NPO法人 はりま田舎暮らしの会

NPO法人活動の情報発信基地です。

NPO法人 はりま田舎暮らしの会 のご紹介

NPO法人はりま田舎暮らしの会 の活動テーマは「里山の環境保全と創造」です


 私たちは播磨の自然や文化にほれ込んで都市部から移住してきた「アイターン」の会で、環境に優しい農業の実践や、効率を重視しない生活の豊かさを求めて、田舎暮らし・里山暮らしを始めました。


 しかし、過疎と高齢化により耕作放棄を余儀なくされた休耕田と荒地のなんと多いことか・・・

広葉樹林は伐採され、スギ・ヒノキばかりになってしまった植林には陽も差し込まず、下草も生えず、人手も入らない山林となり、大雨ごとに倒木となり、シカ・イノシシなどの有害鳥獣と人里の緩衝地帯の

役目すら放棄しているように見受けます。


一方、田圃に目をやると、青々とした水田に、かつての水棲生物・昆虫を見出すことは非常に困難です。

病虫害の防除と称してラジコン式の小型無人ヘリコプターで散布される高濃度の農薬(ネオ・ニコチノイド系農薬)は害虫だけではなく、益虫もミツバチも殺してしまい、「蜂群崩壊症候群」としてマスコミを賑わしたのは記憶に新しいところです。


そこで私たちは、この活動を継続・拡大するためにNPO法人格を取得して、里山の環境保全に関する事業を地域の方々と一緒になって行い、里山景観の美化とハチミツ・レンゲ米など地域特産品の6次産業化も視野に入れた3つの事業を展開します。


先ず、1番目は「和蜂 まほろばの里」造成活動です。


2番目には「緑肥による自然農法稲作」


最後に「鹿肉の有効活用による福祉の増進」であります。


個々の事業内容は、追々更新してご説明してまいります。



3月より NPO法人 はりま田舎暮らしの会の
公式ホームページを立ち上げました。

田舎や自然の魅力をお伝えし、
はりま田舎暮らしの会の最新情報を発信したいと思います。

また各種お問い合わせは、お問い合わせフォームより受け付けています。
今後ともよろしくお願いいたします。

HPはこちらから








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12月4日(日) 晴れ午後から雨

 

昨日に「デン」の埋葬を済ませて喪中の筈ですが、メンバー全員が集まりました。

天気予報では、午後からは確実に雨模様になると報じています。

 

ならば、午前中に猪も、鹿も獲って午後からは、ゆっくりと解体をしようと打ち合わせをしてから

山へと向かいました。

 

猟犬は、「カイ」「デン」の弟分、「クロ」と北海道犬の「姫」、その娘「クマ」の3頭です。

放犬と同時に、3頭は元気一杯にダッシュして行きました。

GPS受信機で見ると、予定通りの尾根沿いに3頭揃って駆け上がっています。

 

30分も経ったでしょうか? 奥のマチ場で鉄砲が鳴り出します。

勢子の気持ちとしては、この瞬間、ほっとします。 云わば肩の荷が一つ降りるのです。

 

勢子の仕事として、犬を曳いて山へ入り、犬が獲物を起こしてマチの人が鉄砲を撃つ・

これで勢子の責任の半分は果たしたことになります。

 

その鉄砲が、当たったかどうかは別問題です。それは撃ち手の腕の問題ですから・・・

しばらくしてから、又、銃声が響き渡ります。

「雄の鹿をゲット! 犬はクロが来ました!」  嬉しい知らせです。 クロがやってくれました!

 

 

全速力で、走るオス鹿に銃を振り首の付け根の急所に1発! クリーンキルでした。

彼も「日本クレー射撃協会・ランニングターゲット部会」の会員さんですから腕の方は

確かです。  狩猟用語で「彼は矢が固いナ~」と表現します。

 

その内に、近いところで2・3発鉄砲が鳴りました。

「猪や!2頭や! 半矢かも知れん!」    

緊張した空気の中、又、2発の銃声が響きます。

「猪や! クロが追跡しているから、軽トラで行くわ~!!」

 

GPSを見ると、猪の後を追いかけるクロの軌跡がはっきりと映っています。

4㌔も5㌔も追いかけたでしょうか?

銃声は聞こえませんでしたが、無線に「やったよ! 50キロくらいのメスや~」と

うれしい報告が飛び込んできました。

 

 

お手柄の撃ち手は猟隊の女将さんでした!

