またまた張國榮(レスリーチャン)主演作品のご紹介です。
ポニーキャニオン
楽園の瑕

これも、例によって講義で観ました。 王家衛監督の作品は...難しい~

そう、私には難しかったので、もう一度VCDで観てみました。

そして老師が説明していたポイントを押さえてみました。

・映像美(影をうまく使っている。あと水に反射した光りなど)

・登場人物のキャラ(二重人格の女とか、靴をはいてない殺し屋とか...)

・キーワードの「重新開始」

・時間の流れ(物語が前後するので)

・愛情(誰が誰を一番愛すのか)

などなど、他にもいろんな討論がありました。


この映画は10年間もかかって撮影したそうです。

その間に、出演者の降板や、他の作品が先に完成するなどいろいろあったようです。


最後のシーンで3秒くらい、王祖賢(ジョイウォン)が、ほんの一瞬映っていました。

*チャイニーズゴーストストーリーの主演の台湾出身の女優


ほんの一瞬...

なんのために? 彼女を起用したのか...

おそらく、時間をかけて撮ったシーンがカットされてしまったのでは...?


武侠劇にしては悶々としているし、かといって愛情劇にしては渇いているし...

上映当時、多くの批判があったといいます。上映中に席を立つ観客も多かったとか...


これは広東語ではなくて国語で観たのですが、私はやっぱり広東語で観たいなあと...

吹き替えがイマイチなんですよ! 国語の! 声とか調子が...なんかやだー


でも...もしかしたらこの映画はセリフの内容がいいのかもと思います。

じーんとくるセリフがいっぱいあったかも...


「酔生夢死」という酒を飲むと過去のことを忘れられる。

人は記憶力がいい故に辛い思いをしなくてはならない...そうです。


一連のレスリーの映画とはちょっと違った感じが味わえる映画です...


ほんとうに、悶々としていますっ。