT ーマボロシ実験場ー■開催概要 開催日:2017年3月11日(土)~3月20日(月) 入場料:無料 開催場所:武雄温泉通り周辺、中央公園(武雄市役所前)、武雄市図書館他 交通:JR佐世保線「武雄温泉」駅より徒歩約5〜10分

      8
      テーマ:
  • 01 Mar
    • 暖かくなったら見に行きたいジブリ的風景

        この写真を見て、何かに似てると思いませんでしたか? そう、スタジオジブリの映画に出てくる風景みたいでしょう。 屋根と一体化した鮮やかな緑の草が、とても魅力的です。 実はこれ、ふくみ天平などの商品で知られる和菓子屋さん、たねやの施設なのです。 たねやグループには他に、バームクーヘンで有名なクラブハリエなどもあります。 滋賀県近江八幡市に拠点を置くこのたねやグループが、 緑豊かな里山に、2015年オープンしたのがラ コリーナ近江八幡。 上の写真はメインショップと呼ばれるこの施設の中心的な建物で、 その中には、和菓子の「メインショップ たねや」があったり、     焼きたてのバームクーヘンが購入できる「メインショップ クラブハリエ」     などのショップが入っているようです。 広大な敷地には、この他にもカステラショップという建物や、 (もちろん中ではカステラが売られています)     上記2つの建物とはまた違った雰囲気のコンテナショップなどが立っています。     どれも可愛い建物で、ジブリ映画やおとぎ話の世界のようです。 さて、この施設を手掛けたのは、建築家の藤森照信です。   建築家本人の自宅でもあるタンポポハウスが有名ですね。   この家もラ コリーナ近江八幡と同じく、屋根に植物が植えられており、 季節になると、文字通りタンポポの花が咲くようです。 アート関係で言えば、藤森作品には秋野不矩美術館(浜松市)も彼の設計。     最近では、両国にある江戸東京博物館の館長にも就任しています。 さて、近江八幡の話に戻りましょう。 ラ コリーナ近江八幡は単にお菓子屋さんのフラッグシップショップではありません。 公式サイトにあるように、ここは自然を愛し、自然に学び、人々が集う繋がりの場。 八幡山から連なる丘に、緑深い森を夢み、自ら木を植え、ホタル舞う小川を作り、 生き物たちが元気に生きづく田畑を耕しているのです。 このような環境の中に、和・洋菓子のメインショップをはじめ、たねや農藝、 本社、飲食店、マルシェ、専門ショップ、パンショップなどを手がけていく…… そんな壮大な構想があり、現在それが着々と進行中なのです。 すでに銅瓦葺きの本社社屋は完成しています。     これもやっぱりジブリの世界観を彷彿とさせますね。 近江八幡にはヴォーリズ建築やアール・ブリュットの専門美術館「N0-MA」など、 個人的に興味を惹かれるものが多いのですが、 ラ コリーナの存在は気付いてなかったか、忘れていました。 もうしばらくして穏やかな気候の旅行シーズンになれば、 一度おとぎ話のようなこの世界を訪れてみたいと思っています。   ■ラ コリーナ近江八幡■情報 住所:滋賀県近江八幡市北之庄町615-1 交通:JR「近江八幡」駅から近江鉄道バス乗換    「北之庄 ラ コリーナ前」下車、徒歩3分 電話番号:0748-33-6666 取扱商品:和菓子・洋菓子 定休日:年中無休(1月1日を除く) 営業時間:メインショップ/9:00~18:00      カフェ/9:00~18:00 (ラストオーダー17:00)      カステラショップ/9:00~18:00      カフェ/9:00~18:00(ラストオーダー17:00)      食事/11:00~売れ切れ次第終了      コンテナショップ/平日10:00~17:00、土日祝9:00~17:00 ここでラ コリーナ近江八幡の設計を手掛けた藤森照信情報をお伝えします。 3月11日から水戸芸術館で「藤森照信展―自然を生かした建築と路上観察」を開催。 建築と自然との関係を取り戻すべく藤森が取り組んできた 「自然素材をどう現代建築に生かすか」 「植物をどう建築に取り込むか」というテーマから 代表的な建築をスケッチや模型、写真で紹介するとともに、 これまで手掛けた建築の屋根・壁・左官等の素材見本、家具などを展示し、 建築家・藤森照信の仕事を紹介する展覧会です。 ■藤森照信展―自然を生かした建築と路上観察■開催概要 会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー 会期:2017年3月11日(土)~ 5月14日(日) 時間:9:30~18:00(入場時間は17:30まで) 休館日:月曜日 ※ただし3月20日(月・祝)開館、翌3月21日(火)休館 入場料:一般800円、中学生以下・65歳以上は無料