 

 

「クロ」が猪・鹿ともにお手柄でした! (あと蝶々を採れば、猪鹿蝶 の出来上がり!)

 

猪三郎が勢子をして山へ入り、クロが起こした猪を、女将さんが仕留めたので

先ずは、めでたし! めでたし!  今朝の作戦通りになりました!

 

出足好調の今シーズンです。

 

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12月3日(土)  晴れ

 

猟犬「デン」が逝きました。  

 

先週の土曜日に出猟して、「後期高齢者の独壇場」で活躍したばかりでしたが、結果、この日の出猟中に、山中の溜まり水を飲んだのが、原因と思われます。

 

翌、日曜日は雨で休猟しましたので、他の犬と同様に犬舎で休養をとっていました。

月曜日には4頭の犬に、ノミ・ダニ駆除のフロントラインをしましたが異常はありませんでした。

29日の火曜日の朝の散歩の後に、大好物の柿をやったところ、デンは、いつもなら一番に

飛びついてくるのに、見向きもしないでうずくまっていました。

 

水曜日に動物病院へと思ったのですが、かかりつけの病院は定休日なので、一日様子を見ることにしましたが、食べ物・水ともに一切受け付けません。 嘔吐と下痢が激しくなりました。

 

12月1日の木曜日に、病院に連れて行くと、黄疸症状があり、血液検査とレントゲン撮影を

行いました。

血液検査の結果、肝臓・腎臓・膵臓の数値が異常に高く、すでに壊死状態の数値であり、

暑いときに発症する「病原性レプトスピラ病のスピロヘータ感染症」の疑いがあると診断されて

即、入院して24時間点滴治療を行いました。

この感染症は、野ネズミの糞・小便が媒介する致死率の高い、感染症です。

狩猟中に、暑いのでデンが山中の水溜りの水を飲んだことは容易に想像できます。

(この日は、勢子も下着が汗で濡れるほど温度が上がりました)

 

この溜まり水の中に野ネズミが糞・小便をしたのではないかと云うことでしょうか?

 

昨日の朝、病院から電話があり、点滴を続け、利尿剤も投与したが、尿が一滴も出ないので

腎臓が完全に破壊されていると思われるから、残念ながら、もう打つ手がないので

時間の問題でしょう。 と、云うことで、夕方引き取りに行き、連れて帰りました。

 

そして、夜中の1時30分ごろに息を引き取りました。11歳と3か月でした。

在りし日の「デン」を見てやってください。

 

左側の仔犬がデンです。  右は昨年の8月に亡くなったカイです。

 

左がデンです。 どちらも可愛い盛りでした・・・。

 

犬もおだてりゃ岩に登るの図。

 

左から、デン・カイ・クロの同胎3兄弟で、紀州犬とビーグルの作為的ミックス猟犬です。

 

思えば、平成17年に田舎暮らしのために移住して来て以来、ずっと一緒でした。

デンは猟犬の能力もAクラスでした。 特に訓練も調教もした訳でもないのに、「迎え芸」の

出来る犬でした。

 

狩猟の世界では、猟犬の仕事ぶりを「芸」と表現します。

迎え芸とは、勢子の廻りを探索して、猪を発見すると勢子の居る場所まで戻ってきて、仕草で

猪の場所まで誘導してくれるのですが、どの犬でも出来るというものではありません。

 

最近の迎え芸の様子は、幣ブログの昨年の12月22日をご覧ください。

 

溢れ出る涙を拭くこともせず、埋葬を済ませました。

場所は、私設ドッグランの片隅で、一足先に、天国へ行った兄弟犬「カイ」の隣に

埋葬しました。

 

 

デンのお墓です。

白の玉砂利を敷いて、みかげ石の石板を載せました。

ステンレスの鎖には、住所・名前・TELが刻印されているので、あの世でのIDカードになるでしょう・・・。

 

左側が「カイ」のお墓で、カイは右向きに、デンは左向きに埋葬したので、お互いの顔を見る

ことが出来るので、寂しくはないと思います。

 

カイもデンも飼い主に、限りない癒しと、信頼感と喜びを与えてくれました。感謝です。

しかし、別れの時は胸が張り裂けそうなくらい、悲しく辛いものです。

 

この悲しみと苦しみに、猪三郎はあと3回も耐えなければいけないのです・・・。

 

 

 

 

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11月26日(土)  晴れのち曇り

 

我が家の軒下の寒暖計は、朝の7時で零度丁度の寒い朝でした。

柳の下の大猪を狙っての出猟です。

 

