先日の『脳卒中当事者交流会』コミュニケーション・カフェ「Ｙｅs ☆ 脳！」12月例会の時に、仲間の臼杵さんより「これ、かまん時に読んで・・・」とＡ４用紙を渡されました。
それは臼杵さんが文を見つけられて、パソコンで打った『苦しみを越えて』という文章でした。
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『苦しみを越えて』
大きなことを成し遂げるために力を与えてほしいと神に求めたのに、謙虚を学ぶように弱い者とされた。
より偉大なことができるように健康を求めたのに、よりよいことができるようにと病気を戴いた。
幸せになろうとして富を求めたのに、賢明であるようにと貧しさを授かった。
世の中の人々の賞賛を得ようとして成功を求めたのに、神を求め続けるようにと弱さを授かった。
人生を享楽しようとあらゆるものを求めたのに、あらゆることを喜べるようにと命を授かった。
求めたものは一つとして与えられなかったが、願いはすべて聞き届けられた。
神の意に添わぬものであるにも拘わらず、心の中の言い表せない折りはすべて叶えられた。
私はあらゆる人の中で最も豊かに祝福されたのだ。
〈アメリカ南北戦争の頃の南軍の兵士が、戦争で大きなケガを負ってニューヨーク州立大学病院に入院していたときに、病院に残した詩〉
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【臼杵さんよりメッセージ！】
人は重い病気に罹ったり、経済的にどん底に落ちたり、災害で愛する身内を失ったりして、絶望的になったとき、タイミング良く親しい友人や宗教家が支えてくれるときには、闇の中に光が差して、落ち込んでいる人が再起することができる機会が与えられるのです。
「カイロス的経験」・・・今までの価値観が変わり人が生まれ変わる瞬間→このような決定的な「時」をカイロスと呼ばれる
臼杵さん、ありがとうございました。
先日、臼杵さんが近況報告の中で「一瞬先は闇！」では無くて『一寸先は光！』です。と、話されていました。
脳卒中を発症し、どんなに努力しても・・・体は以前のようには戻れない！
諦めたら駄目だと自分に言い聞かせ頑張っては見ても・・・・・
出口のないトンネル状態に・・・
本当に一瞬先は闇と、絶望しました。
みんなと出会って、もちろん、身体は以前のままなのに、心が軽くなった・・・
コミュ・カフェ「Ｙｅs ☆ 脳！」のみんなと『今までの価値観が変わり、人が生まれ変わる瞬間』に立ち会え、お互いに『共有』をできていると思います。
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今年１年を振り返ってみると、このコミュ・カフェ「Ｙｅs ☆ 脳！」の立ち上げが、香美市社会福祉協議会の徳弘局長の理解と正岡さんの協力で発足できました。
なんと、脳卒中当事者が６ヶ月間で１７名もの方が関わってくださいました。
皆さんの人間性や積極性に、予想もしなかった“化学変化”で集まりが意義あるものとなりました。
昨年末、自己破産の失意のどん底から救ってくれた脳卒中当事者グループとデイサービスを、退くことになりました。
大げさでなく、私の７割から８割、それ以上と言ってもいいほど・・・心を占めてた２つを失いました。
全てを知ってる脳卒中当事者仲間が、その後も心の支えとなり、何も当ての無いところから再出発すると、それまでに紡いでた“つながり”が新たな“つながり”を生み、またその“つながり”が・・・
この１年の歩みを振り返るとともに、臼杵さんの文章を読ませていただくと・・・
本当に「感謝！」という言葉しか浮かんできません。
来年は“出会い”から“ふれあい”“わかちあい”へと、歩みをすすめたいと思います。
“出会い”“ふれあい”“わかちあい”
これは、私が若い頃に夢中で取り組んだ青年団のキャッチフレーズです。
30年経った今聴いても、胸がジーンとします！
この出会いが“出会い”だけに終わらず、交流をとおして“ふれあい”、思いを共有し“わかちあい”と思います！
“失敗を喜び合える仲間”なれるかどうかが、来年からのキーワードになると思います。
でも、この仲間となら、きっと楽しく笑い合いながら乗り越えられると思います＼(^o^)／
出会いの神様に感謝です！
最後まで読んでいただき感謝です！
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