      6
      テーマ:
  • 28 Feb
    • 今度は先走りすぎて盛りには早すぎた

      いつも展覧会を観に行くのが会期終了ギリギリになるということを、 昨日のブログに書きました。 その反省と言うわけではないのですが、 先日、季節を先取りして梅を観に行きました。 結論から言うと、少し早過ぎたのかもしれません。     普通咲きの梅は、まだつぼみの状態のものが多く、 開花しているのは少ないように感じました。 私が行ったのは、京都市右京区にある梅宮大社。       まさに“梅の名所”を連想させる神社名です。 実際に梅宮大社にある梅の木は約450本と、京都市内では二番目に多いそうです。 (一位は北野天満宮の約1500本)     桜の場合はソメイヨシノ一種類だけを植えている所が多いのでしょうが、 梅は早咲き、普通咲き、遅咲きと、様々な種類の木が植えられているみたい。 そのため、450本の梅があると言っても、 それが一度に全部咲くわけではないのでしょう。 梅宮大社でも早咲きの梅は盛りを過ぎ、もはや花が枯れかけているものもあり、 遅咲きの梅はまだつぼみも付いていないようでした。 花が少なかったせいか、それほど多くのお客さんはいなかったようです。 特に有料エリアの神苑(庭園)には、拝観者の半分ぐらいしか入っていません。 当然、満開の桜のような派手さはなかったのですが、 静かな気品というか、遠慮がちの美しさを感じることはできました。       一本の同じ枝に、白とピンク、二色の花が咲いている梅もありました。     梅の花の背景に池や純和風の家屋が見えるのも、風情があっていいですね。     実際に、見頃を迎えるのは、来週末か再来週末あたりでしょうか? 今週末の3月5日(日)には「梅産祭(うめうめまつり)」と呼ばれる 祭事も開催され、にぎやかになりそうです。 ただしこのお祭りは観梅系のイベントではなく、 子宝祈願、安産祈願のお祭りという話もあります。   さて、この若宮大社の最寄り駅は阪急嵐山線の「松尾大社」駅。 同姓のよしみというわけではありませんが、 私も松尾大社の方には、過去2回ほど行ったことがあります。 しかし、梅宮大社は今回が初めてでした。     松尾大社もそうですが、梅宮大社も“お酒の神様”として有名です。 四柱お祀りされている御祭神のうちの一柱が酒解神。 つまり、酒造の守護神とされる大山祇神(おおやまづみのかみ)なのです。 そのため、関西の酒蔵がそ各々の酒樽を奉納していました。     境内で目を引いたのは、大きな絵馬。     酉年だからだと鶏の絵というのは当然ですが、 古風な鶏ではなく、ポップな鶏の姿というのが意外でした。 苔むした狛犬は、標準的な“浪花狛犬”タイプでしょうか? さて、この梅宮大社、最近は別の要素で注目されています。 それは、境内で15匹ほどの猫が飼われているということ。       特に社務所付近ではよく見かけられるようで、 いかにも猫が好みそうなクッションなどが置かれていました。 おみくじやお守りと一緒に、オリジナルの猫の絵はがきも売られています。 知る人ぞ知る、猫好きの聖地ですね。 元々は住職さんが飼い始めた一疋だけだったのですが、 野良猫や捨て猫も飼うようになり、今のように増えたそうです。 私が行った時に出会えたのは、この白い猫と     もう一匹、同じような体格の白猫だけでした。 もしかしたら、兄弟かな? この神社の近くで、うまくて安い鰻を食べられるお店を見つけたので、 またいつか訪れて、もっと多くの猫と会いたいと思います。   ■梅宮大社■ 住所:京都市右京区梅津フケノ川町30 交通:阪急嵐山線「松尾大社」下車、徒歩約15分 料金:無料(ただし神苑は大人550円) 電話:075-861-2730 HP:http://www.umenomiya.or.jp/  