土曜日なので、メンバーの集まりが悪くて6名での猟です。

先週は若いハンターが活躍しましたが、後期高齢者も負けていませんね。

 

午前中に2頭の鹿をゲットしましたが、お二方とも正真正銘の後期高齢者です。

最初に撃ったのは長老の中森さんです。今年の9月に77歳を迎えられました。

 

 

2頭目は、年が明けると77歳になる、中下さんです。

この方の猟歴は永く、40年を超えています。

毎週、神戸市から通っています。

 

午後の部では、またしても中森さんが本日3頭目の獲物をゲットしました。

 

まさに、老いてますます盛んとはこのことですよね~

兵庫県の東の端の伊丹市から西の端の佐用町まで、パジェロのハンドルを握って

土曜日・日曜日と皆勤賞ものです。

 

昨年のブログでもご紹介した通り、中森さんは「陸上自衛隊」の出身で、射撃の腕前は

誰もが一目置くところです。

50年前の陸上自衛隊で使用していた小銃は、「M-1 ガーランド ライフル銃」と云って太平洋戦争から朝鮮戦争(正確には1936年に米軍主力小銃として制式採用されてから1957年に

M-14ライフル銃に主力の座を譲る)時代のライフル銃が供与されていました。

 

昔のテレビ番組で「コンバット」をご記憶の方も多いのではないでしょうか?

ビックモローが演じるサンダース軍曹と一緒に戦っていたリトルジョン上等兵の得意としていたのが、このM-1 ガーランドでした。 

銃弾は30-06口径で弾倉には8発装填できます。セミオートですから、8発撃つには8回引き金を引くだけで発射できます。(ボルト式ライフル銃の場合は、撃った後、ボルトを引いて薬莢を排出してから、ボルトを押し込んで弾を装填してから、引き金を引くので速射・連射は困難です)

 

話を中森さんの腕前に戻しましょう。

氏は300m先の的紙の黒丸(直径40Cm)に8発全弾撃ち込んだ記録があります。

中森さんに、この銃を撃たすと、氏の右に出るものは部隊に居なかったと云われています。

 

今と違って、光学式のスコープは搭載していません。

ピープサイトと云って、丸い穴から覗き込んで銃身の先の照星と的を合わせて発射します。

300m先の40cmの黒点はどんなものかが、想像できますか・・・?

 

この距離だと、銃弾はかなりの放物線を描いて飛んでいきます。風向き・湿度も微妙に影響してきます。(現在だと、距離に応じた弾道計算をしてくれるソフトがありますが・・・)

風向き・湿度・放物線を瞬時に判断して、300m先の40cmにグルーピングさせる技術は

神業としか形容できません。

 

77歳の現在でも、その勘は健在で、今日も、猟犬に追われて全速力で走って逃げていく

鹿に対して、1発で仕留めました。

 

さて、6年後の猪三郎も鉄砲担いで、元気に猟をしていたいものであります・・・!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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11月20日(日)  曇りのち晴れ

 

今年の狩猟解禁日は11月15日でしたが、平日のためにサラリーマン・ハンターの都合が

つかなくてスルーしました。

昨日の午前中は雨だったので、午後から来られるメンバーだけで肩慣らしの狩猟を

行いました。

山中は雨の後でコンディションも悪く、メンバーも5名だったのですが、鹿1頭をゲットしました。

やや小振りですが記念すべき第1号は、ベテランのK氏でした。

 

 

兵庫県では、増大する鹿の農林被害の拡大を防止するために、猟期期間中に捕獲した鹿に報奨金が出ます。

捕獲した証拠に、該当する鹿の前歯2本と写真を提出します。その写真にも条件があって、

鹿の頭を右側に向けてハンターの姿と捕獲場所・雌雄別・狩猟登録番号。捕獲方法などを

明記したボードを写さなければなりません。

昨年度、わが猟隊は50頭の鹿と13頭の猪を捕獲しましたよ。

 

20日(日)はメンバー全員が揃いました。

25歳の青年から77歳の後期高齢者まで、総勢10名です。

その中には、昨年に活躍した凄腕の女流ハンター2名も入っています。

(どんなに美女かは、昨年のブログでご確認くださいませ・・・)

 

さて、天気予報とは違い、どんよりとした小雨交じりの中でのスタートでした。

猟犬が殺気立って、忙しく匂いを取り出して間もなく、ギャンギャンと鋭い声で啼きだしたので、

無線でメンバーに知らせます。

「起きたで!起きたで! 注意しいや~!!」 

すぐに銃声が1発!  しばらくしてからもう1発の銃声が、谷間に響き渡ります。

最後の1発はとどめの銃声でした。

 

 

第2号の射手はハンター2年生のオクちゃん、25歳のお手柄で、午前の部は終了しました。

 

午後の部でも、ラッキーボーイのオクちゃんが大活躍です。

素知らぬ顔をして、100Kg級の大猪を仕留めました。

 

めったにお目にかかれるものでは、ありませんよ。

100kgは優に超える大物です!