      2
      テーマ:
  • 27 Feb
    • またもや会期終了直前の滑り込み

      先週末の土曜日、兵庫県立美術館へ行ってきました。 昼過ぎに家を出て、美術館に着いたのはもう3時半を回っていましたが、 この館は金曜日と土曜日だけは午後8時まで開館しているので、 それほど慌てて鑑賞する必要もないのです。 青空をバックに撮った美術館は、少し逆光気味で正面が少し暗くなっていました。     なんだかいつもと様子が違います。 よーく見ると、建物の左上、屋根の上にいるはずの〝美かえる〟がいません。     〝美かえる〟とは、オランダ人アーティストのフロレンティン・ホフマンが作った カラフルなカエル型の巨大なアート作品(幅約10m、高さ約8m)。 中に空気を入れて膨らませるバルーンアート的なものなので、 天気が悪かったり、風が悪かったりすると姿を見せない時もあります。 ただ、この日は好天で、風邪もそれほど強くありませんでした。 海岸に建つ館だけに、もしかするとカモメにでも突かれて破裂したとか・・・ この日観に行ったのは、「アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国」という アール・ブリュットの特別展です。     美術館の入口から、早くもヴェルフリ一色。 館のあちこちに、看板やらサインやらが設置されていました。       ヴェルフリ展の入口は、こんな感じでした。     いかにも安藤建築らしいコンクリート打ちっぱなしの壁と、 あやしげなヴェルフリ展の垂れ幕が不思議とマッチしてた感じです。 実は、この展覧会の会期は2月26日(日)まで。 つまり私が観に行ったのは、最終日の1日前とギリギリでした。 これまでも終了直前に観に行くことが多いのですが、 終わり近くになると来場者も多くて混雑しがちなんです。 いつも早めに行こうと思いながら、結局は遅くなって・・・ 次からはこの癖を改めたいと思います。 先週紹介した「しりあがり寿展」とは違って、ヴェルフリ展は撮影不可。 そのため、展覧会の中身についての説明はあまりできません。 仕方ないので、当日購入した図録を少しだけお見せしましょう。 図録の発行元は国書刊行会でした。 個人的にはあまり美術のイメージはありません。 むしろ西洋の奇書や稀覯本を出す出版社という印象を持っていました。       図録にしては作品写真は少なめで、テキストが多いかな、とも思います。 ヴェルフリという画家は、その人物像や制作背景などを知っておいた方が、 作品をより理解しやすいという考え方があるからかもしれません。 ここで詳しくは説明しませんが、 彼はアール・ブリュットの「王」と呼ばれるアーティスト。 作品自体の鑑賞だけでなく、周辺情報を求める人も多いのでしょう。 個人的には作品だけを観ても、非常に面白い、興味深いアーティストだと思います。 特に初期作品の、とことんまで描き込むよう執念深さは見事です。 色彩的には中期が最も派手で、華やかでもあるのですが、 色をあまり使わない初期の作品群が、個人的には気に入っています。 展覧会場ではよく作品リストが配布されますが、 この展覧会では「ヴェルフリの形態語彙」というシートも用意されていました。 ヴェルフリが作品中にたびたび描く様々な紋様?のパターンを開設するものです。 ちなみに顔を思わせるパターンは、ほぼ全てが自画像。 他人のことには興味がなく、自分が大好きだったのかもしれません。 兵庫では終わってしまった「アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国」展。 しかし、この後、全国を巡回する予定です。 ■名古屋市美術館■ 2017年3月7日〜4月16日 ■東京ステーションギャラリー■ 2017年4月29日〜6月18日 東京や名古屋周辺にお住まいの方は、 20世紀の多くの芸術家に影響を与えたこの奇妙な画家の作品を ぜひご覧になってください。 さて、兵庫県立美術館で観たのは、ヴェルフリ展だけではありません。 他館で〝常設展〟と呼ぶことの多い〝県美プレミアム〟という展示も鑑賞しました。 こちらも撮影不可だったため、お見せできる写真はほとんどありませんが、 「特集 彫刻大集合」というコーナーでは、 舟越保武と舟越桂という彫刻家父子の作品を併せてみることができました。 父・保武の代表作とされる「ダミアン神父」は私にとっては初見。 写真では見たことがありますが、実物を見てその素晴らしさを再認識しました。 同じく〝県美プレミアム〟には、写真の特集もありました。 兵庫県芦屋市で戦前から戦後にかけて長く活躍した ハナヤ勘兵衛(本名:桑田和雄)という人をクローズアップした展示です。     初期の実験的なフォトモンタージュから、中期のドキュメンタリー写真、 そして晩年の風景写真、静物写真まで、 様々なジャンルの作品を数多く残した勘兵衛。     不勉強なゆえ、初めて耳にした名前ではありましたが、 インパクトのある作品が多く、二度とその名を忘れないでしょう。 なお、この〝県美プレミアム〟は来月19日(日)まで開催中。 これまで紹介してきた作品の他にも、 小磯良平「斉唱」など兵庫県立美術館が誇る名作の数々に出会えます。 神戸という場所柄か、この館では外国人来場者の誘致にも力を入れているようで、 館内には日本語以外に、中国語と英語のパンフレットが用意されていました。     ただ、私が現地で出会った外国人は2組ほど。 せっかく素晴らしい展覧会を実施しているのだから、 もっと多くの人たち(日本人、外国人ともに)に観て欲しいものです。