大きな牙をむいていますので雄猪ですネ。

 

余りの大きさに追い出した猟犬の姫(北海道犬)もびっくりして引いていますね~!

この猪は「抜け」と云って、犬が近付いた気配を察して、犬が啼きだす前にそ~とっ抜け出して

別の山へ移ろうとして出てきたところを、ズドン!と1発でした。 お見事です!

 

何がお見事と云うと、抜けで、トコトコと出てきたのをいち早く発見して、銃を構えて行動を監視

していると、30mほど先で人間の気配を感じたのか、一瞬動きを止めて鼻を引く付かせた

瞬間に、急所に1発! 大猪はもんどり打って転倒したのです。

頭部を撃ち抜いているので、肉に傷みはなくて、非常に肉の歩留まりの良い状態でした。

 

大猪に遭遇すると、大抵のハンターは膝はガクガク、心臓はバクバク状態です。それを若干25歳の若者が30m余りの距離を散弾銃のスラッグ弾で頭部を撃ち抜くと云うのは、中々できるものではありません。

 

その後に、すぐに血抜きにかかろうとしたのですが、うつむせに倒れ込んだ猪を仰向けにして

首筋にナイフを入れたいのですが、重くて動かないので、「スミマセ~ン 重くて動きませんので、誰か手を貸してくださ~い!」 だって!  可愛いもんですヨ!

 

この後、河原に運んで、内臓を抜いて流水できれいにしてから、解体をしました。

猪肉は10等分にして、メンバー全員に分配。 その日のうちにお持ち帰りいただきました。

 

最後に、私から彼に、「引き金を引くときに、なにを考えた?」 と聞きました。

曰く、「もし、これを撃ち損じたら、猪三郎サンに、どえらい目にあうと思うと、怖かったです~」

 

どえらい目に合わせることなく、めでたし、めでたしの「猟隊 雀のお宿」でした・・・!

 

 

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11月4日(金) 晴れ

 

11月15日は狩猟解禁日です。

ハンターには狩猟前に射撃練習をすることが義務付けられています。

目的は銃の扱いに慣れ親しんで狩猟中の事故を起こさないためです。

 

散弾銃の射撃練習は、猟友会の仲間と先月末に、上郡クレー射撃場で行いました。

今日はライフル銃の射撃練習です。

 

兵庫県下でライフル銃の射撃が出来るのは、神戸市の須磨綜合射撃場1か所だけです。

岡山県との県境に住む猪三郎には少し遠すぎます。

 

そこで、岡山県恵庭市にある「湯原国際射撃場」へ出かけました。

ここだと神戸へ行く半分の距離と時間で行けるのです。

有名な湯原温泉のすぐ近くにあります。

 

 

到着すると、先着のハンターが撃っていました。パ~ン! パ~ン!!

銃声が山間に響き渡ります。

 

この人は散弾銃によるトラップ競技で、射出口から飛び出すお皿(クレー)目がけて撃ちます。

つまり、猟野で足元から飛び立って逃げていくキジとかヤマドリを想定した競技です。

 

猪三郎の狙う獲物は「猪」「鹿」です。

先ず、銃ケースからライフル銃を取り出します。

北欧のフィンランド製「サコー85 」です。

 

 

銃ケースの中は、ご覧のようなスポンジでライフル銃を保護しています。

猪三郎の所属していた「社団法人 日本クレー射撃協会」の会長は、あの麻生 太郎氏です。

 

氏は1972年に行われたオリンピック・モントリオール大会に日本代表選手として射撃種目に出場しています。

 

猪三郎は、その日本クレー射撃協会の中にあるランニングターゲット部会(RT部会)に所属していて、66歳の時には、西日本大会で好得点を叩き出し、関西代表選手の一人として日本選手権大会に出場しましたよ。     日本選手権ですよ!

 

(ところで、肝心の成績は?って・・・・・ エェ~と確か16位でしたね~ 日本選手権の参加者は?って  エェ~と確か16名でしたね~  と云うことは?  まぁ、よろしいがな・・・

なにせ、日本選手権ですから・・・・エッヘン! 実は、ウチの山の神サンも選手でしたね~

最下位より悔しいのが、カミサンが15位だったことかな~・・・・面目ない・・・)

 

競技内容は、50m先の的を撃つのですが、その的は猪の図柄の板に、この的が貼り付けられています。

 

射手の合図によって、この的が右から左へ電動仕掛けで走ります。

2発目は左から右へ移動します。このため、移動的と呼ばれています。

(通常のライフル競技の的は動きません。静的と云います)

 

移動のスピードですが、幅10mを5秒間で走るスロー種目を20発。 2.5秒で走り去るファースト種目を20発。合計40発で得点を争います。

得点圏の直径は36cm、最高の10点の直径は6cmしかありません。

これを50m離れて見てください。肉眼で10点圏を確認することは不可能です。

 

競技場では、7倍から9倍の光学スコープを搭載して撃ちます。

スタンスは挙銃と云って銃を肩から下げて的が出てくるのを待ちます。

こんな感じです。この時に審判が注意するのは、銃床がウエストの黄色い線より上に上がっていないかチェックします。

 

的が出て来て、エイミング(狙う)から撃つまでは、こんなスタイルです。

 

(カッコえぇな~ 百発百中やで~!)

 

今日は、山野の猟場で失中(弾が外れて当たらないこと)しないように、猟用スコープの調整が主目的です。

「委託射撃」と云って、それ用の道具を使って銃を固定して撃ちます。

手ぶれ、身体のぶれによる失中を防ぐためです。

 

しっかりと固定して撃ちました。

 

 

スコープの微調整をすると、満足のいく結果が出ました。

回収した的紙をご覧ください。

 

拡大してみましょう。5発のうち10点が4発、9点が1発です。

 

実際のフィールドでは50mも先の獲物を撃つことは、殆どありません。15mから25mくらいの距離が一番多く遭遇しますので、これくらいグルーピングが良ければ絶対、OKですよ。

 

もう1本のライフル銃もご紹介しましょう。

今時、非常にレアな上下2連ダブルライフル銃です。

銃ケースの中では、銃身・先台・銃床の3つに分解して保管されています。

 

 

組み立てると、こうなります。

 

 

銃口側からご覧ください。

 

 

銃口が上下に並んでいるのが、お判りでしょう。

ダブルライフル銃には、この他に水平2連銃があります。銃口が二つ横に並んでいます。

 

実は、この銃、知る人ぞ知る銘銃で、バブル絶頂期には300万円の値が付いた代物です。

そんな銃が、なんで猪三郎の手許にあるのでしょうか?

 

4年ほど前に、前述のRT部会の役員をなさっている、京都にお住いのS氏から、譲り受けました。  氏は他にも世界の銘銃を数丁も所持されている、この世界では有名な方です。

S氏から「君なら、大切に使ってくれそうだから」と云ってくださいましたので、遠慮はしませんでしたよ!

この銃は、アメリカの「ウィンチェスター・グランドヨーロッパ」という銃です。

 

銃床には、高級材クルミが使われて緻密で綺麗な木目を見せています。

 

機関部の左側には猪の模様が手彫りで彫刻されています。

 

右側には鹿の彫刻です。

 

スコープはビンテージもののリューポルド2.5倍固定で、とうの昔に生産は中止されています。

 

上下2連にしろ、水平2連にしろ生産量は極端に少なくて、価格はビックリする程の値段が付けられます。 私はイタリア製ベレッタの水平2連銃で像も倒せるほどのマグナム銃を見たことがあります。 800万円でした!

 

値段が高ければ良く当たるからでしょうか? いいえ、10万円の銃でも充分に当たります。

銃の性能ではなく、高級な材料を使っている、手彫りの彫刻がされている、中には金象嵌・

銀象嵌の細工がされているのもあります。

 

本当の理由は、ダブルライフルは2本の銃身を溶接して制作します。その際の熱によって

金属の銃身が目に見えないほど歪みます。歪んだ銃身では意味がありません。

別々に発射された弾丸が、100m先では一つの点になるように調整しなければならないのです。 この歪みの調整には数か月を要するそうです。 値段が高い理由の一部だけをご紹介しました。

 

この手の銃は、北米の大型猛獣、アフリカのサファリなどで、好んで、使用されました。

理由は一本の銃身に専用の発射装置が備えられているので、装填した2発の弾丸は100%間違いなく発射できるのです。

 