      2
      テーマ:
  • 24 Feb
    • もっと増えてほしいナイト・ミュージアム

      少し前に「ナイト ミュージアム」という映画がありました。 閉館後の自然史博物館で、展示物である動物の標本や剥製などが、 夜な夜な暴れ出して館を混乱に陥れるという内容だったと思います。 今日紹介するナイト・ミュージアムは、映画の話ではなく、 館長や学芸員が、閉館後のミュージアムを舞台に、 週末の夜のミュージアムを案内する予約者限定のスペシャルプログラムのことです。 日本初開催となる2019年の国際博物館会議(ICOM)京都大会開催を記念して、 現在「ナイト・ミュージアムトーク・京都」が実施されています。 2月17日(金)細見美術館「館長の開設でめぐる鈴木其一展」や 2月18日(土)龍谷ミュージアム「展示回想 九条武子」など、 すでにいくつかのプログラムは終わっています。 細見美術館のイベントは行ってみたかったのですが、 「ナイト」と付くもののミュージアムトークの開催時間は18:30から。 大阪から京都までの移動時間を考えると、やはり参加できなかったでしょう。 1週間後の今日だったら、プレミアムフライデーが始まっていたのに、残念! (とは言っても、今日もまだ会社にいるぐらいですから・・・) 今後予定されているのは、 2月25日(土)京都市青少年科学センター「プラネタリウム特別放映」 3月3日(金)茶道資料館「描かれた茶の湯展ギャラリートーク」 3月4日(土)京都国際マンガミュージアム「正しいマンガの見方・読み方」教えます 3月10日(金)漢検 漢字博物館・図書館「漢字と楽しむないとツアー」 3月11日(土)京のじゅばん&町家の美術館「長じゅばんお歴史と・・・」 個人的に興味があるのは、4日(土)18:30から予定されている 「正しいマンガの見方・読み方」教えます。 会場となる京都国際マンガミュージアムは、     2008年発行の雑誌「美術屋・百兵衛」No.3(京都特集)で取り上げており、 私も現地に取材に行って、館長の養老孟司さんからお話を伺いました。     今回のミュージアム・トークは予約制になっていますが、 満員になっていないようなら、行ってみたいという気持ちもあります。 さっそく明日にでも問い合わせてみようかな。   ほんの昨日のことのような気がしますが、実際に取材に訪れたのはもう9年も前。 当時は開館から1年足らずとまだ新しかった建物は、 今も当時のままなのでしょうか?   最近行ったことがなかったので、わかりませんが、 久々に訪れて確かめてみたいですね。   以下も9年前の写真ですが、館の雰囲気が伝わるかと思って貼ってみます。 (入口部分。かつて小学校の校門だったものです)   (吹き抜けの開放感あるロビー)   (本棚にはおびただしい数のマンガの単行本が並ぶ)   (貸本漫画でしょうか、古い貴重な本もあります)   (懐かしい資料が展示された企画展)   (時にはフィギュアなど今の時代の展示もあります)   (古い小学校を改装した館だけに、建築的な魅力も随所に)   「ナイト・ミュージアムトーク・京都」は素晴らしい試みですが、 閉館時間が延びるのではなく、閉館後に選ばれた人がイベントに参加できるもの。 最近は、金曜日や土曜日に通常よりも閉館時間を遅くする館もありますが、 できればもっともっとそんな美術館・博物館が増えてほしいと思います。 そうすれば、今よりもっと美術などの文化に触れることができると思いますし、 プレミアムフライデーも充実したものになるのではないでしょうか? 展示物が暴れ出すナイト ミュージアムではなく、 夜間開館されるナイト・ミュージアムは大歓迎です。  

      8
      テーマ:
  • 23 Feb
    • 灘五郷の蔵開きへ行ってしまった下戸

      先週末に伊丹市立美術館へ行って来たことは、 一昨日と昨日のブログで書きましたが、 実は同じ日に西宮市で開催中の「蔵開き」にも行ってました。 「灘の生一本」で知られる日本酒の生産地として知られる「灘五郷」。 現在の兵庫県神戸市東灘区・灘区と兵庫県西宮市に灘五郷はあります。 そしてこの地域のもっとも東にある西宮では、ここ数年、 複数の酒造メーカーが集まって「西宮蔵開き」というイベントを実施しています。     蔵開きとは、「年の初めに、吉日を選んでその年初めて蔵を開くこと」です。 ただし、近年は「普段は入ることのできない酒蔵を一般開放すること」を指す方が、 多いのではないでしょうか? 普段は観られない酒造りの様子が見学できたり、 この時期だけ限定発売されるお酒を手に入れられるチャンスでもあります。 今回は、昨年も行った西宮市の「白鹿(辰馬本家酒造)」を訪れました。 ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、実は、私は下戸。 全く呑めない訳ではありませんが、少し呑んだだけで顔色が変わり、 ビールならロング缶1本、ウィスキーなら水割り3杯で気持ち悪くなります。 そのくせ、2年(3年だったかな?)続けて蔵開きへ行ったんです。   通勤でいつも利用する阪急電車で最寄り駅まで行けるのですが、 それほど遠くはないにもかかわらず、二度も乗り換える必要があります。 しかも阪急の駅から白鹿までは徒歩で約20分。 限定70本発売の「白鹿 山田錦 大吟醸 袋しぼり」を手に入れようと、   (白鹿 山田錦 大吟醸 袋しぼり 300ml 2,000円)   開場時間の10時に間に合うように出かけたんですが、 結局会場に着いたのは、予定を10分ほど過ぎた頃でした。 しかも、時間前に行列ができたので、オープンを早めたという話。 実際、すでに大勢の人であふれかえっていました。 (ただし、この写真は昨年のものです)   限定70本は無理かな、と思いつつも、販売コーナーの行列に加わりました。   (こちらも去年の販売コーナーの写真になります)   買えるか買えないか微妙・・・でしたが、結果的に購入することができました。 お目当ての「白鹿 山田錦 大吟醸 袋しぼり」1本と、もう1本別のお酒。   (白鹿 蔵開き しぼりたて無濾過生原酒 300ml 500円)   まあ、いつ呑むとかの予定はないんですが(笑)。 300mlの瓶が2本もあれば、半年か1年は保ちそうな気がします。 しばらくは眺めるだけにしておこうと思います。 会場には飲食ゾーンもあり、様々な日本酒や 日本酒によく合う食べ物、日本酒を使って作られた食べ物が売ってあります。 まだ午前中で、しかも下戸の私ですが、雰囲気に釣られて少しだけ呑んでみました。 ただし、呑んだのは甘酒1杯(ほとんどアルコール分なし?)と、 一合もないぐらいの量(たぶん五勺)の熱燗。 けっこうお酒が呑める人と一緒に行っていたのですが、 下戸に付き合ってもらったせいで、その人は物足りなかったのではないでしょうか。 今さらながらに、ちょっと申し訳ない気がします。 私と同じように楽しんでいただけてたらいいのですが・・・   ちなみにお酒のアテは、同行者が買った鯖寿司と 酒粕の入ったおでんを分けてもらいました。 デザートの酒饅頭は、私のものを2つに割って仲良く食べましたが。 さて、今回の会場である白鹿工場の敷地内には、 宜春苑(ぎしゅんえん)という古い建物があります。     門に吊り下げられた杉玉がいかにも酒蔵を思わせますが、 かつてこの建物は本社オフィスとして使われていたようです。 今は酒造りの道具などが展示されており、   こういったイベントの時だけは一般公開しているのでしょう。 「黒松白鹿」の酒樽が積まれている様子も、いかにもという感じでした。     敷地の一角で、こんな看板も見つけました。     「快適職場推進認定事業所」と書いてあります。 どんな事業所を指すのか、具体的にはわかりませんが、 電通事件など労働環境の問題がよく話題に上っているだけに、 働きやすい職場を作ろうという動きは良いことだと思います。 2時間足らずで蔵開きの会場を後にしましたが、 このあたりは白鹿をはじめとする酒蔵の関連施設がたくさんある場所。 駅への帰り道で、白鹿クラシックスという名の店舗を見つけました。 ここは白鹿直営のショップ&レストラン。 お酒と、基礎化粧品などお酒関連商品が売ってあります。 蔵開き会場の販売コーナーと似た品揃えですが、 どこでも手に入る「黒松白鹿」のお酒だけでなく、     白鹿クラシックス限定のお洒落な瓶に入ったお酒なども売ってました。     奈良漬などの食品類も充実していたようです。   さて、下戸の私にとってもなかなか面白かったこの「西宮蔵開き」。 今週、来週とまだ開催を控えている酒蔵があるようです。   ・日本盛 2月25日(土)   ・白鷹 2月26日(日)   ・大関 3月4日(土)   このあたりにはお酒に関するミュージアムが多く、 近くには西宮市大谷記念美術館もあるので、 そちらと併せて行かれてみてはいかがでしょうか?     私ですか? さすがに下戸ですから、毎週は行きません。多分・・・  