つまり、大型猛獣が突進して向かってくるのに対して、確実に発射出来るということが、最大の強みなのです。 ボルト式ライフル銃、あるいは自動装填式ライフル銃では、極稀に、実包が装填できない場合(回転不良といいます)が現実に起こります。

目の前に迫った猛獣に対して、回転不良のリスクが如何程のものかは、容易に想像が付きますよね。

 

作家のヘミングウエィも、こよなく狩猟を愛していました。そして、小説「キリマンジャロの雪」を

書き上げていますが、彼の狩猟美学に魅せられて、猪三郎はハンターになったと云っても

過言ではありません。曰く、獲物と対峙したとき、自分に与えられた2発の銃弾がすべてを物語る。2発で獲物を倒すことが出来れば、勝利の美酒に酔うことが出来るだろう。

2発で倒せず逃げ遂せることが出来れば、それは逃げ去った獲物が勝利して、あとには

耐えがたい敗北感が待っているであろう・・・。

(長っ! まだ薀蓄たれるか~?  だから言ったでしょうが・・・猪三郎にミツバチと鉄砲のことを喋らしたら、エライことになると云うたやろ?)

 

この銃を購入されたのは、東海道新幹線が開通した昭和39年で東京オリンピックの年ですから、半世紀もの昔のことです。当時のお金で一本はしたそうですから、それはもう!私の宝物であります!。

 

薀蓄ついでに、銃の口径についてお話ししましょう。

この世界では、インチ法が主流です。 画像は猪三郎のライフル銃の装弾です。

 

狩猟に行くときには、この弾帯を腰のベルトに挿して、山に入ります。

右側が、ダブルライフル銃用で「30-06スプリングフィールド」と呼ばれています。

つまり、30口径で1906年にアメリカの銃器会社スプリングフィールド社が制定したということが判ります。

 

もう少し、アップしてみましょうか・・・

 

左が30-06で、右側はサコー85で使用している「・243 ウィンチェスター」です。

 

話は30-06に戻りますが、完成して制定登録されたのが1906年と云いますから、なんと

110年も前に完成したものが、そのまま現役で使用されていると云うことですからビックリ!

1914年の第1次世界大戦から、1945年の第2次世界大戦まで、米国及び西側の軍隊で

正式に採用されて使用されていました。

 

さすがに、今はどこの国の軍隊でも使用していませんが、ハンターの間では絶対の信頼感と人気を誇っています。

30口径とは1インチの30%のことを指します。1インチが2・54cmですから、30口径を

メートル法に直すと7・62mmの直径と云うことです。

弾頭から雷管までの長さは、凡そ8cmです。

 

右側の・243は、やはり米国の銃器会社ウィンチェスターが制定した6・2mm口径の銃弾と云うことになります。 弾の長さは6・5cmです。

 

猟用に限って言えば、太い口径ほど威力があるので、確実に倒せるけれど、命中した周辺の傷が大きく、肉の痛みが多いというメリットとデメリットが隣り合わせの状態です。

小口径だと傷は小さいけれど、半矢(致命傷には至らず逃げられる)の確率も高くなると云うことです。

 

そこで、求められるのが「クリーンキル」の腕前です。小口径のライフル銃で頭部を撃ち抜くことです。  頭を撃ち抜けば獲物は苦しまずに即死します。身体にキズはありませんから、肉の歩留まりが良いのですが、遠くの森の中で走っている獲物の頭部を撃つことが出来るのは

果たして誰でしょう・・・?  (賢明なる読者のみなさん!判っていますよね! ね!)

 

口径の話の続きです。(エェ~まだ続くか~!)

 

皆さんお馴染みの西部劇に付き物の腰の拳銃と云えば、「コルト ピースメーカー45 シングルアクション」ですよね。 もうお分かりですよね・・・45口径=1・14cm と云うことです。

画像をお見せしましょう!

 

 

安心してください!はいていますよ!  違った!安心してください!モデルガンですよ!

しかし、このモデルガンは、ちょっとうるさいですよ~

コルト社からのライセンスを取って、寸法も、アクションの動きも本物と寸分狂わずに再現していますから、映画「荒野の七人」で見せたユル・ブリンナーのガン捌きが思い出されますね~

(やっぱり、古いかな~)

 

今夜は、長々とお付き合い頂きお疲れさまでした・・・・ヤレヤレ・・・

 

 

 

 

 

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