      7
      テーマ:
  • 22 Feb
    • マンガ家か、はたまた現代美術家か?(その2)

      昨日に続き「しりあがり寿の現代美術 回・転・展」(伊丹市立美術館)の話題です。     最近たまにある撮影可能な展覧会でしたので、 今日も現地で撮影した画像を割と多めにアップします。   さて、昨日紹介した【第1章】の展示会場を出て、 巨大な海老フライを観た後に向かったのが、 【第2章】回転作品の展示スペースでした。     壁紙にプリントされた「ぐる」の言葉とグルグルした線が、 いかにも「回転」を連想させます。 この展示会場に入ってすぐの場所にあったのが「回転宣言」です。     この宣言の中で「ヤカンは回転することで芸術になる」と主張するしりあがり寿。 その是非はともかく、その力強い宣言内容はマリネッティの「未来派宣言」や ブルトンの「シュルレアリスム宣言」を連想させます。 私も、一瞬ですが、「本当に回転派時代が来るかも」と騙されかけました(笑)。 この「回転宣言」の向かいの壁に映し出されていたのが、 「回転道場」と題された約20分間の映像作品(2016年制作)。     主役である老師にはしりあがり寿が扮しているのですが、 その他の出演者は緒川たまき(有名な女優さん)だったり、 映画監督の深田晃司(2016年カンヌ国際映画祭ある視点部門審査員賞)などと、 錚々たる顔ぶれだということが意外でした。 最近の映像作品はやたらと長いものが多いのですが、 この作品は20分と飽きずに見続けられるのが良かったです。 ただ、途中から映像自体がぐるぐる回り出すという難点も。 アイデアは面白いのですが、乗り物酔いのように気持ち悪くなってしまいました。 その奥の展示室に入ると、本当にいろんな物体が回転していました。 例えば、入口の「回転宣言」でも言及されていたヤカン。     ヤカンは回ったり止まったりしており、 回転している時だけディスプレイに「芸術」と表示されていました。 他にも、私にとっては懐かしい、しりあがり少年が集めたのであろう様々なものや   古代人とおぼしき人形がかぶっている縄文式土器が回っていたり、     円形の池のようなものに浮かぶ前方後円墳の模型もぐるぐる、ぐるぐる。     2014年に彫刻の森美術館で観たしりあがり作品、 「回転体は行進するダルマの夢を診る」を彷彿とさせる展示もありました。     ダルマがバラバラにあちこちを向いているのは、 回転するタイミングや回転速度がそれぞれ異なるからです。 写真は撮っていませんが、美術館スタッフ(監視員)の椅子もぐるぐると。 ただし、そこにスタッフは座ってません。 実際の監視員は少し離れた場所で立っていたようです。   昨日のブログにも書きましたが、この美術館のレイアウトのせいか、 【第2部】の展示は2箇所(3箇所とも言える)に分かれていました。 すでに観た【第1部】と【第2部】前半の展示は建物の2階で行われ、 後の【第2部】後半は建物の地下へと続きます。 その途中のロビーに展示されていたのが、関西スーパーの買い物かご。     かごの下に台座みたいなものが見えているのでお分かりでしょうが、 もちろんこれも回転していました。 この館の最寄り駅である阪急伊丹駅に隣接するビルに入っている関西スーパー。 サイトスペシフィックな雰囲気を出すため?に、 作家自身か、あるいは美術館の学芸員が借りて来たのかもしれません。 地下の【第2部】後半では、コンサートチケットや領収書、 何らかのデータが入ったCD-R、靴下などの小物たちがたくさん ぐるぐる、ぐるぐると回転していました。 どうやら約600点もあったそうです。 この展示のタイトルは「回る白昼夢」。 おそらくしりあがり寿の生活に密接な関係を持つ品物だったんでしょう。 (ただし、本人にとってはもはや必要なくなったものとも考えられます) そういえば、ここでは写真を撮ってなかったことに今気付いたところです。 大変失礼いたしました。 最後の展示も残念ながら写真はありません。 ただし撮らなかったのではなく、撮れなかったのですが。 真っ暗なスペースに展示されていたのは「ピリオド」と題した作品。 素材はわかりませんが、厚みのある大きな黒い円が、ゆっくり回っていました。 あまりにゆっくりとして、音もほとんどなかったので、 それが回転していると分かるまでずいぶん時間がかかったほどです。 (図録を読むと、あの黒い碁石のような物体は直径2mもあるそうです) 「ピリオド」という題名、展覧会場の最後に展示してあったことから、 何らかの「終わり」を暗示しているのかもしれません。 ただし、それはゆっくりとはいえ回り続けています。 本当の意味での「終わり」はないという考え方も成り立ちそうです。 これでこの展覧会の紹介は「終わり」です。 ただ、もうひとつ、公式図録(兼 書籍)のことも書きましょう。   最近は図録を買うことがあまりなかったのですが、 今回はどういう風の吹き回しか、久々に購入してみました。 図録とはいえ、ISBNコードも取得してある、れっきとした書籍。 つまり書店で手に入れることも可能という訳です。 最近は、複数の館を巡回する展覧会で、この手の図録がよく発行されています。 発行元である求龍社の公式サイトにも載っていますし、 amazonで購入することもできるようです。 ちなみに図録のタイトルは展覧会名とは微妙に違っており、 「しりあがり寿の現代美術 回・転・界」となっていました。   図録の中身は、一般的な図録と同じような作品図版のページもありますが、     描き下ろしマンガも34ページ掲載されており、 美術ファンだけでなく、マンガファンでも楽しめるのではないでしょうか?     ちなみに上のサルがたくさん出てくる作品は、 映画「2001年宇宙の旅」の冒頭のシーンのパロディのようです。 映画で屹立していたモノリスの代わりに描かれているのは・・・ 興味のある方は、ぜひこの図録を購入してください。 昔の学習雑誌(「中2コース」など)のオカルト記事を思い起こさせるような、 派手でキッチュなページもありました。 学習雑誌ではなく、少年漫画誌だったかもしれません。 今はたぶんないと思いますが、昔の「少年サンデー」や「少年マガジン」には、 この手の怪しげな記事が結構載っていたのです。 考えてみれば、しりあがり寿は1958年生まれで、私の5歳年上。 この歳になってしまえば、同世代とひと括りにしてもいいでしょう。 つまり、彼が懐かしいと思うものは、私にとっても懐かしい存在。 だからでしょうか、展覧会も、図録も、とても興味深く観ることができました。 そういう意味でこの展覧会は、40代後半から60代前半の男性に 特にお薦めできると言えるかもしれません。 会期は残り10日少しとなりましたが、 街頭する方は、ぜひ会場に足を運んでみてください。   ■しりあがり寿の現代美術 回・転・展■開催概要 会 期/2017年1月14日(土)-3月5日(日) 休 日/月曜日 時 間/10:00-18:00(入館は17:30 まで) 会 場/伊丹市立美術館 交 通/阪急「伊丹」駅下車、北出口または東出口より徒歩北東へ約9分 入館料/一般800円、大高生450円、中小生150円

      4
      テーマ:
  • 21 Feb
    • マンガ家か、はたまた現代美術家か?(その1)

      先日このブログで「アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国」を紹介しましたが、 2月26日で会期終了となるこの展覧会(兵庫県立美術館)には行かず、 3月5日まで開催される「しりあがり寿の現代美術 回・転・展」を観てきました。     結果的に「アドルフ・ヴェルフリ」展へ行く機会は今週末だけとなり、 今さらながらに、少し焦っています。   「しりあがり寿の現代美術 回・転・展」の会場は伊丹市立美術館(兵庫)。 去年も2〜3回訪れたことになりますが、今年は初めて足を運びました。 ちなみにこの展覧会は昨夏の練馬区立美術館(東京)を皮切りに、 刈谷市美術館(愛知)を巡回し、今回の伊丹が最後の開催になります。 この美術館で以前行われた「岡崎京子展」でもそうでしたが、 「しりあがり寿展」もほとんどの作品が撮影可能。     私も調子に乗って写真をたくさん撮ってきました。 (動画も2つほど撮影しました。動きのある展覧会でしたので) 今日のブログでそれらの写真を公開したいと思います。   さて、この展覧会は【第1章】マンガ原画、墨絵、ゆるめ〜しょん、     そして【第2章】回転作品の2部構成になっていました。   伊丹市立美術館はレイアウトの関係上、【第2章】がさらに2つのパートに分割。 巡回展の場合は、館によって構成が異なるので、見比べてみるのも面白いのです。 しりあがり寿は、一般的にはマンガ家のイメージが強いのではないでしょうか。 【第1章】で主に観られる作品は、いわばマンガ家・しりあがり寿の作品。 朝日新聞に連載されている4コマ漫画「地球防衛軍のヒトビト」の原画や、     「新 ヒゲのOL薮内笹子」のカラー原画、     映画化もされた「真夜中の弥次さん喜多さん」の口絵などが展示されていました。   デビュー作の短編集「エレキな春」のカバー原画なんて、 かなり貴重な作品だと思います。     様々なしりあがり作品に登場するハゲオヤジのキャラクター(名前不明)や、     マンガ用の原稿用紙の隅に書かれたサインもキュートです。     会場には巨大な墨絵作品もありました。     こちらはマンガ家・しりあがり寿と、現代美術家・しりあがり寿の ちょうど境界線上にある作品だと言えるかもしれません。 私も数年前のアートフェア東京で、 しりあがりさんがライブペインティングされているところを見たことがありますが、 けっこう迫力がありました。     【第1章】の最後に展示されていたのが、ゆるめーしょん。     この「ゆるめーしょん」とは、しりあがり寿が2006年より取り組む、 ロトスコープなどによるゆるいアニメーションのことを指します。 会場にいくつものモニターやタブレットが並んでる様は、 マンガ家の展覧会ではなく、まさに現代美術家の展覧会そのもの。 流れている映像はゆる〜いものですが、 上の写真だけを見ると、先端的なメディアアートの展示みたいにも思えます。 もっとも作家自身はマンガと現代美術の線引きをしようという気はなく、 自分が面白いと思うものや、いま作らなければいけないと思うものに、 その時々で取り組んでいるだけではないでしょうか。 東日本大震災をテーマにした「あの日からのマンガ」などは、 後者の代表的な作品だと言えます。 【第1章】から【第2章】へと移る途中にあったのが、 回転する巨大なエビフライ!(下にある畳は通常の畳サイズ)   実は動画も撮影しているのですが、アメブロでは紹介しにくいようです。 とはいえ、単にぐるぐると回っているだけなので、 展覧会場で観るならともかく、ここで見ても面白くないかもしれません。 実物は、そのサイズゆえか、迫力があって興味深かったのですが。 エビフライとしての出来映えも相当なものでした。 通常の何数倍もの大きさの食品サンプルと言えば、伝わり易いでしょうか。 少々長くなってしまいましたので、今日のブログはこのあたりで。 【第2章】回転作品については、また明日お伝えします。 ■しりあがり寿の現代美術 回・転・展■開催概要 会 期/2017年1月14日(土)-3月5日(日) 休 日/月曜日 時 間/10:00-18:00(入館は17:30 まで) 会 場/伊丹市立美術館 交 通/阪急「伊丹」駅下車、北出口または東出口より徒歩北東へ約9分 入館料/一般800円、大高生450円、中小生150円

      5
      1
      テーマ:
  • 17 Feb
    • アール・ブリュットの「王」が描いた夢物語

      「アール・ブリュット」という言葉をご存じでしょうか? 正規の美術教育を受けていない人による、 何ものにもとらわれない芸術表現、特に美術作品を指します。 1950年代に盛んになった前衛美術運動アンフォルメルの画家として知られる、 フランス人ジャン・デュビュッフェが提唱したもので、 フランス語で「生(き)の芸術」を意味しています。 英語圏では「アウトサイダー・アート」と呼ばれることも多いようです。 日本では、ちょっと古いところでは山下清が有名ですね。 NHK Eテレの番組「バリバラ」で取り上げられたこともあって、 広く知られるようになりました。 欧米でも、日本のアール・ブリュット作品は高い人気を誇ります。 そんなア―ル・ブリュットの先駆者的存在として有名なのがアドルフ・ヴェルフリ。 (《ニュー=ヨークのホテル・ウィンザー》 1905年)1864年、スイスの首都ベルン近郊の貧しい家庭に生まれたヴェルフリは、 1895年にヴァルダウ精神科病院に収容され、そこで66年の生涯を終えました。 しかし、彼はそこで『揺りかごから墓場まで』『地理と代数の書』『葬送行進曲』 などといった数多くの物語をつむぎだしたのです。 そうしたヴェルフリの作品は全45冊、25,000ページという膨大なボリュームで、 他に例のない驚異的な表現で描き出される奇想天外な物語は、 彼の作品に接した多くの人々を圧倒しました。 (《ネゲルハル〔黒人の響き〕》 1911年) そんな彼の展覧会「アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国」が、 現在、神戸市にある兵庫県立美術館で開催中です。 初期から晩年までの最上級のヴェルフリ作品が一堂に会するこの展覧会。 シュルレアリスムの画家たちをはじめとする多くの芸術家たちの注目を集め、 現在では偉大な芸術家の一人としても評価されるアール・ブリュットの「王」、 アドルフ・ヴェルフリの作品を“目撃”する絶好の機会です。 会期は2月26日(日)までとあと10日ほどしかありませんので、 お見逃しないようにしてください。 私も明後日、あるいは最終日あたりに観に行くつもりです。 ちなみにこの展覧会は、雑誌「美術屋・百兵衛」の最新号でも紹介しています。 先日の安藤忠雄の話題にに引き続いて兵庫県立美術館の紹介になりましたが、 この館は、展覧会以外にも見どころがたっぷりあります。 例えば、オランダの現代美術家フロレンティン・ホフマンの「美かえる」や ヤノベケンジの「サン・シスター」(愛称=なぎさ)といった巨大なオブジェが、 屋外に展示されており、無料で鑑賞することができるのです。 これらの作品は基本的には常に展示されているので、 神戸旅行を考えている方は、ぜひコースにこの館を加えてみてはいかがでしょうか? ■アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国■開催概要 会期/1月11日[水]—2月26日[日] 会場/兵庫県立美術館 住所/兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1丁目1番1号 交通/阪神「岩屋駅(兵庫県立美術館前)」から南に徒歩約8分 JR神戸線「灘駅」から南へ徒歩約10分 阪急神戸線「王子公園駅」から南西に徒歩約20分 時間/10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで) ※入場は閉館30分前まで 観覧料/一般1,400円、大学生1,000円、高校生・65歳以上700円、中学生以下無料 休館日/月曜日

      7
      テーマ:
  • 15 Feb
    • 安藤忠雄展示室、来秋オープンへ!

      世界的な建築家、安藤忠雄さん。 関西出身なだけあって、関西には彼が設計した建物が数多くあります。 私が公私ともにお世話になる機会が多い美術館にも、有名な安藤建築があり、 雑誌「美術屋・百兵衛」でも何度か取り上げました。 関西にある安藤が手掛けた美術館の中で、最も有名なものは、 神戸市にある兵庫県立美術館ではないでしょうか? (「美術屋・百兵衛」No.16:2011年1月発行 より) 1995年に発生した阪神・淡路大震災によって兵庫県、 特に神戸市の海側を中心とする地域は大きな被害を受けました。 その被害からの復興を願って整備された神戸東部新都心(HAT神戸)の シンボル的存在として2002年に完成したのが兵庫県立美術館でした。 感受性を高め、瞑想へと誘う落ち着いた雰囲気のエントランスホール。 それとは対照的に自然光がふんだんに降り注ぐ展示室を囲むガラス張りの廻廊など、 建築内部の各所がそれぞれ陰影に富んだ表情を見せます。 さらに目の前に広がる海と巨大迷路のような建物が一体となって、 様々な光の変化を演出します。 訪れる時間や季節によって様々に変化する美術館だと言えるでしょう。 さて、この美術館の一角には、安藤忠雄建築研究所から寄贈された 建築模型・資料類によってこの館と近隣の復興プロジェクトを紹介する 「安藤忠雄コーナー」が存在しています。 来秋オープンする新しい「安藤忠雄展示室」は、 既存の「コーナー」をスケールアップしたものだと考えればいいのでしょうか。 安藤さんが設計を手掛ける、延べ床面積735㎡の建物を増築するそうですが、 増築費用はすべて安藤さん側が負担するというのですから太っ腹です。 これまも展示されていた「光の教会」など代表作の模型やスケッチに加え、 現代美術館「プンタ・デラ・ドガーナ」(イタリア)、 「表参道ヒルズ」(東京都渋谷区)などの模型11点が加わるとのこと。 1年半後の完成が今から待ち遠しくなります。 さて、「美術屋・百兵衛」に安藤忠雄さんが初めて登場したのは創刊2年目の、 2008年4月に発行したNo.5(特集:大阪文化考)。 お忙しい中、インタビューに答えていただくとともに、 大阪にある彼の代表作を紹介しました。 今は「大阪文化館・天保山」に名前が変わってしまった 「サントリーミュージアム [天保山]」が懐かしい。 安藤さんの作品(建築物)はその後も「美術屋・百兵衛」で何度か取り上げており、 最新号であるNo.40(特集:台湾文化考)にも登場しています。 それが、台中市にある「亞洲大學 現代美術館」。 台湾で初めての安藤建築ということもあって、 建築ファンを中心にかなりの人気を集めているようです。 外観も、館内も参観系を基調にしたこの建物は、 本当に見ていて飽きない興味深いものでした。 もし、台中に行く機会があれば、ぜひ寄ってみてください。  

      2
      テーマ:

カレンダー

1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
AD

プロフィール

ランキング

総合ランキング
220226 位
総合月間
175169 位
デザイン・アート
2149 位

ランキングトップへ

ブックマーク

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。